あらすじ
クレストマンシー城に、変わった魔法の力を持つイタリア人の男の子、トニーノがやってきた。
今まで城じゅうでいちばん年下で、みんなに面倒をみてもらっていたキャットは、自分より年下のトニーノが気に食わない。
でも、元・クレストマンシーのゲイブリエル老人を訪ねた帰り、悪の大魔法使いにさらわれて、記憶を奪われてしまった二人は…?
『魔女と暮らせば』の主人公キャットと、『トニーノの歌う魔法』の主人公トニーノが、力を合わせてがんばる『キャットとトニーノと魂泥棒』ほか、強大な魔力を持つ大魔法使いクレストマンシーをめぐる四つの短い短編を収めた、シリーズ外伝です。
売れっ子少女〈夢見師〉キャロルや、太陽の神の血をひく異世界の少年タスパーなど、初登場の人物たちも魅力的。
魔法のファンタジーの第一人者、ダイアナ・ウィン・ジョーンズの待望の短編集。小学校中・高学年~。
感情タグBEST3
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キャットとトニーノにまた会えたのが何より嬉しい。
最後の「見えないドラゴンにきけ」は、宗教色の強いお話で、普段神を意識して暮していない無信仰の私には、少し刺激が強かった。
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「クレストマンシーシリーズ」ついに最終巻(T_T)
「魔法がいっぱい」読み終わってしまいましたー!
あぁぁorz(涙) 名残惜しい…でも読んでよかった(;_;)
トニーノとキャットのコンビにキュンキュンし、何でも屋の妖術使いのヘタレっぷりにキュンキュンした(*´∀`*)
ビバ短編! すぐ読み終わっちゃったよ〜。
これからクレストマンシーの新しいお話が読めないとなると泣けてくる(;ω;)
でも絶対読んで後悔しないシリーズです。皆様もぜひ。
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キャット!?キャットが出てるの!?と、最近キャットがこの本に出ていることを知って興奮しました。これは借りたり古本を買ったりするのではなく、きちんと買いたい。
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妖術使いの~。
いや、くたびれたおじさんと、ひっかきまわす少女と犬とか、まさか作者でこんなのが出てくるなんで。楽しくて仕方ない将来。
キャットと~。
ふよふよ漂う魂がかわいい。これまた赤ちゃん達が育った頃が面白そうで。
キャロル~。
少女に無条件で仕えてしまう、そんな見た目の男性とか、もう。キャロルはそんなに魅力的かな、と思いつつも。
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大魔法使いクレストマンシーシリーズの外伝で、四本の短編で構成されてました。本編に出てきた登場人物のその後とかもでてきたりしたのでファンにはたまらない一冊です。中でも、「魔女と暮らせば」の主人公キャットと「トニーノの歌う魔法」の主人公トニーノが一緒に危機にたちむかう話が面白くて、最後はほのぼのさせられました。
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クレストマンシー城を訪れた「変わった魔力の持ち主」トニーノ少年。ところが、次代クレストマンシーのキャット少年とともに何者かにさらわれてしまい…? 人気シリーズの外伝にあたる四話を集めた異色の作品集。魔法をめぐる事件があるところ、常に現れる魅惑の大魔法使いクレストマンシーと、彼をめぐる人々が織りなす魅力的な魔法の物語。
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初めの妖術使いの話は普通だったけど夢視師の話は最後がすっきりしたし、「キャットとトニーノの魂泥棒」はキャットとトニーノっていうのがまたいいです。あの二人の夢の競演!!やっぱり最後は仲良しでよかった。(○´3`○)
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大魔法使いクレストマンシーシリーズの短編集。
キャットとトニーノが九つの命の魔法使いになろうと企む悪い魔法使いに記憶をなくしつつも挑む。キャットはトニーノが仲良くなる過程がみられる。
夢物語を語る少女の話も面白かった。劇団ストライキとは夢がないw現実と夢が交錯する点が楽しく読めた。
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クレストマンシーシリーズの外伝。以前の登場人物が主人公の短編集。
面白かったのは『妖術使いの運命の車』。
以前、クレストマンシーに魔法を取り上げられたチンピラ魔法使いが、
自分の魔法が元に戻っている異世界に逃げたものの、
そこで盗んだ車には……
それと、『キャロル・オニールの百番目の夢』。
ベストセラー夢見師の少女が、記念すべき100本目の夢を見ようとしたのだが、全く見ることができない。
高名な精神科医にも原因不明。
そこで、少女の父親が小学生時代のクレストマンシーの同級生というつてで診てもらうことに。
その原因とは?
ジョーンズの作品の魅力は、小狡くてキチガイっぽいクソガキの描写。
クレストマンシーシリーズ全体に言えることだけど、特に短編集はそれが薄い。
そんな中で『キャロル・オニールの百番目の夢』はいい感じだったかな。
夢が見れなくなった原因も好みだし。