【感想・ネタバレ】君は素知らぬ顔でのレビュー

あらすじ

文具メーカーで働く由紀江は耕次と付き合って半年。気分屋の彼は機嫌が悪くなると手がつけられない。耕次の怒りを理不尽に思いながらも言い返せない由紀江。次第に彼の態度はエスカレートしていき……。(「今日の占い」より)とある女優の成長を軸に、様々な時代を生きる人々の心のささくれを丁寧に描いた六編。最後に新鮮な驚きと爽やかな感動が待っている、連作小説の傑作!

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Posted by ブクログ

最近ミステリー系の小説を読むことが多かったので、久しぶりにほんわかする話を読んだ気がします。
まぁこの短編のなかにはほんわか系じゃない話もあったんですが、全体的には読んだら幸せになれる話でした(全体的にというより、全体を通してと言ったほうが良いかも)。

連作短編集ということでタイハピ的な感じでした
ひとつひとつ別の人の物語だけど、いろんなところで人物間のリンクがあって、全編を通して「ゆうちゃん」が描かれています。
「ゆうちゃん」の成長とともに時間軸が進んでいくという感じですね。
私はやっぱり最初と最後の話が好きですね。
「斜め四十五度」に出てくる先輩は私的に1番好きなキャラクターだったので(勝手に『潔く柔く』の梶間くんをイメージしました)、その後も何回か出てきて嬉しかったです。

私もどこかで誰かに影響を与えてるんでしょうかね。
私は周りのいろんな人から影響を受けてると自分でも思います。
「ゆうちゃん」みたいに不特定多数の人に影響を与えるようにはならなくていいから、周りの人たちに良い影響を与えられてたらなと思います。

1
2013年10月06日

Posted by ブクログ

連作短編に共通するのはどの回にも子役タレントから本格派女優になっていく“ゆうちゃん”が登場する事「今日の占い」の彼氏が最悪過ぎてイライラ。こんな男なら私なら速攻別れてる!「水色の空」の幼なじみに恋心を抱く純子の心情に共感。最後の短編の真相に!!

0
2025年05月17日

匿名

購入済み

まずタイトルに惹かれましま。
それぞれの物語りの中にいる、ゆうちゃん。
ずっと人に影響を与えたいたんだな。どれも、少し悲しくて、少し心温まる。よい作品でした。

0
2024年09月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

*とある女優の成長を軸に、様々な時代を生きる人々の心のささくれを丁寧に描いた六編。最後に新鮮な驚きと爽やかな感動が待っている、連作小説の傑作*
テーマは「自分の存在が誰かに影響を与えるということ」ですが、どこにでもいるような男女の、どこにでもありそうな出来事なだけに、無理なく入り込めるし、逆に反発したり。物語が本当にリアルなので、登場人物の追体験をしている気分になります。そこが一番の魅力。「ゆうちゃん」の成長を絡めた構成も新鮮だし、見る人や角度にによって感じ方が違う面白さも十二分に味わえる。その上、連作なので、所々で前作の登場人物のその後が垣間見えて二倍楽しめる。「どこかで誰かに」でパズルのピースが合わさったら、もう一度最初から読み返したくなります。二度読みの楽しさも満載です。

0
2017年03月15日

Posted by ブクログ

「ゆうちゃん」という女優がお話のどこかに出てきて、それもゆうちゃんの成長とともに時間軸が過ぎていく、各章の登場人物も他の話で出てきたり繋がっていたりする物語。最後はほっこりする話から悲しい結末もあるが、最後の章はどんでん返しがあって、そうゆうことだったのか!とすっきりするしもう一度読み返してしまうほど面白かった!タイハピとも少し似ている構成で読んだあとは前向きになれるお話たちでした。

