天祢涼のレビュー一覧

  • 闇ツキチルドレン

    Posted by ブクログ

    共感覚という能力の少女が探偵役の作品です。なかなか面白かった。
    ミステリーとしての逆転やそこに至る伏線などよかった。
    この人の作品いい。

    0
    2012年05月22日
  • 空想探偵と密室メイカー

    Posted by ブクログ

    処女作だけで切ったらいけないですね。
    この作品も、二転三転の終盤から明らかになった黒くエグい真実。
    なかなか面白かった。

    0
    2012年03月15日
  • 闇ツキチルドレン

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    共感覚シリーズ第2弾。
    前回よりは読みやすかった。
    闇ってか病みだけど。
    回を重ねる毎にパワーアップ。
    ミステリー性もアップしていてそういういみでもおもしろかったです。
    中盤頃には、これってこういうシリーズなんだと思いもしましたが。
    次はどんなお相手かというのも楽しみです。

    0
    2012年02月14日
  • 空想探偵と密室メイカー

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    新シリーズ?
    ”空想能力”を持つ大学生・瑠雫と、彼女に片思いの勇真の物語。

    <あらすじ>
    推理小説が大好きな瑠雫は、小説に出てくる探偵を”空想”で呼び出すことができる。
    でもその探偵はあくまで瑠雫の空想なので、ホームズだろうがポアロだろうが
    瑠雫の思考範囲内なので、推理力は瑠雫と同等
    しかも残念ながら瑠雫と勇真にしか見えない― なんか微妙な能力。

    そんな2人が、仲の良かった人気女優・日下部陽子の死体を発見する。

    現場は小さな通気口があるだけの、扉も窓も鍵がかかった密室
    さらに陽子の死因となった刃物は密室内から見つからなかった。

    自他殺双方を捜査することになった警察
    瑠雫と勇真も独自に捜

    0
    2011年08月19日
  • あなたの大事な人に殺人の過去があったらどうしますか

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    他の方の感想でもあったが、題名から想像していた内容と違っていたことと、またそれが美月さんを殺した犯人も含め『ん~!?』と個人的には消化不良だったので内容についてこれ以上書くことは無いかなと…

    ただ題名にある『あなたの大事な人に殺人の過去があったら…』ということだが、『大事な人』とあるので今作のように同じ職場の人(近くにいる人)で友達以上の感情(ある程度深い関係)を持ち合わせているような人であり、その殺人に至った経緯(今回は突発的)、殺意の有無(今回は当時明確な殺意が結局あったのかなかったのかが『?』)、本当に反省・償いが出来ているのかによって考え方・接し方は変わってくるのではと思う。(自分が

    0
    2025年11月28日
  • その血は瞳に映らない

    Posted by ブクログ


    人は信じたいものしか信じない。
    見たいものしか見えないから、
    人や周囲を平等、公平には見ない。

    そして、傷つけられる側であると同時に
    いつでもどんな瞬間であっても、
    傷付ける側になる可能性がある。

    いつ如何なる時でも被害者にも
    加害者にもなり得る。

    危ういバランスを保ちながら、
    日々生きていることを気づかせてくれる物語。

    0
    2025年11月22日
  • あの子の殺人計画

    Posted by ブクログ

    子供にとって、親はとても大きく無くてはならない存在。
    そんな信じて疑わなかった母の愛は偽物だった。
    周りから言われる言葉を必死に違うと思っていても、一度疑えば次々と疑いが出てくる。

    読めば読むほど不思議な感覚が出てくる。
    最後に全てが繋がる。

    繋がった瞬間に違和感の正体、人の脆さと誰かを信じたいと言う気持ちと憎意にトリハダでした。


    0
    2025年11月19日
  • どうせ死ぬなら殺してみませんか

    Posted by ブクログ

    交換殺人計画を装った互助小説。なんか色々偶然が過ぎるというか、小説とは言えちょっと都合がよすぎる感じがする。あと何とも言えない尻切れ感。色々やってるけど、結局何も解決しないので、読み終わった後もなんかスッキリしない。

    0
    2025年11月17日
  • その血は瞳に映らない

    Posted by ブクログ

    幸福荘というアパートに母娘二人で住んでいた女子高生の鈴原優璃と母親の咲玖良が同じアパートの住人の緑川英雄31歳に刃物で刺され母の咲玖良は死亡します。
    緑川はすぐ逮捕され「死刑になりたかったから」と供述しています。

    記者の守谷千弦に優璃は「緑川が本当に死刑になりたいから母を殺したのか調べて欲しい」「本当のことを知りたい」と頼み、優璃は千弦のマンションに泊めてもらい行動を共にすることになります。

    まず二人は緑川の幼馴染で緑川の弁護士となった冴木に会いに行きます。
    本当に緑川は「死刑になりたかったから」咲玖良を殺したのか…?




