飛鳥井千砂のレビュー一覧

  • はるがいったら

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    両親の離婚で別々に暮らす姉の園と弟の行、二人の飼い犬だったはるが老衰で介護の必要な状態になっている。進路など悩み多い高校生の行の懐の深い包み込んでくれるような性格に、回りの人は救われていると思う。不器用な人達が案外真面目に生きているのも好ましく、最後の寄り合いバスのようなシーンがほほえましく和んだ。

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    2021年05月08日
  • 女の子は、明日も。

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    友達と比較してしまうところとか、すごく身に覚えのある感情が多く飛鳥井さんの作品に登場する誰かしらに毎回自分を投影してしまいます。でも後味の悪さなどはなく、最後はほっこりできる、そう言う描き方が上手な作家さんだなあとおもいます☕️

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    2021年04月24日
  • 神様たちのいるところ/運命の人はどこですか?

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    ネタバレ

    6人の女性作家が書いた短編集。普段読まないタイプの本だけど、先週のZoom飲み会で友人が紹介してくれたので読んでみました。

    正直、西加奈子さんの話はイマイチだったけど、それ以外はそれぞれが全然違うテイストですごく面白かった!そこまで恋愛要素強めでも無いし、恋愛モノに興味無い人も楽しめる作品だと思います♪

    柚木麻子さんのは、段々相手の事を好きになっていくドキドキ感が伝わってすごく面白かった。この話を一番最後に持っていくところに編集者のセンスも感じました♪1話目の飛鳥井千砂さんの「あれ?こういうテイスト??」もなかなかスパイスが効いてて面白かったし(笑)、一番本のタイトルに近い彩瀬まるさんのは

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    2021年03月11日
  • 砂に泳ぐ彼女

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    初めは、なんとも弱々しいサヤカに対し、同じ女として何故か苛立ちを感じてしまい、
    これ面白くなるの??という疑念をぶつけながら読み進め、
    ケイスケとの出会いに、何て幸せな女なんだ と、嫉妬すらしてしまった。

    しかし、読み進めていくにつれ、
    サヤカが様々な人と出会い、影響され、変わっていく姿に触れ、人との関わりの大切さを感じた。

    作中でサヤカが「運がいい」と言われているが、運がいいのではなく、自分の力(人との関わり方や、自分らしい生き方)によって、その時必要なものを引き寄せてるのではないかと思った。
    実際、私も必要なものを欲し、無意識のうちに自分の力を発揮している時には引きが良い気がしているた

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    2021年02月17日
  • この部屋で君と(新潮文庫nex)

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    *それでは二人組を作ってください(朝井リョウ)

    姉とルームシェアをする大学生のリカ。小さい頃から二人組を上手く作れず、今回姉が婚約者と同棲するために出ていくことになって、友達の智美をルームシェアに誘おうとするが…
    きっと女性なら必ず感じる、「二人組を作る」イベント時に感じる不安を上手く表現されていた。後味はすっきりしない感。

    *隣の空も青い(飛鳥井千砂)

    同じ会社の男性先輩と急遽、韓国出張に行くことになった男性主人公。宿泊するホテルの部屋が手違いでダブルの部屋で。。
    国問題も少し表現されていて、でも希望が見い出せる素敵なお話だった。個人的に飛鳥井さんのファンなので読めてよかった。

    *ジ

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    2020年07月06日
  • この部屋で君と(新潮文庫nex)

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    「二人の部屋での同居生活」を物語の共通点とした、複数作家のアンソロジー。

    純愛をテーマにした作品だけでなく、なかなか複雑な事情を持った境遇や二人にフォーカスをあてた作品だったりするので、バラエティーに富んでいる。

    同居生活から見えてくる隣人との距離の取り方というかなんというか。妖怪や神様が登場する話(!)含め、考えさせられた。

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    2020年02月15日
  • この部屋で君と(新潮文庫nex)

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    桐島や何者の朝井リョウさんとビブリアの三上さんに惹かれて購入。自分の中ではキャラ文芸と小説の間くらいを攻めているというイメージの新潮文庫nexってこともあって読んでみたけど、まさしく印象の通りだった。
    小説というカテゴライズがしっくりくる話から、これはもはやラノベだろって言いたくなるような話まで盛りだくさん。どれもこれもきっと作者の個性がありありと出ているに違いない。最初から最後まで様々なメニューを楽しめるお店に入ったような感じでした。個人的には「それでは二人組を作ってください」「ジャンピングニー」「月の砂漠を」「冷やし中華にマヨネーズ」の4作がお気に入り。
    こういうアンソロジー系って、作家さ

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    2018年11月01日
  • 海を見に行こう

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    海を舞台に6篇の短編からなる1冊

    〜海風〜

    ひょんなことで彼氏とけんかをし、家を飛び出してしまう主人公、茜
    彼氏は、追いかけてきたり、電話してくるのかと携帯を何度も見るが連絡はない・・

    電車は、どんどん進み、子供のころ遊びに行った海辺で民宿を経営していた叔父夫婦の最寄駅に・・

    歩きながら、場所を探すと海が見えてきて・・・

    いつの間にか民宿はラブホに代わっていた・・

    茜は、駆け落ち同然に家を飛び出し、今の彼氏と同棲をしていることを、叔父夫婦も知っており・・

    茜は自分の心を見透かされたかのように感じてしまう。

    しかし、ホテルで働きながら、いろいろなことを学び、勝手に女にお金を貸した

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    2018年10月28日
  • はるがいったら

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    何が面白いのか説明が難しいけど面白い。
    これと言って大きな出来事があるでもなく、何となくの日常に近い話なんだけど引き寄せられます。
    読み終わってなんか気持ちの良い作品でした。

