あらすじ
ある事情から、極端に食が細くなってしまった大学生の碧。とうとう貧血で倒れたところを、「ゆきうさぎ」という小料理屋を営む青年、大樹に助けられる。彼の作る料理や食べっぷりに心惹かれた碧は、バイトとして雇ってもらうことに! 店の常連客や、お向かいの洋菓子店の兄妹、気まぐれに現れる野良猫(?)と触れ合ううち、碧は次第に食欲と元気を取り戻していく――。
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Posted by ブクログ
ホテルクラシカル猫番館から、著者のファンになり、この本を手に取りました。
しかも、大人買いしたので一気読みするもよし、温めるもよし‥♥
長く楽しめるよう、じわじわ読もうと思ったのに、面白くて一気読み。
またしても良質な幸せに出会ってしまいました。
Posted by ブクログ
母を亡くしたショックでまともにご飯を食べられなくなってしまった大学生の碧。貧血で倒れてしまったところを小料理屋の店主である大樹に助けられます。大樹の作る料理を食べられたことがきっかけに、食欲を取り戻し、次第に前を向けるようになっていきます。
その後大樹の営む小料理屋「ゆきうさぎ」で働き始め、父のためにと覚え始めた料理の腕も上げていく碧の健気さにほっこり。
クールなようでいて、いつも他人を優先する大樹の優しさにも心が暖まります。
これから登場人物がどうなっていくのか、どんな関係性に変わっていくのか、楽しみになるシリーズ初巻でした。
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表紙の絵からほっこりして買ってみた!
読んでるうちにお腹が減っていって、ゆきうさぎの肉じゃが食べたくなった!
ストーリー的にも良い感じでいつまでも読んでいたいと思います。
とってもオススメ!!
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母の死により、食欲がなくなってしまった碧。
そんな碧が出会ったのは「ゆきうさぎ」という小料理屋。
なぜか「ゆきうさぎ」の店主の大樹の作った料理なら食べられるということがあり、「ゆきうさぎ」で働く事にする。様々な料理や人を巡る心温まる小説。
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個人的に料理系のお話が好きで、表紙とあらすじに惹かれて購入しました。
『食べる』と言うことの大切さと食べる=生きる事なんだなと改めて思いました。
店主の人柄も素敵ですし、今後碧ちゃんとの関係がどう変わって行くのかも楽しみです。
それにしても肉じゃがが無性に食べたくなりました。
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とてもほっこり癒される1冊でした(* ´ ` *)ᐝ
表紙に惹かれて購入した本ですが、内容もとても良かったです。食べることの大切さがわかります。
『ゆきうさぎ』、行ってみたいですね。雪村さんのご飯を食べてみたい!
⚠これは夜中に読んだらお腹が空いてだめです!笑
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家族への愛や感謝、そばにいたいって気持ちは、恥ずかしさが邪魔して中々言葉にできないもの。だからこそ、手間こそかかるけれど、料理という形で、溢れる思いを全て詰め込んで伝える。料理には人の心を暖める力がある。買うより手作りで、1人より誰かと分かち合う。それだけで何倍も美味しい。当たり前のことなんかじゃなくて、幸せ溢れることなんだ。
一人一人のお客様を大切に、まごころをこめて、丁寧に。私はこの考え方がとても好き。
ほっこりほかほか、食欲そそる、心温まるストーリーでした!☺️
1巻【6時20分の肉じゃが】
祖母の跡を継いだ青年が営む小料理屋「ゆきうさぎ」が舞台。誰かと食べる食事は美味しい、家族で囲む食卓は美味しい、てな物語でした。勿論ご飯も美味しく描かれていました。肉じゃがやプリン・お鍋…などなど身近な家庭料理に近いメニューがメインかな。食事や料理を通して描かれる家族の絆に、温かい気持ちになりました。本物の招き猫?やアルバイトのミケさんとタマちゃん、屋号に反して猫だらけなお店です(笑)。
Posted by ブクログ
出てくる食べ物が全部すごく美味しそう。
母を失って食べ物の味も感じなくなるほど落ち込んでいた碧。
父も同様。
「ゆきうさぎ」の大樹と出会い、元気を取り戻していく。
家でも食事をつくるようになって、父との関係もよくなって。
このままじゃだめだ、と一歩踏み出せた碧はすごいと思う。
新しいバイトを雇う、ってなったときの、碧の気持ちがすごくわかった。
自分と大樹の2人でうまくやっていた関係が崩れたら……と思う気持ち。
でも、結果としてミケさんは碧より前にもバイトしていた半先輩?の立場だし、いい関係を築けそう。
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大学生の碧が大樹が祖母の店だったゆきうさぎでアルバイトを始める。店での様々な出来事に関する連作短編。
ほとんど料理をしたことのない碧が料理に目覚める。店でも、店の外でもおいしそうな料理を食べるお話。心をこめて作る料理とおいしそうに食べる人たちの話は心あたたまる。
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温かな場所で美味しいご飯を食べる喜びをひしひしと感じられるような物語でした。
巻数を経るにつれて、人間関係がどんどん広がっていき、物語の深みが増していってとても読み応えがあります。
例えるなら、一品料理をちょこちょこ出してくれるお店かと思っていたら、一品、また一品と増えていき、気づいたときにはテーブルいっぱいに料理が並べられていたような感覚。
こんなに食べて良いんですか?と素敵な人間関係ミルフィーユになっていくので、出来るなら1巻でやめないで欲しい。
余談ですが、巻末についていたレシピで実際に「あじさい揚げ」を作りましたが、とても美味しかったです。
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こういう心温まる話すごく好きです。美味しい料理と美味しいお酒にステキな店主、言うことなし!碧ちゃん元気になってよかったー!これからどう成長していくかも楽しみ!
