飛鳥井千砂のレビュー一覧

  • 神様たちのいるところ/運命の人はどこですか?

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    飛鳥井千砂と柚木麻子目当てで購入。飛鳥井千砂は何かを期待したくなる女ごころが切なくてイタイ。彩瀬まるは初読み。可もなく不可もなく印象が少し薄い。瀬尾まいこは切り口が少し違い、こういう運命の人もいいな、とほっこり。西加奈子は個人的にはあんまり。南綾子も初読み。なかなかいいと思ったので他の作品も読んでみたい。柚木麻子は短いながらもうまい具合に小道具をちりばめて彼女らしく起承転結のある話を結んでいると感じた。一番は飛鳥井千砂かな。2013/171

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    2015年06月19日
  • サムシングブルー

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    所謂よくある失恋小説なのですが。
    高校時代の体育祭のエピソードなんかは大人になって忘れた感覚を思い出させてくれたり。
    珍しく主人公の顔がなかなか想像できなかったな。

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    2015年04月05日
  • チョコレートの町

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    故郷が好きになれずに都会に出て来たはずなのに、仕事の都合で一時的に戻ってみると、かつては見えなかった良いところに気付く。
    自分も生まれた町を出て20年以上が経つので、また戻ると違う印象があるのかな。
    飛鳥井さんの繊細な描写は、どれを読んでも心が温まります。

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    2015年03月22日
  • 君は素知らぬ顔で

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    全6編の連作短編集。女優ゆうちゃんを時間軸に様々な話が語られます。さらっと読める話から、主人公を善人とせず、人の内面の汚いドロドロした心情を描いた物まで幅広い作品が集まっています。好きだったのは「斜め四十五度」と「どこかで誰かに」。「今日の占い」は読んでて怖い。モラハラに苦しんでいる人はこんな風に支配されちゃうのでしょうか。最後ヒロインが自分で逃げることを決断してよかった。始まりほわっと、中盤イライラどんよりして最後はほっとして読み終えました。

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    2015年02月14日
  • 君は素知らぬ顔で

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    同じ人を見ても、立場、環境によって見え方が違う。好意的であったり、否定的であったり。そして見え方と、本質はまったく違っていたり。飛鳥井さんの作品は本当にリアルで考えさせられる。全部が全部ハッピーエンドでないところも現実的でいい。オススメ

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    2015年02月05日
  • 神様たちのいるところ/運命の人はどこですか?

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    神様たちのいるところ ★★★
    良い意味で裏切られて嬉しかった。

    かなしい食べもの ★★★★★
    一段落が長く感じて少し読みにくかった。
    けど、お話的にはすごくすき。

    運命の湯 ★★
    銭湯に行きたくなりました。

    宇田川のマリア ★★
    西さんの作品は、「サラバ!」しか読んでないからわからないけど、西さん作品に出てくる女の人は面白いなぁ。

    インドはむりめ ★
    うーん、って感じ。全部中途半端に終わった。
    タイトルが弱い気がする。

    残業バケーション ★★★★★
    よかった〜。心がほっこりしたし、
    ラストに近づくたびにきゅんきゅんした。

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    2015年02月07日
  • はるがいったら

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    ネタバレ

    完璧主義者の姉と病気がちな弟と老犬ハルのお話。
    姉の園が私には愛おしいキャラクターでした。
    洗濯物を干すときやタンスの中の洋服がグラデーションになるように並べるようなこだわりの強い子で、何事にも几帳面できっちりしてて完璧な子。友人だったら疲れちゃいそうな子。自分を完璧に見せることによって自分を守っている、そうじゃないと自分を守れないと思いこんでいる。婚約者がいる恭と付き合っていて、離れられない、苦しんでいる。
    最後に園があるきっかけから前に進むことができてほっとしました。

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    2015年02月01日
  • サムシングブルー

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    2年間付き合った、結婚を意識していた恋人と別れてしまった27歳の梨花。
    頭が痛くなるほど泣いた翌日、結婚式の招待状を受け取る。
    差出人は、高校時代の彼氏と親友。
    二人が付き合っていたなんて全く知らなかった。失恋と二重のショックに打ちひしがれるも、迷いながら、揺れながら手探りで幸せを追い求める。

    想像するだけで泣きたくなるようなシチュエーションで始まるこの物語、こんなにも幸せな懐かしいような気持ちで読み終えることができるなんて、本当にびっくり。

    最近めっきり失意の底から立ち直る、みたいな物語に惹かれるので手にした1冊でしたが、相変わらず飛鳥井さんの作品はどこか友達の話を聞いているような、身近

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    2015年01月19日
  • 君は素知らぬ顔で

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    1人の女優をフックにした連作短編集。
    それぞれの短編ではいろんな人生における選択を、それぞれの登場人物からみた同じ女優(但し、時代が異なる)に対する評価を通して間接的に表現するという味のある構成です。
    人物描写に好感が持てるいい作品でした。

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    2014年12月17日
  • 神様たちのいるところ/運命の人はどこですか?