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    2018年10月21日
  • はるがいったら

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    とてもよかった。
    離婚したそれぞれの親元で育った仲の良い姉弟、それぞれの家族模様、素直でカラッとした文章で、ストレスの少ない物語だった。
    ハルは物語の最初から死ぬことが決定付けられており、読み手はそれを意識し続けるが、
    そんなに疲れる内容でなかった。
    爽やかに締めくくられている。

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    2018年05月22日
  • 君は素知らぬ顔で

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    もう大好き~。
    相関図を書きながらすぐにもう一回読んだ。
    この人の作品にはほんと悪い人が一人も出てこなくて大好きだ。

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    2018年04月28日
  • 砂に泳ぐ彼女

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    文庫本で再読。
    やっぱり苦しい、くるしい。

    ほんの少しだけ紗耶加と通ずるところがあって
    考えてしまう。
    わたしはこれからどうなるんだろう
    どうするんだろう

    「自分の力で起きあがれなければ、どのみち、
    また倒れてしまうだろう」
    人間も一緒だ。

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    2018年04月20日
  • 砂に泳ぐ彼女

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    ネタバレ

    introduction───
    「はっくしょん!」
    大きなくしゃみが出た。鼻水がずるっと垂れてきそうになり、慌てて紗耶加は手で鼻と口を覆う。
    ─────────

    中盤、共依存寸前(というかもうそのもの)の恋人を断ち切ってからの解放感と躍動感が心地よくて一気に読み終えた。
    紗耶加をだめな恋愛から救いだしてくれるのが、恋人以外の男性ではなくて女友達の言葉であるところ、すぐに次の恋愛が始まって今度こそ恋も仕事もうまくいく…という展開にはならないところもいい。
    シンデレラストーリーではあるけれど、東京で自分の足で立とうと奮闘する女の子が女性に成長していく過程が丁寧に描かれている。

    2018

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    2018年01月08日
  • チョコレートの町

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    遼が実家を出たかった理由、深くうなづきながら読んでた。
    そうなんだよねぇ。
    でも同感する場面ばかりじゃなく、遼を若いなと思ってしまう場面も多く、それだけ私が年を取ったのかもしれない。

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    2017年12月31日
  • はるがいったら

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    ネタバレ

    姉と弟それぞれの人間関係が丁寧に書かれていて楽しめた。
    みんなそれぞれに悩みやコンプレックスを抱えながら日常を過ごしている様子がよく伝わって応援したくなる。

    どの登場人物にも共感できる部分があって、いわゆる「嫌なキャラ」というのがいなかったのはさすがだと思う。

    あともう一歩先まで読みたいと思うところで終わった。
    この作者の別の作品も読んでみたくなった。

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    2017年12月05日
  • サムシングブルー

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    描写が丁寧で、主人公の気持ちがすごく伝わってきた。
    読む時の自分の状況によって、感じ方が変わるんじゃないかなと思う。
    一気読みしやすい本でした。

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    2017年03月27日
  • 鏡よ、鏡

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    飛鳥井さん 久々の文庫新刊。
    ずっと待ってました。

    構成が効果的でした。

    誰の言葉か明示されたパートと
    どちらの言葉かは最後の方まで
    わからないパート。

    得体の知れない不穏な感じが
    常につきまとう展開は
    裏表のような彼女たちの背負う
    業…呪縛によるものでしょうか。

    2人は真逆なのに同じ。
    第三者である読者にはわかる。

    溶け合えない存在だけれども
    互いにとって
    互いは必要欠くべからざる存在だった。

    悲しい結末のようでしたが
    爽快さを胸に残してくれました。

    それから。

    男の私は化粧を全否定していましたが
    その見方の一方的過ぎることを
    悟らせていただきました。

    女性が美

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    2016年12月25日
  • 海を見に行こう

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    ネタバレ

    *同棲中の彼氏と大喧嘩して家出した女の子。妻との間に大きな悩みを抱え、故郷に戻った青年・・・海辺の街を舞台に、人生に迷い立ち止まる6人の男女の再生を描く、ほろ苦くも温かい小説集*
    ありふれた、よくある男女のすれ違いのお話なのに、海の表情が絡まっているせいか、様々な感情が入れ替わり立ち代わり。うまいなあ。読者の想像に任せたような、ふわりとしたラストもなかなか。

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    2016年10月05日
  • 神様たちのいるところ/運命の人はどこですか?

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    ネタバレ

    お気に入りの作家、飛鳥井さんと柚木さんの作品が読みたくて購入。目当ての二人の作品は安心の面白さ。彩瀬さんと瀬尾さんのもよかった。運命の人、ていうとつい恋愛関係かと思っちゃうけど、それだけじゃないですよね。

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    2016年08月31日
  • チョコレートの町

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    自分が地元に転勤したときのことを思い出して、主人公に共感した。
    故郷を「中途半端」だと言うのもよくわかる。
    嫌いではないけど特別好きなわけでもない。
    それでも帰る故郷があるのはいいなと思った。

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    2016年08月28日