飛鳥井千砂のレビュー一覧

  • この部屋で君と(新潮文庫nex)

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    誰かと一緒に楽しく暮らしたいのに
    何か上手くいかない、アンソロジー8編
    各部屋間取り付きでイメージが湧きますね

    「それでは二人組を作ってください」朝井リョウ
    これは「何様」に収録されていた短編ですね
    ぞわり、隠しきりたい心情をえぐるタイプの
    大好きなやつ。何者→何様で読んでいただけたら幸いです

    「女子的生活」坂本司
    これは、もしかしたら、昔NHKドラマ10で志尊淳が、めちゃかわ女装男子を演じていた原作ですかな?
    意味深なストーリーへの入りも良い
    吹っ切れた、女の子になって女の子と付き合いたい、今はまだ女装男子の切れ味良い攻め気味の会話がそそる

    「十八階のよく飛ぶ神様」似鳥鶏
    悪い神様と良

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    2024年06月10日
  • はるがいったら

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    水原園
    行の四つ年上の姉。九年前に両親が離婚して、母親と一緒に出て行った。短大を卒業して、就職して一人暮らしを始めた。デパートの受付嬢。婚約者のいる幼なじみの恭司と体の関係を続けている。

    佐々行
    園の弟。高校三年生。身体が弱く、幼い頃から入退院を繰り返している。高校一年で留年している。

    水原由理
    園・行の母。父親より三歳年上の銀行員。

    園・行の実父
    家の一階で中華料理屋をやっている。

    ハル
    両親が離婚する前、行が五歳、園が小学三年生の時に二人で公園で拾ってきた芝犬に似た雑種犬。十四歳の老犬。今では立ち上がることもほとんどできなくなり、介助犬ならぬ、すっかり被介護犬。

    美佐
    園の唯一の

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    2024年06月10日
  • 女の子は、明日も。

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    隣の家の芝生の青さが、全く気にならない人っているのだろうか。
    もしわたしが今、久しぶりに学生時代の友人に会うことになったら、一番何に気を使うだろう。
    やっぱりまずは見た目かな。服装とかメイクとか、アクセサリーやバッグ。老けてみられたくないし、太ってだらしなくなったとも思われたくない。幸せな生活を送っているとまではいかなくても、惨めな人だと見られるのだけは絶対に避けたい。
    そんなの大袈裟?見栄っ張り?いやいや、そんなことはない。世の中のほとんどの人間は、他人と会った瞬間に自分と比べずにはいられない生き物なのだから。持ち物だって比べるかもしれない(持ち物にはきっと恋人や夫も含まれる)。
    相手のレベ

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    2024年05月16日
  • タイニー・タイニー・ハッピー

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    大型ショッピングモールの、タイニー・タイニー・ハッピー(通称タニハピ)で働く人々の連作短編集。人間関係の難しさ、恋愛関係の拗れ、結婚出産と仕事の両立とか、大人ならではの悩みがリアルに描かれています。平成のお話なので、まだメールだし、時代背景はもちろん言葉の言い回しとかも、とても懐かしさを感じました。

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    2024年04月13日
  • 女の子は、明日も。

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    ネタバレ

    高校の同級生4人が偶然再開してそれぞれゆるく影響し合う?話。
    4人の絶妙な距離感と、それぞれの悩みを描いてる。隣の芝は青い。
    年齢すごく近いけど、あんまりしみじみとはこないかも。。。そもそもこんな微妙な距離感の友達いない。。

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    2024年04月11日
  • サムシングブルー

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    ネタバレ

    浅川梨香
    二十七歳。広告会社の事務員。

    智久
    梨香と二年付き合って別れた。マキの友達。

    由衣謙治
    梨香の高校の時の彼氏。東京で商社勤務。地元で英会話教室の講師。

    町田沙希
    梨香が高校三年生の時の同級生。クラスで一番仲が良かった。

    中谷
    広告会社の一年後輩の営業社員。梨香と一番歳が近い。

    マキ
    理科の会社で作っている情報誌で挿絵を描いているイラストレーター。梨香の九つ年上。

    野島和人
    沙希の高校の時の彼氏。実家の花屋で働いている。

    田原法子
    高校の時の体育祭の実行委員の一人だったクラスメイト。大手の証券会社に勤めている。

    渡部昇
    梨香が今も縁が切れてない高校の同級生。サッカー部の

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    2024年04月08日
  • 女の子は、明日も。

