天祢涼のレビュー一覧
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失言&問題行動を連発する二世議員・漆原翔太郎とその政治秘書・雲井進コンビが選挙や政治にまつわる5つの謎に挑む連作短編。
あらすじだけ読んだ感じだと、翔太郎が『名探偵コナン』でいうところの毛利小五郎的なポジションで、雲井がホームズ役なのかな、と思っていたのですが、そう単純に話は進みません。
雲井が推理を進めていく中で、いつの間にかズレた発言や、トンデモ行為を連発していた翔太郎が推理の主導権を握り、なぜか事件は解決してしまう。それは必然か偶然か。翔太郎は天才なのか、バカなのか。自分はただ泳がされているだけなのか。
雲井の翔太郎に対する疑問や不信を抱き、読者も同じように翔太郎の手の中で転がされ -
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福知山線の事故、急速に発展するSNSと燃え上がる悪意、盛り上がり消えていく流行りと街の空気、凄惨な虐待や性被害、児童による殺人、増税、そして東北大震災。めまぐるしい平成の三十年の間にあった事柄を、空気をテーマにしたアンソロジー。
青崎先生目当てで、あとは井上先生、貫井先生、乾先生は既読かなあ。他の方は名前はわかる程度。ちょっとわたしには消化不良の短編が多いかな。まとまりよくて読みやすいのは青崎先生。平成の空気感を一番感じたのはさすがに主宰の遊井先生。この感触を懐かしく哀愁を感じるのはもはや一定以上上の世代で自分もそちら側だと思うと不思議だな。あらゆる小ネタをしこむのが好きなタイプの作家を集め -
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福知山線の事故、急速に発展するSNSと燃え上がる悪意、盛り上がり消えていく流行りと街の空気、凄惨な虐待や性被害、児童による殺人、増税、そして東北大震災。めまぐるしい平成の三十年の間にあった事柄を、空気をテーマにしたアンソロジー。
青崎先生目当てで、あとは井上先生、貫井先生、乾先生は既読かなあ。他の方は名前はわかる程度。ちょっとわたしには消化不良の短編が多いかな。まとまりよくて読みやすいのは青崎先生。平成の空気感を一番感じたのはさすがに主宰の遊井先生。この感触を懐かしく哀愁を感じるのはもはや一定以上上の世代で自分もそちら側だと思うと不思議だな。あらゆる小ネタをしこむのが好きなタイプの作家を集め -
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ネタバレ個人的には短編集や連作短編がちょっと苦手だったりします。それは短編集だと各話を読み終わったところでひと段落ついてしまい、読むモチベーションが途切れてしまう気がするんですよね。
でも本作は各章(帖)の終わりで次の章につながる新しい事件・問題が発生しているので、続きが気になるせいかモチベーションが途切れることなく終わりまで読み通せたような気がします。
ただ、それとは別に……
話の内容について、第一帖の話は心が痛む話で読むのが辛かったりしました。あくまで個人的なコトですが、大人が子供の希望や意志を無視して勝手な期待を押し付けること。そしてドロップアウトしたらフォローせず、むしろ傷口を押し広げて -
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ネタバレサブタイに「縁結び神社の事件帖」とあるので、恋愛のトラブル解決的な内容かと思っていたのですが、それだけではないいろんな事件を扱う日常系ミステリでした。
しかも、中には人の命に関わっていたものもあって、想定していたよりヘビーな内容で、ちょっと意外に感じました。
個人的には、以前京都に住んでいた際に神社や八百万の神に興味を持ったこともあって、神社や神職が題材になっている時点で興味を持って読めていたように思います。もちろんそれだけではなく、各キャラクターがしっかりと個性的なところも自分としては好感が持てました。
特に壮馬の兄、栄達はマンガ「呪術回戦」の五条悟的な強キャラ感があるうえに、まだまだ -
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ネタバレライトな謎解き系はどうしても惹かれてしまいます…(京都寺町三条のホームズ的なオモシロさを期待してのことです)。
で、本作ですがはじめての作家さんのもので、どうもこのテの少女系主人公=ちょっと性格キツメは苦手なタイプです。表紙のイラストからうける印象とのギャップがあるせいでしょうか。同様の主人公として天久鷹央、九条櫻子あたりが個人的には思い浮かびます。
肝心の謎解きとしては、ともに神社で働く壮馬のミスリードを読ませておいて、ラストは主人公の雫の推理でどんでん返し、という展開が続くのですが、最終章ではどっこい、雫の仕組んだ嘘を壮馬の推理が見事に暴く、という真逆の展開。このあたりの話しの流れは読 -
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ネタバレ壮馬視点で話が進むから、どうしても彼の考えに引っ張られてミスリードしやすい。
何という読者泣かせか。
感情的な話は彼が、大筋は教育係の雫が解くスタイル。
いつもは大体壮馬が間違えて雫がフォローするが、最後の話は逆転したのが面白い。
ただ感情に頼るだけでも、理論だけでも解決は難しいのかもしれない。
こと恋愛に関しては壮馬も大分読み間違えてるし……感情担当、それでいいのか。
雫が抱えていた過去が思いのほか重かった。
彼女のためについた嘘を呪いのようにこの先も背負い続けるのだな、彼は。
それもまた恋、というか愛の形か。
ある程度は伝わっている気もするが、本音ほど顔に出にくそうだな、彼女は……前途多難 -
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大家の仕事を手伝うのが条件の、格安シェアハウス。
諸事情で住むことになった元子役は
次々と仕事をこなしていく。
こなしていくたびに、知り合いというか
住人が増えるわけですが。
例外は最初の…と思っていたら、びっくりの最後。
最後といえば、最後の話には、別の意味で
驚かされました。
確かに、そこの団結力があるなら、いけるような…。
しかし頂点は、立つと面倒な事この上ないですが。
依頼内容はともかく、やたらに奇想天外と言うか
大家がすでにあれなので、それほど変に思わないのが
すでに術中にかかってるのやも??
主人公の住むわけ、になった涙についても
そっち?! と突っ込めましたし。
本人が納得し