【感想・ネタバレ】境内ではお静かに~縁結び神社の事件帖~のレビュー

あらすじ

大学を中退した坂本壮馬は、横浜にある縁結びのパワースポットとして人気の源神社で働くことに。教育係は、参拝者以外に笑顔を見せない、凛とした16歳の巫女・久遠雫。二人は神社で起こる事件や揉め事の解決に駆り出されるうち距離を縮めるが、やがて雫の過去が明らかになり――。由緒ある神社を舞台にしたミステリー、読めば、縁結びのご利益があるかも!?

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

神社を舞台にした連作短編集!ちょっとした謎解きとちょっとした伏線回収が秀逸で最後の話は少し切なくもありました。『凶暴なまでに美しく』とか『冗談の様な美少女顔』など印象的な表現があって唸ってしまいました!

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2025年07月09日

Posted by ブクログ

大学を中退して神社で働くことになった青年とその教育係の巫女が、神社関連の揉め事を解決する短編集。話が進むにつれて二人が心に抱えたものが明らかになっていく。
ライトな日常の謎系で、神社の日常が描かれているのも面白かった。

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2022年06月30日

Posted by ブクログ

源神社での美人巫女さん、雫ちゃんと壮馬くんとの謎解きストーリー。ちょっと軽めなので、ミステリーとは言えないかも‥と個人的には思いますが、サクサク読めました。

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2022年05月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

サブタイに「縁結び神社の事件帖」とあるので、恋愛のトラブル解決的な内容かと思っていたのですが、それだけではないいろんな事件を扱う日常系ミステリでした。

しかも、中には人の命に関わっていたものもあって、想定していたよりヘビーな内容で、ちょっと意外に感じました。

個人的には、以前京都に住んでいた際に神社や八百万の神に興味を持ったこともあって、神社や神職が題材になっている時点で興味を持って読めていたように思います。もちろんそれだけではなく、各キャラクターがしっかりと個性的なところも自分としては好感が持てました。

特に壮馬の兄、栄達はマンガ「呪術回戦」の五条悟的な強キャラ感があるうえに、まだまだその能力?の片鱗さえ見せていない底の深さを感じます。

そうしたキャラたちが見せるドラマをもうちょっと読んでみたい気になったので、近いうちに続きを買いに行こうと思いました。

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2021年04月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ライトな謎解き系はどうしても惹かれてしまいます…(京都寺町三条のホームズ的なオモシロさを期待してのことです)。

で、本作ですがはじめての作家さんのもので、どうもこのテの少女系主人公=ちょっと性格キツメは苦手なタイプです。表紙のイラストからうける印象とのギャップがあるせいでしょうか。同様の主人公として天久鷹央、九条櫻子あたりが個人的には思い浮かびます。

肝心の謎解きとしては、ともに神社で働く壮馬のミスリードを読ませておいて、ラストは主人公の雫の推理でどんでん返し、という展開が続くのですが、最終章ではどっこい、雫の仕組んだ嘘を壮馬の推理が見事に暴く、という真逆の展開。このあたりの話しの流れは読み手を引き込む迫力はありました。

が、雫の推理は、確かにそれまでに散りばめられた伏線を回収してくれるものではあるのですが、なぜか納得感が低いと感じます(自分の気のせい?)。また雫と姉をめぐる過去もちょっと重すぎで、(次巻があるようですが)初巻からこの重さはどうかしら、もう少し時間をかけて小出しにしていくのもアリでは、と思いました。

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2020年11月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

壮馬視点で話が進むから、どうしても彼の考えに引っ張られてミスリードしやすい。
何という読者泣かせか。
感情的な話は彼が、大筋は教育係の雫が解くスタイル。
いつもは大体壮馬が間違えて雫がフォローするが、最後の話は逆転したのが面白い。
ただ感情に頼るだけでも、理論だけでも解決は難しいのかもしれない。
と恋愛に関しては壮馬も大分読み間違えてるし……感情担当、それでいいのか。
雫が抱えていた過去が思いのほか重かった。
彼女のためについた嘘を呪いのようにこの先も背負い続けるのだな、彼は。
それもまた恋、というか愛の形か。
ある程度は伝わっている気もするが、本音ほど顔に出にくそうだな、彼女は……前途多難だ。

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2020年02月03日

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