飛鳥井千砂のレビュー一覧

  • この部屋で君と(新潮文庫nex)

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    朝井リョウはん目当てで手に取りましたが、
    最後の吉川トリコさんの短編がお気に入りです。

    私自身も、自分の性格や習慣はこれまで一緒に過ごした人に影響されてるところがあるのだろうと思い馳せました。

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    2021年07月31日
  • 女の子は、明日も。

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    登場人物の4人の女子。
    みんな、それぞれの悩み…
    多分、女子なら一度は思ったことがある悩みと一つくらいは重なるかな?

    女子特有のドロドロした話もなく
    サクサクと読めました。

    同級生に会いたくなりました。

    幸せそうに見えても、みんな外には見えないけど
    悩みを抱えてるよなぁ。

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    2020年02月14日
  • この部屋で君と(新潮文庫nex)

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    神様のやつが一番良かった。
    『そういうことか!』『そうだったんだ!』ってなるような話が好きなので。
    あとはインコのやつも良かったです。

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    2019年11月08日
  • チョコレートの町

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    舞台は地方都市の近く、チョコレート工場からの匂いが漂う中途半端な田舎町。
    そんな町や無神経な家族に嫌気が差していた主人公の遼は、大学から都会に出ていたが、仕事の都合により臨時で故郷に帰ることになる。
    そして、色々な人、様々な出来事を通して、故郷への気持ちが変わっていくというお話。

    「地方都市の近くの町」のなんとも言えない中途半端さの描写が上手い!
    車社会、すぐ噂が広まる、地元に残った人の地元志向の強さ、外からは見えないヒエラルキー、外に出てる人の格好のイマイチさ……とかとか。
    都会に比べてなんか情けなさを感じるやつね。

    人物も、「そういう人居るよね」ってなるリアルな描写でした。
    沙知さんが

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    2019年10月13日
  • この部屋で君と(新潮文庫nex)

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    作家8名によるアンソロジー。
    ひとつの部屋で暮らす、いろんな二人の物語。

    ひとつ屋根の下というと、ルームシェアか同棲がイメージしやすかったのですが、妖怪とか少女とか変わった関係も多くて。
    初読みの作家さんも多かったのですが、個人的には徳永圭さんの『鳥かごの中身』がせつなくて、少しあたたかくて好きでした。

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    2019年07月22日
  • はるがいったら

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    ネタバレ

    久しぶりにページを捲るのが止まらないような面白い小説を読んだ気がする。
    なにかにつけて完璧主義で容姿端麗だけど結婚が決まっている幼馴染と不倫を続けている姉と、やれば何でもそこそこ出来るけど「まぁそんなもん」が口癖で何かに熱中したことが無くやりたいことも見つからない受験生の弟を中心に、老犬ハルとともにそれぞれの壁に悩みながらぶつかっていく物語、といえるだろうか。
    語り方として一人称を姉と弟と交互に切り替わっていく形で、これが非常に面白く、片方の視点の認識や印象と、もう片方の認識や印象とのズレをスリリングに読み進めることができた。
    また、それぞれの人間性をエピソードを交えて協調する部分が非常に面白

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    2019年05月30日
  • 海を見に行こう

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    同じ海の街が舞台で繋がった短編集です。ゆるやかに連作となっています。6作品あり、基本は恋愛小説な感じですが、最後の表題作が家族の物語で胸がじわっと熱くなりました。どのお話も良いです。

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    2018年11月11日
  • はるがいったら

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    寝たきりの愛犬と迷える姉弟の青春物語。
    両親が離婚し離れて暮らす姉弟。
    完璧主義の姉・園は不毛な恋愛にはまり、体が弱く冷めた性格の弟・行は進路に悩んでいる。
    寝たきりの愛犬・ハルを間に揺れる二人。
    第18回小説すばる新人賞受賞作。

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    2018年01月04日
  • 君は素知らぬ顔で

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    ネタバレ

    *とある女優の成長を軸に、様々な時代を生きる人々の心のささくれを丁寧に描いた六編。最後に新鮮な驚きと爽やかな感動が待っている、連作小説の傑作*
    テーマは「自分の存在が誰かに影響を与えるということ」ですが、どこにでもいるような男女の、どこにでもありそうな出来事なだけに、無理なく入り込めるし、逆に反発したり。物語が本当にリアルなので、登場人物の追体験をしている気分になります。そこが一番の魅力。「ゆうちゃん」の成長を絡めた構成も新鮮だし、見る人や角度にによって感じ方が違う面白さも十二分に味わえる。その上、連作なので、所々で前作の登場人物のその後が垣間見えて二倍楽しめる。「どこかで誰かに」でパズルのピ

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    2017年03月15日
  • はるがいったら

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    年老いたハルの介護・看取りを通して、姉と弟は自分らしさを知り他人を理解することを覚えていく。
    完璧主義者の姉・園と自分の本心が分からない弟・行のどちらにも共感できるところがあった。
    タイトルの通りハルとお別れするとき、悲しさだけではない木漏れ日に触れたような温かな涙が滲んだ。

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    2016年10月23日
  • チョコレートの町

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    満足度高い。繊細で丁寧で優しいお話。小悪党くらいは出てくるけど、総じて人間味ある登場人物が魅力的。劇的なドラマではない、日常的なドラマを。誰にでもすぐそこにあるものを親しみをもって語られる暖かい良い物語だったなぁ。
    「訪ねる」田舎はあるけど、「帰る」故郷は東京の自分にとっては想像するしかない感覚が主題になっているけど、それでも楽しく読めたなぁ。地方出身者のひとに読んでみてもらって感想を聞きたいなぁ。

