イシヤマアズサのレビュー一覧

  • 真夜中ごはん

    Posted by ブクログ

    夜食は、背徳の味。

    当然美味しそうなものが出てくるのですが
    これに『真夜中』というトッピングが混ざると
    さらに美味しそうな気分になってきます。

    当然作り方は簡単なものが多く
    やろうと思えばやれそうなものばかり。
    誘惑に、勝たないといけません。

    0
    2023年11月07日
  • ゆきうさぎのお品書き 8月花火と氷いちご

    Posted by ブクログ

    シリーズ第二弾。

    小料理屋〈ゆきうさぎ〉を舞台にしたハートウォーミングストーリー。連作四話+序章&終章が収録されております。

    今回もほっこり安心の読み心地でした。
    何故か大樹にレシピが教えられなかった、先代女将秘伝の豚の角煮から、ギクシャクしてしてしまった友人との仲直りの手まり寿司、思い出のメンチカツ、そして〈ゆきうさぎ〉夏の新メニュー・日替わりかき氷・・等々。
    美味しいメニューの数々と、〈ゆきうさぎ〉を巡る人々の心温まるドラマに癒されます。

    とろとろの角煮も美味しそうだし、個人的には揚げたてサクサクのメンチカツに魅かれましたね。
    で、このメンチカツのエピソードが第三話「5月病にはメンチ

    0
    2023年11月04日
  • ゆきうさぎのお品書き 6時20分の肉じゃが

    Posted by ブクログ

    同著者の『ホテルクラシカル猫番館シリーズ』を読んでいるのですが、そこかしこに当シリーズとのリンクがありまして、巻が進むごとに「“ゆきうさぎシリーズ”は既にお読みですよね?」という圧が強くなってきた為、根負け(?)して手を出しました(著者の思うツボ)。
    と、いうことで本書はシリーズ第一弾でございます。

    母を亡くした哀しみから、食欲が無くなってしまった女子大生の碧。
    ついに、貧血で倒れてしまったところを小料理屋〈ゆきうさぎ〉を営む大樹に助けられます。
    彼の作った料理で元気を取り戻した碧は、〈ゆきうさぎ〉でアルバイトをすることになりますが・・・。

    鉄板のハートウォーミングご飯モノ。
    連作四話仕立

    0
    2023年11月04日
  • ゆきうさぎのお品書き 白雪姫の焼きりんご

    Posted by ブクログ

    ・碧がついに内定をもらう
    ・都築の双子の姉登場
    ・大樹の母、彼女の存在を知る
    ・大樹の祖母、現る
    ・大樹と碧のクリスマス

    重苦しい空気だった就活時期の話もついに終了。
    と思ったら、厳しい大樹の祖母登場でちょっとハラハラ。

    都築のりんご嫌いの理由や家庭事情も明らかになり、
    登場人物の人間性がさらに厚みを増す。
    大樹と零一の関係も良好で、対立していたのが嘘みたいだ。

    このまままる〜く収まってくれるとよいのだが…。

    0
    2023年09月03日
  • ゆきうさぎのお品書き 母と娘のちらし寿司

    Posted by ブクログ

    教員採用試験の前日に盲腸になってしまった碧は、試験を受けられず、それでも教職への希望は捨てずに懸命な就職活動をする。

    ・彰三と義理の息子になる俊明との打ち解ける日
    ・碧と大樹の花火大会デート
    ・クリーニング店夫婦の結婚記念日

    碧の就職がうまく行かないことで、全体的に少し沈んだ空気だ。
    やはり碧が元気だと、この物語シリーズも活き活きしているように感じられる。

    前作から登場した零一も、少しずつゆきうさぎに馴染み始め、大樹と二人でうまく回ってくれたらいいなと思うばかり。
    就職関係の話は、どの作品でテーマとして組み込まれても少し憂鬱なもんだ…やれやれ。苦笑

