飛鳥井千砂のレビュー一覧

  • アシンメトリー

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    ネタバレ

    秋本朋美
    二十四の時から母親と二人暮らし。父親が会社の部下と付き合っていて、彼女が妊娠し、責任を取って結婚するために母親と離婚した。母親と東京に引っ越す。派遣会社に登録し、アパレル系の商社で働く。

    辻紗雪
    インテリアコーディネーターの資格を取って、インテリアと雑貨の店で働いている。朋美の一つ年上。東京生まれの東京育ち。

    藤原治樹
    カフェバーの雇われ店長。紗雪の結婚相手。紗雪とは中学校と高校が一緒で一つ年上。

    夏川貴人
    紗雪と治樹の後輩。複写機や複合機のリース会社の営業。

    麻美
    朋美の地元の友達。細身で派手顔の美人で、朋美のような地味な朝タイプをバガにしていた代表格の子。

    松田
    朋美が

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    2024年03月26日
  • 女の子は、明日も。

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    隣の芝生は青く見える。
    この本に登場する人たちは皆、それぞれ良い人生を送れていると思う反面、嫌なことも沢山あるというような感じ。
    気持ち的にちょっと凹んだり、上手くいかないこととががあったりすると誰でも他人の方が良く見えてしまう。そういうことを端的に表した本。
    たまたま人物が全員女性だけど、男性でも同じことが言えると思う。
    大切なのは、自己肯定感かなと。

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    2024年03月13日
  • 私たちの特別な一日 冠婚葬祭アンソロジー

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    町田その子さんの作品が頭ひとつ飛び抜けて良かった。ほんとこの方が書く話はなんでこんなに心に残り響くのだろう

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    2024年01月17日
  • 神様たちのいるところ/運命の人はどこですか?

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    全部ラブラブした感じかと思いきや、ハッピーエンドだけじゃないところや人との運命的な繋がりが題材となってるのもあって、恋愛だけじゃないのが良かった。
    最後の話が好き。

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    2023年12月31日
  • 私たちの特別な一日 冠婚葬祭アンソロジー

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    冠婚葬祭に際する人々の生活を描いたアンソロジー。個人的にあまり刺さった作品はなかったけど、町田そのこの『六年目の弔い』、飛鳥井千紗『もうすぐ18歳』、寺地はるな『ありふれた特別』はよかったな。子供を産むということをテーマにしているのかな?とも思ったラインナップだった。

    p.82 幼さは、他人への興味の浅さと紙一重だ。ちょっとでも自分と違うと「仲良くなれない」と決めつけ、それ以上のことを知ろうとしない。

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    2023年12月24日
  • はるがいったら

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    職場の人とは仕事以外で関わりたくないというのは同感。気持ちの分かるところもあるし、理解できないどころか拒否反応をしちゃう部分もあり。老犬介護、浮気?不倫?、職場の人間関係、学生の悩み、友情、義理の親兄弟、などなど内容が詰め込まれすぎて、同時進行してるものだから展開も早すぎて、なんだか気持ちが消化しきれなかったです。

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    2023年11月26日
  • 私たちの特別な一日 冠婚葬祭アンソロジー

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    ネタバレ

    感想
    昨日と変わらず太陽が昇っている。心臓の動きもいつもと同じ。でも今日は特別な日。生を、死を、まざまざと感じさせる。自分は社会の一員。

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    2023年11月10日
  • 女の子は、明日も。

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    20代前半の私が読み終えた感想としては
    「うわぁ〜〜まだまだ、もっともっと悩むのかぁ!」と言う感じ。
    想像できそうでできない、リアル(なんだろうな)な女性の悩みや葛藤に「自分なんてまだまだだなぁ」と思わされた。

    教科書のような感覚で読んだ。30代になったらこの話題はデリケートな話題なのかぁ、、、。30代になった時の人間関係は一体どんな風になっているのだろう、、、。

    女性同士の複雑なコミュニケーションは"繊細な心がそうさせている"と表現した瀧波ユカリさんの解説がしっくりきたというか、素敵だなぁと思った。

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    2023年08月14日
  • タイニー・タイニー・ハッピー

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    必ずしも理想の形ではないけど、タイトルの「小さな幸せ」を感じることができる作品。甘すぎない恋愛小説で、それがリアルさを増していて、自分も今の相手とうまくやっていこう、と思える。また、生き方みたいなものも考えさせられた。

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    2023年04月19日
  • タイニー・タイニー・ハッピー

