天祢涼のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
「希望が死んだ夜に」の余韻が抜けないまま、
文庫発売を知り、発売日当日に書店で購入しました。
-------------------------
あらすじより
母子家庭で育つ小学五年生の椎名きさらは、
母親から罵倒され、食事を抜かれても
躾だと信じていた。
周囲から「虐待だ」と指摘されるまでは。
一方、神奈川県警の真壁は
風俗店オーナーの刺殺事件を捜査。
きさらの母親を疑うが、
娘と一緒にいたというアリバイを崩せない。
行き詰った真壁は、
少年事件が特異な仲田に協力を仰ぎ――。
-------------------------
今作も、登場する警察官は真壁と仲田。
自身も片親で貧しいながらも -
Posted by ブクログ
若き女社長が率いる「北条葬儀社」
癖の強い社員たちが、故人様が遺した謎を解決していく。登場人物は変わらず、一つ一つのお話が独立している連作短編で、いわゆる、葬式ミステリーの作品です。私自身、葬式というものにあまり、接点は無かったのですが、この作品の中で、遺族たちの
葬式に対する気持ちだとか、どうしたら、故人様たちに明るく葬式を送れるのかだとか、そういった葛藤なども感じれました。コロナ禍で葬式もあまりできない世の中で、心のこもった故人との別れをもっとさせてあげたいし、悔いの残らない最期をもっと、実現してほしいなと感じました。
葬儀社の心の叫びみたいなものを感じてほしいです。 -
-
-
-
Posted by ブクログ
ネタバレミステリーではなく、チョットどんでん返しがある話
<あらすじ>
大企業スザクのセレモニー事業部に勤める六三志は、寂れた団地で流行っている新興宗教団体《ゆかり》を団地から追い出す仕事を任される。
スザクの売上の一端を担う団地に住む年寄りの葬式を《ゆかり》に取られるからだ。
団地の視察に訪れた六三志は、その近くに居を構える《ゆかり》の寺を訪問し、教祖の禅祐と対峙。
2人だけで話し合い、勝負をすることになった。その内容は、
八ヵ月後、もし団地の《ゆかり》信者が500人以上になったらスザクは《ゆかり》の活動を一切妨害しない。
しかし500人未満だった場合は《ゆかり》は解散し禅祐は宗教家を辞める。
-
Posted by ブクログ
共感覚者の探偵音宮美夜が連続殺人鬼フレイムを追っていくという話。語り手は被害者の兄、山紫郎。
なんか設定や文体がライトノベルっぽいし異能バトルに発展しそうだけどそんなことはなかった。
ミステリ全般的に、犯人はお前だ!みたいな流れになるのは後半、最終章とかが普通なのに、この作品では中盤で犯人はお前だ!共感覚的に!といった展開になる。もちろん探偵役が犯人はお前だと言っている以上読み手はよくわからないけどそうなんだろうな…とはなるんだが、証拠もないし動機もわからない。故に登場人物は誰も同意しない。語り手である山紫郎も別の推理を立てて行動していく。そして読み手も読んでいるうちに真相がよくわからなくな