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2015年08月22日

Posted by ブクログ

読み始めた時は「しまった」と思った。
今もっとも触れたくない、私から見たら十分恵まれた人生を送っているのに“女性特有の悩み”に悩む人たちの連作短編集。

だけど、一編読むたびに泣いてしまった。
まさにタイトルの通り“女の子はいつも”。

それでも私は今いるステージを抜けて、彼女たちのステージに行きたい。
そんな思いを強くした本でもあったかも。

だけど…そのための一歩は踏み出せないんだな。
向こうから歩いてきてもくれないし。
どうしたものか…笑

0
2015年01月12日

Posted by ブクログ

「ゆうちゃん」がキーワードな全六話。
どの話も好きだけれど、印象に残った、これからも使いたいと思うような言葉がふたつ。
ひとつめは、一話の、ゆうちゃんがストーカーに襲われかけたときに言う「怖かったけど、負けたくなかった」。生きているといろいろ理不尽なことも辛いことも、たくさんあるけど、頑張ろうって思えるひとこと。
ふたつめは、六話のゆうちゃんの旦那、祐一のひとこと。「他にいいなって思う人ができたとしても、それって彼女を想ってるのとは別の心の中の場所でいいなと思うだけで。彼女のことを好きじゃなくなるなんてことは一生ないんじゃないかと思ったんです」
今、わたしもそう想うし、そう想っててほしいなって思うので、この本が好きになったひとこと。

0
2013年04月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

時代設定に最初疑問があったけど、“ゆうちゃん”の成長とともに話が進んでいくことで納得。

一人一人で“ゆうちゃん”の見方が異なる点も面白かったし、第6章での展開はミステリ要素もあってよかった。

0
2014年01月18日

Posted by ブクログ


1人の女優の成長と、様々な人々の悩みや葛藤を描いた作品。

同じ人間でも、見る角度や置かれた立場によって他者のイメージは変わる。

0
2022年09月07日

Posted by ブクログ

飛鳥井千砂作品。
小分けにされたエピソードでそれぞれの人間模様や心の機敏が表現されている。
読みやすい作品であり、異なる年代のエピソード通しにも繋がりがあるところが面白い。

0
2021年09月13日

Posted by ブクログ

もう大好き~。
相関図を書きながらすぐにもう一回読んだ。
この人の作品にはほんと悪い人が一人も出てこなくて大好きだ。

0
2018年04月28日

Posted by ブクログ

タニハピがよかったのでこちらもトライ。
この人の物語の組み立て方が好きだ。

最後に大きなどんでん返し、もいいけど、
あそこのこれが、つながって・・っていうのが
ムフフとさせてくれる感じがイイ。

登場人物のみんなも、
繊細すぎず、でも単純すぎず、毎日を生きていて、ちょうどいい。

0
2015年10月04日

Posted by ブクログ

全6編の連作短編集。女優ゆうちゃんを時間軸に様々な話が語られます。さらっと読める話から、主人公を善人とせず、人の内面の汚いドロドロした心情を描いた物まで幅広い作品が集まっています。好きだったのは「斜め四十五度」と「どこかで誰かに」。「今日の占い」は読んでて怖い。モラハラに苦しんでいる人はこんな風に支配されちゃうのでしょうか。最後ヒロインが自分で逃げることを決断してよかった。始まりほわっと、中盤イライラどんよりして最後はほっとして読み終えました。

0
2015年02月14日

Posted by ブクログ

同じ人を見ても、立場、環境によって見え方が違う。好意的であったり、否定的であったり。そして見え方と、本質はまったく違っていたり。飛鳥井さんの作品は本当にリアルで考えさせられる。全部が全部ハッピーエンドでないところも現実的でいい。オススメ

0
2015年02月05日

Posted by ブクログ

1人の女優をフックにした連作短編集。
それぞれの短編ではいろんな人生における選択を、それぞれの登場人物からみた同じ女優(但し、時代が異なる)に対する評価を通して間接的に表現するという味のある構成です。
人物描写に好感が持てるいい作品でした。

0
2014年12月17日

Posted by ブクログ

タイハピと同じような構成
この手のタイプの現実的だけどどこか物語要素があって都合が良いだけでなく、肩の力が抜ける小説を書かせたら上手い 短編物はすべてが繋がったときが気持ち良い

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2014年08月24日

Posted by ブクログ

日常にいっぱいいっぱいのとき、自分を守ろうとばかりしちゃうとき。
つい忘れてしまう大切なことを思い出させてくれる。
私はこの本を今読んでよかった。

0
2014年05月14日

Posted by ブクログ

谷川史子さんのイラストに引かれて購入。

ポケベルとか出てきて、古い本かと思ったけど、作中の時間が幅広いようで納得。

短編連作で、すっきりしない終わり方をするものもあったけど、すっきり終わることばかりのわけはないし、かえって厚みを感じられるのかなと思いました。

楽しく読めました。

0
2014年04月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「ゆうちゃん」という子役とその成長と変貌が、すべてのストーリーを貫く一本の線。

  ふむ。


ひとつひとつのストーリーの中の登場人物が、必ず何かの形で次のストーリーにつながっていく。

  ふむふむ。

ひとつひとつのストーリーもよくできていて、気楽に読めるし面白い。まあいいんじゃないかな…と思いつつ読んでいたのだ。… 「Last scene どこかで誰かに」 までは。

終わり近くで

  あれ?
 
