飛鳥井千砂のレビュー一覧

  • タイニー・タイニー・ハッピー

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    かなり好き♡ オススメ♡
    読み友さんが大絶賛されていて知った本書。
    「恋愛小説は今更ねぇ」という体で読み出したのだが、来た道を振り返りハマった!

    訳すと「小さな小さな幸せ」という大型ショッピングモール「タニハピ」で働く人たちの群像劇。

    ちょっと不器用だったり、心とは逆の言動をしてしまったり、空気を読めなかったり…。

    「正しいことが正解ではない」(文中より) 主役としては描かれてないが、大原さんの言葉に喝采した。

    著者が登場人物たちと同世代の頃の本書。ぜひ、年月を経て書かれた最近の著書も読んでみたい。

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    2024年12月25日
  • 女の子は、明日も。

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    アラサー女子に刺さりそうな内容だと思って読んだ。まさしく、夫婦、仕事、妊娠、、、ぶっ刺さりすぎる内容。
    高校の同級生だった4人が、偶然再会して毎月食事するようになる。面白いのは、元々4人は仲良しグループというわけでもなくキャラも性格もバラバラだということ。今も、医師の夫をもつ専業主婦満里子、編集の仕事をするバリキャリ悠希、ゆるくパートで働く仁美、フリーで売れっ子翻訳家の理央と、仕事も生活もバラバラ。高校時代からの友人だったらたぶん感じないような、そもそもの性格の違いから感じられる壁や遠慮を感じる部分がある。

    妊娠という女性にしかない人生の一大イベントがあることで、結婚、仕事にもどこか有効期限

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    2024年12月12日
  • 神様たちのいるところ/運命の人はどこですか?

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    何人かの作家さんが1度に読めて、
    読みおわったあとは、気に入った作家さんの作品を調べてみたり、さらに読書の世界が広がった気持ちになった。

    最初のお話が個人的には好きでした。

    どこかで一歩踏み出さなきゃ始まらないことは、わかってる、でも、1人だとうまく進めず、誰かからの後押しがほしい。
    そんな気持ちは誰しも1度は経験あるんじゃないかなぁ…とおもいながら読みました。

    何事も一歩の行動は大切だな、と思ったお話でした。


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    2024年11月29日
  • 女の子は、明日も。

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    30代の同級生女性4人がそれぞれ抱える悩み、悩み‥どれもリアルで引き込まれました。
    ドロドロはしてなくて、どちらかというとみんなサバサバ?ラストはみんな明るい光が見えるような終わり方で、良かったです。

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    2024年11月09日
  • 私たちの特別な一日 冠婚葬祭アンソロジー

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    ネタバレ

    嶋津輝「漂泊の道」
    葬式の時にしか会わない遠い親戚との話。自分の母親の兄の奥さんの妹の娘、遠すぎてものすごく考えた…その親戚、カナさんと4回顔を合わせ、その後、父親の後妻になっていた、そんな複雑でもあり得そうな話。何度登場してもカナさんはステキで、自分に対してもハッキリ物申す人で憧れていたのに、いつか違う感情を抱くようになっていた。薄く長いスパンの付き合いの親戚ならではの動きのあるストーリーだと思った。

    町田そのこ「六年目の弔い」
    哀しみを共有してくれる人がいて必要と思えば手を差し出し触れ合える、それがありがたかった
    というところ、が身にしみる。
    亡くなった人は、思い出の中でしか生きられない

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    2024年11月06日
  • 女の子は、明日も。

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    2024.10.08

    「女」でいることを誇れるような、そんな読後感だった。
    4人それぞれいろいろな事情を持つ女性たちがいて、それぞれの想いが交差する。

    女ってドロドロしてて陰湿なもの、という通説は自分も女である以上ある程度自覚しつつ読んだものの、それとは正反対の印象を受けた。

    女同士っていいよなぁ。と改めて思える。

    仁美にはとても共感する部分が多く、自分と重ねながら読んでしまった。

    繊細な女性の感情の機微を丁寧に描いていて、女性にしか描けないだろうな、と感じる。

    また歳を何年も重ねた後は違った人物に感情移入するかもしれないのでその頃に再読したい。

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    2024年10月08日
  • 女の子は、明日も。

