天祢涼のレビュー一覧

  • あなたの大事な人に殺人の過去があったらどうしますか

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    ネタバレ

    子供の頃から自分の言いたい事を上手く言えない不器用な藤沢彩。仕事で行き詰まっていた時に声を掛けてくれた先輩・田中心葉。徐々に仲良くなっていき、心葉の同量・佐藤千暁とも交流が出来て三人で海にドライブへ行く程の仲になっていた。そんな中、心葉が朝礼で「過去に人を殺した事がある」と言い出して…

    彩の不器用だけど一生懸命心葉を信じようとするひたむきな姿に応援したくなりました。
    単純に、心を入れ替えて過去は過去って割り切って終わりかと思いきや、怖いと言うのがリアルでした。決して信じていない訳ではないけれど、単純にハッピーエンドっていかない所が何とも言えずビターだけど納得でした。

    千暁も実は関係者で、そ

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    2024年07月08日
  • あなたの大事な人に殺人の過去があったらどうしますか

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    まっすぐ問いかけてくるタイトル。
    とても深く考えさせられる作品。

    十年前に起こったあるひとつの事件、少年犯罪をテーマに、加害者側、被害者遺族側、周りにいる第三者側としての視点で描かれる心理描写が繊細で刺さりまくる。

    いっそのこと、全員、過去のことを忘れられることができたら、どんなに楽なことだろう。
    だけど、それが難しいからこそ何が正解なのか、何が正しい選択なのか、どんな言葉や表現で表したらいいのか。

    わたしたちは感情を持っているからこそ、悩むし、迷う。

    読み終えた今でも、まだ不安定な気持ちだけれど、
    「誰の味方をするのか」ではなく、「誰を信じるのか」。
    自分の中で大事にしたいなぁと思う

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    2024年07月06日
  • あなたの大事な人に殺人の過去があったらどうしますか

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    ネタバレ

    タイトル通り考えさせられる作品。
    彩が真摯に人と向き合う姿勢が好もしい。与えられた仕事に誠実である様子も。彩と心葉と千暁の、互いを気に掛ける関係も心地よい。そして、三人の上司である宇佐見部長がこれまたいい人で、いい会社である。

    大切な相手だったからこそ、殺人を犯した過去は重い。それだけではない関係がわかってしまったことも辛い。
    一般論としては、加害者の更生を認める社会のほうが、生きやすいと思う。
    ただ、それを許せないという被害者側の心情は理解できるから、彼らがそう思うのは自由だ。
    加害者側は謝ることしかできない。それを受け入れるかどうかは被害者側の自由。

    そこに乗っかっていくお騒がせ第三者

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    2024年06月29日
  • 希望が死んだ夜に

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    タイトルに惹かれて購入。

    社会派ミステリーを読むのは初めてで、興味のある貧困について学びながら、物語を読み進めることができて面白かったです。
    途中、予想通りの展開かくらいに思ったら、思わぬ人が犯人で驚きでした。
    次回作も読んでみようと思ってます。

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    2024年06月26日
  • あなたの大事な人に殺人の過去があったらどうしますか

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    ネタバレ

    藤沢彩はフードバンク事業の会社、オオタニフーズに就職します。
    そこには何かと親切にしてくれる同年齢の男性社員、田中心葉や佐藤千暁がいて、彩は二人に相模湖に誘われて車で遊びに行ったりする仲になりました。

    彩は心葉に好意を抱いていました。
    しかし、10月16日の朝礼で心葉は言いました。
    「ぼくは人を殺したことがあります」
    なぜ、心葉は自分からそのようなことを言ったのか…?

    十年前心葉は中学二年生、コンビニで喫煙を注意され当時は田中参舵亜(サンダー)という名前でした。注意した十九歳の大学生雲竜陽太郎19歳とトラブルになり誤って殴って殺してしまったのでした。

    心葉は、まだ13歳だったので少年院に

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    2024年06月14日
  • あなたの大事な人に殺人の過去があったらどうしますか

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    タイトル、そして表紙から強いインパクトを受けて読み始めた。タイトルにあるように、もし、自分の大事な人の過去に殺人という暗い過去があったら、その人との関係を続けることができるだろうか。どんな理由であれ、殺人を犯してしまった人と付き合えるだろうか。また、罪を犯してしまったとして、長い年月をかけ、悔い改め、罪を償うために生きていることを知ったら過去のことを気にせずにいられるか。たくさんのことを考えた。読みごたえのある作品だと思う。
    また、一番心に残ったのは、幼少期の劣悪な環境から殺人を犯してしまった登場人物が、少年院で本と出会い、出所後の生活でも知識を得るにつれて、人として成長していく様である。知識

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    2024年06月03日
  • あなたの大事な人に殺人の過去があったらどうしますか

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    ネタバレ

    タイトル通りの話。どうしますか?どうするもこうするも、どうにもできないだろう。実際、大切な人に殺人の過去があったという事実が起きてみなければ勿論分からないと思うし。
    でもそうなってしまったとして、大事なのは「誰の味方になるか」ではなく「誰を信用するか」なのかもしれない。結局、人は自分の信じたいものを信じるしかできないのだから。

    兄を殺された立場で加害者と普通に接することのできる千暁が、私にとってはこの物語中、最も気になる人物だった。
    母親にも加害者と一緒にいることを責められつつも、加害者を根っからの悪人ではないと信じたい気持ちも持っている。凄く難しい立場だ。
    過去のことを全て忘れる能力があれ