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    2016年02月24日
  • 海を見に行こう

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    タイトルからもっと爽やかな内容を想像していたけれど、カラッとした太陽の下の海ではなく、どんよりした天気の中の海という雰囲気。
    連短編の最後、「海に見に行こう」がすごくグッときて、泣けた。
    わたしも海を見に行きたいなあ。

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    2015年08月30日
  • 君は素知らぬ顔で

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    「ゆうちゃん」という女優がお話のどこかに出てきて、それもゆうちゃんの成長とともに時間軸が過ぎていく、各章の登場人物も他の話で出てきたり繋がっていたりする物語。最後はほっこりする話から悲しい結末もあるが、最後の章はどんでん返しがあって、そうゆうことだったのか!とすっきりするしもう一度読み返してしまうほど面白かった!タイハピとも少し似ている構成で読んだあとは前向きになれるお話たちでした。

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    2015年08月22日
  • 君は素知らぬ顔で

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    読み始めた時は「しまった」と思った。
    今もっとも触れたくない、私から見たら十分恵まれた人生を送っているのに“女性特有の悩み”に悩む人たちの連作短編集。

    だけど、一編読むたびに泣いてしまった。
    まさにタイトルの通り“女の子はいつも”。

    それでも私は今いるステージを抜けて、彼女たちのステージに行きたい。
    そんな思いを強くした本でもあったかも。

    だけど…そのための一歩は踏み出せないんだな。
    向こうから歩いてきてもくれないし。
    どうしたものか…笑

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    2015年01月12日
  • サムシングブルー

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    この年頃の女の子にある繊細な心の描写がとっても上手。梨香の歳をとっくに過ぎちゃったけれど、あの頃そんな風に思っていたなぁと共感できるところが満載だった。

    いきなりあり得ないほどのブルーなことから物語が始まる。気持ちの折り合いをつけながら頑張ってる梨香が可愛らしくて…。きっと貴方なら大丈夫と思いながら読んだ。

    出口が見つからなくさまよっていたあの頃に出会いたかった一冊。

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    2014年09月08日
  • チョコレートの町

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    ネタバレ

    大阪で生まれ育ったと言うてる俺、厳密に言うと尼崎で生まれて島本で育って今は大阪に住んでいる。でも職場は実家にかなり近い(2014年6月現在)が正解

    さて、この作品の主人公、N(名古屋)近郊のチョコレート工場がある街(多分森永のある安城)で生まれ育ち、その街の閉塞感に嫌気がさして受験をきっかけに東京に出てきたしっかりもの。そんな主人公が仕事の都合で故郷に舞い戻ってきて…って話。

    確かに故郷(っちゅうとなんかむず痒いので地元と呼ぶが)っちゅうのは単純に手放しで愛せないとこあって、時々「あぁ良いとこだったなぁ」と思ってはみても、実際住んでみることを想像するとちょっと色々抵抗があるもんで。

    そう

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    2014年06月27日
  • 君は素知らぬ顔で

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    最近ミステリー系の小説を読むことが多かったので、久しぶりにほんわかする話を読んだ気がします。
    まぁこの短編のなかにはほんわか系じゃない話もあったんですが、全体的には読んだら幸せになれる話でした(全体的にというより、全体を通してと言ったほうが良いかも)。

    連作短編集ということでタイハピ的な感じでした。
    ひとつひとつ別の人の物語だけど、いろんなところで人物間のリンクがあって、全編を通して「ゆうちゃん」が描かれています。
    「ゆうちゃん」の成長とともに時間軸が進んでいくという感じですね。
    私はやっぱり最初と最後の話が好きですね。
    「斜め四十五度」に出てくる先輩は私的に1番好きなキャラクターだったので

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    2013年10月06日
  • チョコレートの町

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    私自身故郷から遠く離れて暮らしているので、とても共感できました。実家の家族に久しぶりに会った時の違和感など、いちいちうなずけました。しばらく帰れていない実家、今度はいつ帰れるかな。

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    2013年07月27日
  • チョコレートの町

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    うん、やっぱ俺好きだなー、飛鳥井さんの小説。
    どこにでもありそうな町の日常を切り取ったもので
    そんなにおっきな浮き沈みもないのに退屈もしないし
    どんどん読み進めたくさせてくれる。不思議な感じ。

    チョコレート工場からの匂いが漂う、中途半端な田舎町。
    そんな故郷が嫌で大学進学を機に上京した早瀬。
    そのまま就職して不動産会社で働いていたのだが、
    故郷の支店で問題が発生し、暫定的にそこの店長代理をやることに。

    田舎ならではの人間関係や因習にとらわれた考え方が嫌で飛び出し、
    それまでほとんど帰ることのなかった故郷。
    不意に帰ることになった彼は戸惑いつつも、
    家族や同級生たちとこれまでより深く付き合う

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    2013年07月15日
  • サムシングブルー

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    彼氏と別れた次の日に、元彼と元親友の結婚式の招待状が届く

    そりゃ神様だって信じたくなくなるよね
    この歳になってくると結婚式に呼ばれること自体独り身を痛感させられるというのに、私だったらほんと出席したくない!と祝う気持ちより先にお断りの方法を考えてしまいそう
    まぁ、そんなところはみな同じようで主人公しかり、他の登場人物も多かれ少なかれそんな気持ちもなくもないようです

    楽しかった学生時代を織り交ぜつつ進むこのお話は、忘れていた元親友を思い出し、尚なかったことには出来ない過去を久々に目の前に置かれ、謝りたかったことや好きでしょうがなかった思いなど、主人公と一緒に思い出し、消化して、少しスッキリし

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    2013年06月27日