天祢涼のレビュー一覧
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ネタバレ新シリーズ?
”空想能力”を持つ大学生・瑠雫と、彼女に片思いの勇真の物語。
<あらすじ>
推理小説が大好きな瑠雫は、小説に出てくる探偵を”空想”で呼び出すことができる。
でもその探偵はあくまで瑠雫の空想なので、ホームズだろうがポアロだろうが
瑠雫の思考範囲内なので、推理力は瑠雫と同等
しかも残念ながら瑠雫と勇真にしか見えない― なんか微妙な能力。
そんな2人が、仲の良かった人気女優・日下部陽子の死体を発見する。
現場は小さな通気口があるだけの、扉も窓も鍵がかかった密室
さらに陽子の死因となった刃物は密室内から見つからなかった。
自他殺双方を捜査することになった警察
瑠雫と勇真も独自に捜 -
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「あなたのお父さん、
殺人犯なの?」
コロナ禍だからこそ成立した
巧緻を極めたミステリ!
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著者の「希望が死んだ夜に」がすごく良くて、
「あの子の殺人計画」を読んでいました。
そして本作。
あれ、これはダメかも…読めないかも…と最初は思いましたが、途中からは結末が気になり一気読みでした。
小学五年生の咲陽(さよ)は、
うちは恵まれているから困っている人がいたら助けるという言葉を母親から受けて、
家の裏のアパートに父子で住んでいた、
同級生の小夜子を自 -
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葬儀屋×ミステリ
葬儀屋の先代の社長幸大が廃ビルで死亡していた。死体を受け取りに来た悠司がこれは父だと言う。しかし、刑事の滝沢は悠司と死体の状態に不審な点を見つけて死体は幸大ではないと思い調査する。
①死体が本当に御木本幸大なのか
②なぜ死体の腕時計が死亡の二日前に壊れて止まっていたのか
③なぜ悠司は死体をみて状況を聞いた時に「殺したか」と呟いたのか
④なぜ悠司は幸大の「死んだ時には葬儀はしないで欲しい」という望みを無視してまで葬儀をしたがるのか
という4点がメインで捜査されるが、④が肝。
①から③はなんとなく予想できた展開だったが、④がなるほど。 -
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ネタバレSNSでの誹謗中傷やフェイク動画など、まさに今の現代に合ったテーマの小説でした。
みんなが自分に都合のいい情報を信じ、真実が違えば騙されたと批判し多勢を正義として正当化する。この連鎖に自分も当事者となり得るのかと思うと鬱々としました。
今でさえ情報が溢れているのに、今後もっとAIが進化していくとどうなるのか…。
このお話の真犯人は頭も容量も良さそうなので動機には釈然としないところがありますが、生きていく中で考え方は変わるし、タイミングや色んな積み重ねで起きた結果なのかなあと自分の中で解釈しました。
完全な悪とも言えないのが複雑です。
リアルな社会問題が興味深かったので、同じようなテーマで -
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ネタバレ1作目のような重鈍な感情も2作目のような衝撃も無く、少々期待はずれだったというのが正直なところ。子供の思考が発達しすぎている、"想像"があまりにも露骨、肝心のタイトルキーワードの使い所が文脈から遊離しているように感じられた、など。前作までは圧倒的な感情表現や叙述トリックに隠れて無視できていたリアリティの無さが浮き出てきてしまった印象。
それでも、やはり不器用で健気な子供達の心情表現や関係描写には鬼気迫るものがあった。咲陽は自身に正直だが、友達や親からのこうあって欲しいという期待と、小夜子を守るという義務感に押し潰されてゆく。小夜子はこれまでの虐待とネグレクトに適応し心を麻 -
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ネタバレ他の方の感想でもあったが、題名から想像していた内容と違っていたことと、またそれが美月さんを殺した犯人も含め『ん~!?』と個人的には消化不良だったので内容についてこれ以上書くことは無いかなと…
ただ題名にある『あなたの大事な人に殺人の過去があったら…』ということだが、『大事な人』とあるので今作のように同じ職場の人(近くにいる人)で友達以上の感情(ある程度深い関係)を持ち合わせているような人であり、その殺人に至った経緯(今回は突発的)、殺意の有無(今回は当時明確な殺意が結局あったのかなかったのかが『?』)、本当に反省・償いが出来ているのかによって考え方・接し方は変わってくるのではと思う。(自分が