飛鳥井千砂のレビュー一覧

  • 女の子は、明日も。

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    2024.10.08

    「女」でいることを誇れるような、そんな読後感だった。
    4人それぞれいろいろな事情を持つ女性たちがいて、それぞれの想いが交差する。

    女ってドロドロしてて陰湿なもの、という通説は自分も女である以上ある程度自覚しつつ読んだものの、それとは正反対の印象を受けた。

    女同士っていいよなぁ。と改めて思える。

    仁美にはとても共感する部分が多く、自分と重ねながら読んでしまった。

    繊細な女性の感情の機微を丁寧に描いていて、女性にしか描けないだろうな、と感じる。

    また歳を何年も重ねた後は違った人物に感情移入するかもしれないのでその頃に再読したい。

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    2024年10月08日
  • 女の子は、明日も。

    匿名

    購入済み

    4人の既婚女性の人生。仕事、結婚、妊娠、表面上の顔と、その裏での葛藤。誰でも悩みや不安ってあって、それを乗り越えた彼女らは輝いている。

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    2024年10月07日
  • 私たちの特別な一日 冠婚葬祭アンソロジー

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    寺地さんの作品を、何作か読んでいますが、初めて爆笑しながら読んだ。ほんとに寺地さんのだよね こんな面もあるんだーと、楽しくなりました。それから、勝手に騙されてしまった。ネタバレしちゃうので、詳しくは書きませんけど。

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    2024年09月28日
  • 私たちの特別な一日 冠婚葬祭アンソロジー

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    冠婚葬祭をテーマにしたオムニバス。冠が成人式を、祭が先祖の霊をまつる祭事を指すとは分かってなかった。
    飛鳥井千砂、寺地はるな、雪舟えま、嶋津輝、畠山羽根子、町田そのこのうち3人は初読み。飛鳥井千砂と町田そのこの作品が良かった。

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    2024年08月12日
  • 私たちの特別な一日 冠婚葬祭アンソロジー

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    寺地はるなさんと町田そのこさんの短編が読みたくて。
    お二人の短編は安定の面白さ。特に町田そのこさんのお話は号泣。登場人物の二人と一緒に、ゆっくり時間をかけながらいろんな感情を落とし込んで読み終えた感じ。ラストは切な過ぎる。

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    2024年07月03日
  • タイニー・タイニー・ハッピー

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    好きな感じ〜!こういう30前後の人達の話がすごい好き!共感出来たりできなかったり。短編だけど、フォーカスされる登場人物は一冊の中に一貫されてて。だれだっけ?ってなったりもしたけど、何となくの理解でも面白かった笑

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    2024年06月20日
  • タイニー・タイニー・ハッピー

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    アラサーが共感できそうな場面が多かった。仕事、友情、恋愛、出産、、
    いろんな立場の目線で書かれる短編集。読みやすかったけど、登場人物は一貫していて、あれ、これ誰だっけ?となることも多かった。ゆうちゃんがすき。また読み返したいなあ

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    2024年06月14日
  • 海を見に行こう

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    一気に読んだ 短編ながら魅力が詰め込まれてる
    水の描写は記憶を表すとよく言うけれど、まざに昔を思い起こす話たちだった

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    2024年06月11日
  • アシンメトリー

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    友だちを嫌いって思って意地悪な気持ちで、意地悪な笑顔で、嬉しいとかありがとうとかいう場面が、とてもリアルだった。
    そして、自分の常識がガラガラに崩れることが起きて、お互いに意地悪をしたということを認め合って、また心を通わせていく女同士の関係がとてもいいなと思った。

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    2024年04月02日
  • サムシングブルー

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    ネタバレ

    彼氏と別れた翌日に、高校時代の元彼謙治と元親友沙希ちゃんからの結婚式の招待状が届く、という最悪な状況から物語は始まる。
    元彼に執着していたわけでもないのになんとなくショックを受けつつ、何に対してショックを受けているのか理解しきれていない梨香。
    高校の体育祭で青春を過ごした実行委員のメンバーに招待状が届いたことから、実行委員でプレゼントを準備することをきっかけに、過去と向き合い始めていく。

    ストーリー自体は難しくなく、スムーズに読むことができる。
    物語は”10年”という単位がポイントになっているように思える。特に、年の差の恋愛に関する記載にハッとさせられた。
    梨香の職場の後輩中谷くんは、10個

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    2024年02月26日
  • 私たちの特別な一日 冠婚葬祭アンソロジー

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    6人の作家からなる冠婚葬祭の短編集です。
    他の作品も読んだことがある作家さんの短編は流石だなと。
    普段短編集、それも作家さんが違うと話についていくのに少し戸惑いますがすぐにその世界に入る事が出来ます。
    そしてやっぱりその先も読んでみたくなります。
    人の弱さ、憎しみ、罪悪感、どうしようもないものを描くのが上手く伝わってきます。
    短編集なので時間をかけてゆっくりと読み終えられました。

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    2024年02月20日
  • 女の子は、明日も。

