飛鳥井千砂のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
自分の求める「たったひとり」を探す主人公たち。
個人的によかったのは、飛鳥井千砂さんの『神様たちのいるところ』と柚木麻子さんの『残業バケーション』かな。
昔の何気ない約束を忘れられない気持ち、わかります。
相手が覚えているかもわからないのに、忘れているだろうなと思いつつも、じっとしてられない感覚。
何かを変えたくて、何かしなきゃともがいて。
約束って、お互い覚えていたら美談ですけど、片方だけ覚えてるのは切ないですよね。
同僚なのに存在感がなくて、趣味が同じとわかってから急接近!というのが、とてもときめく感覚が伝わってきて好きでした。
親近感わいて、急激に距離が縮まっていくのが自分でもわか -
Posted by ブクログ
恋人と別れた翌日に、高校の頃の彼氏と親友の結婚式の招待状が届くお話
何か障害や問題があったわけでもなく、ただ二人でいることが不自然になってきた恋人たち
もう彼が自宅に来ることはなくなったのに、彼にまつわるアイテムがいくつか残っている部屋
その中に届いた結婚式の招待状
梨香は過去の苦い思い出である彼と、不義理で会っていない親友が付き合っていた事を知らなかった
招待されたのは体育祭の実行委員だった面々で、皆で結婚祝いを贈ろうという話が進むが、梨香の気持ちは優れず……
梨香の中で起こる感情は何に起因するものなのか?
今の恋人と別れた事か、高校の頃の彼への執着か、親友への不信感か
だめだ、登