飛鳥井千砂のレビュー一覧

  • タイニー・タイニー・ハッピー

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    日常の小さな幸せがテーマの短編集。
    デパートで働く男女の恋愛物語がメインで読んでてすごい面白かった。
    幸せってなんだろ、周りと比べて自分はどうだろ、強さって何、好きって何、
    そんな大人の恋愛物語盛りだくさんで共感と気づき満載でした。
    芯がしっかりした女性になりたいと思った。強くかっこよく生きたい。そして出来れば幸せになりたい。温かい家庭、笑顔がある家庭で過ごしたいな。
    飛鳥井さんの小説は強い女性がテーマな気がしてすごく読んでて元気出る。他の作品も読んでみたい。

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    2023年02月02日
  • サムシングブルー

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    とても読みやすかったです。

    共感するかどうかは別として、感情移入はしやすかったと個人的には思いました。
    悩みを明るくまとめてくれるようなきっかけが欲しかったのでよかったです。

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    2023年01月06日
  • 女の子は、明日も。

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    初めましての作家さん。
    いい意味で思いがけず名作に出会えて幸せ。

    出産、恋愛、仕事。
    体調や人間関係まででてきて、まさに30代前半今の私にドンピシャな小説だった。

    ホルモン系の病気とか婦人科とか、ホント響いた。みんな悩んでるんだね。
    子育てと仕事、パートナーとの関係、周りと比べての劣等感。
    どの登場人物の悩みや思いにもすごく共感できて、ずっと読んでいたいと思う小説だった。

    女性同士のドロドロした感じがなく、明るく背中押してもらえる感じも良かった。
    この作者さん好きかも。違う作品も読んでみたい。

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    2022年11月07日
  • アシンメトリー

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    最後の【解説】にもあったように、恋愛小説ではあるがキュンキュンは全くしない。
    それぞれの恋愛観が違いすぎて、食い違いにドキドキハラハラする。
    自分の恋愛観と同じ恋愛観を持つ登場人物に共感したり、逆に理解し難い恋愛観を持った登場人物にイライラしたりもするが、読み終える頃には考え方や見方が変わっていたりする。

    現代らしい恋愛の難点をまとめたような小説であり、少し難しいかと思いきや読み応えは抜群。

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    2022年10月27日
  • 君は素知らぬ顔で

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    1人の女優の成長と、様々な人々の悩みや葛藤を描いた作品。

    同じ人間でも、見る角度や置かれた立場によって他者のイメージは変わる。

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    2022年09月07日
  • この部屋で君と(新潮文庫nex)

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    8つのアンソロジーからなる作品。正直アンソロジー作品は多少はハズレがあるが、この本はそれがなくどれも当たりだなと思った。朝井リョウが大好きなので気になって買ったが、他の作家も良い作品だったのでこれを機会に読んでみたいなと思う。
    各ページ冒頭の間取り図も見ていて楽しい。

    1話目
    ◎朝井リョウ「それでは2人組を作ってください」
    どうしてこんなに女子心がわかるんだろうと思うくらい、人の心の繊細さや機微を感じ取るのが上手だなと改めて感じた。『何者』を読んだことのある人だと余計楽しいと思う。朝井リョウ大好きすぎる。

    2話目
    ◎ 飛鳥井千砂「隣の空も青い」
    韓国出張に行く前と行った後の、主人公の心の変

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    2022年08月28日
  • タイニー・タイニー・ハッピー

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    読みやすかった。
    章ごとのタイトルも良かったし、毎回視点が変わるのも面白かった。間を開けて読んだりすると、誰だっけ?となったりしたけど、読み返したりしてくうちに記憶にも残った。
    個人的にドックイヤーの意味を知れて勉強になりました!

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    2022年08月18日
  • 神様たちのいるところ/運命の人はどこですか?

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    色々な作家さんを1冊で読めてお得な気分。
    それぞれの作風が色濃く出てて面白い。

    ほっこりもあればぶっ飛んでるものもあり、主人公の女性もいろんなタイプがいて、本当に1冊でたくさん楽しめました。

    運命の人っていうのは、白馬に乗った王子様だけではない。
    タイトルと表紙から、甘々恋愛小説だと思って読むとかなり期待はずれなので要注意。

    飛鳥井千砂
    「神様たちのいるところ」
    彩瀬まる
    「かなしい食べ物」
    瀬尾まいこ
    「運命の湯」
    西加奈子
    「宇田川のマリア」
    南綾子
    「インドはむりめ」
    柚木麻子
    「残業バケーション」

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    2022年08月11日
  • 女の子は、明日も。

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    私がまだそんなに大人ではないということなのか妊娠などはまだ想像がついていなかったが、「負けた」というように感じたりする女性の友情ってそんなこともあるのかと驚いた。

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    2022年08月02日
  • サムシングブルー

