天祢涼のレビュー一覧
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「死刑になりたかった」
ーーその犯行動機は真実か?
SNSの闇が生む苦しみや欲望を描き出す
傑作長編ミステリー。
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アパートに暮らす母娘が隣人に襲われる。
母親は死亡、娘は負傷。
犯人の緑川は、死刑になりたかったと供述。
ニュースサイト記者、
守谷千弦が疑問を抱き、
事件を調べ始める。
天祢さんの「希望が死んだ夜に」が好きで、
社会派ミステリーを読むきっかけになった方で
本作もそれに近いものを期待してました。
本作も登場人物全員が怪しくて、
危険な目に -
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幼馴染で同じ大学に通う友人が近所の公園で殺害されその真相を探る話
殺害される前夜「相談したいことがある」とLINEを送っていた
主人公の千弦の視点
玲奈のゼミの先生 犯罪社会学の葛葉の視点
早々に犯人が明かされる⋯
のかと思いきや!
主人公は周囲や相手を観察し分析するのが得意の様子
セリフ等が説明的で、都合よく話が進み過ぎであるけど、テンポよく読みやすくはあった
タイトルの "闇" が何を指すのか
犯人の境遇、動機が痛ましい
だけど
記者の土用下報子に助けられた辺り、
急に荒々しくなる土用下の言葉遣いや、こっちが私の本性だとか、本性見せちゃったから「報子さん」「千 -
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平成という時代をコンセプトとする短編アンソロジー 実際に起きた事件、流行った物事をテーマとして
「加速していく」青崎有吾
JR福知山線脱線事故を題材として
事故当事者とならなかった少年の心象を描きながら、当時の安全管理労働環境を
「炎上屋尊徳」井上夢人
通信機器の変貌とネット環境の普及
運動部の体罰体質を隠蔽する学校とコーチへの報復 YouTubeバイトテロ等踏まえて
「半分大人」千澤のり子
平成の二分の一成人式」への反抗
私もこの家庭状況までカーストされるようなこの儀式は好きでない
ネグレクトと性虐待に苦しむ小学生達の策略
なかなか読ませる
「bye bye blackbird」 遊 -
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地元民じゃないと言う理由だけで、爪弾きにしつくる人達がいる事に気づいた結子は、広報誌を作る気力を無くしていた。そんな中、東日本大震災が起こり、高宝町も大きな被害を受ける。
広報誌があったおかげで、繋ぎ止めた命、広報誌を作ったために後悔してる人、家族を亡くした人に取材してもそれを描ききれない自分。
様々な葛藤と、広報誌の強みが見えて来る。
被災していながらも、誰かを助けたい気持ち、悲惨な今を未来に残したい気持ち。そんな気持ちに突き動かされるように、結子の発案で、全国の広報マンが作る広報東北が発行される。
広報誌の可能性に胸が熱くなり、伊達さんの後悔に涙が出そうになり、感情が揺さぶられた一冊。 -
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元婚約者のことも吹っ切れ、2年目も高宝町に残ることにした結子。茜も候補課に配属され、やる気に満ちている結子は、広報コンクールの表彰式も見学し、広報コンクールの入賞を目指して頑張る。
高宝町で廃校になった中学を再生させるプロジェクトを目玉に記事を組むが、その真相は鬼庭の対立候補となるべく町長選挙での立候補を目論む人を特集されることだったため、会えなく断念。
さらに、高宝っ子だけが認められ、余所者を排除しようとする、田舎特有のしがらみにも気づき、結子はこの前、ここで広報誌を作り続けて良いのか悩む。
やっぱり、田舎らしいしがらみとかあるのね…
だから、移住は大変なんだよね… -