天祢涼のレビュー一覧

  • キョウカンカク 美しき夜に

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    ネタバレ

    超自然的な能力によって、推理以前に犯人が判ってしまうという仕掛けのミステリは、最近良く見かけるようになったけれど、その走り的作品だろうか。そんなわけで中盤あたりで犯人は判ってしまうから、あとは動機当てとアリバイ崩しになる。真相が明らかになっても、そこまでの感動はないけれど、細かく張り巡らされた伏線とか、完成度は高いように思う。ヒロインが魅力的なのが、なんと言っても美質。

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    2020年12月31日
  • 境内ではお静かに~縁結び神社の事件帖~

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    ネタバレ

    ライトな謎解き系はどうしても惹かれてしまいます…(京都寺町三条のホームズ的なオモシロさを期待してのことです)。

    で、本作ですがはじめての作家さんのもので、どうもこのテの少女系主人公=ちょっと性格キツメは苦手なタイプです。表紙のイラストからうける印象とのギャップがあるせいでしょうか。同様の主人公として天久鷹央、九条櫻子あたりが個人的には思い浮かびます。

    肝心の謎解きとしては、ともに神社で働く壮馬のミスリードを読ませておいて、ラストは主人公の雫の推理でどんでん返し、という展開が続くのですが、最終章ではどっこい、雫の仕組んだ嘘を壮馬の推理が見事に暴く、という真逆の展開。このあたりの話しの流れは読

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    2020年11月11日
  • From The New World 平成ストライク(分冊版)

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    青崎有吾さん目当てで読んでみた。やっぱり青崎有吾さんの作品が1番好きかな。どちらかというと苦手な作品が多かったかも…

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    2020年04月04日
  • 平成ストライク

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    青崎有吾さん目当てで読んでみた。やっぱり青崎有吾さんの作品が1番好きかな。どちらかというと苦手な作品が多かったかも…

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    2020年04月04日
  • 遊びの時間は終らない

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    タイトルが面白い。
    表題作、面白いと思いつつも何となくすっきりしない。
    映画化されたというが一度観てみたい。

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    2020年02月08日
  • 境内ではお静かに~縁結び神社の事件帖~

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    ネタバレ

    壮馬視点で話が進むから、どうしても彼の考えに引っ張られてミスリードしやすい。
    何という読者泣かせか。
    感情的な話は彼が、大筋は教育係の雫が解くスタイル。
    いつもは大体壮馬が間違えて雫がフォローするが、最後の話は逆転したのが面白い。
    ただ感情に頼るだけでも、理論だけでも解決は難しいのかもしれない。
    こと恋愛に関しては壮馬も大分読み間違えてるし……感情担当、それでいいのか。
    雫が抱えていた過去が思いのほか重かった。
    彼女のためについた嘘を呪いのようにこの先も背負い続けるのだな、彼は。
    それもまた恋、というか愛の形か。
    ある程度は伝わっている気もするが、本音ほど顔に出にくそうだな、彼女は……前途多難

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    2020年02月03日
  • 忍者大戦 黒ノ巻

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    本格ミステリー作家の書く忍者小説アンソロジー。霞先生の作品が、いつもの言葉遊び炸裂で良い。他の作品達もそれぞれミステリーの書き手らしくストーリーにどんでん返しが仕込んであり、トンデモ忍術とあわせてエンタメしてて面白かった。

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    2020年01月03日
  • 探偵ファミリーズ

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    大家の仕事を手伝うのが条件の、格安シェアハウス。
    諸事情で住むことになった元子役は
    次々と仕事をこなしていく。

    こなしていくたびに、知り合いというか
    住人が増えるわけですが。
    例外は最初の…と思っていたら、びっくりの最後。
    最後といえば、最後の話には、別の意味で
    驚かされました。
    確かに、そこの団結力があるなら、いけるような…。
    しかし頂点は、立つと面倒な事この上ないですが。

    依頼内容はともかく、やたらに奇想天外と言うか
    大家がすでにあれなので、それほど変に思わないのが
    すでに術中にかかってるのやも??
    主人公の住むわけ、になった涙についても
    そっち?! と突っ込めましたし。
    本人が納得し

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    2019年10月11日
  • 謎解き広報課

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    地方の特徴もない田舎町に就職した新人公務員の、広報紙作成にまつわるライトミステリー。
    最終話まではそれぞれの謎とその回答を楽しめたが、最後の広報紙不要論を裏の裏の裏をかくような表現で非常にわかりにくい。
    もっとシンプルにして欲しかったなぁ…。

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    2019年08月13日
  • From The New World 平成ストライク(分冊版)

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    平成にデビューした作家が、平成を題材に競作したアンソロジー。実際に平成に起こった大事故や大事件、社会現象等が背景になっていて、重い仕上がりの作品が多かった。平成ってこんなに嫌な出来事ばかりあったのかと滅入りそうになった。
    そんな中、唯一明るいタッチだった乾くるみさんと、重苦しさよりもグロさが勝っている白井智之さんはブレないねえ。我が道を行っていました(^O^)。
    期待していた青崎有吾さんは、謎解きにはなっていたけどイマイチ。千澤のり子さんが面白かったな。彼女の短編ではベストの出来だと思う。