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メニューはかなり美味しそう!私も食べてみたいと思わせてくれるメニューばかり、だけど内容やそれぞれの登場人物のストーリーや生き様はかなり重い感じかなと思います。
それでも強く明るく生きて欲しい!って意味で読み進めればこっちも元気をもらえる作品ではないかな~って感じはします。
飲食店あるあるなのか猫がたまにチラチラするんですがそれも可愛い!
Posted by ブクログ
はじめましてのシリーズ!
最高のシリーズに出会ってしまったー!
食堂系のほっこり物語。
人間関係のほっこりエピソードに加えて、大樹と碧のキュンキュンエピソードがたまらないっっ!
大樹がかっこよすぎるーー!!
何気に鳴瀬さんも胸きゅん。
男性陣にキュンキュンするシリーズ。続きも楽しみ。
Posted by ブクログ
☆4.5
誰かの心をあたためてあげることの出来るお料理がたくさん出てきて、読んでいて心が温まりました(*´˘`*)♡
大樹と碧のこれからも気になるので、シリーズを読み進めていきたいと思います❁⃘*.゚
Posted by ブクログ
祖母が女将をつとめていた小料理屋を再開させた雪村大樹。
野良猫の武蔵に導かれるようにやってきた面々。
物語はそこから始まる。
貧血で行き倒れた大学生の玉木碧は、食欲が湧かなくなってしまったのにも関わらず、
大樹が作ったご飯は美味しく食べることができた。
丁度バイトを募集していた大樹の店で、働き始めることになり。
話は12月末まででこの巻は終わる。
登場人物は少しずつ章を追うごとに増えていく。
大樹と碧、そして初回に登場する三ヶ田はレギュラーメンバーとなり、物語を進めていくストーリーテラーでもある。
回を追うごとに、
語り継がれるエピソードの1つ1つに温もりがあり、
碧と大樹の関係も少しずつだけれど、パズルのようにうまいコンビへと変わっていく。
もし、このゆきうさぎが現実にあるのなら、ちょっと顔を出して常連さんたちと話してみたいなと思った。
Posted by ブクログ
Read: Summer 2018
Initially picked up this book at my local bookstore looking for a cooking-themed read. I personally thought that the beginning was ever so slightly slower-paced, but I ultimately enjoyed the warm-hearted, slice-of-life story. Will definitely recommend to anyone who would like an easy read but also really sit down and enjoy a calming, good-feel story.
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碧ちゃんが正常に大食いに戻るまでの話、ではなくお店を引き継ぎ再開させた大樹が、お店を軌道に乗せつつ奮闘する話。
武蔵がもうネコの域を超えてます。
ほんわか。
面白かった!
ほんわかと温かく、幸せな気分になれるお話の数々・・・。
出てくる料理はとても美味しそうで、お腹がすいて困ってしまう。
うちの近所にもあれば良いのになぁ、ゆきうさぎ。
引き続き、続きを読める幸せ。
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ほのぼのとした小料理屋のシリーズ1巻。
ちょいちょいトラブルはあるものの、作中の人たちはみんないい人なので、ほっこりとして見られる。
こういう小料理屋の常連になりたいなーと思う。
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娘に「お腹がすくよ」って言われて手に取った一冊。私はお腹がすくよりも、料理がしたくなりました。ほんわかとした登場人物が、ほっこりとしたお料理を食べて、読んでいて心があたたまります。お料理は体だけでなく、心の栄養なんだなあと再認識です。
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自分のために作られた料理を、好きな人と一緒に食べるのは、至福の時!
