天祢涼のレビュー一覧

  • 希望が死んだ夜に

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    ネタバレ

    泣けた。
    2人の友情と希望を打ち砕かれる苦しさと辛い切ない結末に。
    とにかく周りの大人がクズばっかりでしんどい、、、完全に経済的DVでしょ…まだまだ子どもの2人はどうしたら良かったんだろう?

    「あの子の殺人計画」も虐待児の話だったけど、
    ミステリーとしてはこっちの方が流れが自然で好き。今まで読んだ天袮作品の中では(と言ってもそんなにないけど)1番好きかも。

    真壁刑事はずっと好きになれなかった!努力してないって。努力するには少しは地盤が固まってないと無理なんだよな。最後はそれに気づいてネガに寄り添ってくれてたけど。常に仲田刑事のことをナチュラルに軽んじてる感じが嫌だった。

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    2025年04月10日
  • 葬式組曲

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    葬式がテーマになった連作短編作品。
    斎場が葬儀会社が各話で共通しているので登場人物も各話に登場するので長編を読んでいるような感覚で楽しく読めました。

    各話それぞれ単純なストーリーのように見えて、しっかり予想外な展開もありワクワクして読める物語構成です。
    個性の強いキャラクター達も、物語に入り込みやすい要素になっていて夢中になって読めました。

    天祢涼作品は初めて読みましたが、文章の作り方も読みやすい作家さんだったので気付いたら読み終わっていました。
    他の作品を読むのも楽しみです。

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    2025年03月03日
  • 希望が死んだ夜に

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    ネタバレ

    すごいズシンときた社会派ミステリー。
    のぞみもネガも(実際にはネガは生きているけど)、大人の都合で作られた貧困に振り回されて、殺されたんだと思った。
    自分も貧困家庭で育ったので、どうしてもネガに感情移入してしまい、真実が明かされるたびしんどくて、ネガやのぞみを想って憤ってしまった。特にネガの母親の行動や言動が…「仕方ない」を免罪符すんな!

    この物語はフィクションだけど、絶対にこの問題は日本のどこにでも起こっている。

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    2025年02月28日
  • 葬式組曲

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    ある程度長い時間生きていると、経験があるお葬式。そんなお葬式をしてくれる葬儀社のお話が連作で書かれています。
    読み終わると好き嫌いがわかれるかもしれない作品ですが、心に残る作品であることには間違えないと思います。
    自分のまわりで亡くなった人を思い出させてくれる作品でもありました。

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    2025年02月20日
  • 希望が死んだ夜に

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    あまりにも悲しい事件。
    真犯人は小説内の言動から目星がついたものの、動機は読み切らないとわからない。どんだけの闇があるんだ、という話。
    平均的な生活をしている人に、日本にどれだけの生活困窮者がいるかわからない、と言われているけど、こう書いてもらうと、どれだけ隠れた貧困があるのか恐ろしくなる。
    貧困が故に、本来バイトをできないはずの中学生が自らもしくは親の命により深夜労働。おそらく現実の報道でこのニュースを見たら、遊ぶ金欲しさに中学生が勉強もせずに働いていたんだろう…と思ってしまうかもしれない。家庭環境が報道されても、深く考えることもせずに同情だけして終わりかもしれない。

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    2025年02月09日
  • 少女が最後に見た蛍

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    ネタバレ

    真壁·仲田シリーズ、第4弾!!

    前作は真壁さんと仲田さんの絡みが少なく寂しかったけど 今回は最終章に しっかり2人出てきて堪能出来ました。

    「来栖が言ったとおり、大人の世界にもいじめがある。子どもの世界と同じように、いじめている人も、いじめられている人も、かかわらないようにしている人もいる。なのに、子どもに『いじめられている人を助けてあげなさい』なんて言うのは無責任だ。見て見ぬふりをする子がいたとしても、俺は責められない。でも君はたった一人で、それまでろくに話したこともないクラスメートを守ろうとした」
    ここを読んだ時 うるっときました。
    自分が中学時代にいじめにあってて でも仲田さんみたい

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    2025年02月04日
  • 少女が最後に見た蛍

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    仲田シリーズ第4弾ということですが、この作家さんの作品は初読みです。
    いい作品でした。短編集で最終話にまとまりがあるパターン。少年課の警察官が主人公ということで、全編通じて少年がらみの事件であるものの、罪はきっちり暴きながらも、寄り添う気持ちも全面に出ている温かい話。
    前3作もぜひ読みたいと思います。

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    2025年01月25日
  • 謎解き広報課

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    酒飲み書店員大賞受賞作とのこと。そんな賞あったんやと思いました。そんなこの本ですが、何年か前まで会社の広報で社内報を作っていましたので、すごく親近感をもって読めました。自治体の広報紙作りに対してやる気を出したくないのに、ついついやる気を出してしまう主人公が、なんか良かったです!広報紙の目的や、そのための特集の切り口の大切さも、『そやねん!』と、すごく納得感がありました!続編もあるようなので、また読もうかな。