    この作品の作者の天称涼さんの作品は拝読したのは五冊目なんですが

    0
    2025年11月14日
  • その血は瞳に映らない

    Posted by ブクログ

    ネタバレしないように書くと、母親が殺された…から始まっていくストーリー。
    テンポよく読めました。今の現代社会でも流されたら起こりえちゃうのかな…ともおもいました。

    0
    2025年11月12日
  • その血は瞳に映らない

    Posted by ブクログ

    二転三転…とだけお伝えします。
    これ以上の感想はネタバレになるので。
    登場人物にキラキラネームや読みづらい名前をつける点は鼻につくが、時系列に沿った物語展開は読みやすい。
    最後はちょっと唐突なく…という印象だけど。

    0
    2025年11月08日
  • その血は瞳に映らない

    Posted by ブクログ

    横浜のアパートに住む母娘が同じアパートに住む男に襲われて、母親は死亡し娘は負傷した事件は、「どうせ生きていても仕方ないので、誰でもいいから殺して死刑になりたかった」という動機だったようだが、ニュースサイトの記者である守矢は疑問を抱き独自で調べ出す。
    母を亡くした娘も守矢と一緒に行動を共にするのだが、彼女の行動にも不審なところがあり…。
    二転三転する事件像の結末は意外だった。

    誰を敵にして攻撃するのか、それに同調してしまい加速していくのはSMSだからなのかと思うとやりきれない。
    これもSMSの闇ということなのだろう。





    0
    2025年10月21日
  • どうせ死ぬなら殺してみませんか

    Posted by ブクログ

    どんなどんでん返しが待ってるのか期待してたけど、あまりインパクトがなかった。秋本が人に喜んでもらいたいと思うのは結局自分のためであって、共感する部分もあるものの、様々な言動や手紙の文体から滲み出る人柄は好きではなかった。

    0
    2025年10月11日
  • その血は瞳に映らない

    Posted by ブクログ

    始めから違和感を感じながら、なんとなく読み進めていたら、終盤にかけて二転三転しどんどん面白くなっていった
    しかしラストがややリアリティにかけ、その動機からそこまでするかなぁと思ってしまったのが正直なところ

    しかし、心ないSNSの書き込みが結果的にひとりの人間の命を失うことになる暴力性や、アクセス数優先で面白ければ裏付けのない記事を容易くネットニュースとして流すマスコミ、その真偽の程はさておき信じたいものしか信じない人々、簡単に流される世論に警鐘を鳴らしたい気持ちは十分伝わった

    0
    2025年10月10日
  • その血は瞳に映らない

    Posted by ブクログ

    最初の導入部から話についていけるか不安なまま読み進めていました。
    少しづつ話は理解することができ始めましたが、それまでで面白かったかどうかで問われると難しいところがありました。

    0
    2025年09月27日
  • その血は瞳に映らない

    Posted by ブクログ

    足が不自由な母親と2人でアパートに住んでいた娘の優璃。

    ある日、同じアパートに住んでいた緑川に襲われ、母親が亡くなる。

    "死刑になりたかった"と言う緑川の犯行動機。

    疑問を抱く、ニュースサイト記者の千弦。

    無責任に拡散されるSNS。

    人は"信じたいものしか信じない生き物"

    確かに、その通りだ。

    0
    2025年09月18日
  • その血は瞳に映らない

    Posted by ブクログ

    ----------------------------------
    「死刑になりたかった」
    ーーその犯行動機は真実か?
    SNSの闇が生む苦しみや欲望を描き出す
    傑作長編ミステリー。
    ----------------------------------
    アパートに暮らす母娘が隣人に襲われる。
    母親は死亡、娘は負傷。
    犯人の緑川は、死刑になりたかったと供述。

    ニュースサイト記者、
    守谷千弦が疑問を抱き、
    事件を調べ始める。

    天祢さんの「希望が死んだ夜に」が好きで、
    社会派ミステリーを読むきっかけになった方で
    本作もそれに近いものを期待してました。

    本作も登場人物全員が怪しくて、
    危険な目に

    0
    2025年09月15日
  • その血は瞳に映らない

    Posted by ブクログ

    どんでん返しのあるトリックには感心、面白かった。ストーリー展開がご都合過ぎると思った箇所がしっかり回収されて読後感はよかった。

    ただ、地の文が主人公の心理を表しすぎていて、登場人物にいちいち敬称をつけていたり、心理描写が多くてテンポがかなり悪い、読み進めるのに時間がかかる。
    にも関わらず心理深掘りが浅く表面的なので、時間かかるが頭に残らない、という箇所が多く感じた。

    ストーリー自体は面白かったので、読む人を選ぶ作品だと思います。

    0
    2025年09月12日
  • 少女が最後に見た蛍

    Posted by ブクログ

    初めて読む著者の作品。
    沖田氏の過去を起因とする話が主だ。
    優しい眼差しと人に対する想像力が武器。誰もが業を背負って生きている。
    胸がキュッとなる思いがしました。

    0
    2025年08月28日
  • 彼女はひとり闇の中

    Posted by ブクログ

    幼馴染で同じ大学に通う友人が近所の公園で殺害されその真相を探る話

    殺害される前夜「相談したいことがある」とLINEを送っていた

    主人公の千弦の視点
    玲奈のゼミの先生 犯罪社会学の葛葉の視点
    早々に犯人が明かされる⋯
    のかと思いきや!

    主人公は周囲や相手を観察し分析するのが得意の様子
    セリフ等が説明的で、都合よく話が進み過ぎであるけど、テンポよく読みやすくはあった

    タイトルの "闇" が何を指すのか
    犯人の境遇、動機が痛ましい

    だけど
    記者の土用下報子に助けられた辺り、
    急に荒々しくなる土用下の言葉遣いや、こっちが私の本性だとか、本性見せちゃったから「報子さん」「千

    0
    2025年08月19日