    0
    2023年08月10日
  • ゆきうさぎのお品書き 祝い膳には天ぷらを

    Posted by ブクログ

    ミケさんが辞めてしまうということで、ゆきうさぎはバイトの新規募集中。そこに現れたのは。

    ・鈴村さん親子登場。スズさんとしてバイト決定。
    ・花嶋さんの娘・実柚登場。大樹狙い?
    ・凛々子、風邪を引く

    常に変わらないような日常でいて、やはり少しずつ時間は進んで、碧の教育実習も近づいてきた。
    実柚がライバルとして登場かと内心ヒヤヒヤ。

    タマ、ミケ、クロときて、スズ。
    スズは猫につける鈴と引っ掛けているのだろうか?
    何はともあれ、もうちょっと進展してもいいような、大樹さん。

    0
    2024年01月25日
  • ゆきうさぎのお品書き 親子のための鯛茶漬け

    Posted by ブクログ

    時は真夏。

    ・パティシエの蓮はイギリスで店を開く知り合いに誘われていて目下悩み中。
    ・ゆきうさぎで働く碧の友人の真野玲沙は、母が再婚する話が急浮上。再婚相手に不安を覚えている。
    ・ゆきうさぎで働くミケさんは、親戚からお見合い写真を送りつけられ、将来に向けて悩み中。
    ・碧の母のお線香をあげたいと、母のかつての教え子から連絡がきた。新しい出会い。

    の4本立て。

    何気なく過ごす毎日が、物語の中で川の水のように穏やかに流れ、大学1年だった碧も3年に。
    変わりなく続くものと、変わっていくものが、後ろ髪ひかれるように名残惜しくもあり、この先、ゆきうさぎがどう歩んでいくのかと思いを馳せると、少し寂しく

    0
    2023年07月12日
  • ゆきうさぎのお品書き 熱々おでんと雪見酒

    Posted by ブクログ

    ・大樹の弟の奥様登場。
    トラウマな出来事により、自分に自信がなくなり、仕事も出来なくなった悩みを抱いて来店。

    ・駅前再開発による商店街の土地売買にまつわる話
    二進も三進も行かなくなった男性、和菓子屋と洋菓子屋の溝

    ・梅雨の時期の客寄せキャンペーンで新作おやき誕生

    どれもこれも、見守る温かな姿勢の大樹とおいしいご飯に囲まれて、少しずつ誤解や悩みが和らいでいく。
    どちらにせよ、人間関係は対話してこそなのだけど。

    碧と大樹は牛歩のようで、その距離縮まらず。笑

    0
    2023年06月17日
  • ゆきうさぎのお品書き 8月花火と氷いちご

    Posted by ブクログ

    春から夏の間の話。
    ・2月はとろとろ角煮で先代の味を追い求め
    ・4月は碧の仲良し友人らが行き違いに
    ・5月は碧の母の教え子との再会
    ・8月は大樹の知り合いの雅晴と娘が来店

    ほのぼのした日常と思い出とこれからと。
    なんだか大樹たちの日々を覗き見ている気にもなるが。
    日々不変の積み重ねだけれど、
    そうして変化していったものが良い方向に変わっていきますように。

    碧、よく食べるな。
    羨ましい。
    そして大樹との仲が気になるところだが、まだスタートラインについてなさそうだ。

    0
    2023年06月15日
  • 明日町こんぺいとう商店街 心においしい七つの物語【電子限定特典付】

    Posted by ブクログ

     明日町のこんぺいとう商店街を舞台にした群像劇の体裁で、商店街の7つの店舗の人々を7人の作家が描くアソート短編集。シリーズ4作目。

         * * * * *

     寺地はるなさんと山本幸久さんが決め手となって読むことにしました。

     自分のペースで楽しく読めたのは前川ほまれさんの「インドカレーママレード」です。タイトルの伏線回収も含めて好きな作りでした。

     大島真寿美さんの「カフェスルス」もいつもの (?) にぎやかな関西弁によく合った世界でおもしろかった。

     そして山本幸久さんの「おもちゃ屋『うさぎや』」。本巻の7店舗の人たちを見事に巻き込み、ほっこりするハーモニーを聴いているような

    0
    2024年04月01日
  • モツ焼きウォーズ ~立花屋の逆襲~

    Posted by ブクログ

    妖力、暴走族などが絡んで何でもありな地上げ屋VS商店街の戦い。
    「ドテチン」とか「俊彦」とか読者層の親世代をもターゲットにしているな(笑)

    0
    2023年01月15日
  • 明日町こんぺいとう商店街 心においしい七つの物語【電子限定特典付】

    Posted by ブクログ

    寺地さん目当てで購入。
    こういうのって、難しいですね。
    芦原さんのが、するするっと読めて良かった。読めてっていうより、読ませるって感じで、もう終わり?もう少し続きほしー
    山本さんのは、バラバラな物語に一体感がでたし、未来に向かう展開がよかった。

