飛鳥井千砂のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ主人公・行がなあなあにしていた日常をもう1度見つめなおす物語。園も、そう言えるのかな。
この物語1番のキャラクターと言えば、なっちゃん&めぐみなのではないかと思う。病弱や両親の離婚及び再婚ということを日常として受け入れて来たふたりを動揺させる行動を取れたから。人は行動することで他人を動かすのだと思う。
個人的には恭司の様な男は嫌いだが、彼にも弱さはあり、彼は彼なりに懸命に生きている姿を垣間見れて良かった。
小川くんは今後、園とは何ともならないとは思うが彼の人生を応援したい(宮本さんも!)
作中になった「服装や化粧がどれだけ「人」を表すのか」から始まる園の独白が、この作品の背骨になってい -
Posted by ブクログ
別々で暮らしている姉は、弟から犬を預かってくる。
ごく普通の日常から、ひょっこり顔をだす、非日常。
いや、姉の方が非日常?
まだ既婚者ではないので浮気? でいいのでしょうか。
男の方もすっきりしているので、まぁばれなければ
傷つく人は本人だけ??
そんな姉と対照的に、弟の方は何事もなく…。
入院しているのは、久しぶりの日常のようですし
見舞いに来てくれた友人も、友人の枠、ですし。
姉の方は、日常生活にも『非』が入ってきてますし。
自分が正義、と思うのはいいですが
実行して後先考えないのか、と
突っ込みたい同僚でした。
執着じみてて、怖いものが、あります。 -
Posted by ブクログ
知ってる作家さんもいれば、はじめましての作家さんもいて
すごく盛り沢山な感じの本だった。
飛鳥井千砂「神様たちのいるところ」
元カレとの約束でギリシャに降り立つ。
彩瀬まる「かなしい食べ物」
同棲中の彼女から枝豆チーズパンを作るようねだられる。
瀬尾まいこ「運命の湯」
呂三男じいさんとジュリエット。
西加奈子「宇田川のマリア」
殺されたはずなのに、みんな私のことが見えるの?
南綾子「インドはむりめ」
結婚してもお母さんになっても、絶対に友達でいようね…。
柚木麻子「残業バケーション」
昔のドラマを録画したビデオを探し出す。
私、西加奈子さんの作品を初めて読んだんだけ