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    いつもは女性同士のドロドロした関係とか嫌なとこの詰め合わせみたいな物語を結構読むのですが(笑)
    この作品は不妊治療だとか婦人科系の病気だとかデリケートな問題を扱っているので、マウントとか探り合いとかに発展するのかと思えば、そうではなかった。各々抱えているものは違って、みんな分かち合えるわけではないけれど、大人になってからも友人関係って築けるんだなぁと。また、それぞれのパートナー(夫)との関係も描かれており、みんな違うタイプで夫婦という形でおさまっていてよかった。

    フィクションとしてドロドロした物語はよくあるけど、実際はこのお話ぐらいがリアルなんじゃないかと思う(そうあってほしい)。

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    2024年02月07日
  • 私たちの特別な一日 冠婚葬祭アンソロジー

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    ネタバレ

    飛鳥井千砂さんの作品が読める!ということでご本を見つけて即買いしました。
    飛鳥井千砂さんのお話もちろんサイコーだった!そしてほかの作家さんのお話も面白かった。

    飛鳥井千砂さんの書く主人公の女性がとっても好きで、今回のもうすぐ十八歳も夢中になりながら読んだ。
    後半の展開に、主人公の気持ちになってえ!?え!?となった。主人公に起こったことを知っているから、締め方に納得した。ぜひ読んでほしい!

    お話が進むにつれてページを捲る手が止まらなくなったのは雪舟えまさんの二人という旅。
    最初は設定の読み込みに苦戦したんだけれど、読み込めた後には、どうなるんだろう??どこにお話しが着くのだろう??と興味津々

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    2024年01月26日
  • 私たちの特別な一日 冠婚葬祭アンソロジー

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    ネタバレ

    飛鳥井千砂さんのもうすぐ十八歳【冠】
    18歳で子供を持つという事

    寺地はるなさんのありふれた特別【冠】
    幼馴染のこどもと自らの成人式。予想外。

    雪舟えまさんの二人という旅【婚】
    宇宙ものはそもそも苦手なので、読み始めは理解できなかったが、途中から、どうなるのかなに変わった。読まず嫌いはいけない。
    二人とはシガとナガノの『旅』についてだと思っていたが、シガの発した一言で『二人』が別のものだと気付いた。
    「結婚生活も、人生そのものもー向き合うべきものを直視せずに時間だけ過ぎていくんじゃ、本質的には何も始まらないまま終わるってことさえ、あるのかもしれないね」

    嶋津輝さんの漂泊の道【葬】
    希和子

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    2024年01月25日
  • 君は素知らぬ顔で

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    あなたは、『天才子役』というと誰を思い浮かべるでしょうか?

    映画やテレビドラマ、そしてCMには子供の存在無くしては成り立たないものが多々あります。そして、そこには『子役』の存在がどうしても必要になります。日々生み出され続ける作品の数を思うと、この世には数多の『子役』が必要になるのは当然です。

    そんな『子役』たちですが、”名子役は大成しない”というジンクスがある通り、多くの『子役』たちは成長するに従い、徐々に表舞台から消え去っていきます。しかし、芦田愛菜さんのように無限の輝きをもって大人への階段を上がっていかれる方も増えてきました。まるで知り合いの子供の成長を見守るように、私たちは『子役』た

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    2024年01月17日
  • はるがいったら

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    あなたは、犬の平均寿命が何歳か知っているでしょうか?

    空前のペットブームとも言われる現代社会。その中でも犬は古の世から私たち人間と共にある大切な存在です。このレビューを読んでくださっているみなさんの中にも犬を飼っている、犬を飼ったことがあるという方はたくさんいらっしゃると思います。残念ながらさまざまな事情から私は犬を飼う経験をしたことがない中に今を生きていますが、何度も飼ってみたいという思いに苛まれてもきました。

    しかし、犬というものが生物である以上、飼育を始めたらいつか必ず終わりの時が来ます。2021年の一般社団法人ペットフード協会による調査の結果では、日本で飼育されている犬の平均寿命は

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    2024年01月15日
  • アシンメトリー

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    セクシャルマイノリティの人、そしてどちらかというと古風な考えと思われる人、スピリチュアルに傾倒しつつある人、それぞれにキャラが濃いけれど、少し取り繕っている時よりも、全てを曝け出してからのほうが関わりが素敵だと思った。

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    2023年12月19日
  • 神様たちのいるところ/運命の人はどこですか?

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    6人の女性作家のアンソロジー。飛鳥井千砂目当てで読んだけど、南綾子の「インドはむりめ」と、柚木麻子の「残業バケーション」がよかった。これから恋が始まるそわそわする感じ。

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    2023年07月01日
  • この部屋で君と(新潮文庫nex)

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    「月の砂漠を」を読んでみたくて購入。「女子的生活」「十八階のよく飛ぶ神様」「冷やし中華にマヨネーズ」が面白かった。

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    2023年05月15日
  • 女の子は、明日も。

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    30代女性の4人のそれぞれの悩み。
    羨ましいなぁと思う人にもそれぞれ悩みがある。
    そんなもんなんだなぁと思う。
    自分は1番リオと旦那さんの関係が好きだった。
    読みやすくて、またこの作家さんの本読んでみたいな。

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    2023年03月29日