天祢涼のレビュー一覧

  • あなたの大事な人に殺人の過去があったらどうしますか

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    「はっきりしない子」と父に言われ続け、幼少期から自分の気持ちを言葉にするのが苦手な藤沢彩。
    不器用だけどまっすぐで、彩自身と丁寧に向き合ってくれる同僚の田中心葉に次第に惹かれていく。
    心葉の同期の千暁とも親しくなり、3人で過ごすようになる。
    そんな中、心葉から突然「人を殺したことがある」と告白されーー


    主要人物それぞれの視点で話は進んでいく。

    彩、心葉、千暁。どの人物にも共感してしまう。


    真偽が分からないまま事件についてSNSで拡散される様子もリアル。
    何にも関係のない人達が結局、被害者も加害者も引っ掻き回しているんだよなあ。

    タイトル通り、「あなたの大事な人」に「殺人の過去があ

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    2025年03月11日
  • あの子の殺人計画

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    貧困と児童虐待がテーマとなる重めの物語。
    母親と子供、交互に視点が変わり、虐待する母親の考え、それでも母親を信じる子供の気持ち、どちらも描いている。重い物語に心がザワツキ辛い。
    あの子の殺人計画は成就するのかしないのか、読んでその目で確かめて下さい。

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    2025年03月08日
  • 謎解き広報課

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    わけあってやる気を出したくない結子が配属された町役場広報課のお仕事小説、ミステリ成分ありだが謎を解くとむしろピンチがやってくるところがいい。▷五月号:防災会会長の田村が急に会を解散すると言い出したのは結子のせい?▷六月号:人気ゲームのイラストのモデルとはっきりわかる風景なのにイラストレーターが否定し続けるのはなぜ?▷九月号:不調だったデジカメで撮った高宝火礼祭の写真が全部消えた! どうやら人為的?▷十二月号:「広報する喜び」を得た結子だが空回りしそうなところにそれっぽい案件?▷一月号:『こうほう日和』存続のピンチ。結子はどうする? 伊達豹変?

    ■簡単な単語集

    【明美】結子の友人。
    【芦名真

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    2025年02月13日
  • 罪びとの手

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    結末はそんなに突拍子もないものではなく、一昔前の設定だったらそうかもなと言う結末。
    ただ、ストーリー展開は面白く読みやすかった。
    ぜひ他の作品も読んでみたい。

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    《あらすじ》
    ある事件で見つかった身元不明の遺体。
    それを引取にきた葬儀屋が自分の父親だと言うところから謎がはじまる。

    葬儀屋(息子)が父親と認めたが、不審な点も多く何かを隠している様子。また生前『自分の葬式はしないで欲しい』という父親の意思を無視して葬儀をあげようとする息子には理由があって…。

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    2025年02月05日
  • 謎解き広報課 わたしだけの愛をこめて

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    今回は謎解きではなく震災時の広報課のあり方がメイン。広報のおかげで、もあれば、広報に載せていれば、広報課に来ていなければ、などの思いも様々。

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    2025年01月25日
  • あの子の殺人計画

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    物語に引き込まれる感じで読みやすくドキドキしながら読んだ。切ない…苦しさがずっとありました。最後の方が「え?」って感じで糸がもつれたようにになりましたねー。

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    2025年01月20日
  • 謎解き広報課 狙います、コンクール優勝!

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    ネタバレ

    【収録作品】
    プロローグ
    五月号 正しい野球少年のつくり方
    六月号 表彰式は不正疑惑とともに
    八月号 十一人しかいない!
    十一月号 その写真を撮る者は
    十二月号 コンクールのための広報紙
    エピローグ

    高宝町広報紙シリーズの第2作。
    お仕事小説としてテンポ良く進んでいたが、案の定の最終話。
    いい話では終わらないんだろうなという予想通りで、彼らの心底にあるのが、「よそ者排除」という、古来からあるあるの、実に不愉快で旧弊な考えだった。

    そして、ラストの日付。3月11日。
    次作は重くなりそうだ。

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    2025年01月01日
  • 謎解き広報課 狙います、コンクール優勝!

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    ネタバレ

    伊達さんと結子の師弟関係が良いなと。
    しかし、地域社会(田舎)の悪い部分が見えて、少し辛くなりました。

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    2024年12月23日
  • あなたの大事な人に殺人の過去があったらどうしますか

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    殺すつもりがなかったとしても結果として相手が死んでしまえば殺人の加害者になってしまう。それが少年の頃に犯した罪でも生涯逃れられない。心葉の様に反省して生き直しても、殺人事件の第一発見者になったら犯人に疑われてしまうのもあり得る事なのだろう。

    心葉に惹かれていた彩が信じたいけど怖いと思ってしまう心理状態はわかる気がする。しかし、仲の良い同僚が兄を殺した犯人だと知った時の千暁のショックは想像を絶する。それでも近くにいたからこそ心葉の後悔している様子を知る事が出来たのは遺族として少しは救われたのではないだろうか。

    許せないのは当事者の気持ちなど関係なしに事実ではないことをさも事実の様にネットで拡

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    2024年12月07日
  • 罪びとの手

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    親子、兄弟といった家族の絆、
    仕事を介した縁、人と人を繋ぐ想いやしがらみを
    良い意味でも良くない意味でも考えさせられる
    物語でした。

    一つの事件を糸口にして、思いがけず
    過去の事件にまで派生してくる複雑な絡みが
    読み応えあり。

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    2024年10月31日
  • あなたの大事な人に殺人の過去があったらどうしますか