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    ネタバレ

    斉藤満里子
    略奪婚をした専業主婦。千葉の片隅の町にある公立高校で、満里子、悠希、理央、仁美は同級生だった。旧姓渡辺。

    山本悠希
    女性誌編集者。旧姓衛藤。

    桜井理央
    人気翻訳家。父親の仕事の都合で、小学校と中学校のほとんどをヨーロッパ各地をまわって暮らしていた帰国子女。旧姓橘。

    垣内仁美
    マッサージ師。旧姓瀬戸。都心の一等地にあるマッサージサロン。不妊治療をしている。

    満里子の夫
    私立の総合病院で眼科の勤務医をしている。満里子の十五歳年上。

    満里子の夫の元妻
    皮膚科の医師。

    健吾
    悠希の夫。五歳年下。飲食店勤務。料理人兼バーテン。

    真也
    理央の夫。大学の同級生。広告会社でグラフィッ

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    2024年04月05日
  • タイニー・タイニー・ハッピー

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    ネタバレ

    ドッグイヤー
    北川徹
    北川が勤めている商社が経営する大型ショッピングセンター「タイニー・タイニー・ハッピー」の名付け親。略して「タニハピ」。本社の商品管理。

    川野
    タニハピのオープニングスタッフに選ばれて移動になるまで、本社で机を並べていた同僚。

    北川実咲
    徹の妻。タニハピ内のメガネ屋の店員。

    大原
    かつての北川の上司。総務課長。

    小山理恵
    関西支店から異動。寝具売り場担当。

    森崎純一
    実咲の同僚。ジュンジュン。


    ガトーショコラ
    ゆう
    結城香織。高校三年間はファストフードでバイト、大学四年間はファミレスのウェイトレス。レストラン経営の会社に就職して、イタリアンレストランに配属にな

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    2024年04月04日
  • 君は素知らぬ顔で

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    ネタバレ

    山村
    図書委員の先輩。

    荒川奈央
    図書委員。母子家庭で育った女子高生。

    亜紀
    奈央の友達。

    悦子
    悦ちゃん。奈央の友達。

    亮介
    サッカー部。サッカーと女の子と遊ぶことしか頭になかったが、洋介が受からなかった大学の合格圏内の成績を取っていた。悦子と同じ大学に進学

    杉崎奈々子
    数年前に、ランドセルを背負ってチョコレートのCMをしていた子役。「ゆうちゃん」の愛称で人気がある。書店のイベントで襲われる。
    子役タレントから演技派に転身した女優。

    洋介
    亮介の兄。洋食屋で隣のサラリーマンがウェイトレスにクレームしているのを間違いだと指摘する。その後、大学にもバイトにも行かなくなる。
    生活のリズ

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    2024年03月27日
  • アシンメトリー

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    ネタバレ

    秋本朋美
    二十四の時から母親と二人暮らし。父親が会社の部下と付き合っていて、彼女が妊娠し、責任を取って結婚するために母親と離婚した。母親と東京に引っ越す。派遣会社に登録し、アパレル系の商社で働く。

    辻紗雪
    インテリアコーディネーターの資格を取って、インテリアと雑貨の店で働いている。朋美の一つ年上。東京生まれの東京育ち。

    藤原治樹
    カフェバーの雇われ店長。紗雪の結婚相手。紗雪とは中学校と高校が一緒で一つ年上。

    夏川貴人
    紗雪と治樹の後輩。複写機や複合機のリース会社の営業。

    麻美
    朋美の地元の友達。細身で派手顔の美人で、朋美のような地味な朝タイプをバガにしていた代表格の子。

    松田
    朋美が

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    2024年03月26日
  • 女の子は、明日も。

