飛鳥井千砂のレビュー一覧

  • はるがいったら

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    あなたは、犬の平均寿命が何歳か知っているでしょうか?

    空前のペットブームとも言われる現代社会。その中でも犬は古の世から私たち人間と共にある大切な存在です。このレビューを読んでくださっているみなさんの中にも犬を飼っている、犬を飼ったことがあるという方はたくさんいらっしゃると思います。残念ながらさまざまな事情から私は犬を飼う経験をしたことがない中に今を生きていますが、何度も飼ってみたいという思いに苛まれてもきました。

    しかし、犬というものが生物である以上、飼育を始めたらいつか必ず終わりの時が来ます。2021年の一般社団法人ペットフード協会による調査の結果では、日本で飼育されている犬の平均寿命は

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    2024年01月15日
  • アシンメトリー

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    セクシャルマイノリティの人、そしてどちらかというと古風な考えと思われる人、スピリチュアルに傾倒しつつある人、それぞれにキャラが濃いけれど、少し取り繕っている時よりも、全てを曝け出してからのほうが関わりが素敵だと思った。

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    2023年12月19日
  • 砂に泳ぐ彼女

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    リアルで良かった。最初の話からまさか最後にこうなるとは…と。単なる恋愛ストーリーでもヒューマンドラマでもなく、現実的な素敵な話でした。
    私も写真を撮ることが好きなので、紗耶加の写真を撮りたくなる気持ちに共感ができました。

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    2024年12月24日
  • 神様たちのいるところ/運命の人はどこですか?

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    6人の女性作家のアンソロジー。飛鳥井千砂目当てで読んだけど、南綾子の「インドはむりめ」と、柚木麻子の「残業バケーション」がよかった。これから恋が始まるそわそわする感じ。

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    2023年07月01日
  • この部屋で君と(新潮文庫nex)

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    「月の砂漠を」を読んでみたくて購入。「女子的生活」「十八階のよく飛ぶ神様」「冷やし中華にマヨネーズ」が面白かった。

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    2023年05月15日
  • 女の子は、明日も。

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    30代女性の4人のそれぞれの悩み。
    羨ましいなぁと思う人にもそれぞれ悩みがある。
    そんなもんなんだなぁと思う。
    自分は1番リオと旦那さんの関係が好きだった。
    読みやすくて、またこの作家さんの本読んでみたいな。

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    2023年03月29日
  • 砂に泳ぐ彼女

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    とても良かった。

    主人公は大学卒業後、地元の携帯ショップで働く紗耶加
    やりがいを見つける事が出来ず思い切って東京へ行き、そこで新しい職場、気の合う同僚、後に半同棲する彼との出会いがあります。
    そしてある出来事がきっかけでフォトグラファーの道に進みだします。

    秀逸だったのは紗耶加の人物描写
    仕事、恋愛、自分の将来に悩む女性の姿が丁寧にリアルに繊細に描かれています。
    全く同じではなくても紗耶加のエピソードと近い経験は誰もが通る道だと思います。
    ストレスからめまいを起こしたり、不安や寂しさ、焦りに悩む主人公が少しづつ成長し強くなって行く姿は本当に凛々しかった。

    幸せな余韻が残る作品です。

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    2023年02月11日
  • タイニー・タイニー・ハッピー

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    日常の小さな幸せがテーマの短編集。
    デパートで働く男女の恋愛物語がメインで読んでてすごい面白かった。
    幸せってなんだろ、周りと比べて自分はどうだろ、強さって何、好きって何、
    そんな大人の恋愛物語盛りだくさんで共感と気づき満載でした。
    芯がしっかりした女性になりたいと思った。強くかっこよく生きたい。そして出来れば幸せになりたい。温かい家庭、笑顔がある家庭で過ごしたいな。
    飛鳥井さんの小説は強い女性がテーマな気がしてすごく読んでて元気出る。他の作品も読んでみたい。

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    2023年02月02日
  • サムシングブルー

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    とても読みやすかったです。

    共感するかどうかは別として、感情移入はしやすかったと個人的には思いました。
    悩みを明るくまとめてくれるようなきっかけが欲しかったのでよかったです。

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    2023年01月06日
  • 女の子は、明日も。

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    初めましての作家さん。
    いい意味で思いがけず名作に出会えて幸せ。

    出産、恋愛、仕事。
    体調や人間関係まででてきて、まさに30代前半今の私にドンピシャな小説だった。

    ホルモン系の病気とか婦人科とか、ホント響いた。みんな悩んでるんだね。
    子育てと仕事、パートナーとの関係、周りと比べての劣等感。
    どの登場人物の悩みや思いにもすごく共感できて、ずっと読んでいたいと思う小説だった。

