飛鳥井千砂のレビュー一覧
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ネタバレ好みなのは「祀りのいきもの」。祖母は何を飼っていたんだろう。南洋の妖精?そもそも南洋の妖精は生き物なのか。不思議が心地よく残るお話だった。
文章が全体的にひんやりと静かなイメージで好み。
印象に残ったのは「二人という旅」。冠婚葬祭というテーマにSFチックな作風という斬新な角度?からの物語だなと思った。アンソロジーにスパイスが効いて私は好き。
あと、結婚について、契約の女神と対話するシーンがとても好き。結婚の誓いは後に夫婦が別れたとしても破られたことにはならない。なぜなら、結婚という契約はお互いを永遠に愛したという、それほどまでに強い願いが、人の短い人生に一生に一瞬でも存在したことの証明だから -
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亜希と茗子、立場は違うけれど、
絶望や苦しさなどいろんな感情が渦巻き
誰にも言えず一人抱えていた。
それぞれが声に出せなかった想いや感情をぶつけ合う後半のシーンはきっと多くの女性が共感する部分があるはず。
2人とも高望みをしてるわけでもないし、
ただ普通の生活を維持できるよう頑張ってるだけ。
でも頑張っても先が見えない=光が見えないから
不安や苦しさが募っていく。
そんな気持ちが自分も分かるような気がした。
本音をぶつけ合い、
光さんとも出会えたことで
それぞれが光を見つけ、新たに踏み出していく最後はとても良かった。
そして女性や若い人はみんなこう、
妊婦はみんなこう、
と、属性で一括 -
Posted by ブクログ
ネタバレもはやなんでこの本を読みたい本リストに入れたのか、憶えていない。
登録日を見たら、11年前だった……。
(多分、Twitterでなんか見た)
郊外の大型ショッピングモール「タイニー・タイニー・ハッピー」、略してタニハピで働く人々を描いた連作短編集。
1つ1つの話は独立しているのに、登場人物たちが微妙にリンクしていくのが好みだった。
・ドッグイヤー
「タイニー・タイニー・ハッピー」の名付け親、本社商品管理部の北川徹が主人公。
モール内の眼鏡店で働く妻とのちょっとした夫婦喧嘩と、新しく関西から異動してきた社員の女の子、彼女をちょっと気に入ってる同僚等との絡み。
ドッグイヤーって、時の流れの速 -
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女性としての体を持つからこその悩みや、人間関係、ライフステージの変化、夫婦との向き合い方が、等身大の視点で丁寧に描かれていました。特にねたみの感情がとてもリアルで、たとえば妊娠のタイミングのように比べるものではないと分かっていても、同い年で自分のなりたい姿を見せられると心が揺れてしまう、その複雑さに強く共感しました。きれいごとではない感情をそのまま描いているからこそ、より身近に感じられます。
登場人物たちは迷いや葛藤を抱えながらも、夫婦としてきちんと向き合い、お互いを理解しようとしています。完璧ではないけれど支え合おうとする関係が心地よく、読んでいて温かい気持ちになりました。誰かと比べるので -
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30代なので、すごくリアルで分かるなぁと思って、読みやすかったです。
本当に、このライフステージが変わっていくこの年代の女は、めまぐるしい。
仕事が調子良かったり、良くなかったり、結婚したり、しなかったり、子ども産んだり産まなかったり産めなかったり、健康問題も発生してきたりさ、ほんとーーーに色々あるの!自分も、周りも!!!ね!!!
まぁ必然的に今まで合う友達と合わなくなったり、逆に今までそんなだった人と距離が縮まったりするのも本当にそう。寂しさもあるけど、この年代は仕方ないと思うの。その時その時、その相手との適切な距離感を見つけていくで良いと思うんだ。もう少し近づきたいな、今はちょっと -
Posted by ブクログ
環境も住む場所も異なる3人の女性のお話し。
ワンオペ育児をしつつ、
過去に派遣切りを経験した亜希。
夫とふたりで暮らし、
仕事に奮闘する中でマタハラを訴えかけられている茗子。
この2人はある一人の女性のブログを読んでいて
ある投稿からその人物に会いに行こうとする。
前半部分は両者ともに気持ちがとてもよくわかる
重ためなお話で、
育児をしていると思わぬ場面で休まなければ
ならなくなることがあるのもわかるし、
でもその休んだ分の仕事は誰がやるのか
という誰かが負担になることもとても分かる…
そして『子育てしている人は』『妊娠している人は』
などとその人のこと、本当は何も知らないのに
一括りに