天祢涼のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
3.5
主人公が、親や警察に嘘をつき続けるので、読んでいるこちらが苦しくなっていく物語だった。
本当のことを話した方が楽になるのになあ、と何度思ったことか。
咲陽の気持ちは理解できるのだけど。
咲陽の視点で物語が進むため、咲陽を中心に読んでいたのだけど、後半になると、この物語の中心にいたのは小夜子だったのではないかと思った。
咲陽も小夜子との出会いによって変化していくのだけど、ラスト付近で、それだけでは終わらなかったのがお見事だった。
残念な点は、それほど重要ではないのに含みを持たせた描き方をしているところがあり、
無理やりミステリーに仕立てあげたような箇所があるところ。
このシリーズ、 -
Posted by ブクログ
「あなたへのおすすめ」に出てきて、スコアも余裕の4点超えだったので、気にはなっていたものの、女子中学生が主人公、というのもあって、手に取るのを躊躇していた作品。
カテゴリー分けすると、本に記載ある通り、「社会派青春ミステリー」ということなんだろうけど、フーダニット&ワイダニット・ミステリーとして呆気に取られるすごい展開だった。この作品で犯人当てが出来たら大したものだと思う。
主人公で容疑者の冬野ネガが殺人現場で取った直観力もすごいし、それを「想像」で解き明かした仲田警察官もすごい。
テーマは貧困家庭で苦しむこどもたち。担任教師の「アフリカの飢えた子どもに比べたら、まだ君は幸せだ」 -
Posted by ブクログ
ネタバレ裕福な家庭ののぞみと母子家庭で貧困に喘ぐネガ。空き家でのぞみが死んでおり、駆けつけた警官にネガは逮捕され自分が殺したのだと自供する。
仲田と真壁が2人の関係を聞き取りすると徐々に浮かび上がる真実。ネガやのぞみの学校での行動や態度の裏付けが仲田パートとネガパート交互に展開される話で明らかになっていく。お嬢様だと思ってたのぞみが実はネガと同じく貧困に喘ぐ状態であり、のぞみのフルートとネガの知り合いのお姉さんから言われた今後の希望、草薙先輩の本性と同時に失った絶望とがわかるオチはぐっとくる。2人で決意した夜の真実にこりゃまたあらら…
かなりの鬱小説な雰囲気だが希望が絶望になった心情をより表してる読ん