西原理恵子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
前半☆☆☆☆☆ 後半☆☆
中一の娘が夏休みの読書感想文の宿題でどの本にするか悩んでいたので、教科書に載っているおすすめの100冊ってのを見せてもらった。「バッテリー」、「さくらももこ」、「ボッコちゃん」が並ぶ中、「少年H」もあった。教科書会社の主張ってこういうところにこっそり入れるんだな〜「少年H」が間違いだらけであることはもうとっくにバレてんのにね。
その中にあったのが清水義範氏の「おもしろくても理科」。このシリーズ、何冊か読んだことがあっておもしろかった記憶があるので書店へ。「おもしろくても理科」は売り切れてて、この「はじめてわかる国語」と筒井康隆の「わたしのグランパ」(これも教科書にリストアップされてた)を購入した。
前半の国語教育のおかしさの指摘は本当におもしろい。著者の国語教育を揶揄した著作があろう事かテストに出題され、そして著者はそれを解けなかったというエピソードは誠におもしろい。昔、遠藤周作か北杜夫のエッセイで同様のを読んだ気はするが、これこそ国語教育のおかしさなのだ。
読書感想文には嫌な思い出がある。読書感想文なんてテクニックで、感動的な本を読んで、あらすじをまとめて主人公を自分に置き換えて、プラス思考の意見を書いて、自分の未来像でも書いておけばいいのだ。私は中学時代、その手法で読書感想文の宿題をこなしていた。するとある日、国語の先生が「この本で書いてみんか」と一冊の本を渡してきた。おそらく何らかの読書感想文コンクールにでも出すつもりだったのだろう。なんてタイトルの本かは忘れてしまったが、その本を読んで私は途方に暮れた。障害者の施設の話。今ならなんとでも書きようはあるのだろうが、当時の私のテクニックで読書感想文を書くとなると最後は「こういう人たちを助ける仕事をしたい」とても結ばないと終わらない気がしてしまったのだ。結局、先生に断りその読書感想文は書かずに終わった。
読書感想文なんて本当の感想を書けばいいのだ「おもしろくなかった」でもいいし、「きれいごとだと思った」でもいい。国語教育に道徳を持ち込むなと清水義範氏はいう。中学時代にこの本があれば、私の読書感想文ももっとおもしろい物になったのにと思った。
2001年のエッセイのため、ゆとり教育を喜んでいるのは差し引いても前半はおもしろい。
ただ、後半、「文章読本」の話からは私には興味がわかない内容でした。 -
Posted by ブクログ
清水ハカセ&サイバラ画伯のコンビによる...
何冊目だろうか(^ ^;
「おもしろくても理科」
「独断流「読書」必勝法」
「どうころんでも社会科」
などなど、このコンビで結構な数の
「楽しいお勉強」本を出している(^ ^
私は元々一人の作家にハマると、
ある時期その人の作品ばかり
追いかけて読む習性がある。
清水ハカセもサイバラ画伯も、
どちらも「追いかけた」人であり、
この二人の共作読まないはずがない(^ ^;
今回も、楽しませていただきました(^o^
ただ、今回は、結構内容が高度かな。
もちろんハカセの手による文章は、
読みやすく、また分かりやすいのですが、
取り上げているネタがイスラム圏だったり、
歴史的にマイナーな出来事だったり。
「理科」や「算数」のように誰もが
共通認識として「そうそう、そうだった」と
共感できるトピックでないものが多い。
そのせいか、画伯の「愚痴りイラスト」も
これまでにシリーズのように発展させたり
ツッコんだり自在に、とはいかないご様子。
文章と比べてちょっとパワー不足な感じ(^ ^;
もしや、ハカセ一人でもよかったのでは...
というのが正直な印象(^ ^;
内容的には「へぇ〜」という話ばかりで、
私は楽しめましたが(^ ^