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    2024年05月28日
  • あなたの大事な人に殺人の過去があったらどうしますか

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    過去の事件と向き合う若者の苦悩が胸に沁みる… #あなたの大事な人に殺人の過去があったらどうしますか

    ■あらすじ
    子どもの頃から父に圧力をうけ、はっきりしない性格になってしまった主人公の彩。彼女は就職先のフードサービスのNPO法人で働いていた。少しずつ職場になれてきた彩は、同僚とも少しずつ気心が知れる仲になっていく。彼女は心葉に心を惹かれていくのだが、ある日の朝礼で彼がかつて殺人を犯したことを告白するのだった…

    ■きっと読みたくなるレビュー
    生きづらい現代社会を背景に、少年犯罪や若者の葛藤を描くのがお上手な天祢涼先生の新作。まさにタイトルとおりの物語で、本作も胸が引き裂かれるような内容でした

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    2024年05月22日
  • 希望が死んだ夜に

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    その時見たランキングに入っていて評価も高かったのでなんとなく手にした作品。
    期待以上に良かったです。

    終盤の二転三転する展開や、こんな細かいことが後の伏線に…という描写はまさに好み。

    中学生ふたりの心情とタイトルが合わさり重たい気持ちになるがそれを含めて楽しめました

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    2024年05月20日
  • 謎解き広報課

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    最初は全然愛着もない片田舎で仕事を淡々とこなしていたものの、どんどんと仕事が好きになっていく様が良かった。謎解きをしてピンチになるのが新しい。

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    2024年05月07日
  • 謎解き広報課

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    予想していた「謎解き」とは違っていて、いい意味で予想を裏切られた。
    社会人になってようやく良さがわかったお仕事小説だが、その中でも主人公に共感できるところが多くある小説だった。

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    2024年04月07日
  • 謎解き広報課

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    謎解きと聞いてかってに凶悪犯罪を連想してたけど…全然そんなんじゃなくてほっこりするような話もあって面白かった!主人公の成長をいつの間にか応援していました笑

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    2024年01月26日
  • 少女が最後に見た蛍

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    連作短編5篇
    仲田蛍が子どもに寄り添った捜査をし、その想像力推理力で事件の本質を捉え解決していく。特に表題作は、蛍自身が経験し悲しい結果となった15年前の事件にメスを入れ真相をあらわにすると共に、蛍の過去がわかって興味深かった。

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    2024年01月21日
  • あの子の殺人計画

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    帯に芦沢央推薦‼︎と書かれていたので買って見しました。
    読みやすくて構造的なのが良かったです。
    なるほど…ってなりました。

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    2024年01月13日
  • 新鮮 THE どんでん返し

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    似鳥鶏さん、新しすぎる!!
    ほぼ最後まで違和感なく読んでしまって
    やられた〜、、となりました。

    ネタばらしもあって、
    著者の意図してないものでさらに面白い。

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    2024年01月05日
  • 少女が最後に見た蛍

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    ネタバレ

    今回は仲田の過去が表題作。

    中学生の頃いじめられっ子と友達になった仲田だったが、イギリスへ転校した事により自殺してしまい…

    いじめてる方は悪気がないのが本当にタチが悪い。
    『いじめは当事者だけではない、周りにいる人たちも被害者』と言う、仲田の言葉が重かったです。次のターゲットにならない様に同調しなくてはならないってのが言葉の通りで。

    タイトル回収の言葉が切なかったです。

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    2024年01月04日
  • 謎解き広報課

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    私の仕事は、
    一か月のルーティンになっている業務があり、
    繁忙時期がわかるので、
    その前後の読書では、
    なるべくボリューム少なめ、
    心にずしんとこなくて、
    読みやすい一冊と決めています。

    初めて立ち寄った書店で見つけた一冊です。
    天祢さんの本は、
    社会派と言われるものしか読んだことがなく。

    本書の帯に、
    -------------------------
    本と酒をこよなく愛する書店員たちが選ぶ、
    最も面白かった本!
    新米社会人が広報誌づくりに奮闘するお仕事ミステリー!
    第18回酒飲み書店員大賞受賞作
    -------------------------
    と記載があり。
    そんな大賞あったの、と

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    2023年12月10日
  • 謎解き広報課

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    ネタバレ

    はじめ無気力(を演じていた)だった結子が、葛藤しつつも熱心に取組むお仕事小説でもあり、ミステリーでもあり、スカッとしておもしろい。

    結子の働きっぷりは新人らしからぬ感じで、感心する。
    地方都市の抱える問題にもフォーカスされていて考えさせられることもあり、広報という仕事のおもしろさも興味深かった。

    続編はあるのかな?解けてない謎(居酒屋での結子の話)や、先が気になる人間関係もあるし…。

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    2023年12月09日
  • あの子の殺人計画

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    ミステリーとしても素晴らしかったですが、きさらにとても共感できすぎてフラッシュバックで苦しみました。虐待の描写は白けてしまう小説も多いですが、こちらは割とリアルな内容だと感じました。またラストもとても良かったです。

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    2023年11月17日
  • あの子の殺人計画

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    風俗店の女性経営者が殺害された。
    容疑者は元風俗嬢。アリバイは虐待を受ける娘の証言。最後、二つの時代が入り乱れて、犯罪が証明される。殺害の理由が残酷でせつない。

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    2023年11月16日