    0
    2023年01月07日
  • ゆきうさぎのお品書き 親子のための鯛茶漬け

    Posted by ブクログ

    ★どちらがよくてどちらが悪いという話ではない。大事にしたいところと、めざす場所が違うだけ。

    -----------------------------------

    今回は悩みの巻だったと思う!再婚とかはないと思うけど(笑)、将来自分自身も進むべき道で悩むことがあるかもしれないけど、それは「大事なところ」として思えるものが色々あるってことなんだな~。上の「ことば」は蓮が将来の決断をしたところ!大樹、恋の予感!

    0
    2022年10月31日
  • ゆきうさぎのお品書き 熱々おでんと雪見酒

    Posted by ブクログ

    ★ときに本音をぶつけ合うのは決して悪いことではない。そうしないと相手の真意がわからないこともある。そのために「言葉」というものがあるのだから

    -----------------------------------

    小料理屋って色々なエピソードがあるなと思った。常連同士がその店で10年来の仲になる...ってあたりまえじゃなくて奇跡...。2巻同様、○○の味を伝えていくって責任あることだと思った。

    0
    2022年10月31日
  • ゆきうさぎのお品書き 8月花火と氷いちご

    Posted by ブクログ

    ★月日は駆け足のごとく過ぎ、決して戻りはしないからこそ。自分のそばにいてくれる、気兼ねのない相手とこうして過ごすひとときは、大事にしていきたいと思うのだった。

    -----------------------------------

    ’’伝統’’は続いている感じが何ともいえない雰囲気で良いなと思った。「○○の味」みたいなものを経験してみたい。それとは逆に、時は続いているけど決して戻らない、今が特別という上の言葉にとても共感。
    コロナ禍だったからこそ共感できる部分もあったのかなと。

    0
    2022年10月31日
  • ゆきうさぎのお品書き 6時20分の肉じゃが

    Posted by ブクログ

    ★ありがとう。どれだけ飾った言葉よりも、たったひとことのそれが何よりも嬉しかった。

    -----------------------------------

    料理中心で、ハートフルな話だと思った。上の言葉は「ゆきうさぎ」である事件が起きた時、元気を失っている店主の大樹を元気づけた碧が大樹に「ありがとう」と言われて思った事。私も、人を本当に元気づけられるような言葉と行動を持つ人になりたい。

    0
    2022年10月31日
  • 明日町こんぺいとう商店街 心においしい七つの物語【電子限定特典付】

    Posted by ブクログ

    みんながちょっとづつ幸せになっていく商店街
    そして 明日…未来を考えたくなる
    明日町って名前がピッタリ

    0
    2022年10月15日
  • とっておきのおやつ。 5つのおやつアンソロジー

    Posted by ブクログ

    おやつをテーマにした5人の作家さんの短編集。
    どれも楽しく読めたが、特に阿部暁子さんのたぬきとキツネの恋の鯛焼き、がお気に入りです。
    鯛焼き屋の娘の両親の馴れ初め話なのですが、
    母の中学生時代の藍ちゃんが可愛さ懸命さが微笑ましく、謎の青年の正体の意外さに思わず唸りました。
    阿部暁子さんの作品は読んだことがなかったので他の作品も読んでみたいと思った。
    良い出会いに感謝。

    0
    2022年09月14日
  • なつかしごはん 大阪ワンダーランド商店街

    Posted by ブクログ

    いろいろな商店街の雰囲気は楽しめるが、具体的な店の名前がひとつも書いていない。ボロい商店街として紹介しているため名前は挙げづらいのだろうか。

    0
    2022年05月13日
  • 明日町こんぺいとう商店街 招きうさぎと七軒の物語【電子限定特典付】

    Posted by ブクログ

    明日街こんぺいとう商店街という架空の商店街を舞台に7人の異なる作家さんからなる短編集。

    人情くさくて、温かい〜。
    行ってみたいと思わせる商店街。
    特に千早茜さんの「チンドン屋」が良かった。短い中に希望と哀しみのドラマがあった。

    こういう人情物は好き。読んでいてあったかい気持ちになれるし、人に優しくなりたいと思う。

    0
    2022年02月28日