佐竹美保のレビュー一覧

  • 守り人シリーズ電子版 5.神の守り人  上  来訪編
    用心棒バルサは人買いから兄妹を助ける。
    妹アスラは美少女だが、恐ろしい力を宿していた。その力は国家をもゆるがす。
    アスラは命を狙われながらも、自分の身のうちに宿る恐るべき力に魅せられていく。
  • 守り人シリーズ電子版 3.夢の守り人
    【2015年交換会】
    木花さんからさやかJにいただきました。
    現実がつらくて夢にとらわれてしまう人たちの姿が花の描写とともに目に浮かぶように描かれています。
    一作目から通して読んでくると、主人公の心の成長も感じられました。
    一作目の登場人物もたくさん出てきて、色々な人の思いが昇華されて、ちょっと心が...続きを読む
  • 守り人シリーズ電子版 2.闇の守り人
    【2015年交換会】
    木花さんからさやかJにいただきました。
    守り人シリーズの2作目です。
    精霊の守り人の舞台から場所を移して主人公は故郷に帰ります。
    悲しい記憶のある場所で主人公が繰り広げる弔いの闘いに胸を突かれます。
    ファンタジーの世界ならではの不思議な出来事の数々に目を見張る一冊。
  • 帰命寺横丁の夏
    祈ると亡くなった人が帰ってくるという信仰があった帰命寺横丁が舞台の物語。
    生き返ったあかりとあかりを必死に守ろうとするカズの思いに胸が詰まる箇所がいっぱい。水上のおばあさん・カズ、どちらが正しい・間違っていると単純に割り切れない。現実的ではなく甘い結末だと思うかもしれない。でも、ただ単純にカズを応援...続きを読む
  • リンゴの丘のベッツィー
    赤ん坊のとき両親をなくし、おばさんに育てられたベッツィー。おばさんは生真面目で、きちんと子育てをするために子育ての本ばかりを読むようになって、危ないことはなんでも先回りをして遠ざけようとする。
    そんななか、大叔母さんの病気が判明して、おばさんは母親である大叔母さんにつきそうことに。ベッツイーは、また...続きを読む
  • 魔女の宅急便 その5 魔法のとまり木
    キキは19歳になりました。
    変わらずコリコの街で宅急便やさんをしています。とんぼさんも変わらず学校に通っていて離れ離れです。
    ライちゃんという新米魔女と出会ったり、不思議なお届けものを届けたりと、変わらない日常の中で少しだけ変化がある毎日を過ごしていました。しかし、ある日ジジがキキとうまくはなせなく...続きを読む
  • 魔女の宅急便 その4 キキの恋
    キキはもう17歳。
    17歳の夏は一度きりなのに、仲良しのトンボさんは遠くの学校のそばにある山に篭りっきりで帰ってこない。時々手紙が来るだけで、キキも意地になって会いに飛んでいかないままの夏休み。キキの元には、お友達のモリさんの弟ヤアくんが夏の間やってきました。

    サブタイトルは「キキの恋」。キキの恋...続きを読む
  • 魔女の宅急便 その3 キキともうひとりの魔女
    キキがコリコの街に来て4度目の春がやってきました。キキはもう16歳。魔女の宅急便の仕事とくしゃみの薬を必要な人にお分けする仕事をしています。
    ある日、順調に暮らしていたキキの所に、ケケという変わった女の子の居候がやってきました(それも強引に)。キキと同じ真っ黒のワンピースを着ています。彼女は魔女?分...続きを読む
  • 魔女の宅急便 その2 キキと新しい魔法
    里帰りからまたコリコの街へ帰ってきたキキ。魔女の宅急便2年目です。
    2年目ともなれば、街の人達に宅急便の仕事は浸透してきているようです。日々様々なお届け物の仕事が舞い込んできます。そんな中、あるお届け物をきっかけにキキは自分の仕事、魔女である自分について疑問を持ってしまいます…。

    ジブリ映画の続き...続きを読む
  • 守り人シリーズ電子版 10.天と地の守り人 第三部
    第一部を読み始めたのは
    確か 昨日の夜でした

    そのあと
    寝るとき と 食べているとき と お手洗い
    犬の散歩 とき以外は 
    すっかり はまりこんでしまって
    次の日の午後には 
    バサラが傷の癒えかかったタンダを抱えて小屋の近くの大木に身を預けるとこになっていました