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    大型ショッピングセンターに関わる男女8人の物語、主に恋愛。日常的なエピソードの羅列で大きな展開もうねりもない。表紙のイラストに惹かれた。

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    2023年03月11日
  • はるがいったら

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    さくさくと最後まで読みました。読みやすく、ところどころ毒っけのあって好きな雰囲気です。
    ストイックな園の性格と、だけどちょっとかなりよろしくない恋愛模様に矛盾を感じつつ、そういうこともあるのかな…などと思いました。
    真奈美さんが謎でした。

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    2023年03月04日
  • タイニー・タイニー・ハッピー

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    色んな人の視点から書かれた短編集なので、ひとつのショッピングモールの中で交錯する無数の人生を覗いているような感覚になる。
    ショッピングモールのシンボルである大きなツリーが、希望や癒しの象徴として何度も登場している。いつも変わらずそこにある、見守ってくれているようなツリー。そこが本当に素敵な場所であることを、想像できた。

    同年代の恋愛が主な内容だったので、なんとなく、恋愛以外の要素も見たかった。

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    2023年03月04日
  • この部屋で君と(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    思ってたより面白かった。どの話もそれぞれの色が出ているなと。カラフルな表紙通りの作品群。その部屋で生活している住人たちの頭の中、独り言、生活模様を覗き見しているような気分になる。
    印象に残ったのは、三上延さんの「月の砂漠を」。
    ちなみに一つだけ異色な部屋が混ざってます(笑)

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    2023年01月14日
  • タイニー・タイニー・ハッピー

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    恋愛ベースの話なので20代から30代位の女性が共感できると思います。
    悪い人はでてきませんが、ハラハラするような展開もなくさらっと読める本です。

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    2022年11月10日
  • この部屋で君と(新潮文庫nex)

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    一つの部屋と二人をお題として八名の作家が書いたアンソロジー。同じお題なのに全然違ってて面白い。朝井リョウさん目的で買ったけど、他の作家さんのも面白くて、なるほど、こういう風に好きな作家さんを発掘していくのも面白いなと思いながら読んだ。吉川トリコさん好き。

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    2022年10月10日
  • はるがいったら

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    ネタバレ

    主人公・行がなあなあにしていた日常をもう1度見つめなおす物語。園も、そう言えるのかな。

    この物語1番のキャラクターと言えば、なっちゃん&めぐみなのではないかと思う。病弱や両親の離婚及び再婚ということを日常として受け入れて来たふたりを動揺させる行動を取れたから。人は行動することで他人を動かすのだと思う。

    個人的には恭司の様な男は嫌いだが、彼にも弱さはあり、彼は彼なりに懸命に生きている姿を垣間見れて良かった。

    小川くんは今後、園とは何ともならないとは思うが彼の人生を応援したい(宮本さんも!)

    作中になった「服装や化粧がどれだけ「人」を表すのか」から始まる園の独白が、この作品の背骨になってい

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    2022年10月17日
  • アシンメトリー

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    一人一人の内面描写が丁寧で、優しく寄り添ってくれる。
    普通 ってなんだろう。

    個性を尊重する世の中ではあるが、人と違うということにどこが抵抗がある。
    普通でありたいけど、個性も出したい。
    そんなジレンマがふとよぎった。

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    2022年10月03日
  • はるがいったら

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    別々で暮らしている姉は、弟から犬を預かってくる。

    ごく普通の日常から、ひょっこり顔をだす、非日常。
    いや、姉の方が非日常?
    まだ既婚者ではないので浮気? でいいのでしょうか。
    男の方もすっきりしているので、まぁばれなければ
    傷つく人は本人だけ??

    そんな姉と対照的に、弟の方は何事もなく…。
    入院しているのは、久しぶりの日常のようですし
    見舞いに来てくれた友人も、友人の枠、ですし。
    姉の方は、日常生活にも『非』が入ってきてますし。
    自分が正義、と思うのはいいですが
    実行して後先考えないのか、と
    突っ込みたい同僚でした。
    執着じみてて、怖いものが、あります。

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    2022年09月28日
  • 神様たちのいるところ/運命の人はどこですか?

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    運命の人、にまつわるアンソロジー。

    彩瀬まる「かなしい食べもの」がよかった。
    古い傷をこねて安堵する。

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    2022年08月13日
  • 女の子は、明日も。

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    羨ましく思える相手も実はそれぞれ悩みがある。つい自分と比較してしう女同士を描いても、ドロドロとした雰囲気にならないのがこの作家らしい。
    旦那達がみんないい人。これでいいんだ、と思える着地点に旦那の存在あり。

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    2022年06月13日