    女性同士のドロドロした感じがなく、明るく背中押してもらえる感じも良かった。
    この作者さん好きかも。違う作品も読んでみたい。

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    2022年11月07日
  • アシンメトリー

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    最後の【解説】にもあったように、恋愛小説ではあるがキュンキュンは全くしない。
    それぞれの恋愛観が違いすぎて、食い違いにドキドキハラハラする。
    自分の恋愛観と同じ恋愛観を持つ登場人物に共感したり、逆に理解し難い恋愛観を持った登場人物にイライラしたりもするが、読み終える頃には考え方や見方が変わっていたりする。

    現代らしい恋愛の難点をまとめたような小説であり、少し難しいかと思いきや読み応えは抜群。

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    2022年10月27日
  • 君は素知らぬ顔で

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    1人の女優の成長と、様々な人々の悩みや葛藤を描いた作品。

    同じ人間でも、見る角度や置かれた立場によって他者のイメージは変わる。

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    2022年09月07日
  • この部屋で君と(新潮文庫nex)

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    8つのアンソロジーからなる作品。正直アンソロジー作品は多少はハズレがあるが、この本はそれがなくどれも当たりだなと思った。朝井リョウが大好きなので気になって買ったが、他の作家も良い作品だったのでこれを機会に読んでみたいなと思う。
    各ページ冒頭の間取り図も見ていて楽しい。

    1話目
    ◎朝井リョウ「それでは2人組を作ってください」
    どうしてこんなに女子心がわかるんだろうと思うくらい、人の心の繊細さや機微を感じ取るのが上手だなと改めて感じた。『何者』を読んだことのある人だと余計楽しいと思う。朝井リョウ大好きすぎる。

    2話目
    ◎ 飛鳥井千砂「隣の空も青い」
    韓国出張に行く前と行った後の、主人公の心の変

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    2022年08月28日
  • タイニー・タイニー・ハッピー

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    読みやすかった。
    章ごとのタイトルも良かったし、毎回視点が変わるのも面白かった。間を開けて読んだりすると、誰だっけ?となったりしたけど、読み返したりしてくうちに記憶にも残った。
    個人的にドックイヤーの意味を知れて勉強になりました!

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    2022年08月18日
  • 神様たちのいるところ/運命の人はどこですか?

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    色々な作家さんを1冊で読めてお得な気分。
    それぞれの作風が色濃く出てて面白い。

    ほっこりもあればぶっ飛んでるものもあり、主人公の女性もいろんなタイプがいて、本当に1冊でたくさん楽しめました。

    運命の人っていうのは、白馬に乗った王子様だけではない。
    タイトルと表紙から、甘々恋愛小説だと思って読むとかなり期待はずれなので要注意。

    飛鳥井千砂
    「神様たちのいるところ」
    彩瀬まる
    「かなしい食べ物」
    瀬尾まいこ
    「運命の湯」
    西加奈子
    「宇田川のマリア」
    南綾子
    「インドはむりめ」
    柚木麻子
    「残業バケーション」

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    2022年08月11日
  • 女の子は、明日も。

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    私がまだそんなに大人ではないということなのか妊娠などはまだ想像がついていなかったが、「負けた」というように感じたりする女性の友情ってそんなこともあるのかと驚いた。

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    2022年08月02日
  • サムシングブルー

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     想像していた内容と違い、主人公に感情移入できるか心配だったが、最後には満足できた。理解できなくても良いのだが、他人事ならありえないと思うことも、いざ自分の身に起きると判断力を失い意味不明な行動を取ることもあるよな、と納得。元彼はともかくなぜ親友といきなり疎遠に?と疑問だったが、些細な言葉やその日の気分・心理状態に影響されるのが人間関係だと思う。こんなに落ち込むことだろうか、と余計に悩んでしまうのは大いに共感。感情をありのまま受け入れる、って大事。
     久しぶりにグレープフルーツを食べたくなった。

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    2022年06月25日
  • 海を見に行こう

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    海(鎌倉?)を舞台にした短編集。
    哀しいけど落ち着いてて、しんみり読めた。
    みんなどうにもできない悩みを抱えてて、その中でも小さな希望を見つけて生きる。
    読んでるうちに励まされる小説だった。

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    2022年06月08日
  • タイニー・タイニー・ハッピー

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    相手の話を聴くってのはコミュニケーションの基本やと思うけど、常に自身にとっての100%で応えられるとは限らないよなぁと。相槌うってても、自分が話したいことや考え事、目の前のテレビとかに気を取られたりして、一瞬前の話の内容すら思い出せないことはしばしば。。
    話を聴く姿勢が愛かなと感じた。…違うかな?

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    2022年05月01日
  • この部屋で君と(新潮文庫nex)

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    『女子的生活』と名前忘れたけど神様の話が良かった。
    女子的生活は文庫本になってて続編があるからこの本読んで気に入った人は買ってみるといいと思う。

    神様の話も良かったな。見た目に囚われちゃいけないと思った。

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    2022年01月30日