天祢涼のレビュー一覧

  • 少女が最後に見た蛍

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    仲田さん真壁さんコンビの第四弾。今回は短編集で五つの話が収録されている。「想像」により子どもに寄り添い真相を明らかにしていく仲田さんの今回は人物像を深掘りするような一作。なのでこれ単体だけでなく今までの長編を読んでからだと仲田さんがどうしてこのような警察官になったかに触れられるかなと思った。短編としてはどれもお話がまとまっていて良いが、今までの長編に比べると少し盛り上がりにかけるところも。もう一度長編シリーズを読み返したくなる一作。

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    2025年04月27日
  • 罪びとの手

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    身許不明の遺体の謎。葬式を強行する葬儀屋。
    過去の少女連続殺人事件との因果。

    刑事vs.葬儀屋

    火葬まで96時間。すべての真実を暴き出せ。
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    天祢さんは「希望が死んだ夜に」で好きになり、
    作家買いしたくなる方のおひとりです。

    身許不明の遺体は父だと言い、火葬を進める息子。
    その遺体は兄ではないという、弟。

    一体、この遺体は誰なのか?

    不穏と違和感に包まれるなか。
    刑事の滝沢圭は不審

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    2025年04月26日
  • 謎解き広報課 わたしだけの愛をこめて

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    シリーズ三部作の完結編。

    正直、軽いお仕事小説だと思っていたので、本作を読んで、これが書きたかったのかと驚いた。
    伊達の妻の話はともかく、思いのほか重く、現実的なテーマだった。

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    2025年04月23日
  • あなたの大事な人に殺人の過去があったらどうしますか

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    「はっきりしない子」と父に言われ続け、幼少期から自分の気持ちを言葉にするのが苦手な藤沢彩。
    不器用だけどまっすぐで、彩自身と丁寧に向き合ってくれる同僚の田中心葉に次第に惹かれていく。
    心葉の同期の千暁とも親しくなり、3人で過ごすようになる。
    そんな中、心葉から突然「人を殺したことがある」と告白されーー


    主要人物それぞれの視点で話は進んでいく。

    彩、心葉、千暁。どの人物にも共感してしまう。


    真偽が分からないまま事件についてSNSで拡散される様子もリアル。
    何にも関係のない人達が結局、被害者も加害者も引っ掻き回しているんだよなあ。

    タイトル通り、「あなたの大事な人」に「殺人の過去があ

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    2025年03月11日
  • あの子の殺人計画

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    貧困と児童虐待がテーマとなる重めの物語。
    母親と子供、交互に視点が変わり、虐待する母親の考え、それでも母親を信じる子供の気持ち、どちらも描いている。重い物語に心がザワツキ辛い。
    あの子の殺人計画は成就するのかしないのか、読んでその目で確かめて下さい。

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    2025年03月08日
  • 謎解き広報課

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    わけあってやる気を出したくない結子が配属された町役場広報課のお仕事小説、ミステリ成分ありだが謎を解くとむしろピンチがやってくるところがいい。▷五月号:防災会会長の田村が急に会を解散すると言い出したのは結子のせい?▷六月号:人気ゲームのイラストのモデルとはっきりわかる風景なのにイラストレーターが否定し続けるのはなぜ?▷九月号:不調だったデジカメで撮った高宝火礼祭の写真が全部消えた! どうやら人為的?▷十二月号:「広報する喜び」を得た結子だが空回りしそうなところにそれっぽい案件?▷一月号:『こうほう日和』存続のピンチ。結子はどうする? 伊達豹変?

    ■簡単な単語集

    【明美】結子の友人。
    【芦名真

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    2025年02月13日
  • 罪びとの手

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    結末はそんなに突拍子もないものではなく、一昔前の設定だったらそうかもなと言う結末。
    ただ、ストーリー展開は面白く読みやすかった。
    ぜひ他の作品も読んでみたい。

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    《あらすじ》
    ある事件で見つかった身元不明の遺体。
    それを引取にきた葬儀屋が自分の父親だと言うところから謎がはじまる。

    葬儀屋(息子)が父親と認めたが、不審な点も多く何かを隠している様子。また生前『自分の葬式はしないで欲しい』という父親の意思を無視して葬儀をあげようとする息子には理由があって…。

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    2025年02月05日
  • 謎解き広報課 わたしだけの愛をこめて

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    今回は謎解きではなく震災時の広報課のあり方がメイン。広報のおかげで、もあれば、広報に載せていれば、広報課に来ていなければ、などの思いも様々。

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    2025年01月25日
  • あの子の殺人計画

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    物語に引き込まれる感じで読みやすくドキドキしながら読んだ。切ない…苦しさがずっとありました。最後の方が「え?」って感じで糸がもつれたようにになりましたねー。

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    2025年01月20日
  • 謎解き広報課 狙います、コンクール優勝!

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    ネタバレ

    【収録作品】
    プロローグ
    五月号 正しい野球少年のつくり方
    六月号 表彰式は不正疑惑とともに
    八月号 十一人しかいない!
    十一月号 その写真を撮る者は
    十二月号 コンクールのための広報紙
    エピローグ

    高宝町広報紙シリーズの第2作。
    お仕事小説としてテンポ良く進んでいたが、案の定の最終話。
    いい話では終わらないんだろうなという予想通りで、彼らの心底にあるのが、「よそ者排除」という、古来からあるあるの、実に不愉快で旧弊な考えだった。

    そして、ラストの日付。3月11日。
    次作は重くなりそうだ。

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    2025年01月01日
  • 謎解き広報課 狙います、コンクール優勝!