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    2019年06月12日
  • 平成ストライク

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    平成にデビューした作家が、平成を題材に競作したアンソロジー。実際に平成に起こった大事故や大事件、社会現象等が背景になっていて、重い仕上がりの作品が多かった。平成ってこんなに嫌な出来事ばかりあったのかと滅入りそうになった。
    そんな中、唯一明るいタッチだった乾くるみさんと、重苦しさよりもグロさが勝っている白井智之さんはブレないねえ。我が道を行っていました(^O^)。
    期待していた青崎有吾さんは、謎解きにはなっていたけどイマイチ。千澤のり子さんが面白かったな。彼女の短編ではベストの出来だと思う。

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    2019年06月12日
  • 平成ストライク

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    【収録作品】「加速してゆく」青崎有吾/「炎上屋尊徳」井上夢人/「半分オトナ」千澤のり子/「bye bye blackbird...」遊井かなめ/「白黒館の殺人」小森健太朗/「ラビットボールの切断」白井智之/「消費税狂騒曲」乾くるみ/「他人の不幸は密の味」貫井徳郎/「From The New World」天祢涼 
     アンソロジーらしく玉石混淆。

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    2019年05月21日
  • From The New World 平成ストライク(分冊版)

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    【収録作品】「加速してゆく」青崎有吾/「炎上屋尊徳」井上夢人/「半分オトナ」千澤のり子/「bye bye blackbird...」遊井かなめ/「白黒館の殺人」小森健太朗/「ラビットボールの切断」白井智之/「消費税狂騒曲」乾くるみ/「他人の不幸は密の味」貫井徳郎/「From The New World」天祢涼 
     アンソロジーらしく玉石混淆。

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    2019年05月21日
  • 平成ストライク

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    案の定だが、貫井徳郎氏と井上夢人氏はやはり面白かった。青崎有吾氏の書いたものは初めてだったがまあまあ面白かったので、作品を読んでみたい。その他は本当にいらない。

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    2019年05月17日
  • From The New World 平成ストライク(分冊版)

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    案の定だが、貫井徳郎氏と井上夢人氏はやはり面白かった。青崎有吾氏の書いたものは初めてだったがまあまあ面白かったので、作品を読んでみたい。その他は本当にいらない。

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    2019年05月17日
  • 謎解き広報課

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    田舎の町役場に新卒で就職した結子が、過去のトラウマから情熱を封じ惰性で広報紙作りをこなそうとするも結局頑張ってしまいながら、防災会、ゲームの舞台の聖地、難病と新興宗教信者等を取材する。軽くて跳ねるような読み心地と謎に留まらない程好い緊張感。原稿に赤を入れまくる毒舌上司が残念さを上回る二枚目オーラ。

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    2018年10月14日
  • 新鮮 THE どんでん返し

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    似鳥さんのはタイトルページからすでに何かおかしいと思っていたらまさかのどんでんだった。水生さんのはまさに新鮮ネタ!

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    2018年09月17日
  • 新鮮 THE どんでん返し

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    「事件をめぐる三つの対話」
    「筋肉事件/四人目の」
    書籍ならでは。前者はラジオドラマでもよいかも。
    そして後者は映像化不可能作品。

    「夜半のちぎり」
    主要登場人物4人が4人とも、普通・一般的からどこか
    飛び出したところがあって、真相が明らかになった
    気味悪さもあるが、だからタイトルは平仮名なのかな。

    「使い勝手のいい女」
    最後の最後に小さなどんでん返し。第一の大きな謎が解決したからといって気を抜いてはいけない。そして読み終わってみるとタイトルがなんと全体を支配していることか。

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    2018年09月13日
  • 議員探偵・漆原翔太郎 セシューズ・ハイ

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    世襲議員で、先代の後を継いで立候補し、見事二世議員となった漆原 翔太郎。

    先代の頃から秘書を務める雲井の目から見た、様々な事件を解決する議員探偵 漆原。

    人格者であった先代に比べて、問題発言やら会期中の居眠りやら、雲井の心配は尽きぬもの。
    しかし、不思議に最後には、彼の手で事件は解決してしまう。果たして、彼はバカか?、バカのふりをする天才か?

    ユーモアを交えた文体で、最後は、何と先代の悪事まで...
    なかなか面白いですね。


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    2018年07月09日
  • 新鮮 THE どんでん返し

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    【収録作品】「密室龍宮城」 青柳碧人/「居場所」 天祢涼/「事件をめぐる三つの対話」 大山誠一郎/「夜半のちぎり」 岡崎琢磨/「筋肉事件/四人目の」 似鳥鶏/「使い勝手のいい女」 水生大海

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    2018年03月04日