天祢涼のレビュー一覧
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ネタバレ新シリーズ?
”空想能力”を持つ大学生・瑠雫と、彼女に片思いの勇真の物語。
<あらすじ>
推理小説が大好きな瑠雫は、小説に出てくる探偵を”空想”で呼び出すことができる。
でもその探偵はあくまで瑠雫の空想なので、ホームズだろうがポアロだろうが
瑠雫の思考範囲内なので、推理力は瑠雫と同等
しかも残念ながら瑠雫と勇真にしか見えない― なんか微妙な能力。
そんな2人が、仲の良かった人気女優・日下部陽子の死体を発見する。
現場は小さな通気口があるだけの、扉も窓も鍵がかかった密室
さらに陽子の死因となった刃物は密室内から見つからなかった。
自他殺双方を捜査することになった警察
瑠雫と勇真も独自に捜 -
Posted by ブクログ
ネタバレ他の方の感想でもあったが、題名から想像していた内容と違っていたことと、またそれが美月さんを殺した犯人も含め『ん~!?』と個人的には消化不良だったので内容についてこれ以上書くことは無いかなと…
ただ題名にある『あなたの大事な人に殺人の過去があったら…』ということだが、『大事な人』とあるので今作のように同じ職場の人(近くにいる人)で友達以上の感情(ある程度深い関係)を持ち合わせているような人であり、その殺人に至った経緯(今回は突発的)、殺意の有無(今回は当時明確な殺意が結局あったのかなかったのかが『?』)、本当に反省・償いが出来ているのかによって考え方・接し方は変わってくるのではと思う。(自分が -
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幸福荘というアパートに母娘二人で住んでいた女子高生の鈴原優璃と母親の咲玖良が同じアパートの住人の緑川英雄31歳に刃物で刺され母の咲玖良は死亡します。
緑川はすぐ逮捕され「死刑になりたかったから」と供述しています。
記者の守谷千弦に優璃は「緑川が本当に死刑になりたいから母を殺したのか調べて欲しい」「本当のことを知りたい」と頼み、優璃は千弦のマンションに泊めてもらい行動を共にすることになります。
まず二人は緑川の幼馴染で緑川の弁護士となった冴木に会いに行きます。
本当に緑川は「死刑になりたかったから」咲玖良を殺したのか…?
この作品の作者の天称涼さんの作品は拝読したのは五冊目なんですが -
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「死刑になりたかった」
ーーその犯行動機は真実か?
SNSの闇が生む苦しみや欲望を描き出す
傑作長編ミステリー。
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アパートに暮らす母娘が隣人に襲われる。
母親は死亡、娘は負傷。
犯人の緑川は、死刑になりたかったと供述。
ニュースサイト記者、
守谷千弦が疑問を抱き、
事件を調べ始める。
天祢さんの「希望が死んだ夜に」が好きで、
社会派ミステリーを読むきっかけになった方で
本作もそれに近いものを期待してました。
本作も登場人物全員が怪しくて、
危険な目に -
Posted by ブクログ
幼馴染で同じ大学に通う友人が近所の公園で殺害されその真相を探る話
殺害される前夜「相談したいことがある」とLINEを送っていた
主人公の千弦の視点
玲奈のゼミの先生 犯罪社会学の葛葉の視点
早々に犯人が明かされる⋯
のかと思いきや!
主人公は周囲や相手を観察し分析するのが得意の様子
セリフ等が説明的で、都合よく話が進み過ぎであるけど、テンポよく読みやすくはあった
タイトルの "闇" が何を指すのか
犯人の境遇、動機が痛ましい
だけど
記者の土用下報子に助けられた辺り、
急に荒々しくなる土用下の言葉遣いや、こっちが私の本性だとか、本性見せちゃったから「報子さん」「千