飛鳥井千砂のレビュー一覧
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飛鳥井千砂さんの小説のなかでもかなり好きです。
サムシングブルーというタイトルはサムシングフォーのなかのひとつからきているようです。
私はそもそもサムシングフォーを知りませんでした;
これを読んでブルーってちょっと不思議だなと思いました。
サムシングブルーは青が純潔の意味があるからということらしいんですが、気分が憂鬱な時もブルーっていうので、ブルーは良い意味でも悪い意味でもあるっていうのがおもしろいですよね。
話の冒頭では悪い意味でブルーだった主人公が、徐々にブルーの色合いを変えていっているのかなと思いました。
高校時代の話が好きです。
これぞ青春って感じで!
恋愛もそうだし、学校行事とかも -
Posted by ブクログ
環境も住む場所も異なる3人の女性のお話し。
ワンオペ育児をしつつ、
過去に派遣切りを経験した亜希。
夫とふたりで暮らし、
仕事に奮闘する中でマタハラを訴えかけられている茗子。
この2人はある一人の女性のブログを読んでいて
ある投稿からその人物に会いに行こうとする。
前半部分は両者ともに気持ちがとてもよくわかる
重ためなお話で、
育児をしていると思わぬ場面で休まなければ
ならなくなることがあるのもわかるし、
でもその休んだ分の仕事は誰がやるのか
という誰かが負担になることもとても分かる…
そして『子育てしている人は』『妊娠している人は』
などとその人のこと、本当は何も知らないのに
一括りに -
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留学生を迎える夫婦、添乗員、書店員、グランドスタッフ、空港内のディスプレイ業者、ある事件の影響で飛行機や空港に忌避感のある女性。
それぞれの人生のドラマとしても、お仕事小説としても面白かったです。
連作短編集で、登場人物が少しずつつながっていくのが楽しくて嬉しい。
特に良かったのは
*「夜の小人」
空港のディスプレイを作り上げる男性が主人公。
『誰がいつやったかわからないうちに、みんなが喜ぶものを作り上げておく』
というフレーズにグッときたし、ラストの一行まで素敵で心を奪われました。
*「扉ノムコウ」
派遣の海外ツアーコンダクターとして働く女性の物語。添乗員視点から見るツアー客やお仕事の -
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空港を行き交う人と人生を描いた6つの物語。
添乗員や空港書店員、グランドスタッフ、ディスレイ制作の人など、4つの物語は空港に関わる仕事をする人々の物語。
CAやパイロットのように目立つ仕事ではないけれど、
それぞれ自分の仕事を一生懸命頑張り、ときに壁にぶつかったり、落ち込むことがあっても、
空港での出会いを通して、また前を向いて進んでいく。
ありふれたことかもしれないけれど、
どの章も読後は爽やかで、何かを一生懸命頑張る人の話は自分も明るい気持ちになれてとても好き。
最終章の、本のタイトルでもある「This is the Airport」
同時多発テロや震災 -
Posted by ブクログ
主人公は3人の女性。ワンオペ育児中の女性、マタニティハラスメントを訴えられ絶望している子供のいない女性、そして二児のシングルマザー。この3人はあるブログで繋がっているのだ。
この三人はそれぞれ匿名でブログ上で交流していたが、偶然出雲で出会うことになる。
3名のうちの1人はブログでいつも管理人の意見を否定するようなコメントを書いており、周りからも嫌われていた人物。そして1人は子供が幼くてこのブログの管理人に救いを求めていた人物。そしてもう1人はそのブログを書いている管理人。
ネット上での人格と、リアルで会った時のギャップに戸惑いつつも、やがて本音で語り合うようになる…。
話は変わるが、僕 -
Posted by ブクログ
ネタバレ短編集だけど、1話1話に読み応えがあってとても面白かったです!
空港にはさまざまな人がいる。
幸せな気持ちへ旅に向かう人も、
悲しい気持ちでどこかへ帰る人も。
そんな当たり前のことに気付かされました。
そして旅立つ人だけではなく、そこで働く人たちのお話もあるのが面白かったです。
グランドスタッフや、航空署で働く人、はたまた空港内のディスプレイ製作者や書店員まで
さまざまな職種に光が当たっていて新鮮でした。
中でもやはり書店員の矢崎さんのお話が興味深かったです。普通の書店に比べて、空港の書店に来る人はもう2度とその書店に来ることは無いかもしれない。そんな中で本を紹介する緊張感だったり、空港という -
匿名
購入済みブログを通じて繋がってゆく女性達。人との繋がり方についてとことん追求している。人の言葉を聞き、自分の言葉を相手に伝える。すごく誠実な言葉のやり取り。簡単なようだけど、嘘のない本当の気持ちを伝えるって難しいです。まずは相手の言葉をちゃんと受け止めてみたいと思いました。