飛鳥井千砂のレビュー一覧

  • はるがいったら

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    生きていく中で自分について新しく発見したり,見つめ直すことが成長につながると。
    まぁいっか。でなんでも受け止めたり,流したりしないことが大事だと感じた。

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    2021年03月18日
  • はるがいったら

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    複雑な人間関係に、もやっとしました。
    姉と弟それぞれの視点でストーリーは進みます。
    大きな事件が起こるとか、そういうのではないですが、日常とはそういうものかなと。
    離婚も人に言えない関係も嫌がらせも喧嘩も、どこにでもあるようなもの。
    何が正しいとか間違ってるとか、そういうのは押し付けるものではない。

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    2021年02月26日
  • 鏡よ、鏡

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    序盤、中盤、終盤と、印象の変わるお話。
    序盤の雰囲気でずっといくのかと思ったけど、まさかの中盤で親友になっちゃって、でもあまりにも仲良すぎて不穏な空気を感じた。
    終盤は終盤で印象が変わり、ちょっとつまらなくなったかな。

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    2021年01月14日
  • 神様たちのいるところ/運命の人はどこですか?

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    自分の求める「たったひとり」を探す主人公たち。

    個人的によかったのは、飛鳥井千砂さんの『神様たちのいるところ』と柚木麻子さんの『残業バケーション』かな。

    昔の何気ない約束を忘れられない気持ち、わかります。
    相手が覚えているかもわからないのに、忘れているだろうなと思いつつも、じっとしてられない感覚。
    何かを変えたくて、何かしなきゃともがいて。
    約束って、お互い覚えていたら美談ですけど、片方だけ覚えてるのは切ないですよね。

    同僚なのに存在感がなくて、趣味が同じとわかってから急接近!というのが、とてもときめく感覚が伝わってきて好きでした。
    親近感わいて、急激に距離が縮まっていくのが自分でもわか

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    2020年11月25日
  • サムシングブルー

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    恋人と別れた翌日に、高校の頃の彼氏と親友の結婚式の招待状が届くお話

    何か障害や問題があったわけでもなく、ただ二人でいることが不自然になってきた恋人たち
    もう彼が自宅に来ることはなくなったのに、彼にまつわるアイテムがいくつか残っている部屋
    その中に届いた結婚式の招待状
    梨香は過去の苦い思い出である彼と、不義理で会っていない親友が付き合っていた事を知らなかった

    招待されたのは体育祭の実行委員だった面々で、皆で結婚祝いを贈ろうという話が進むが、梨香の気持ちは優れず……

    梨香の中で起こる感情は何に起因するものなのか?
    今の恋人と別れた事か、高校の頃の彼への執着か、親友への不信感か


    だめだ、登

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    2020年11月11日
  • この部屋で君と(新潮文庫nex)

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    浅井リョウ「それでは二人組を作ってください」
    飛鳥井千砂「隣の空も青い」
    越谷オサム「ジャンピングニ―」
    坂木司「女子的生活」
    徳永圭「鳥かごの中身」
    似鳥鶏「十八階のよく飛ぶ神様」
    三上延「月の砂漠を」
    吉川トリコ「冷やし中華にマヨネーズ」
    以上8つの短編集。

    率直な感想を述べると、私には少し難しかった。
    同居人との間には特別な価値観があり、そしてその形の多様さはとても素敵だと思う。
    しかし、若輩者の私には実感が伴わなかった。
    この物語を楽しむには私の経験が足りない。
    逆に言えば、もっともっと多様な人と出会っていけば、きっとどこかで共感できることだろう。

    以下は、いくつか気になった作品に

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    2020年10月07日
  • 女の子は、明日も。

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    ネタバレ

    異なる環境で生きている4人の女性の物語。
    "女"であるからこその悩み、苦しみをそれぞれ抱えていて胸が苦しくなる部分もありました。

    それぞれの悩みが解決してハッピーエンド、とはならなかったけれどスッキリする結末でした。

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    2020年08月24日
  • アシンメトリー

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    ネタバレ

    4人が途中からガタガタと崩れていくのがおもしろかった。

    登場人物が自分に当てはまるところも多く、リアルだなと感じた。

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    2020年07月28日
  • この部屋で君と(新潮文庫nex)

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    朝井リョウ、飛鳥井千沙、越谷オサム、坂木司、徳永圭、似鳥鶏、三上延、吉川トリコという8人の作家が、それぞれ「部屋に住む」ということをテーマに綴ったアンソロジー。

    それぞれの作家性というか、クリエイターの個性あふれる物語で非常に面白かった。

    「住む」ってのは衣食住のひとつを占めるとてもとても大事なマテリアルだし、更に異性とどんな形であれ一緒にひとところに住む、ともなれば「物語」は自ずと生まれるわけで。

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    2020年07月13日
  • この部屋で君と(新潮文庫nex)

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    誰かと一緒に暮らすことをテーマにしたアンソロジーですが、それぞれの作家さん達があまりにも個性的な設定を駆使したお陰でそれなりに面白いのですが、まとまりが無さ過ぎる一冊になってしまった印象です。

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    2020年01月01日
  • はるがいったら

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    小説すばる新人賞受賞。デビュー作。
    両親が離婚し離れて暮らす姉弟、完璧主義でストイックな姉と病弱で何事にも熱くなれない弟が老犬の介護を通じて、何かを掴んでいく物語。

    読んでいくうちにタイトル「はるがいったら」の意味がわかってきて、それが一番印象的だった。
    共感する部分もわかるわかるといった部分もなかったが、それなりに面白かった。

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    2019年12月26日
  • 神様たちのいるところ/運命の人はどこですか?

