天祢涼のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
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「あなたのお父さん、
殺人犯なの?」
コロナ禍だからこそ成立した
巧緻を極めたミステリ!
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著者の「希望が死んだ夜に」がすごく良くて、
「あの子の殺人計画」を読んでいました。
そして本作。
あれ、これはダメかも…読めないかも…と最初は思いましたが、途中からは結末が気になり一気読みでした。
小学五年生の咲陽(さよ)は、
うちは恵まれているから困っている人がいたら助けるという言葉を母親から受けて、
家の裏のアパートに父子で住んでいた、
同級生の小夜子を自室に匿う。
小夜子の父親は出て行ったまま帰ってこない。
小夜子の父親は、殺人事件の犯人かもしれない…。
小夜子の言動にイライラしたり、
咲陽はどうしてそんなに良い子でお人好しなのと
ハラハラしたりながら読み進めました。
天祢さんの仲田さんが登場する虐待やネグレクト、貧困といったテーマを扱う作品、好きです。
重たいけど読んで良かったと思える作品たちです。
最近は仕事が忙しくて余裕がないのと、
積読がどんどん増えていくから、
急いで読書してることが多くて、
ちゃんと読めてない気がしてます。苦笑
それでも読まないとストレスなので読むんですが。苦笑 -
Posted by ブクログ
葬儀屋×ミステリ
葬儀屋の先代の社長幸大が廃ビルで死亡していた。死体を受け取りに来た悠司がこれは父だと言う。しかし、刑事の滝沢は悠司と死体の状態に不審な点を見つけて死体は幸大ではないと思い調査する。
①死体が本当に御木本幸大なのか
②なぜ死体の腕時計が死亡の二日前に壊れて止まっていたのか
③なぜ悠司は死体をみて状況を聞いた時に「殺したか」と呟いたのか
④なぜ悠司は幸大の「死んだ時には葬儀はしないで欲しい」という望みを無視してまで葬儀をしたがるのか
という4点がメインで捜査されるが、④が肝。
①から③はなんとなく予想できた展開だったが、④がなるほど。 -
Posted by ブクログ
ネタバレSNSでの誹謗中傷やフェイク動画など、まさに今の現代に合ったテーマの小説でした。
みんなが自分に都合のいい情報を信じ、真実が違えば騙されたと批判し多勢を正義として正当化する。この連鎖に自分も当事者となり得るのかと思うと鬱々としました。
今でさえ情報が溢れているのに、今後もっとAIが進化していくとどうなるのか…。
このお話の真犯人は頭も容量も良さそうなので動機には釈然としないところがありますが、生きていく中で考え方は変わるし、タイミングや色んな積み重ねで起きた結果なのかなあと自分の中で解釈しました。
完全な悪とも言えないのが複雑です。
リアルな社会問題が興味深かったので、同じようなテーマで他の本も読んでみたいです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ他の方の感想でもあったが、題名から想像していた内容と違っていたことと、またそれが美月さんを殺した犯人も含め『ん~!?』と個人的には消化不良だったので内容についてこれ以上書くことは無いかなと…
ただ題名にある『あなたの大事な人に殺人の過去があったら…』ということだが、『大事な人』とあるので今作のように同じ職場の人(近くにいる人)で友達以上の感情(ある程度深い関係)を持ち合わせているような人であり、その殺人に至った経緯(今回は突発的)、殺意の有無(今回は当時明確な殺意が結局あったのかなかったのかが『?』)、本当に反省・償いが出来ているのかによって考え方・接し方は変わってくるのではと思う。(自分が彩の立場だったとして)
ただ千暁の立場(20代前半)だったら、(今の私は50代だからある程度律することもできると思うが)親しくなってから知らされたとしても、普通の感情ではいられないでしょうか。
結局彩と心葉、千暁は別々の道を歩むようだが、これ以上お互いがお互いの心情を探りあっていくよりは、その方がスッキリとするのではと思う。(忌み嫌いながら分かれるのではなく適度な距離感として)
それだけいわゆる覆ることのない『十字架』を背負って生きる意味というのは重く、正解というものはなく殺めた人もまた殺めた人に接する人々にも一生をかけてずっと問いかけていくものだと思う。 -
Posted by ブクログ
幸福荘というアパートに母娘二人で住んでいた女子高生の鈴原優璃と母親の咲玖良が同じアパートの住人の緑川英雄31歳に刃物で刺され母の咲玖良は死亡します。
緑川はすぐ逮捕され「死刑になりたかったから」と供述しています。
記者の守谷千弦に優璃は「緑川が本当に死刑になりたいから母を殺したのか調べて欲しい」「本当のことを知りたい」と頼み、優璃は千弦のマンションに泊めてもらい行動を共にすることになります。
まず二人は緑川の幼馴染で緑川の弁護士となった冴木に会いに行きます。
本当に緑川は「死刑になりたかったから」咲玖良を殺したのか…?
この作品の作者の天称涼さんの作品は拝読したのは五冊目なんですが、今までの作品は越えられなかったと思いました。
犯人の動機に関する凄いどんでん返しがあり「ええっ!!」と思ったら最後にまた凄いどんでん返しで驚きはありました。
最後に作品のテーマにかかわる説明がされて意味はわかるのですが、トリックとしては凄いと思うのですが、そんなことがあり得るのかと思い、消化不良でした。