あらすじ
役所の広報紙を作るはめになった、やる気も地元愛もゼロの新藤結子。だが、毒舌上司・伊達の指導のもと、町民達への取材を続けるうちに少しずつやりがいを感じていく。今日も、少年野球や婚活ツアーの取材、広報コンクールと奔走するが、なぜか行く先々で謎に遭遇し……。新米社会人が仕事に恋(?)に奮闘する「謎解き広報課」シリーズ第二弾!
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Posted by ブクログ
前作が面白かったので、読んでみた第2巻。
続編もあるため、ぜひ読んでみたいです。
前作同様、広報誌を作るだけなのに、何故そんなに事件に起こるのだろう。
と思いながら、読みながら、自分自身も謎解きをしつつ、楽しく読めた。
広報コンクール優勝という目標を目指す作品。目標を持って仕事することの大切さを改めて感じさせられる1冊。
是非、オススメの1冊です!
Posted by ブクログ
謎解き広報課、新藤結子とともにパワーアップして帰ってまいりました。今回は広報コンクールの全国での優秀作品めざしての奮闘記、読み応え充分です。一作目の「正しい野球少年のつくり方」の入れ替わりなどミステリー要素満載です。新道結子を苦しめる難題を克服して優秀美をかざれるか?ひとつの焦点です。『こうほう日和』をぜひ読んでみたいあなたへ面白さ抜群の傑作を読みふけって下さい。
Posted by ブクログ
ひとつひとつがしっかり独立した謎解きになっている。特にナカソネさんの動きのところは何重にも伏線があって読み応えあった。謎解きのキーフレーズ?になる部分が強調してあるので、読みやすい。登場キャラが、悪い人かと思えば良い人だった、というのは結構あるけど、良い人かと思えばそうでもなく、内には結構腹黒い思いを持っているというのは新鮮だった。その理由がよそ者であり高宝っ子ではないからというのはあまりにも単純すぎるかもと思ったけど、却ってこのくらいの理由だけどそういう場所に住む人にとっては十分な理由になり得るのかもと思った。
Posted by ブクログ
シリーズ第2段。自治体の広報誌を作る広報人の謎解き物語。今回は、広報紙のコンクールでの優勝を目指す展開。自分自身も会社の広報誌を作っていた時期があり、そこでも社内報コンクールがあったので、その意味でも、前作に引き続き、すごく親近感をもって読めました。前作からの展開で、キャラも確立していて、感情移入もでき、楽しく読めました。最後は住民の負の感情に晒されながら、さて次、どうなるのかというところ。次作も読まずにはいられません!
Posted by ブクログ
役所の広報誌作成に少しやり甲斐を感じる結子。そこへ全国広報コンクールの話が舞込み…
元婚約者に再会したけど、振られたのは勘違いだったとしても、上手くいかなかっただろうなぁ。謎を解けば解くほど、残った事実が切ないです。
永住する気はないけれど、どこまで高宝町に尽くせるか楽しみです。
Posted by ブクログ
元婚約者のことも吹っ切れ、2年目も高宝町に残ることにした結子。茜も候補課に配属され、やる気に満ちている結子は、広報コンクールの表彰式も見学し、広報コンクールの入賞を目指して頑張る。
高宝町で廃校になった中学を再生させるプロジェクトを目玉に記事を組むが、その真相は鬼庭の対立候補となるべく町長選挙での立候補を目論む人を特集されることだったため、会えなく断念。
さらに、高宝っ子だけが認められ、余所者を排除しようとする、田舎特有のしがらみにも気づき、結子はこの前、ここで広報誌を作り続けて良いのか悩む。
やっぱり、田舎らしいしがらみとかあるのね…
だから、移住は大変なんだよね…
Posted by ブクログ
【収録作品】
プロローグ
五月号 正しい野球少年のつくり方
六月号 表彰式は不正疑惑とともに
八月号 十一人しかいない!
十一月号 その写真を撮る者は
十二月号 コンクールのための広報紙
エピローグ
高宝町広報紙シリーズの第2作。
お仕事小説としてテンポ良く進んでいたが、案の定の最終話。
いい話では終わらないんだろうなという予想通りで、彼らの心底にあるのが、「よそ者排除」という、古来からあるあるの、実に不愉快で旧弊な考えだった。
そして、ラストの日付。3月11日。
次作は重くなりそうだ。