飛鳥井千砂のレビュー一覧
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ネタバレざらっとした感情。ままならない感情。
それぞれの『普通』『基準』が邪魔をして、会話に行動に心の裡にざらっとした感情が、入り乱れる。
生まれながらにもっているもの、知ってほしいもの、触れられたくないもの、習慣、癖、病気など、育った環境、考え方などみんな違うのに、それぞれの『普通』が、邪魔をして、苦しくなる。
『普通』が幅をきかせて、いつまでも『オンリーワン』は、ほど遠い。
人は比べるし、縛るし、苦しめる。
物語に出てくる人物皆、理解してほしいと思いながらも、相手を貶したり、傷つけたり、受け止めてほしいと思っても、諦めてしまいそうになったり。
勝つ、負ける、あの人よりはやく結婚する、しない、できない。
自分が好きなものをただ好きだといいたいだけなのに、うまくいかない。
自分の人生なのに、比べてしまう、諦めてしまう、外野がうるさかったり。
読むのが大変だった。
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Posted by ブクログ
ネタバレ6人の女性作家が書いた短編集。普段読まないタイプの本だけど、先週のZoom飲み会で友人が紹介してくれたので読んでみました。
正直、西加奈子さんの話はイマイチだったけど、それ以外はそれぞれが全然違うテイストですごく面白かった!そこまで恋愛要素強めでも無いし、恋愛モノに興味無い人も楽しめる作品だと思います♪
柚木麻子さんのは、段々相手の事を好きになっていくドキドキ感が伝わってすごく面白かった。この話を一番最後に持っていくところに編集者のセンスも感じました♪1話目の飛鳥井千砂さんの「あれ?こういうテイスト??」もなかなかスパイスが効いてて面白かったし(笑)、一番本のタイトルに近い彩瀬まるさんのはめっちゃほっこりしたし、瀬尾まいこさんのは単純に文章が面白くて、かつ微笑ましい感じで嫌されました☆
南綾子さんのも、割とめんどくさい事が嫌いでは無く、興味のある事に対してはいつも全力投球の僕とは違ったタイプの女の子が主人公で、何でもすぐめんどくさがる人の気持ちがちょっと理解出来て面白かった♪
絶対に自ら進んで手に取るタイプの本では無いけど、たまには普段読まないタイプの本を読んでみるのも良いものです☆ -
Posted by ブクログ
初めは、なんとも弱々しいサヤカに対し、同じ女として何故か苛立ちを感じてしまい、
これ面白くなるの??という疑念をぶつけながら読み進め、
ケイスケとの出会いに、何て幸せな女なんだ と、嫉妬すらしてしまった。
しかし、読み進めていくにつれ、
サヤカが様々な人と出会い、影響され、変わっていく姿に触れ、人との関わりの大切さを感じた。
作中でサヤカが「運がいい」と言われているが、運がいいのではなく、自分の力(人との関わり方や、自分らしい生き方)によって、その時必要なものを引き寄せてるのではないかと思った。
実際、私も必要なものを欲し、無意識のうちに自分の力を発揮している時には引きが良い気がしているため、考え方、生き様で人生は大きく変わるな、、としみじみ思った。
20代後半〜30代の女性におすすめしたい小説でした。 -
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*それでは二人組を作ってください(朝井リョウ)
姉とルームシェアをする大学生のリカ。小さい頃から二人組を上手く作れず、今回姉が婚約者と同棲するために出ていくことになって、友達の智美をルームシェアに誘おうとするが…
きっと女性なら必ず感じる、「二人組を作る」イベント時に感じる不安を上手く表現されていた。後味はすっきりしない感。
*隣の空も青い(飛鳥井千砂)
同じ会社の男性先輩と急遽、韓国出張に行くことになった男性主人公。宿泊するホテルの部屋が手違いでダブルの部屋で。。
国問題も少し表現されていて、でも希望が見い出せる素敵なお話だった。個人的に飛鳥井さんのファンなので読めてよかった。
*ジャンピングニー(越谷オサム)
プロの漫画家を目指し睡眠を削り死にものぐるいで生活する智美とチャンスを掴みそうなプロレスラーの彼氏との同棲生活。
*女子的生活(坂木司)
東京でともちゃんとルームシェアして女子的生活を送るミキ…
少しだけミステリチックになってて面白かった!
*鳥かごの中身(徳永圭)
ひょんなことから小学生のななかを預かることになった主人公のお話。
*十八階のよく飛ぶ神様(似鳥鶏)
突然、神様と敵が現れるお話。敵から身を護ってくれるという神様と数日同居をするが…
*月の砂漠を(三上延)
大正、昭和時代の夫婦の話。その時はまだ珍しいモダンなアパートメントでわずらわしい規則にうんざりして生活する八重のお話。
*冷やし中華とマヨネーズ(吉川トリコ)
13年近く同棲をする恋人の物語。
アンソロジーの最後に相応しい、少し切なくでも明るく前を向ける作品でした。 -
Posted by ブクログ
海を舞台に6篇の短編からなる1冊
〜海風〜
ひょんなことで彼氏とけんかをし、家を飛び出してしまう主人公、茜
彼氏は、追いかけてきたり、電話してくるのかと携帯を何度も見るが連絡はない・・
電車は、どんどん進み、子供のころ遊びに行った海辺で民宿を経営していた叔父夫婦の最寄駅に・・
歩きながら、場所を探すと海が見えてきて・・・
いつの間にか民宿はラブホに代わっていた・・
茜は、駆け落ち同然に家を飛び出し、今の彼氏と同棲をしていることを、叔父夫婦も知っており・・
茜は自分の心を見透かされたかのように感じてしまう。
しかし、ホテルで働きながら、いろいろなことを学び、勝手に女にお金を貸した勇一からその分の
入金がある・・結局女に騙され、お金は帰ってこなかった、勇一は失ったお金を嫉視で働き、
茜にかえす・・
二人の距離が時間が戻り始める。。。
他5編
海に行きたくなる1冊