あらすじ
恵まれてはいない人々の心温まる家族の絆を、独自のタッチで描く、サイバラワールドの神髄。
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Posted by ブクログ
大好きな鈴木涼美さんの「娼婦の本棚」の一説で紹介されており、興味が引かれて購入。
作品に引き込まれて一気読みした。
是非、子供が成長した時に社会の勉強として読ませたい作品(闇金ウシジマくんなども含め)である。
「海と山しかない小さな土地に貧乏人とガキがへばりついて生きている」ような場所で主人公である小さな次男坊とそのお兄ちゃん、そして長年家出していた母親が、ある日突然連れてきた「その兄弟のお姉ちゃん」の3人がその貧困な町で強くひたむきに生きていく様を漫画で描いた作品。
貧困がもたらす現実、だれにでも平等ではない神様の存在、自分に見合うだけの小さな幸せの大切さ、抗いようのない貧困から逃れられない運命でも人として失ってはならない尊厳や高貴な魂。
この3冊からは学ぶことがあり過ぎる。
これから西原理恵子さんの本を買い漁る自分自身が目に見える 笑
Posted by ブクログ
生活層を上流・中流・下流と分けるのならば、下流のそのまた下あたりの町のおはなし。しかしさらに最下層がある。そんな中でもたくましく生きる人たちと、優しくて弱い人たちが、上手く行かない人生を泳いでいる。
どんなにずるくて汚くても、人間とは愛すべきものだなあと思わせてくれるのは凄いと思う。
Posted by ブクログ
せつない。とても良い漫画だ。
かのこねえちゃんの言葉のひとつひとつがいいんだなぁ…
「泣いたら腹がふくれるかぁ!泣いてるヒマがあったら笑え!」
Posted by ブクログ
西原様のマンガは下手な救いがない。リアル人生らしさがココロに響く。文庫サイズなのにカラーという作りもGOO! 個人的にはつらいときこそ読みたい一冊。
(上)は、新しい家族ができあがる、部分。
「それからぼくは小さな声で、おねえちゃんはぼくのおかあちゃんになってくれるの?」って聞いた。
そうしたらおねえちゃんは小さな声で、
「一太と二太を生まずに授かった。こんなしあわせなおかあちゃんはそういない」とゆった。
Posted by ブクログ
読むと
ものすごい温かさと
ものすごい寂しさに
襲われる本。
西原 理恵子ってスゲーって思ったのは
これに出会ったからやし、
この作風を読めるようになったおかげで、
色々な作品に出会えるようになった。