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    2025年01月12日
  • 希望が死んだ夜に

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    ネガちゃんとのぞみちゃんの意外な共通点と葛藤と絶望が詰まっていた。
    支援を受けることは恥ずかしいこと、という悲しい風潮はやっぱり今も至る所にあって、実際支援を受けていても口に出すことは絶対にしなかったり、隠す人の方が多い。
    解説にあった、「SNSの普及で人々の明暗をはっきりさせている」というのも、何だか分かってしまって辛い。

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    2024年12月24日
  • 謎解き広報課

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    作者名で買いました。大きく揺さぶられることはありませんでした。しかし、ちょうど感冒で調子悪い時に読んだので、むしろちょうどよかったです。著者の実績だけを頼りに次作に期待しておきます。

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    2024年12月20日
  • あの子の殺人計画

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    3.9
    このシリーズは、トリックとかがどうでも良くなるくらいストーリーが良い!そして今回も。

    このシリーズ、本当に好きだなあ。

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    2024年12月17日
  • あなたの大事な人に殺人の過去があったらどうしますか

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    自分が
    千暁だったら?
    彩だったら?
    美月だったら?

    いろんな感情が渦巻いて、、、
    とても考えさせられる作品でした。

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    2024年12月06日
  • 謎解き広報課 狙います、コンクール優勝!

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    ネタバレ

    役所の広報誌作成に少しやり甲斐を感じる結子。そこへ全国広報コンクールの話が舞込み…

    元婚約者に再会したけど、振られたのは勘違いだったとしても、上手くいかなかっただろうなぁ。謎を解けば解くほど、残った事実が切ないです。
    永住する気はないけれど、どこまで高宝町に尽くせるか楽しみです。

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    2024年12月03日
  • 謎解き広報課 わたしだけの愛をこめて

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    「謎解き広報課」今回は第三弾大震災があった高宝町では大変なことになってしまった、果たして新藤結子はどうなってしまうのか?「広報日和」はどうなるそして上司伊達の秘密が明かされるそして苦労してよかった「広報東北」はいかに?謎が謎呼ぶ謎解き広報課あなたも読んで心動かして下さい。

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    2024年11月01日
  • 希望が死んだ夜に

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    つながることの難しさを感じた一冊でした。
    物語の最後で全てがクリアになり、後味を残さずに終えることができました。

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    2024年10月24日
  • 希望が死んだ夜に

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    結構重い話でした。
    厳しい状況でも努力して勝ち上がっている人もいる、という慰めは努力することのできる状況にあるからいえる言葉だなと。毎日働かない、生活保護を受けるのも拒否する家庭で生活費のために子供が夜に働かざるを得ない状況でどうやって将来のために努力できるんだ?と思いました。

    刑事の真壁が捜査をしていく中で、自分が母子家庭で貧乏な中でも努力が実って今がある、という考えだったのに自分はなにもわかっていなかったと容疑者に伝える場面がとても印象的でした。

    天祢さんの他の作品を読んだ時も思いましたが、いわゆる「自己責任」という考えは、人によってはあまりに残酷です。

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    2024年09月24日
  • あなたの大事な人に殺人の過去があったらどうしますか

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    ほぼ一気読み。タイトル通りの内容で辛い。頭ではわかっていても気持ちや体はそうじゃない。皆が複雑な感情を表しているのが良かった。

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    2024年09月20日
  • あなたの大事な人に殺人の過去があったらどうしますか

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    読みながら色々考える作品だと思いました
    自分ならどう受けとめるだろう
    3人の感情が丁寧に書かれていて
    話の中に引き込まれていきました
    こんなに親身になってくれる人との
    繋がりが少し羨ましくもあり
    眩しかったです
    勝手な希望ですが
    もし映像化されたら
    見てみたいと思いました

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    2024年09月14日
  • あの子の殺人計画

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    結末に向かう部分はちょっと物語感強かったなあとは思ったけど全体的にはハラハラドキドキとして読みやすい本だった、「希望が死んだ夜に」の後の話となっているからかちょいちょい前回のネタが出てきてるのも面白かった
    経済的・環境的に恵まれた人ほどこの人の本を読んでみてほしい、多少フィクションぽさはあれど自分の感じている「普通」がどれだけありがたいかを考えてみてほしいと思った

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    2024年08月08日
  • あなたの大事な人に殺人の過去があったらどうしますか

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    章ごとに、それぞれの登場人物が主体となった物語になっていました。
    どの立場のキャラクターも心情もわかりやすかったです。
    以前読んだ、ケーキの切れない非行少年たちという本を思い出し、事件当初の参蛇亜の状態を想像するヒントにしながら読み進めました。

    被害者、同僚、参蛇亜の母親、YouTuber…
    自分だったら、どうするだろうと考えさせられました。
    私が一番救ってあげたいと感じたのは千暁です。心も身体も極限状態で、相当辛いだろうと思いました。

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    2024年07月27日