    久しぶりに 一気読み を 経験し...続きを読む
  • 守り人シリーズ電子版 2.闇の守り人
    何が「善」で
    何が「悪」なのか
    誰が「強者」で
    誰が「弱者」なのか

    読んでいるときも
    じっくり考えさせてもらい
    読み終えたあとも
    じっくり考えさせてもらえる

    読みながら
    自分の これまでの 人生を
    振り返させてもらったり

    読むこと
    想像すること
    納得すること
    共感すること
    思い入れること

    ...続きを読む
  • 守り人シリーズ電子版 10.天と地の守り人 第三部
    (2015年2月1日 再読)

    チャグムとシュガにぼろ泣きの私。
    バルサとタンダに涙止まらない私。
    こんなに泣いたっけ?

    好きなキャラは勝手に自分で好みの俳優をキャスティングして読んだので、おもしろかった。
    原作には絶対敵わないけど、ドラマも楽しみです。
  • 魔女の宅急便 その6 それぞれの旅立ち
    いつのまにか6巻まで出ていたこのシリーズ、あらためて1巻から最後まで一気に読んでみた。角野栄子さんは、こどものための本を書くことができる、数少ない作家のお一人。安心して読み進む。
    大人になったキキは結婚し、双子の母親になる。そして、その子供たちが13歳になり、それぞれの旅立ちを迎える・・・。
    13歳...続きを読む
  • 守り人シリーズ電子版 7.蒼路の旅人
    (2015年1月25日 再読)


    シリーズ通して、この話がいちばん好きかも!やっぱり!
    チャグムがとても聡明で勇敢で清廉で、なのに弱くて危うくて青い。
    その強かさとナイーブさがたまらないです。

    実写ドラマ化という話を聞いてから、チャグムは神木隆之介くんのイメージしかないんだけど、どうにか実現しな...続きを読む
  • 守り人シリーズ電子版 4.虚空の旅人
    (2014年11月13日 再読)

    チャグムが優しくかっこいいお話。
    シュガになんだかぐっと来た。

    海の国サンガル、南の大陸のタルシュ、世界が広がっていきます。
    バルサやタンダが出てこないのは寂しいけど、外伝なんかじゃなくこっからこのシリーズすっごく面白くなる!と個人的には感じています。
  • 西遊記(中)破邪遍歴の巻
    悟空と三蔵のたびがはじまる。八戒や悟浄を仲間に入れて旅が続くのは
    おなじみのストーリー。

    三蔵に出会ってからの悟空も、とびぬけて強いのは同じ。
    このとびぬけて強い悟空も、危機に陥れないと、お話が成り立たない。
    そこで登場するのが、弱いくせに言うことだけは立派(?)な三蔵で
    彼が悟空のうまい具合に足...続きを読む
  • 西遊記(上)悟空誕生の巻
    息子の読み聞かせに使用。
    中国で神話にあたるものは、と考えこちらを読んでみると大ヒット。
    まず孫悟空が三蔵に助け出される前の活躍(?)のストーリーをそもそも知らなかった。
    生まれた時からすでに強かった孫悟空が修行を通し、さらに強くなっていくのだが、
    師匠に見放されたりして、悲しい身の上である。
    とに...続きを読む
  • 守り人シリーズ電子版 2.闇の守り人
    守り人シリーズ第二弾。バルサの故郷カンバル国での話。ジグロの汚名をはらす。面白い。ルイシャはジグロの思いました。だったとおもう弔えるのはバルサしかいない。。
  • 帰命寺横丁の夏
    深夜突然自分の家の一角から見ず知らずの女の子が出てきたら。
    そしてその子がいつの間にか学校に溶け込んでいて、周りの人達も昔からその子を知っていて、自分だけがその子の事がわからない状況になったら・・・
    って最初の方では怖い話かと思ってたんだけど。

    主人公カズの家の辺りの古い地名を授業で調べた頃から怪...続きを読む
  • 帰命寺横丁の夏
    素晴らしい物語だった。
    一冊で二度美味しい、というのがぴったり。もう一つの話も、まるまる一冊の本にできるでしょうに!
    夏というどこかふわふわと楽しく、そして不安定な季節に感じる郷愁と、小学生が一生懸命になる様子に、心がジーンとしました。
    もし自分が小学生だったら、どこか身近にこんなことあるんじゃない...続きを読む