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    ネタバレ

    殺人犯の家族の人生に焦点を当てた、東野圭吾さんの『手紙』を思い出しながら読みました。

    一方の本作は、殺人犯、被害者家族、一般の方の三視点があって、非常に興味深く読めるミステリでした。

    それぞれの立場を上手く使って、心理的なミスリードに上手くやられたな、の気持ちです。

    更生していてほしい、と祈りながら読んで、最後にやっとひと息がつけました。
    犯罪ひとつ、悪意ひとつでこんなにも……。

    読んでいてスッキリする物語ではありませんでしたが、得るものは確かにあった、と感じる1冊でした。

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    2024年09月19日
  • 罪びとの手

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    天祢涼『罪びとの手』角川文庫。

    初読み作家。警察ミステリー。

    どうにもこうにも、川崎少女連続殺人事件と無理矢理、中年男性の遺体発見事件と結び付けたような展開が不自然過ぎる。大体、刑事にたまたま葬儀屋の同級生が居て、事件に巻き込まれるなどあり得ない。その刑事の父親も警察官で、川崎少女連続殺人事件の捜査に関わり、左遷されていたとなると、開いた口が塞がらない。僅かな偶然なら承知出来るが、結末ありきの余りにも強引過ぎる展開では、ミステリーとしては成立しない。


    川崎区の廃ビルで身許不明の中年男性の遺体が発見される。検死の結果、事件性なしと判断されるが、刑事の滝沢圭は死亡推定日時と遺品の壊れた腕時

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    2024年09月18日
  • 希望が死んだ夜に

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    ネタバレ

    救いがなさすぎる。生活保護を受けられず、希望も奪われたネガにとってのぞみと心中することが唯一の選択肢のように思えてしまった。そんな中のぞみに先立たれてしまったら、ネガは生きていけるのか。真壁が何か言おうとするところで話が終わるけど、ネガの救いになる言葉があるように思えなかった。
    展開が気になってサクサク読めたし、どんでん返しも良いけど、手に汗握るようなドキドキハラハラはなく、ラストはもやっとした気持ちのまま終わったので面白かったー!という満足感は少なめだった。

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    2024年09月08日
  • あなたの大事な人に殺人の過去があったらどうしますか

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    74/100

    んやー、星5にもいきそうではあって惜しかったな…っていう本でした。

    心理的ストーリーが星5だった。仲良くなった人が、殺人事件を起こしたことがあると言われると、確かにこの感情になるよな…でもそんな簡単に割り切れないよな…と凄く辛くなり、読んでいて涙を流した。「過去は過去、今は今」この言葉では割り切れなくて自分もすごく悩んで辛かった時が実際にあったからこそ感情移入したセリフ。そしてラストの「いつの日か」。これは先程のように時間で割りきれないけど、時が解決してくれることもあると伝えている一言である。

    その一方で、ミステリーのストーリー性があまりにも陳腐になってしまった。え?こいつ

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    2024年08月22日
  • 謎解き広報課

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    タイトルに「謎解き」とあるが凶悪な事件は起きず、地方都市のほのぼのした雰囲気を纏った小説。
    結子が徐々に町への愛着を抱いていく様にほっとする。
    自治体広報に携わる人々の仕事ぶりも垣間見えて面白い。
    未解決の謎もあり、続編に期待できそう。

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    2024年08月16日
  • あの子の殺人計画

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    起承転までは良かったのに、結がいきなりの変化球の上にややこしくてトーンダウン。ややこしくてちょっと興醒め。
    これは2回読まないと消化できない系。

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    2024年08月15日
  • あなたの大事な人に殺人の過去があったらどうしますか

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    もし、一緒に働いている人に殺人の過去が
    あったら……。

    今傍にいて親しくしている人、
    特別親密ではなくても身近にいる人、
    その一人ひとりに自分の知らない過去があるし
    その反対も然り。

    その知らない、いくつもの過去の中に
    万が一人を殺めた事実があったら。

    自分は、今見ている相手にこれまでと同じ
    対応ができるだろうか。

    相手が自分にとって大切だと思える
    相手であればあるほど、湧いてくる感情は
    きっと複雑になるに違いない。

    過去と今は切り離せない、同じように現在の
    延長線上にある未来も今と分離できるもの
    ではなくずっとずっと地続きに続いている。

    そして、人の心や考え方は同じ場所にとど

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    2024年08月04日
  • あなたの大事な人に殺人の過去があったらどうしますか

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    ネタバレ

    中学2年の時殺人を犯した心葉、父親からはっきりしない子と言われた彩、心葉に殺された被害者の弟の千暁。同じ会社で親しい3人のそれぞれの視点で、新たに起こる殺人事件。誰が犯人かというミステリーとしても面白いが、育児放棄された少年が犯してしまった犯罪からどのように考え立ち直り贖罪の日々を過ごすようになったかというところが心に響く。
    タイトルが長い今の流行りだと思って読み始めたが、まさしくタイトル通りのことを考えさせられもした。

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    2024年07月26日
  • あなたの大事な人に殺人の過去があったらどうしますか

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    ネタバレ

    心も体も未熟とされる少年犯罪の複雑さ。
    犯罪を軽視してしまった後でその重大さに気づく人もいるだろう。幼くても、早くから心に悪意が潜んでいる人もいるだろう。
    心から反省しているのか?本当に更生しているのか?
    どちらにしても大事な家族が奪われたら赦せるはずはないと思う。奪われた命は戻ってこないのだから。
    でももし、その人が自分にとって大切な存在であり、心開ける友ならば…。

    個人的には、彩との恋愛より、心葉と千暁の友情と心理状態の変化に深く心が動かされた。

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    2024年07月13日
  • 葬式組曲

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    葬儀屋のお話。連作短編で一話ごとに色々な人の葬儀が描かれる。どの話にも謎解きがある。てっきりミステリー要素を持ったお仕事系小説と思っていたら、最後に大どんでん返し!

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    2024年06月16日