飛鳥井千砂のレビュー一覧

  • 君は素知らぬ顔で

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    読み終わってしばらくたった。
    1編1編のストーリーはあんまり覚えてないけど、
    全編で女優のゆうちゃんが出てくる。

    最初は子役のゆうちゃんが登場して、
    段々と大人になってくゆうちゃんが
    並行して描かれる。最終章では、
    ゆうちゃんが深く書かれてて、
    期待も裏切らず良かった。

    子役から成長してく女優の話は
    綿矢りさの「夢を与える」のインパクトが
    大きかったから、どきどきして読み進めたけど、
    ゆうちゃんが強い女優として描かれてて良かった。

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    2013年09月23日
  • 海を見に行こう

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    あすかいさんの、海にまつわる短編集。
    表紙が私の大好きないくえみさんなのです。

    「海風」
    親戚の夫婦がしていた民宿がラブホテルになっていた。
    「こんなはずじゃなかった。けど、生きてゆくためには。」
    現実ってやっぱりそうかな。。と、へこむでもなく思えるはなし。

    「笑う光」
    街灯の光を指さして「なんか、泣いてるみたいに見えない?あれ」
    切ない→ゆがみ
    に移行するところがなんとも言えない。
    あたたかい話じゃないけど、一番すきな話。

    「海のせい」
    彼氏に別れを告げようとしているけれど、告げられない。
    一番、先が気になった。

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    2013年09月19日
  • チョコレートの町

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    「ねぇ、君は故郷を愛しているかい?」

    恋人からの言葉で始まった、故郷への思いの振り返り。
    そういえばほとんど帰っていない、チョコレート工場からの甘い香りに包まれた中途半端な町。
    それが、その町にある店舗社員の不祥事に巻き込まれ、代理として勤務するために故郷へ戻ることに。

    家族とのぎこちない距離感、相変わらずだなと呆れたり困ったりの同級生、結婚、退職。
    決して長くはない期間で、少しずつ故郷と自分の距離、在り方が変わっていく様は、何だかとても近く感じた。
    帰ろうと思えばいつでも帰れる距離って、結構「帰らない」方を選んでしまう。
    でも存在はいつも近からず遠からずの位置にある気がして、主人公のように突然また目の前に、みたいになったらそりゃあ戸惑うだろう。
    おそらく誰もが感じたことのあるものが、散りばめられていると思う。

    田舎なら特にだと思うが、人が人に積極的に関わって成り立っている節があると思う。
    都会だと隣人を知らないなんてザラだけど、田舎はそれはない。
    関わらさせられる、とでも言おうか(笑)
    小さな町、どこにいても誰かしら知り合いを見かけたり見かけられたり。
    でもそんな場所だからある付き合いも、降り積もる出来事や思い出もある。
    わたし自身、帰ろうと思えばいつでも帰れる距離に育った故郷があるし、田舎だ。
    でもほとんど帰っていない。
    もう少し、帰る回数…「戻る」回数を増やしてみてもいいかもしれないと思った。

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    2013年08月18日
  • 君は素知らぬ顔で

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    飛鳥井さんのこういう話、結構好き!
    最後のゆうちゃんに気付いた時は小さなぞわぞわを感じられて満足でした!

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    2013年08月14日
  • チョコレートの町

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    故郷に特に愛着も無い男が、仕事の都合で故郷に戻るお話。
    あっという間に読み終わった。日常だけど、その人にとっては大事件…そういう話がとっても上手いなーと毎回思います。

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    2013年07月31日
  • チョコレートの町

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    ここ最近、文庫になった飛鳥井さんの本は期待が大きかった分どれもイマイチだったけど本作は良かった。
    地方出身ではないけれと、瞭の家族や故郷に感じる気持ちはよくわかる。ラストもよかったな。

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    2013年07月26日
  • サムシングブルー

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    人にはあまり言えない、汚い(?)気持ちとか、
    その他、あるある、ばかり。
    なんとなく買った本でしたが、良かったです。

    夏、ナツイチとかそういう響きや広告、
    季節を感じます!本を読みたくなります!

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    2013年07月14日
  • 海を見に行こう

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    すっごくドラマティックというわけでもないだけに現実味があって、細かい心理描写がいいなと思う。

    最後の話が良かった。

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    2013年07月04日
  • 海を見に行こう

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    海辺の町で生きていたり、そこを故郷にする男女の短編集。
    個人的には、海なし県育ちだから、何かあって海が見たくなって、見に行くことができる、その環境がすごくうらやましい(笑)
    ほっこりしたり苦しかったり、優しかったり切なかったり。
    いろんな感情を最後にくれて、そして彼らのその後は続いていくんだろうと思わせる終わり方がとても好き。
    表題作の「海を見に行こう」が一番、自分の中にすとんと落ちた感じがした。
    癒されるというと語弊があるかもしれないけど、どこかほっとするような、やさしくなれるような作品でした。

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    2013年07月02日
  • 君は素知らぬ顔で

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    ネタバレ

    「ゆうちゃん」が最初に出てきたときはなんじゃこりゃ?と思っていたが、最後につながっていくのね。
    彼女の成長と同じように多くの人が成長していったり自分の人生を見つめなおしたりしていく話。
    どうしたって誰かは誰かの人生に影響を与えずに生きてはいかれないということを感じた。
    逃げちゃ駄目だ。

    ずっと「ゆうちゃん」は私には前田敦子の顔だった。何でだろ?