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    神様たちのいるところ、は江國香織と辻仁成の冷静と情熱のあいだを思い出す部分が。
    運命の湯は面白かった。

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    2014年11月18日
  • はるがいったら

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    ネタバレ

    前々から惹かれるなぁと思っていたら、表紙がいくえみ綾先生♡
    今は亡き愛犬のことを思い出しました……

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    2014年10月19日
  • 君は素知らぬ顔で

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    タイハピと同じような構成
    この手のタイプの現実的だけどどこか物語要素があって都合が良いだけでなく、肩の力が抜ける小説を書かせたら上手い 短編物はすべてが繋がったときが気持ち良い

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    2014年08月24日
  • はるがいったら

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    なんかとってもよかった。出てくる人物がみんないい人で・・・。
    行くんはかっこいいし・・・(妄想)。
    「はる」の死で、お姉さんも一区切りついたんじゃないかな、恭ちゃんのこと。

    ほんの脇役だけど、堂島さん、宮本さん、小川くんがとっても気になる。ナイスな人たち。

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    2019年05月26日
  • 神様たちのいるところ/運命の人はどこですか?

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    自分の求めるたった一人の人はこの世のどこかにいるはず!
    をテーマにした女性作家6人のアンソロジー。
    やっぱり 心にゆっくり染みわたる優しい 瀬尾まいこさんの作品が よかったです。

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    2014年07月10日
  • チョコレートの町

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    「俺の居場所って、どこなんだ?」

    東京に出てきてから何年も経つ。
    自分はここで必要とされているのか?
    上京してきた人の多くが感じる思い。

    甘ったるくて、ときどきほろ苦い。
    そんな話。

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    2014年06月03日
  • 君は素知らぬ顔で

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    日常にいっぱいいっぱいのとき、自分を守ろうとばかりしちゃうとき。
    つい忘れてしまう大切なことを思い出させてくれる。
    私はこの本を今読んでよかった。

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    2014年05月14日
  • 君は素知らぬ顔で

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    谷川史子さんのイラストに引かれて購入。

    ポケベルとか出てきて、古い本かと思ったけど、作中の時間が幅広いようで納得。

    短編連作で、すっきりしない終わり方をするものもあったけど、すっきり終わることばかりのわけはないし、かえって厚みを感じられるのかなと思いました。

    楽しく読めました。

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    2014年04月16日
  • アシンメトリー

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    朋美にムカッときながらも
    独身時代の自分と思考が似てる気もして痛い。
    女の友情って男には不可思議なこと色々だろうな。
    相手の事好きだし仲良くても、何処かで競ってたり
    毒があったり。
    でもそんなのもひっくるめて友情があったりする複雑。
    タイニー・タイニ・・・にしても
    今回の作品にしても、女の嫌な部分もさりげなく上手に表現してるな~と思う。

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    2017年02月07日
  • サムシングブルー

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    ネタバレ

    基本的に女性、特に主人公と同じくらいから上くらいの人が読むと共感できる小説なんだと思うんだけど、何故か中年のおっさんである俺が思ったよりはまってしまった。

    結婚考えるとこまで進んでた彼氏と別れた翌日に元彼と元親友の結婚披露宴招待状がきたら、そら「神様なんていない」ってメゲるわなぁ。結婚や恋愛にまつわるいろんなもん憎むわなぁ。

    そんな状況から主人公がどうやって2人を祝う席に行くようになるのか、参考になるやり方も、そらあかんやろってやり方もいっぱいやって平常を取り戻してく過程がなんか良い。

    特に義理の妹が立ち直るヒントをくれるところと、女性同士の中華料理店でのくだり、それと地雷男の野島が良い

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    2014年01月14日
  • 海を見に行こう

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    海辺の町を舞台にくりひろげられる短編集。それぞれがそれぞれに海に対していろんな思いを抱いている。どこかの海のある町でこんな日常がどこかで繰り広げられているのかも。私は海の見えない都市部で育ったので海に対して無意識になんだか憧れがあったりする。2013/413

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    2013年12月30日