その事に気づかせてくれる暖かな本!
店員のあだ名が猫風だったり、招き猫がいたり、いろんなとこが可愛い!
私はチェーン店は苦手で、あまり外食しないけど、それはやっぱり、自分のために作られた気がしないからだな。
小料理屋とかは大好き!
ゆきうさぎみたいな店が大好きだなぁ!
Posted by ブクログ
同著者の『ホテルクラシカル猫番館シリーズ』を読んでいるのですが、そこかしこに当シリーズとのリンクがありまして、巻が進むごとに「“ゆきうさぎシリーズ”は既にお読みですよね?」という圧が強くなってきた為、根負け(?)して手を出しました(著者の思うツボ)。
と、いうことで本書はシリーズ第一弾でございます。
母を亡くした哀しみから、食欲が無くなってしまった女子大生の碧。
ついに、貧血で倒れてしまったところを小料理屋〈ゆきうさぎ〉を営む大樹に助けられます。
彼の作った料理で元気を取り戻した碧は、〈ゆきうさぎ〉でアルバイトをすることになりますが・・・。
鉄板のハートウォーミングご飯モノ。
連作四話仕立て(+序章&終章)で、〈ゆきうさぎ〉に関わる人達の様々な物語が綴られていく展開です。
今回はどの話も“家族の絆”がテーマという印象でしたね。
特に、第三話「14時5分のランチタイム」で、碧と共に〈ゆきうさぎ〉で働くミケさんが、素直になれなかったお母さんへ、手作りお弁当と一緒に渡した感謝のお手紙にジーンときました。
で、大樹が作る料理はどれも美味しそうなのですが、個人的に気になったのは“クリームチーズ入りポテトサラダ”です。
これ、めっちゃ美味しそうじゃないですか?食べてみたくなっちゃいました。
てな感じで、多忙で疲れている夜も本を読んじゃう(寝ろよ!って感じですが)私にもスルスル~と入ってくる優しい読み心地の作品です。
ただ、ちょっといただけなかったのは、第四話「23時の愛情鍋」で、〈ゆきうさぎ〉が逆恨みから嫌がらせを受けてしまい、後でその嫌がらせをした人は謝罪には来るのですが、大樹の対応がヌルすぎてモヤモヤ。
どんな事情があっても迷惑行為をしてもいい理由にはなりませんから!と、“器がおちょこ”の私はプリプリでした。
ま、ちょいちょい登場する野良猫の“武蔵”に免じて(?)良しとしますか。
因みに、大樹と碧は“くっつくフラグ”がビシビシ立っているので、今後二人の距離がどう近づいていくのか見守りたいと思います~。
Posted by ブクログ
★ありがとう。どれだけ飾った言葉よりも、たったひとことのそれが何よりも嬉しかった。
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料理中心で、ハートフルな話だと思った。上の言葉は「ゆきうさぎ」である事件が起きた時、元気を失っている店主の大樹を元気づけた碧が大樹に「ありがとう」と言われて思った事。私も、人を本当に元気づけられるような言葉と行動を持つ人になりたい。
Posted by ブクログ
少女漫画ノリだけどストーリーは悪くないし、お手軽さもよい。料理食べたくなる本じゃなくて料理したくなる(面倒だけどしゃーない、するか、と重い腰をあげる気になる)本ってのは貴重。シリーズ揃えといて料理嫌になった時にちょこちょこ読むかぁ。
Posted by ブクログ
美味しそうでした。
お話は、淡々と進んでいく日常な感じですね。
そういうの好きなので読みやすかったです。
やはり第1巻は登場人物の自己紹介的な部分が大きいのかな。
次巻どうなることやら。
Posted by ブクログ
表紙のイラストがおいしそうで思わず手にとってしまい、パラっとめくったら登場人物の名前が気になったので、いきおいで買ってしまいました。
オレンジ文庫ですからね、若い人向けです。高校生くらいで読んだらハマったかなぁ。「小蔵屋のお草さん」を知ってしまったら地域の人情ものにはハードル高くしちゃうし、「ぶたぶたさん」を読んだ後では、料理の“おいしそう”度合いに厳しくなっちゃうよね。