佐竹美保のレビュー一覧

  • 魔女の宅急便 その6 それぞれの旅立ち

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    これで、全巻通読したわけだが、最終巻に向けての盛り上げかたといったら、神業としか言いようのないほどのものだった。
    アニメはアニメ。本書とは、全く別物である。
    角野栄子のもつ日本語の魅力を存分に味わった。
    不思議な幻想的な世界観のなかに、ある一定のリアリズムを常にはらんでいる。そんな、文字によって精緻に形作られた世界を彷徨う。
    そんな、ひととき。
    いまの多忙を極める現代社会にとって、もっとも必要とされる時間ではないだろうか。

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    2011年08月31日
  • 魔女の宅急便 その5 魔法のとまり木

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    なんて可愛い話なんだろう。
    キキは大人になってきて、だけどまだうまくいかないこともたくさんあって。
    そんな中で失敗もあるんだけど、ちゃんとそこから反省して新しいことを学んでいく。
    その素直さは現実的じゃない姿かもしれないけど、理想のひな型って感じもするし、誰しもどこかに持っている姿のような気がする。
    最後は可愛すぎて涙が出てしまった。

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    2011年07月31日
  • 魔女の宅急便 その4 キキの恋

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    10代って決して爽やかな時期じゃないのね。
    わけの解らないイライラモヤモヤがいっぱい。
    道理は解らないし、自分を認められたい。
    どんどん自意識が勝手に膨らんでく。
    そんな時期をうまく乗り越えるのは結構大きな試練。

    17歳のキキの恋は可愛い!
    でも少しずつ大人になってきたキキは可愛いだけじゃない。
    難しいことにぶつかりながらしっかり魔女になっていくのだ。

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    2011年07月26日
  • 守り人シリーズ電子版 4.虚空の旅人

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    うーむ、これもおもしろいです。
    バルサ&タンダが出てなくてもおもしろいです。
    描写がリアルで、またまた悪夢をみてうなされたけれど嫌いになれない一冊。
    怪しい呪術師はのちのちにまた現れそうな予感がします。
    そのときはぜひトロガイと対決してもらいたいです。

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    2011年07月21日
  • 魔女の宅急便 その5 魔法のとまり木

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    ネタバレ

    映画の魔女の宅急便を見たときに、もし、このシリーズがはっぴいえんどであるなら、
    キキとめがねのとんぼが結婚することだと思っていました。
    ちょうど、ハリーポッターとジニーが結婚するのを予感していたのと同様。
    でも、結婚の前後の話がないのは、とても悲しいです。
    子供向けの物語だからだろうか。

    ps.
    相変わらず佐竹美保さんの絵は、物語に合っていて素敵だと思います。

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    2011年06月19日
  • 魔女の宅急便 その4 キキの恋

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    ネタバレ

    映画の魔女の宅急便を見たときに、もし、このシリーズがはっぴいえんどであるなら、
    キキとめがねのとんぼが結婚することだと思っていました。
    ちょうど、ハリーポッターとジニーが結婚するのを予感していたのと同様。
    話がなかなか進まないのは、子供向けの物語だからでしょうか。
    映画がとんとん拍子だったので、そのテンポを小説に期待しているのでしょうか。
    映画で、魔女の宅急便2をやって欲しいと思うのは、私だけでしょうか。

    ps.
    相変わらず佐竹美保さんの絵は、物語に合っていて素敵だと思います。

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    2011年06月19日
  • 十五少年漂流記

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    十五人の学生たちが、航海中に流れ着いた無人島でたくましく生き抜いていこうとする冒険活劇。極めて王道的な冒険小説で、そのシンプルさゆえに素直に物語に入り込むことができました。登場人物も魅力的で、これを読んだ小学生の頃には主人公のブリアンにとても憧れていました。純粋な子ども心に帰って冒険を楽しむことができる小説です。

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    2011年05月06日
  • ブンダバー

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    三年生の時に、初めて読みました。面白くっていっきに、十巻まで読みました。中一の今でも繰り返し、読んでいます。

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    2011年05月04日
  • 魔女の宅急便 その3 キキともうひとりの魔女

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    魔女の宅急便、第3巻です。
    キキ、16歳の物語。

    ひとつの町に魔女はひとりだけという掟を破り、キキの暮らす港町に12歳の魔女、ケケがやってきた。

    次第にケケは町の人気者になっていき、キキは自分の存在に不安を感じ始めるのだった。

    自分は必要なのだろうか?

    自由奔放に生きるケケに振り回され、キキは仕事の電話を無視したり、お客さんにお金をせびったりとダークな一面を表す。

    1巻では親元を離れて生活するひとり立ちの成長。

    2巻ではもっと人の役に立つため、宅急便の他に薬草の栽培を始めるという仕事の広がり。(キキと新しい魔法)

    3巻ではライバルの出現による存在意義の喪失と再生。

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    2011年05月01日
  • 大魔法使いクレストマンシー キャットと魔法の卵

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    ネタバレ

    1番好きなキャラ・キャットが活躍するってだけでハイテンションでした。

    大きな力を持っていてそれにうぬぼれることなく、素直で好奇心旺盛でいたずらっ子らしくて、小さなことにも耳をかしどんな生き物に対しても敬意をしめすキャット。

    子供の話に耳を貸さない大人たち。いつも真実に一番近い子供たち。紐を解きほぐしていくように真実が明かされる書き方。いたずらっぽくカラフルな魔法の数々。
    相変わらずのわがままっぷりで、それでもみんなから溢れんばかりの愛を注がれるクリストファー。いざっという時、やっぱり頼りになるパパ・クリストファー。

