【感想・ネタバレ】闇ツキチルドレンのレビュー

あらすじ

最強最悪な容疑者――捜査の裏を知り尽くした元エリート警察官僚!! 殺意の矛先は犬や猫、そして人間へ――。小さな地方都市を震撼させる事件の容疑者は、県警本部長も務めた元警察官僚・最上倉太朗! "共感覚"美少女探偵・音宮美夜は妙な出会い方をした高校生・城之内愛澄とともに捜査を開始する。だが最上は「私は音宮くんを殺したい」と宣戦布告! 狙われた探偵は、裏を知り尽くした男を追い詰められるか?

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Posted by ブクログ

共感覚シリーズ2作目。テーマは『痛み』。

犬猫やサラリーマンを、刃物で斬りつける犯罪が起きる。犯人は犯行時子供のように甲高い声で笑っていたことから「チャイルド」と呼ばれていた。
美少女探偵・音宮美夜は、例の如く警察官僚の矢萩の命を受け、痴漢撃退時に出会った高校生・城之内愛澄と共に、チャイルド事件を捜査することとなる。
容疑者とされる元エリート警察官僚・最上倉太朗を捜査するうちに、彼とその孫娘の過去が浮かび上がるのだが、、、
チャラ男、ストーカー男、祈祷師が交錯し、最後に暴かれる真実とは?


1作目同様、共感覚を主体とするよりもミステリーを主体とした作品。今回の捜査や推理は、前作以上に共感覚に頼らず王道しているのが結構良かった。オチも気持ち良い着地で、作中一切無駄がないのも好感触。
シリーズ物として、共感覚テーマと助手が毎回変わる感じで、次作の期待大です。

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2010年08月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

前作より面白く読むことができた。

前作は、後半からの展開に強引さを感じてしまったが、今作ではそう感じることはなかった。
ただ、これは前作にもいえることなのかもしれないけど、後味の良い終わり方ではなく、終わってみると登場人物中にまともな人が一人もいない。
(なにをもって「まとも」といえるのかはよく分からないけど)

最後の場面で、ある登場人物が豹変したのには、正直びっくりして、少し凹んだ。けれど、ほんの少しだけ救いを感じさせる部分もあった。

次作も読みたい。

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2012年09月13日

Posted by ブクログ

2作目ですので、キャラに慣れて読み易かった。
まだまだ謎が多いですが、続き書いてくれはるんかなー。
楽しみにしてます。

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2012年05月27日

Posted by ブクログ

共感覚という能力の少女が探偵役の作品です。なかなか面白かった。
ミステリーとしての逆転やそこに至る伏線などよかった。
この人の作品いい。

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2012年05月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

共感覚シリーズ第2弾。
前回よりは読みやすかった。
闇ってか病みだけど。
回を重ねる毎にパワーアップ。
ミステリー性もアップしていてそういういみでもおもしろかったです。
中盤頃には、これってこういうシリーズなんだと思いもしましたが。
次はどんなお相手かというのも楽しみです。

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2012年02月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ストーリや動機や能力の使いなどは前作より足りないような感じ。
最後ある人物もとうとう動き出そうとしているね~
4月タイガーの新作楽しみ!

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2016年02月27日

Posted by ブクログ

トンデモ設定だし、ミステリとしても割とわかりやすい筋なのに、なんか面白い。「来るぞ来るぞ」っていう盛り上げ方だったり、矛盾するようだが、鋭角な急展開だったり、が上手なのかな。シリーズ止まってるようなので、若干評価は落とす。7.25

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2016年01月21日

Posted by ブクログ

『キョウカンカク』の続編。音を見ることができる共感覚の持ち主、美夜が連続殺人犯と疑われる元警察官僚と対決する。
前作と比べて美夜の共感覚の扱いがトーンダウンして、普通のミステリに近くなってはいるものの、やはり物語の要はこのシリーズならでは。
二転三転する展開はよかったが、登場人物が病んでいる人ばかりで後味は悪い。

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2014年09月17日

Posted by ブクログ

シリーズ2作目。

うーん、タイトルが暗示しているなぁ。
可もなく不可もなく。
通勤の往復で読める軽さで楽しめる。

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2012年03月30日

Posted by ブクログ

共感覚探偵シリーズ第2弾。今回も2転3転する推理で楽しませてもらいました。淡々とした雰囲気もいいです。

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2011年12月27日

Posted by ブクログ

悪くはないんだけど前作のようなインパクトはないかなぁ。ミステリとしては王道パターン。ただし、読後感は今ひとつ。

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2010年09月10日

Posted by ブクログ

 前作以上に登場人物がイタイ。面白いんですけれど。今回の助手は救いようがなかった…家族関係が読んでてすごく気持ち悪かった。…音宮さんはやっぱりそういう人種に好かれる性質をお持ちのようで…。
 今回の矢萩さんは大人しかったな、と思って今ペラペラとページをめくってみたけれど…そんなに大人しくもなかったですね。最後のほうなんか生き生きしてますもんね。前情報(“元”警察エリート官僚が最強最悪の容疑者)をちょっと誤って耳に入れていたので、てっきり矢萩さんが音宮さんを殺そうとしているのかと思って無駄にドキドキワクワクしてしまっていました(笑) ふふふ。

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2010年07月28日

Posted by ブクログ

共感覚シリーズの第2弾。今回も表紙のイラスト...こあいですw。
前作はこの「共感覚」に馴れない部分もあったんですが、今作は
割とスッキリとした展開でこの共感覚の持つ力と、引き起こす現象を
把握して読んでいる分、作品に入り込みやすいっす。
前作より面白く読めますねー。

終盤における事件の真相も二転三転していく様は
こういったミステリの醍醐味。ギリ、意外性のある犯人も
充分満足度を満たしてくれます。
が、その哀しいまでの動機とラストの後味の悪さは
かなり黒くて...ちょっとヒいてしまった。あまりに救えなくて...
なんだかドヨーンとしてしまう。

今後、音宮”共感覚”探偵とその飼い主である、矢萩との
関係、確執、対立の構図を匂わす展開にも期待。
このシリーズ...もっと面白くなりそうな予感がします!

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2010年07月13日

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