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    2013年06月25日
  • サムシングブルー

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    私は男性で、しかも青春も遠い過去になってしまったのに、何故か惹かれる飛鳥井作品。
    この表紙は恥ずかしいのでブックカバーをつけて通勤電車で読みましたが、毎日少しだけ前向きな気持ちになれました。
    澤田さん、格好いい!

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    2013年05月24日
  • 君は素知らぬ顔で

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    久しぶりに好きな時間軸が当たりました涙
    中々こういう風に、最初関係なさそうな人物が度々出てきて、最後に繋がる。っていう本と出会うのはないので、嬉しかったです。
    こういう本は、読み返すと更に面白さが増すので本当に大好きです。

    scene3とscene5はすごく身にしみました。
    なんとなく学校行きたくなくて、学校休んでずっと本を読んで過ごしていました。
    去年は人間関係から逃げて皆勤取れたんだ。とか、皆勤なんて寂しい人間が取るものだ。とか、自分で自分を傷つけてました。
    休んだところで、結局逃げてるには変わりないのに、踏ん切りがつかなくて…。ていう感じですが、scene3のラストで、ちょっと元気がでました。
    ”きっと今は簡単に負けてしまう”
    また明日から頑張ればいいや。って思えました。

    scene5は、一度そういう男性に引っかかってるので、没頭しました。
    今現在も、”俺は仕事が忙しくて疲れてるんだよ。由紀江ぐらい俺のこと癒してくれよ”とかいう人はいますが、心配はしてくれません(笑)
    ある程度の心配はしてほしいなと、ちょっと要求してしまいます。
    彼から、サボりだろ。さっさと学校来い。って言われたら、すぐ用意して行くのに(笑)

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    2013年05月14日
  • 君は素知らぬ顔で

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    ネタバレ

    飛鳥井さんの短編集だけど、話が実は繋がってるってのがすごく好きで、ただの短編集と違って続きがあるから他の人物の動きとかが分かってすごく楽しい。
    今回もそんな感じで色んな人が子役だった女の子が女優になって成長していく中、その子に色んな人が色んな影響を受け、最後はその女優さんの旦那さんの話で、最後に色々繋がってくるのが楽しかったです。

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    2013年06月10日
  • 君は素知らぬ顔で

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    ネタバレ

    飛鳥井千砂さんの連作小説はとても素晴らしいと思う。
    一つのつながりからいろいろ人の視点が見える。
    その見え方が自分の中にスーっと入ってくるのがすごい好きです。

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    2013年04月19日
  • はるがいったら

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    離れて暮らす姉弟と、寝たきりの愛犬ハル。完璧主義の園が続ける恋愛と、冷めた性格の行の進路の悩み。どうにもならない現実と向き合って、いろんなことを考えていく。タッチがどこか軽いからかな、読みやすかったし、好きだと思いました。

    2017/08/23再読
    最初に読んだときはあまりピンとこなかった、園と恭ちゃんの温度感。今なら鮮明にわかると思うのは、それだけ何かを経験したということなのか。ハルを主軸にしながら、家族とその周りの人々に起こる様々な出来事。誰に何が起きるのかなんてその時になってみないとわからない。何かが起きて初めて、人は自分の周りにいる人が自分にとってどんな存在なのかを知るんだと改めて思った。

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    2017年08月23日
  • 私たちの特別な一日 冠婚葬祭アンソロジー

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    飛鳥井千砂が好きなのでそこだけ。
    良いねえ。産み産まず、偏見と驚嘆と尊敬と。
    みんな好きに生きて認め合えたらいいよね。

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    2026年10月11日
  • 私たちの特別な一日 冠婚葬祭アンソロジー

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    「六年目の弔い」が良かった。悲しみに向き合っていく力を与えてくれる。ゆっくりとした時の流れの中で。怒りも憎しみも否定せず。町田その子さんのお話、好きだなあ。

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    2026年10月04日
  • この部屋で君と(新潮文庫nex)

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    部屋にまつわる8名の作家の短編集。それぞれに具体的な間取りが描かれてあるので、物語に入りやすい。

    特に三上延の『月の砂漠を』が良かった。関東大震災で亡くした婚約していた妹の姉と結婚する話。

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    2026年10月03日
  • 私たちの特別な一日 冠婚葬祭アンソロジー

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    個人的にどーうしてもできちゃった結婚を祝福できないので一作目はなんだか共感できない尽くしで終わった。寺地さんはこんなコミカルな感じのアンソロジーでしか読めないかも。よい意味で裏切られたラストがとてもよかった。町田さんの一編はこれはまた心暖まる…かと思いきや最後の最後におっそろしい推測をぶっこんでこられて混乱する。でも面白かった。

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    2026年09月07日
  • 海を見に行こう

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    「笑う光」だけテイストが違って印象に残った。
    男の方が過去の恋愛を美化しがち。同じ海の光でも、ラストでガラリと見え方が変わる描写に後味が残った。

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    2026年08月23日