    匿名

    購入済み

    4人の既婚女性の人生。仕事、結婚、妊娠、表面上の顔と、その裏での葛藤。誰でも悩みや不安ってあって、それを乗り越えた彼女らは輝いている。

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    2024年10月07日
  • 私たちの特別な一日 冠婚葬祭アンソロジー

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    寺地さんの作品を、何作か読んでいますが、初めて爆笑しながら読んだ。ほんとに寺地さんのだよね こんな面もあるんだーと、楽しくなりました。それから、勝手に騙されてしまった。ネタバレしちゃうので、詳しくは書きませんけど。

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    2024年09月28日
  • 私たちの特別な一日 冠婚葬祭アンソロジー

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    冠婚葬祭をテーマにしたオムニバス。冠が成人式を、祭が先祖の霊をまつる祭事を指すとは分かってなかった。
    飛鳥井千砂、寺地はるな、雪舟えま、嶋津輝、畠山羽根子、町田そのこのうち3人は初読み。飛鳥井千砂と町田そのこの作品が良かった。

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    2024年08月12日
  • 私たちの特別な一日 冠婚葬祭アンソロジー

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    寺地はるなさんと町田そのこさんの短編が読みたくて。
    お二人の短編は安定の面白さ。特に町田そのこさんのお話は号泣。登場人物の二人と一緒に、ゆっくり時間をかけながらいろんな感情を落とし込んで読み終えた感じ。ラストは切な過ぎる。

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    2024年07月03日
  • タイニー・タイニー・ハッピー

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    好きな感じ〜!こういう30前後の人達の話がすごい好き!共感出来たりできなかったり。短編だけど、フォーカスされる登場人物は一冊の中に一貫されてて。だれだっけ?ってなったりもしたけど、何となくの理解でも面白かった笑

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    2024年06月20日
  • タイニー・タイニー・ハッピー

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    アラサーが共感できそうな場面が多かった。仕事、友情、恋愛、出産、、
    いろんな立場の目線で書かれる短編集。読みやすかったけど、登場人物は一貫していて、あれ、これ誰だっけ?となることも多かった。ゆうちゃんがすき。また読み返したいなあ

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    2024年06月14日
  • 海を見に行こう

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    一気に読んだ 短編ながら魅力が詰め込まれてる
    水の描写は記憶を表すとよく言うけれど、まざに昔を思い起こす話たちだった

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    2024年06月11日
  • アシンメトリー

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    友だちを嫌いって思って意地悪な気持ちで、意地悪な笑顔で、嬉しいとかありがとうとかいう場面が、とてもリアルだった。
    そして、自分の常識がガラガラに崩れることが起きて、お互いに意地悪をしたということを認め合って、また心を通わせていく女同士の関係がとてもいいなと思った。

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    2024年04月02日
  • サムシングブルー

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    ネタバレ

    彼氏と別れた翌日に、高校時代の元彼謙治と元親友沙希ちゃんからの結婚式の招待状が届く、という最悪な状況から物語は始まる。
    元彼に執着していたわけでもないのになんとなくショックを受けつつ、何に対してショックを受けているのか理解しきれていない梨香。
    高校の体育祭で青春を過ごした実行委員のメンバーに招待状が届いたことから、実行委員でプレゼントを準備することをきっかけに、過去と向き合い始めていく。

    ストーリー自体は難しくなく、スムーズに読むことができる。
    物語は”10年”という単位がポイントになっているように思える。特に、年の差の恋愛に関する記載にハッとさせられた。
    梨香の職場の後輩中谷くんは、10個

