天祢涼のレビュー一覧
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ネタバレ2017年時点の新進気鋭の作家の短編集。
2023年度現在、青柳碧人の収録作品の展開に驚き!
著者紹介が充実していて、読んでみたい本もいくつかあった。大山誠一郎、他にも読んでみたい。
1 密室龍宮城 青柳 碧人/著
龍宮城ならではのトリックが面白い!
2 居場所 天祢 涼/著
主人公の運命には同情すべき点もあるし、最後いい話になりそうなんだけど、どうしても、主人公の変態のイメージが拭えなかった。私もそういう態度になるだろうなぁ……。
3 事件をめぐる三つの対話 大山 誠一郎/著
ラジオドラマによさそう!でも、映像にしても面白そう。
4 夜半のちぎり 岡崎 琢磨/著
それでシンガポールなのかぁ……。
5 筋肉事件/四人目の 似鳥 鶏/著
なんか時々違和感あるな?……あっ、そういうことか!うまく繋がっていてすごい。
6 使い勝手のいい女 水生 大海/著
殺しちゃったんだ!と思いつつ読んでいたら、なるほど!似鳥鶏に続いて主人公が葉月なのはすごい偶然(?)。 -
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都井邦彦著「遊びの時間は終らない」とそれにちなんだ作品のアンソロジーだそうで表題作は確かに楽しかったのですが他の作品はそれほどの爽快感がありませんでした。
■心覚えのための簡単なメモ
[▽]鈴木光司「生きる時間は終わらない」/脚本家、スランプ、樹海取材、自殺者、遺留品、ラブドール。
[△]天祢涼「遊びの時間は終わっても」/炎上、特定厨、連続殺人者、モザイクアプローチ、記号化。
[△]嶋中潤「遊びの時間が凍りつく」/ロシア、宇宙開発、モスクワ、蚤の市、ブランのタイル、詐欺に引っ掛かりやすいオーラ、地下鉄駅。
[○]都井邦彦「遊びの時間は終わらない」/銀行強盗対策訓練、犯人役刑事の予定外の行動、解決できない警察の焦り、大にぎわいの吉祥寺、日本中にテレビ中継、終われない訓練。 -
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源神社で働く壮馬の美少女巫女の雫への恋心が物語の軸になるのだが、様々な謎を解いていくという面白さもある。それにしても謎の設定に無理があるし、常人ではとてもじゃない推理を雫がやってしまうのに、ちょっと白けがちではあるが、雫の生真面目さの可愛さで許してしまうかなあ。神社での男尊女卑が頻りに語られ、そのことが謎にも関わってくるのだが、実際にも神社の世界はそうなのかなあ。ご神体という存在も面白いね。壮馬は雫のような超人的な推理力がないので、雫のお相手としてはどうかなあと感じていたが、常人だけど意外と芯のあるいい奴なんすよ。雫を支えることはできるんじゃないかなあ。
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失言&問題行動を連発する二世議員・漆原翔太郎とその政治秘書・雲井進コンビが選挙や政治にまつわる5つの謎に挑む連作短編。
あらすじだけ読んだ感じだと、翔太郎が『名探偵コナン』でいうところの毛利小五郎的なポジションで、雲井がホームズ役なのかな、と思っていたのですが、そう単純に話は進みません。
雲井が推理を進めていく中で、いつの間にかズレた発言や、トンデモ行為を連発していた翔太郎が推理の主導権を握り、なぜか事件は解決してしまう。それは必然か偶然か。翔太郎は天才なのか、バカなのか。自分はただ泳がされているだけなのか。
雲井の翔太郎に対する疑問や不信を抱き、読者も同じように翔太郎の手の中で転がされます。ホームズ・ワトソン像はいろいろな作品で描かれてきたけど、この議員探偵コンビの示したホームズ・ワトソン像はまた異色で、面白い。
そんな各短編の事件の中で、巧妙に張り巡らされた伏線が一気に回収される最終話は、まさにこの手の連作もの冥利に尽きるもの!
政治や経済をネタとしているけれど、本格ミステリらしくドロドロさは抑えられ、コミカルに描かれていて読みやすい。それでいてミステリらしい精緻を極めた大技に、探偵役、助手役の魅力といった柱もしっかりとあり、当初思っていた以上に満足感のある一冊でした。 -
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福知山線の事故、急速に発展するSNSと燃え上がる悪意、盛り上がり消えていく流行りと街の空気、凄惨な虐待や性被害、児童による殺人、増税、そして東北大震災。めまぐるしい平成の三十年の間にあった事柄を、空気をテーマにしたアンソロジー。
青崎先生目当てで、あとは井上先生、貫井先生、乾先生は既読かなあ。他の方は名前はわかる程度。ちょっとわたしには消化不良の短編が多いかな。まとまりよくて読みやすいのは青崎先生。平成の空気感を一番感じたのはさすがに主宰の遊井先生。この感触を懐かしく哀愁を感じるのはもはや一定以上上の世代で自分もそちら側だと思うと不思議だな。あらゆる小ネタをしこむのが好きなタイプの作家を集めたのだなという印象。それはそれとして、平成という時代に想いを馳せて楽しくはあった。 -
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福知山線の事故、急速に発展するSNSと燃え上がる悪意、盛り上がり消えていく流行りと街の空気、凄惨な虐待や性被害、児童による殺人、増税、そして東北大震災。めまぐるしい平成の三十年の間にあった事柄を、空気をテーマにしたアンソロジー。
青崎先生目当てで、あとは井上先生、貫井先生、乾先生は既読かなあ。他の方は名前はわかる程度。ちょっとわたしには消化不良の短編が多いかな。まとまりよくて読みやすいのは青崎先生。平成の空気感を一番感じたのはさすがに主宰の遊井先生。この感触を懐かしく哀愁を感じるのはもはや一定以上上の世代で自分もそちら側だと思うと不思議だな。あらゆる小ネタをしこむのが好きなタイプの作家を集めたのだなという印象。それはそれとして、平成という時代に想いを馳せて楽しくはあった。