ストーリーを読み直して
  
  ええっ!?

そうして…これらのsceneを繋いでいたテーマの素敵さに、ただただ拍手した。

飛鳥井さん、ファンになりそうです。この作品、大好きです。
とても気持ちがほぐれました。

0
2013年12月14日

Posted by ブクログ

読み終わってしばらくたった。
1編1編のストーリーはあんまり覚えてないけど、
全編で女優のゆうちゃんが出てくる。

最初は子役のゆうちゃんが登場して、
段々と大人になってくゆうちゃんが
並行して描かれる。最終章では、
ゆうちゃんが深く書かれてて、
期待も裏切らず良かった。

子役から成長してく女優の話は
綿矢りさの「夢を与える」のインパクトが
大きかったから、どきどきして読み進めたけど、
ゆうちゃんが強い女優として描かれてて良かった。

0
2013年09月23日

Posted by ブクログ

飛鳥井さんのこういう話、結構好き!
最後のゆうちゃんに気付いた時は小さなぞわぞわを感じられて満足でした!

0
2013年08月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「ゆうちゃん」が最初に出てきたときはなんじゃこりゃ?と思っていたが、最後につながっていくのね。
彼女の成長と同じように多くの人が成長していったり自分の人生を見つめなおしたりしていく話。
どうしたって誰かは誰かの人生に影響を与えずに生きてはいかれないということを感じた。
逃げちゃ駄目だ。

ずっと「ゆうちゃん」は私には前田敦子の顔だった。何でだろ?

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2013年06月25日

Posted by ブクログ

久しぶりに好きな時間軸が当たりました涙
中々こういう風に、最初関係なさそうな人物が度々出てきて、最後に繋がる。っていう本と出会うのはないので、嬉しかったです。
こういう本は、読み返すと更に面白さが増すので本当に大好きです。

scene3とscene5はすごく身にしみました。
なんとなく学校行きたくなくて、学校休んでずっと本を読んで過ごしていました。
去年は人間関係から逃げて皆勤取れたんだ。とか、皆勤なんて寂しい人間が取るものだ。とか、自分で自分を傷つけてました。
休んだところで、結局逃げてるには変わりないのに、踏ん切りがつかなくて…。ていう感じですが、scene3のラストで、ちょっと元気がでました。
”きっと今は簡単に負けてしまう”
また明日から頑張ればいいや。って思えました。

scene5は、一度そういう男性に引っかかってるので、没頭しました。
今現在も、”俺は仕事が忙しくて疲れてるんだよ。由紀江ぐらい俺のこと癒してくれよ”とかいう人はいますが、心配はしてくれません(笑)
ある程度の心配はしてほしいなと、ちょっと要求してしまいます。
彼から、サボりだろ。さっさと学校来い。って言われたら、すぐ用意して行くのに(笑)

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2013年05月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

飛鳥井さんの短編集だけど、話が実は繋がってるってのがすごく好きで、ただの短編集と違って続きがあるから他の人物の動きとかが分かってすごく楽しい。
今回もそんな感じで色んな人が子役だった女の子が女優になって成長していく中、その子に色んな人が色んな影響を受け、最後はその女優さんの旦那さんの話で、最後に色々繋がってくるのが楽しかったです。

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2013年06月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

飛鳥井千砂さんの連作小説はとても素晴らしいと思う。
一つのつながりからいろいろ人の視点が見える。
その見え方が自分の中にスーっと入ってくるのがすごい好きです。

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2013年04月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

山村
図書委員の先輩。

荒川奈央
図書委員。母子家庭で育った女子高生。

亜紀
奈央の友達。

悦子
悦ちゃん。奈央の友達。

亮介
サッカー部。サッカーと女の子と遊ぶことしか頭になかったが、洋介が受からなかった大学の合格圏内の成績を取っていた。悦子と同じ大学に進学

杉崎奈々子
数年前に、ランドセルを背負ってチョコレートのCMをしていた子役。「ゆうちゃん」の愛称で人気がある。書店のイベントで襲われる。
子役タレントから演技派に転身した女優。