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    隣の芝生は青く見える。
    この本に登場する人たちは皆、それぞれ良い人生を送れていると思う反面、嫌なことも沢山あるというような感じ。
    気持ち的にちょっと凹んだり、上手くいかないこととががあったりすると誰でも他人の方が良く見えてしまう。そういうことを端的に表した本。
    たまたま人物が全員女性だけど、男性でも同じことが言えると思う。
    大切なのは、自己肯定感かなと。

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    2024年03月13日
  • 私たちの特別な一日 冠婚葬祭アンソロジー

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    町田その子さんの作品が頭ひとつ飛び抜けて良かった。ほんとこの方が書く話はなんでこんなに心に残り響くのだろう

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    2024年01月17日
  • 神様たちのいるところ/運命の人はどこですか?

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    全部ラブラブした感じかと思いきや、ハッピーエンドだけじゃないところや人との運命的な繋がりが題材となってるのもあって、恋愛だけじゃないのが良かった。
    最後の話が好き。

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    2023年12月31日
  • 私たちの特別な一日 冠婚葬祭アンソロジー

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    冠婚葬祭に際する人々の生活を描いたアンソロジー。個人的にあまり刺さった作品はなかったけど、町田そのこの『六年目の弔い』、飛鳥井千紗『もうすぐ18歳』、寺地はるな『ありふれた特別』はよかったな。子供を産むということをテーマにしているのかな?とも思ったラインナップだった。

    p.82 幼さは、他人への興味の浅さと紙一重だ。ちょっとでも自分と違うと「仲良くなれない」と決めつけ、それ以上のことを知ろうとしない。

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    2023年12月24日
  • はるがいったら

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    職場の人とは仕事以外で関わりたくないというのは同感。気持ちの分かるところもあるし、理解できないどころか拒否反応をしちゃう部分もあり。老犬介護、浮気?不倫?、職場の人間関係、学生の悩み、友情、義理の親兄弟、などなど内容が詰め込まれすぎて、同時進行してるものだから展開も早すぎて、なんだか気持ちが消化しきれなかったです。

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    2023年11月26日
  • 私たちの特別な一日 冠婚葬祭アンソロジー

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    ネタバレ

    感想
    昨日と変わらず太陽が昇っている。心臓の動きもいつもと同じ。でも今日は特別な日。生を、死を、まざまざと感じさせる。自分は社会の一員。

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    2023年11月10日
  • 女の子は、明日も。

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    20代前半の私が読み終えた感想としては
    「うわぁ〜〜まだまだ、もっともっと悩むのかぁ!」と言う感じ。
    想像できそうでできない、リアル(なんだろうな)な女性の悩みや葛藤に「自分なんてまだまだだなぁ」と思わされた。

    教科書のような感覚で読んだ。30代になったらこの話題はデリケートな話題なのかぁ、、、。30代になった時の人間関係は一体どんな風になっているのだろう、、、。

    女性同士の複雑なコミュニケーションは"繊細な心がそうさせている"と表現した瀧波ユカリさんの解説がしっくりきたというか、素敵だなぁと思った。

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    2023年08月14日
  • タイニー・タイニー・ハッピー

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    必ずしも理想の形ではないけど、タイトルの「小さな幸せ」を感じることができる作品。甘すぎない恋愛小説で、それがリアルさを増していて、自分も今の相手とうまくやっていこう、と思える。また、生き方みたいなものも考えさせられた。

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    2023年04月19日
  • タイニー・タイニー・ハッピー

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    大型ショッピングセンターに関わる男女8人の物語、主に恋愛。日常的なエピソードの羅列で大きな展開もうねりもない。表紙のイラストに惹かれた。

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    2023年03月11日
  • はるがいったら

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    さくさくと最後まで読みました。読みやすく、ところどころ毒っけのあって好きな雰囲気です。
    ストイックな園の性格と、だけどちょっとかなりよろしくない恋愛模様に矛盾を感じつつ、そういうこともあるのかな…などと思いました。
    真奈美さんが謎でした。

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    2023年03月04日