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    ネタバレ

    伊達さんと結子の師弟関係が良いなと。
    しかし、地域社会(田舎)の悪い部分が見えて、少し辛くなりました。

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    2024年12月23日
  • あなたの大事な人に殺人の過去があったらどうしますか

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    殺すつもりがなかったとしても結果として相手が死んでしまえば殺人の加害者になってしまう。それが少年の頃に犯した罪でも生涯逃れられない。心葉の様に反省して生き直しても、殺人事件の第一発見者になったら犯人に疑われてしまうのもあり得る事なのだろう。

    心葉に惹かれていた彩が信じたいけど怖いと思ってしまう心理状態はわかる気がする。しかし、仲の良い同僚が兄を殺した犯人だと知った時の千暁のショックは想像を絶する。それでも近くにいたからこそ心葉の後悔している様子を知る事が出来たのは遺族として少しは救われたのではないだろうか。

    許せないのは当事者の気持ちなど関係なしに事実ではないことをさも事実の様にネットで拡

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    2024年12月07日
  • 罪びとの手

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    親子、兄弟といった家族の絆、
    仕事を介した縁、人と人を繋ぐ想いやしがらみを
    良い意味でも良くない意味でも考えさせられる
    物語でした。

    一つの事件を糸口にして、思いがけず
    過去の事件にまで派生してくる複雑な絡みが
    読み応えあり。

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    2024年10月31日
  • あなたの大事な人に殺人の過去があったらどうしますか

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    ネタバレ

    殺人犯の家族の人生に焦点を当てた、東野圭吾さんの『手紙』を思い出しながら読みました。

    一方の本作は、殺人犯、被害者家族、一般の方の三視点があって、非常に興味深く読めるミステリでした。

    それぞれの立場を上手く使って、心理的なミスリードに上手くやられたな、の気持ちです。

    更生していてほしい、と祈りながら読んで、最後にやっとひと息がつけました。
    犯罪ひとつ、悪意ひとつでこんなにも……。

    読んでいてスッキリする物語ではありませんでしたが、得るものは確かにあった、と感じる1冊でした。

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    2024年09月19日
  • 罪びとの手

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    天祢涼『罪びとの手』角川文庫。

    初読み作家。警察ミステリー。

    どうにもこうにも、川崎少女連続殺人事件と無理矢理、中年男性の遺体発見事件と結び付けたような展開が不自然過ぎる。大体、刑事にたまたま葬儀屋の同級生が居て、事件に巻き込まれるなどあり得ない。その刑事の父親も警察官で、川崎少女連続殺人事件の捜査に関わり、左遷されていたとなると、開いた口が塞がらない。僅かな偶然なら承知出来るが、結末ありきの余りにも強引過ぎる展開では、ミステリーとしては成立しない。


    川崎区の廃ビルで身許不明の中年男性の遺体が発見される。検死の結果、事件性なしと判断されるが、刑事の滝沢圭は死亡推定日時と遺品の壊れた腕時

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    2024年09月18日
  • 希望が死んだ夜に

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    ネタバレ

    救いがなさすぎる。生活保護を受けられず、希望も奪われたネガにとってのぞみと心中することが唯一の選択肢のように思えてしまった。そんな中のぞみに先立たれてしまったら、ネガは生きていけるのか。真壁が何か言おうとするところで話が終わるけど、ネガの救いになる言葉があるように思えなかった。
    展開が気になってサクサク読めたし、どんでん返しも良いけど、手に汗握るようなドキドキハラハラはなく、ラストはもやっとした気持ちのまま終わったので面白かったー!という満足感は少なめだった。

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    2024年09月08日
  • 謎解き広報課

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    紙面を作る仕事をしているので、公務員の結子と立場は違えど共感できるところが多かったです。同業の人にもぜひ読んでもらいたい作品。製作中に、果たしてこれを楽しみにしている人はいるのか...?と葛藤したり、発行後の反響で一喜一憂するところ!分かります!正直最初のやる気のない結子は好きじゃなかったけど、だんだん町を好きになって紙面づくりにやりがいを感じる姿を見れてなんだか嬉しかったです。

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    2024年08月30日
  • あなたの大事な人に殺人の過去があったらどうしますか

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    ネタバレ

    74/100

    んやー、星5にもいきそうではあって惜しかったな…っていう本でした。

    心理的ストーリーが星5だった。仲良くなった人が、殺人事件を起こしたことがあると言われると、確かにこの感情になるよな…でもそんな簡単に割り切れないよな…と凄く辛くなり、読んでいて涙を流した。「過去は過去、今は今」この言葉では割り切れなくて自分もすごく悩んで辛かった時が実際にあったからこそ感情移入したセリフ。そしてラストの「いつの日か」。これは先程のように時間で割りきれないけど、時が解決してくれることもあると伝えている一言である。

    その一方で、ミステリーのストーリー性があまりにも陳腐になってしまった。え?こいつ

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    2024年08月22日
  • 謎解き広報課

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    タイトルに「謎解き」とあるが凶悪な事件は起きず、地方都市のほのぼのした雰囲気を纏った小説。
    結子が徐々に町への愛着を抱いていく様にほっとする。
    自治体広報に携わる人々の仕事ぶりも垣間見えて面白い。
    未解決の謎もあり、続編に期待できそう。

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    2024年08月16日
  • あの子の殺人計画

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    起承転までは良かったのに、結がいきなりの変化球の上にややこしくてトーンダウン。ややこしくてちょっと興醒め。
    これは2回読まないと消化できない系。

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    2024年08月15日