洋介
亮介の兄。洋食屋で隣のサラリーマンがウェイトレスにクレームしているのを間違いだと指摘する。その後、大学にもバイトにも行かなくなる。
生活のリズムは昼夜逆転。

田辺
洋介が大学のオリエンテーションで隣の席で仲良くなった。

平井
経理。

明子
平井の妻。母の知り合いの病院で受付のパートをしている。

大崎
平井の同期。

浜田優理
同期の大崎の婚約祝いで隣の席になった。営業部の事務で新入社員。

荒川先生
田舎町の市民病院に勤めていたが、娘の大学進学のため上京するときに心機一転、一緒に東京に来て開業医を始めた。

木下
大崎の部下。

高木健一
順子の幼馴染。大学病院勤務の眼科医。

坂下順子
明子の姉。家電メーカーの総務課で働いている。

青田翔子
健一が遊んだ相手。不動産屋で事務ん仕事をしている。

小林
順子と同期の営業課。

大沢
順子と同期の営業課。

岩本
順子と同期の営業課。

鈴木美香
順子の後輩。

野村雪子
順子の後輩。

耕次
気分屋で感情をそのまま態度に出す。

加藤由紀江
文房メーカーで事務をしている。耕次に束縛されている。翔子とは中学の同級生。

雅美
由紀江の後輩。

安達
由紀江と同い年の営業。

今井
由紀江の一つ年下。

桜木祐一
帰国子女。海外での生活が長く高学歴だが自己主張がない。煎餅の会社で働いている。

杉崎奈々子
桜木の妻。

松山
桜木の上司。課長。

小田
桜木の職場のおばさん。

山村
桜木の二つ年上。職場で唯一の同世代。

原田
奈々子のビジネスパートナー。

岡野
桜木の大学の同級生。中堅の商社で営業をしている。

ミユキ
子役時代に奈々子と同じ劇団に所属していた。

絵美子
奈々子と共演している新人女優。

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2024年03月27日

Posted by ブクログ

飛鳥井さんの恋愛小説が一番好きかも。
どの作品も心情の描写が丁寧で、思わず自分に重ね合わせて、実際にその人物の悲しみ、喜びを味わっている気持ちになってしまう。
あとがき通り、観察眼がとても優れている方だと実感。

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2021年12月09日

Posted by ブクログ

みんなどこかちょっと嫌な思いをさせていて、みんなどこかちょっと嫌な思いをしているんだな、と思った。
最後のストーリーまでは救いがない話ばかりだったけど、最後の「ゆうちゃん」の話でフォローされた気がする。

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2017年11月11日

Posted by ブクログ

6つの連作短編。
連作短編なので、この話には誰がからんでくるのかしら?と楽しみながら読めるのがおもしろい。
他の話で、その人の別な顔が見れたりするのがおもしろかった。
どの話もちょっと悩んでいるけど、最後には、がんばれ!と声をかけたくなるような話。
どの話にも「ゆうちゃん」と呼ばれる女優さんが出てくる。一話ごとに「ゆうちゃん」が成長していく。それも興味深かった。

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2017年01月15日

Posted by ブクログ

ありそうな男女の日常に即して描かれていて、主人公の心情も現実味がある。だからどの話もすっと入りこんで読むことができた。
女優ゆうちゃんの存在がどの話にもアクセントになっていて、登場人物が様々な思いをめぐらす。
最終話の「人は生きていれば誰かに影響を与える」っていう物語全体の象徴でもある言葉にはぐっときた。

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2015年02月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

タイハピと同じく、ある部分でつながった連作短編集。今回は女優「ゆうちゃん」がそのつながりになる。ゆうちゃんを背景にした物語が全部で6つ。最後の1作で「えーっ」ってちょっと驚いて、「なるほどねぇ」ってニヤリと納得する

…という展開なんだけど、そのしかけをなんとなく察知してしまう人は結構多いんだろうなぁ。俺もラスト1編の最初でなんとなく気づいてしまった。

「えーっ」「なるほどねぇ」が薄かった分、☆の数は平凡だけど、それでも現代人を描かせたらさすがの飛鳥井さん、読ませるなぁ。結構グイグイ引っ張りこまれてしまった。

ポジティブってエエことだけなん?
あんた性格変わったよなぁ?

そんなことをちょっと考えるきっかけを最近ポツポツ言われてたので、桜前線と水色の空に出てくる登場人物がとても気になった。

俺もあない見えてる部分あるんだろうなぁ…

0
2014年04月29日

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