佐竹美保のレビュー一覧

  • 守り人シリーズ電子版 10.天と地の守り人 第三部
    「感無量」、「感慨にふける」・・・
    あぁ、この読後感をどう表現してよいのやら。

    ついに、終わってしまった。バルサとチャグムの長い長い物語が。
    この「天と地の守り人」は三部作で、タルシュ王国の北への侵攻を前に、第1部と第2部で、様々な戦略、駆け引き、思惑があって、そういったものがあったからこそ、最後...続きを読む
  • アインシュタイン (新装版)
    アインシュタインは小さい頃からわからない理由などを絶対に調べたり、聞いたりして知っていたのですごいなぁと思った。
    でも原子力爆弾は
  • アンネ・フランク
    改めてユダヤ人の過酷な生活が戦争であったのだと感じた。でもアンネはとても強く、日記を大事にしていて死んでしまった時にはとても虚しかった。このような日記があることで迫害のひどさを後世に物語ってくれていると思う
  • 守り人シリーズ電子版 7.蒼路の旅人
    シリーズ7作目。
    いやぁ、おもしろい。ぐんぐん物語に引き込まれてしまう。

    チャグムがサンガル王国へ儀式のために出向いた頃にまかれていた火種(タルシュ王国のサンガル王国への侵略
    )が一気に燃え上がっていて、新ヨゴ皇国も大きな波にのまれていく。

    なんと、サンガルがどうにも持ちこたえそうにない、どころ...続きを読む
  • 守り人シリーズ電子版 6.神の守り人  下  帰還編
    「ーでも、他人をあっさり見捨てるやつは、自分も他人からあっさり見捨てられるからね。」

    名言でた!しかもこんな端的な名言。いや、今までもたくさんいいセリフ、あったんだけど、メモをするのももどかしく、先へ先へ進んでいた。でも、なぜかこのセリフは今の私にささった!野獣のような闘争心を持つバルサが、結局、...続きを読む
  • 魔女の宅急便 その6 それぞれの旅立ち
    キキが、お母さんになって、がんばっているなと思った。コキリさんみたいだったけど、よくプリプリするのは、前のままだった。ぼくは、キキお母さんより、優しいとんぼさんお父さんが好き。
    トトは、男の子ってだけでまじょになれないというのは、かわいそうだと思った。ケケに会いに行ったり、ニニと同じ日に旅立ったり、...続きを読む
  • ゆりの木荘の子どもたち
    ゆりの木荘はいまから百年以上も前に建てられた立派な洋館。いまは、老人ホームゆりの木荘として、四人のおばあさんとふたりのおじいさんが暮らしている。

    その家で起きた不思議な出来事。

    こういうお話、だぁ〜い好き!
  • きつねの橋 巻の二 うたう鬼
    『きつねの橋』の続編が読めるなんて嬉しい。
    平貞道を中心に、平季武、公友、白きつね・葉月のオリジナルメンバーに渡辺綱が加わり、物語にますます深みが出てきて前回以上に面白かった。

    弱みにつけこまれ鬼に取り憑かれてしまった季武。
    季武を助けようと力を合わせて鬼に挑むみんなのチームワークが良かった。
    ...続きを読む
  • 守り人シリーズ電子版 2.闇の守り人
    タンダやチャグムなど、大切な人のいる新ヨゴ王国を離れ、故郷カンバル王国へ向かったバルサ。読者はバルサの過去をもっと深く知ることになり、バルサはずっと抱いていた祖国への怒りに向き合うことになる。
    ジグロが殺した友がなぜ8人だったのかなど、本書で明らかになっていくにつれ、ログサム王の本当の、そして恐ろし...続きを読む
  • 守り人シリーズ電子版 7.蒼路の旅人
    今回はチャグムのお話。幼かったチャグムはもう青年になり、国の運命を背負っている。彼が帝に楯突いた時はせいせいしたけど、その結果ハルスアン閣下を亡くし、タルシュに捉えられてしまうことになった。それでも炎のような激しさを持つチャグムが大好きだ。ジンは、バルサに縋って帝になりたくないと泣いていたチャグムを...続きを読む
  • 魔女の宅急便
    福音館書店のオリジナル版では、挿絵が効果的に書かれている。ハードカバーであるので少しは重いが子どもが何度も読んだり学校においておくにはいいと思われる。
     映画とはストーリーの大枠の一部のみ重なっていて、イベントはだいぶ異なることに驚かされた。
  • 魔女の宅急便
    映画もさることながら、原作もこんなに読む人を惹きつける話だったのかと驚きました。

    キキの旅立ちから始まり、行き着いたコリコの街でさまざまな人と出逢いながら成長する一年間。

    トラブルやハプニングもキキの機転や周りの人(ジジも)の協力で乗り切るのが気持ちよく、大人とも子どもとも言えないキキの心情もよ...続きを読む
  • 魔女の宅急便 その5 魔法のとまり木
    キキとトンボさん、ジジとヌヌがけっこんできてよかった。ずっと仲良しで好きだから、けっこんできたらうれしい。
    十五年後のけっこん生活はどうなっているのかな。楽しみ。(小5)
  • 魔女の宅急便
    主人公の成長、自立がさわやかに描かれる。映画はどうしてあんな風に都会の若者のギスギスした感じを追加し、恋愛を絡めなければならなかったのだろう。あの映画では、キキのパンツが見えすぎるのも気に入らないのだが。
  • 魔女の宅急便 その4 キキの恋
    題名は「キキの恋」だけど、一番大事なのは、コキリさんが死にそうになったところではないか!と思った。
    クスリグサが、自分の力を全部あげて、コキリさんを生きさせてくれたんじゃないかと思う。クスリグサは、やさしいな。
    ヤアくんが成長したな。ジジにちょっかい出さずに、小さい子たちのめんどうをみてあげられるよ...続きを読む
  • アリババの猫がきいている
    外国で産まれた物の身の上話を通して、その国をのぞいたような気持ちにさせてもらいました。
    アフガニスタンは依然、混乱が続いています。古都ヘラートで作られるヘラートグラスの工房も次々閉まっていく中で、作中のグラスは外の世界へと送り出されました。グラス工房の娘さんが、グラスに語りかける言葉が印象的でした。...続きを読む
  • 風と行く者
    また守り人の世界に浸れた。
    ジクロがバルサのことをとても大切に思っていることが見えて胸が温かくなった。
    全てを捨てて逃亡生活をする中でジグロがどんなことを思っていたか想像して、この世の不条理をすごく感じた。
  • 魔女の宅急便 その3 キキともうひとりの魔女
    ケケが、親指を立ててにこっとするとなんでもできるっていうのは、すごいなと思った。でも、悪いことだっていうのもわかる。
    うちはみんな花粉しょうだから、くしゃみのお薬がほしい。(小4)
  • 秘密に満ちた魔石館3
    児童書ですが、いろいろな宝石が時代も国も違う人々と生きる話です。希望もあれば残酷な悲しい話しもあるので大人にもお勧めのシリーズです。
  • 帰命寺横丁の夏
    米児童文学賞受賞作。去年の夏「岬のマヨイガ」の原作と映画を見てその出来の良さに感心していたが、これは吉田玲子の脚本のおかげだと思っていたら、この著者の原作に力があったのだと思い知らされた。黄泉がえりした人間がその正体を見破られない限り普通に生活して行き子孫を作っていくことも可能と言うファンタジー、日...続きを読む