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     想像していた内容と違い、主人公に感情移入できるか心配だったが、最後には満足できた。理解できなくても良いのだが、他人事ならありえないと思うことも、いざ自分の身に起きると判断力を失い意味不明な行動を取ることもあるよな、と納得。元彼はともかくなぜ親友といきなり疎遠に?と疑問だったが、些細な言葉やその日の気分・心理状態に影響されるのが人間関係だと思う。こんなに落ち込むことだろうか、と余計に悩んでしまうのは大いに共感。感情をありのまま受け入れる、って大事。
     久しぶりにグレープフルーツを食べたくなった。

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    2022年06月25日
  • 海を見に行こう

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    海(鎌倉?)を舞台にした短編集。
    哀しいけど落ち着いてて、しんみり読めた。
    みんなどうにもできない悩みを抱えてて、その中でも小さな希望を見つけて生きる。
    読んでるうちに励まされる小説だった。

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    2022年06月08日
  • タイニー・タイニー・ハッピー

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    相手の話を聴くってのはコミュニケーションの基本やと思うけど、常に自身にとっての100%で応えられるとは限らないよなぁと。相槌うってても、自分が話したいことや考え事、目の前のテレビとかに気を取られたりして、一瞬前の話の内容すら思い出せないことはしばしば。。
    話を聴く姿勢が愛かなと感じた。…違うかな?

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    2022年05月01日
  • この部屋で君と(新潮文庫nex)

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    『女子的生活』と名前忘れたけど神様の話が良かった。
    女子的生活は文庫本になってて続編があるからこの本読んで気に入った人は買ってみるといいと思う。

    神様の話も良かったな。見た目に囚われちゃいけないと思った。

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    2022年01月30日
  • アシンメトリー

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    ネタバレ

    ざらっとした感情。ままならない感情。
    それぞれの『普通』『基準』が邪魔をして、会話に行動に心の裡にざらっとした感情が、入り乱れる。

    生まれながらにもっているもの、知ってほしいもの、触れられたくないもの、習慣、癖、病気など、育った環境、考え方などみんな違うのに、それぞれの『普通』が、邪魔をして、苦しくなる。
    『普通』が幅をきかせて、いつまでも『オンリーワン』は、ほど遠い。
    人は比べるし、縛るし、苦しめる。
    物語に出てくる人物皆、理解してほしいと思いながらも、相手を貶したり、傷つけたり、受け止めてほしいと思っても、諦めてしまいそうになったり。
    勝つ、負ける、あの人よりはやく結婚する、しない

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    2021年12月02日
  • タイニー・タイニー・ハッピー

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    タイニータイニーハッピーとゆうショッピングモールで働いてる人達のお話し。
    出てくる人達のキャラクターがそれぞれ面白くて
    楽しく読めました

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    2021年11月26日
  • タイニー・タイニー・ハッピー

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    タイトルの通り、小さな幸せがたくさん詰まっていました。
    ちょっとだけ特別な何気ない日々が、ショッピングセンターの雰囲気と合っていたと思います。

    登場人物の呼び名が色々あって、ちょっと混乱しますが、そこまで嫌な人物も出てこず、どれもハッピーな結末なので安心して読めました。

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    2021年09月25日
  • 君は素知らぬ顔で

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    飛鳥井千砂作品。
    小分けにされたエピソードでそれぞれの人間模様や心の機敏が表現されている。
    読みやすい作品であり、異なる年代のエピソード通しにも繋がりがあるところが面白い。

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    2021年09月13日
  • この部屋で君と(新潮文庫nex)

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    "結局私は、自分よりもバカだと思う人としか、一緒にいられない。"
    "自分に希望を感じさせてくれるものに目を向けて、それを大事にしたり、誇りに思ってみたらどうかなあ"
    "夢のようで、すべてが自分の思い通りの生活はステキ。でもときどき、「自分」すぎていけないのかなって思うことがある。だからこういうノイズも、たまにはあっていいのかも。"
    "いたいのって、なんでしつこいのかな。どうしたら飛んで行ってくれるのかな"


    ルームシェアいいな〜と憧れもあるけど、全く価値観が違う人と暮らすって大変だろうな…と。
    誰と暮らすかって本

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    2021年07月10日
  • この部屋で君と(新潮文庫nex)

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    8人の作家の作品をつまみ食いできる本。

    朝井リョウ目当てで読んだけど、他にも好きそうな作家を見つけることができてよかった。


    7つ目の三上延の話が、登場人物が魅力的で素敵だった。
    普段の日常では寡黙な人は嫌いだが、この話に出てくるような寡黙な人だったら好きになれそう。

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    2021年05月30日
  • はるがいったら

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    両親の離婚で別々に暮らす姉の園と弟の行、二人の飼い犬だったはるが老衰で介護の必要な状態になっている。進路など悩み多い高校生の行の懐の深い包み込んでくれるような性格に、回りの人は救われていると思う。不器用な人達が案外真面目に生きているのも好ましく、最後の寄り合いバスのようなシーンがほほえましく和んだ。

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    2021年05月08日