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    きっとどこかにいる、わたしだけの運命の人。

    「運命の人」に感じる響きは、ロマンティックだけど、少し滑稽。それが「運命の人」だとどうしてわかるのだろう。本当にそんなことがあるのだろうか。信じて探し求めているなんて、ちょっと夢見すぎでは。けれど、やはり、「運命の人」ということばの響きは美しく、夢に酔ってもいいのではないか、と思わせる。そんな優しくて、あたたかくて、哀しい話が揃っている。

    瀬尾まいこ「運命の湯」ジュリエットが探すロミオはどこにいるのか。思わぬところにいたロミオと、信じ続けてきた「運命」をジュリエットがどう解釈するかがポイント。

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    2019年10月23日
  • この部屋で君と(新潮文庫nex)

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    全部のお話に部屋の見取り図がついてて、これ見るのが楽しい♪

    △それでは二人組を作ってください 朝井リョウ
    主人公がヤな子で、さすが朝井リョウというか、隠れブラックだった。読後感があまりよくない。
    ○隣の空も青い 飛鳥井千砂
    男二人でダブルの部屋に出張、という設定が笑えた。主人公より、同室の先輩がいい味出してる。日韓関係を盛り込んで、希望もあって、○
    ×ジャンピングニー 越谷オサム
    ダメんずとズルズル同棲話。この手の話はあまり興味が持てない。私小説、リッチな日本の時代版て感じ。でも、最終話よりは、終わり方が爽やかかな。
    ○女子的生活 坂木司
    なるほど!と

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    2019年07月25日
  • この部屋で君と(新潮文庫nex)

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    共同生活がテーマで書かれたアンソロジー。

    面白い作品と微妙な作品の差が激しいと思った。
    特に、男女の恋愛模様を描いた作品はだいたい私の好みではなかった。
    逆に、恋愛絡みではない共同生活(ルームシェア、出張のホテル、隣の家の子供の世話)は結構面白かった。

    好きな作家さんがいるなら読んでもいいかもしれない。

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    2019年02月14日
  • この部屋で君と(新潮文庫nex)

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    部屋がらみで様々な人が寄稿した短編集。
    それぞれの人の特徴を感じながら一気に読める軽い本。
    この本を皮切りにいっぱい本が読めるようになってきた。
    もっと簡単に本に向き合って良いんだなと思わせてくれてありがとう。

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    2019年02月10日
  • この部屋で君と(新潮文庫nex)

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    腐れ縁の恋人たち、趣味の似た女の子同士、傷心の青年と少女、出張先の先輩と後輩、住みついた妖怪と僕…。気鋭の作家8人がさまざまなシチュエーションを詰め込んだ、ひとつ屋根の下アンソロジー。

    いろいろな間取りがあって楽しい。

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    2018年12月05日
  • この部屋で君と(新潮文庫nex)

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    最近の人気作家8名の作品によるアンソロジー。

    朝井リョウさん,似鳥鶏さんを目当てに読み始めたが,他の方の作品も良かった。

    自分以外の他者との共同生活。
    それは,自分の私的な一面を他者に開示するのと同義である。

    その他者が親しい人間とは限らない。
    それでも,同じ空間とルールを共有していくなかで,互いの私的な部分も共有され,いずれは自分の習慣の一部として生活に組み込まれていく。

    私の大学は同棲率が高いことで有名らしいが,実際はどうなのだろう。

    意外と本書のような物語が,私の部屋のすぐ下で起こっていたりするのかもしれない。

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    2018年11月18日
  • この部屋で君と(新潮文庫nex)

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    飛鳥井千砂の「隣の空も青い」が好きかな。
    坂本司の「女子的生活」もおもしろかった。
    浅井リョウの「それでは二人組を作ってください」は人間のあざとい部分が見えて、らしい。

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    2018年08月12日
  • 神様たちのいるところ/運命の人はどこですか?

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    瀬尾まいこさんの本かと思いきや、色んな作家の短編集だった。
    読んだお話
    *飛鳥井千砂さん→神様たちのいるところ

    昔の約束を信じて遠い地までやって行く、という話。先が気になってワクワクして読めたけど、よくある話かなぁと。

    *瀬尾まいこ→運命の湯
    ジュリエットという名前の人がロミオという名前の人を探す物語。
    まさかよく行く風呂屋の番台さんとは…
    これも先が読めた。

    やっぱり本のタイトルが運命の人はどこですか?だから短編集だといきなり先が読めるのかもな、、

    他の作家さんは時間無くて読まず。

    短編集じゃなく、その作家だけの本なら読めたかも。

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    2018年06月09日
  • 海を見に行こう

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    海辺で育った人の人生には良い時も悪い時も故郷の海が影響を与えている、といった感じの短編集。
    自分自身もかつては魚釣りに夢中になり、大学で海洋学を専攻するほど海が好きだったので、身近に海の存在を感じながら送る人生に憧れます。
    いつか海の近くに住めたらいいな。

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    2018年02月28日