    本当、にぎやかで色が飾られたお話でした。

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    2011年03月20日
  • リンゴの丘のベッツィー

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    大事に大事に「大丈夫?大丈夫?無理しないでね」と気遣われて育った無力感の塊みたいな女の子が田舎に預けられ、適度にほったらかしながら見守ってくれる人たちに囲まれて成長していく物語。
    「してあげない」ことで、自分を生きられるようにしてあげる話といってもいいか。
    めちゃくちゃ良かった。

    ベッツィーのかわいさとかわいくなさが素直にうなずけるし、まわりの大人たちはちゃんと大人でほっとする。
    教科書通りの良い子や完璧な大人じゃなくて、ひとつずつ大きくなっていく子どもと、自分をちゃんと抱えて生きている大人たち。

    正しい言葉は理解を深め、人と人の距離を縮ませる。
    気遣いという名の分厚いオブラートにくるんだ

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    2013年06月08日
  • 守り人シリーズ電子版 7.蒼路の旅人

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    「守り人」シリーズ 第6作。

    文庫版がまだ出ていないのでこちらを購入。
    児童向けだけあって、ルビが多い。

    世界観はさらに広がり、
    この先どうなるのか、
    気になってしかたない。

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    2011年01月31日
  • 大魔法使いクレストマンシー キャットと魔法の卵

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    面白かった!!!
    キャットはクリストファーの次に好きなキャラクターだし、魔女と暮らせばのキャラクターがたくさん出てきて楽しめた。
    これは買おうかしら。

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    2012年01月17日
  • ハックルベリィ・フィンの冒険

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    ミシシッピ川のほとりに住む今、ハックルベリィとともにいかだに乗ってミシシッピ川を下る気分になれる。もう今はこんなことできやしないけど、できる気になれるから、本を読むのって面白い…立松和平がオリジナルで川くだり冒険小説を書いたら、やっぱりこんな作品になるんだろうな。

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    2011年01月10日
  • 魔女の宅急便 その5 魔法のとまり木

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    この本を初めて読んだときはもうすでに社会人で、1巻の頃のように一緒にドキドキしてハラハラして、というのではなくなってました。いつのまにかお姉さんにでもなったかのように上から目線で見るようになってました。それでも、20年たっても、キキも、ジジも、同じように動き回ります。いまだにそそっかしくて、ささいなことに心を動かすキキがすごく愛しくて大好きなことに変わりはありません。

    ここまでは既読の本。1巻から再読を始めたとき、すごく落ち込んでた。だけど、一冊一冊読み終わってくうちに、いつのまにか元気が少しずつ貯まり始めていくみたい。今は少し前を見て、元気になれそうなかんじがするもの。これって魔法かもね(

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    2011年01月09日
  • 魔女の宅急便 その4 キキの恋

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    新年一発目に読み終わったのがこの本なんていい年になりそう♪

    初読は大学生のころ。すでにバイトを始めてたこともあり、前半はキキの仕事に対する姿勢がかなり気になった記憶があります。預かりものの帽子で遊んだり、仕事を自分のワガママで選ぼうとしたり。仕事に対して楽しいことや嬉しいことだけを求めて、それ以外は排除するなんておかしいと思ってた。今でも、もちろんそう思うけど。だって、しんどいことやつらいことがあるからこそ、達成感や嬉しい気持ちって倍増するものだしね。
    けれど、この本に★5つをつける理由はやっぱり後半。キキの恋の行方や成長、小さなふたりの恋の行方もとっても微笑ましい。キキの愚痴もなくなったし

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    2011年01月04日
  • 大魔法使いクレストマンシー トニーノの歌う魔法

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    もう大好き

    カプローナ王国でモンターナ家とペトロッキ家は何十年も前から仲が悪い
    両家の一家のトニーノとアンジェリカがさらわれたことで両家の魔法対決になるが
    子供たちとクレストマンシーの活躍で裏で糸をひく悪い魔法使いをやっつけて両家も仲直りしてめでたしめでたしのはなし

    パオロとトニーノの兄弟がかわいいし
    イタリアの大家族の雰囲気が楽しかった

    子供たちが活躍するのであんまり出番はないけれど
    クレストマンシーが出てきてうれしい
    やっぱりかっこいい

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    2011年01月02日
  • 魔女の宅急便 その3 キキともうひとりの魔女

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    初読は確か高校生の頃。当時のお小遣い一月分に相当するこの本への出費はとても痛いものだったけれど、自分への誕生日プレゼントだと言い聞かせて買った記憶があります。そして、買ってよかったなぁとほくほくした気持ちで読み終えた記憶も。

    生意気な小さな魔女の出現で、自分に自身が無くなったり、ケケを妬んでしまったり、自分の存在価値を感じられずにいじけたり、ジジに八つ当たりしたり、もがき苦しむ様子は、当時は自分にも似たような感情を抱いていた時期でとても共感して一緒に苦しみ、最後にはとても満足してページを閉じた。今読み返してみると「そんな時期もあったなぁ」と懐かしい気持ちのほうが強いかも。それでも、今でも私の

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    2011年01月04日
  • 大魔法使いクレストマンシー 外伝 魔法がいっぱい

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    短編でも面白いのがダイアナ・ウィン ジョーンズ作品ですね。個人的には「キャットとトニーノと魂泥棒」が好きです。シリーズ揃えて一読を。

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    2010年12月02日
  • 大魔法使いクレストマンシー 魔女と暮らせば

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     大魔法使いクレストマンシシリーズの中の作品。単体で読んでも十分面白いです。先の読めない展開は流石ダイアナ・ウィンジョーンズ。
     魔法が好きな人にはぜひ読んで頂きたい作品。

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    2010年12月02日