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    2024年02月26日
  • 私たちの特別な一日 冠婚葬祭アンソロジー

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    6人の作家からなる冠婚葬祭の短編集です。
    他の作品も読んだことがある作家さんの短編は流石だなと。
    普段短編集、それも作家さんが違うと話についていくのに少し戸惑いますがすぐにその世界に入る事が出来ます。
    そしてやっぱりその先も読んでみたくなります。
    人の弱さ、憎しみ、罪悪感、どうしようもないものを描くのが上手く伝わってきます。
    短編集なので時間をかけてゆっくりと読み終えられました。

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    2024年02月20日
  • 女の子は、明日も。

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    いつもは女性同士のドロドロした関係とか嫌なとこの詰め合わせみたいな物語を結構読むのですが(笑)
    この作品は不妊治療だとか婦人科系の病気だとかデリケートな問題を扱っているので、マウントとか探り合いとかに発展するのかと思えば、そうではなかった。各々抱えているものは違って、みんな分かち合えるわけではないけれど、大人になってからも友人関係って築けるんだなぁと。また、それぞれのパートナー(夫)との関係も描かれており、みんな違うタイプで夫婦という形でおさまっていてよかった。

    フィクションとしてドロドロした物語はよくあるけど、実際はこのお話ぐらいがリアルなんじゃないかと思う(そうあってほしい)。

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    2024年02月07日
  • 私たちの特別な一日 冠婚葬祭アンソロジー

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    ネタバレ

    飛鳥井千砂さんの作品が読める!ということでご本を見つけて即買いしました。
    飛鳥井千砂さんのお話もちろんサイコーだった!そしてほかの作家さんのお話も面白かった。

    飛鳥井千砂さんの書く主人公の女性がとっても好きで、今回のもうすぐ十八歳も夢中になりながら読んだ。
    後半の展開に、主人公の気持ちになってえ!?え!?となった。主人公に起こったことを知っているから、締め方に納得した。ぜひ読んでほしい!

    お話が進むにつれてページを捲る手が止まらなくなったのは雪舟えまさんの二人という旅。
    最初は設定の読み込みに苦戦したんだけれど、読み込めた後には、どうなるんだろう??どこにお話しが着くのだろう??と興味津々

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    2024年01月26日
  • 私たちの特別な一日 冠婚葬祭アンソロジー

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    ネタバレ

    飛鳥井千砂さんのもうすぐ十八歳【冠】
    18歳で子供を持つという事

    寺地はるなさんのありふれた特別【冠】
    幼馴染のこどもと自らの成人式。予想外。

    雪舟えまさんの二人という旅【婚】
    宇宙ものはそもそも苦手なので、読み始めは理解できなかったが、途中から、どうなるのかなに変わった。読まず嫌いはいけない。
    二人とはシガとナガノの『旅』についてだと思っていたが、シガの発した一言で『二人』が別のものだと気付いた。
    「結婚生活も、人生そのものもー向き合うべきものを直視せずに時間だけ過ぎていくんじゃ、本質的には何も始まらないまま終わるってことさえ、あるのかもしれないね」

    嶋津輝さんの漂泊の道【葬】
    希和子

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    2024年01月25日
  • 君は素知らぬ顔で

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    あなたは、『天才子役』というと誰を思い浮かべるでしょうか?

    映画やテレビドラマ、そしてCMには子供の存在無くしては成り立たないものが多々あります。そして、そこには『子役』の存在がどうしても必要になります。日々生み出され続ける作品の数を思うと、この世には数多の『子役』が必要になるのは当然です。

    そんな『子役』たちですが、”名子役は大成しない”というジンクスがある通り、多くの『子役』たちは成長するに従い、徐々に表舞台から消え去っていきます。しかし、芦田愛菜さんのように無限の輝きをもって大人への階段を上がっていかれる方も増えてきました。まるで知り合いの子供の成長を見守るように、私たちは『子役』た

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    2024年01月17日