佐竹美保のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
守り人シリーズ外伝。
守り人シリーズを読んだのが数年前なので、前の戦の事情とか、殆ど覚えていなかったのですが、さすが上橋さん。物語の世界へずんずん引き込まれていきました。
サダン・タラム〈風の楽人〉の頭の護衛を請け負ったバルサ。過去にもサダン・タラム〈風の楽人〉達と共に旅をした時の話が挿入されている構成です。
まだバルサがジグロと共に旅をしていた頃、10代のバルサとジグロとの厳しくも固い絆が素敵です。ジグロは本当に“プロ中のプロ”という感じでゆるぎないものを感じますね。
バルサもこの頃の感情の揺れを乗り越えて、その後のブレないカッコイイバルサに繋がってゆくのですね。
ジグロとサリのロマンス( -
Posted by ブクログ
ネタバレ解説がある軽装版をオススメします。
覚えのあるエピソードなのは、発表済み短編を膨らませたものらしい。過去と現在が巧妙に交差する。インド映画ばりに歌いだしたり、ジグロに隠し子疑惑があったり、バルサが後妻?に嫉妬したり、ツッパリ不良ぶっていたり、ツッコミどころ満載。
楽団の頭が狙われる理由についても、あんた最初から言いなさいよ、と。
泣けるほどではないが、『闇の』に肩を並べる鎮魂と融和が主題。序盤のもたつきと、男性陣が薄い、槍術の見せ場が少ないのが惜しまれる。
ジグロに瞬殺された王の槍の人、なんだったんだ…。
あいかわらすタンダがお留守番。トロガイふくめ、もうちょい外伝読んでみたい。早 -
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完結したと思っていた守り人シリーズのまさかの続編。内容的には過去のバルサとジグロの話が中心なので、正当続編とは言いがたい話ではあるんだけど、バルサとジグロの話が読めるだけでファンとしては非常に堪能出来た、というのが正直な感想。
また、外伝と銘打ってはいるものの、物語として蛇足にならないと良いなと思っていたけど、読み進めるにつれてそんなことは全く気にならず、上橋さんの確かな筆力をベースとした物語に身を任せて幸せに浸るのみ、という感じでした。
一方、この形式であと数作書けそうな感じはあるな、とそんな事も思ったりした。また、外伝という形式で、大戦後の新ヨゴ国、カンバルやロタを単に旅をして色んな人と出 -
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まさかバルサシリーズを書いて頂けるとは思ってもみなかったので、新刊が発売されたニュースを見た時は、本当に嬉しかったです。
そういう思いがあったので、この本(私以上にファンの娘が買ってきたサイン本!)は、一文一文を、とても大事に丁寧に読ませて頂きました。
やはり本当に素晴らしい物語でした。
登場人物が、それぞれの想いを持ちながら、自分の立場や役割との折り合いに葛藤しながら進んでいく様子が、歴史的な流れと、奥深い存在論的(ナユグまで織り込む世界観をなんと言えば良いのか、、)な視野で描写されていて、こちらの魂も揺さぶられる読後感でした。
ああ、これがバルサシリーズだよなあ、と、改めて感じ入りま -
Posted by ブクログ
おソノさんの来し方、引退した町長さんの思い出話、砂漠の村でのヨモギさんの話、など。
今のおソノさんの度量の広さは、こんな人生を歩んできたからなんですねぇ。突然やってきたキキをすんなり離れに住まわせてしまうなんて、あまりにもお人よしすぎると思っていましたが、こういう過去があるなら、納得です。親から離れて心細そうにしている女の子を、どうしても放っておけなかったんでしょうね。
若き日のおソノさんも良かったのですが、一番泣かされたのはヨモギさんの幼なじみのトゲコちゃん。「魔女の宅急便」シリーズ、色々不思議な出来事はありましたが、サボテンが歩いて喋るってのは、今までにないぶっとんだ設定ではないでし