西原理恵子のレビュー一覧
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えーと、「うつくしいのはら」、結局、ロボットは出てこなかったのですね。
というか、人間に見えるロボットの話なんだから、人間かいとけばいいのでは……。
この話の中で、どうロボットがからんだんだろう??
いろんな疑問がありますが。
うーん、テーマが、こういう物語は、あんまり批判しにくいというのがあるかもしれません。
でも、このマンガ、西原理恵子のマンガとしての出来は、わたしは今ひとつだと思います。
よくある話で、西原理恵子なら、もっと突っ込んだところをかけたと思うから。
もちろん、こんな話がよくある話であること自体の世界が抱えている不幸というのはあると思うのだけど。 -
Posted by ブクログ
うわ~ん、もう何度読んでも泣いちゃうよ。最後に載ってる書き下ろし「息子急」、遠くに巣立った息子をお持ちの方は、誰もいない所でハンカチを用意して読まれるように。
高一のガンちゃんが、留学を思い立ち、短期集中豪雨的猛勉強で校内基準をクリアし、アメリカへと飛びたっていく顛末が描かれる。(「クリア」と思ったら、何と!という展開付き。この場面、母サイバラ子ガンちゃん二人とも潔くてお見事!)
サイバラ母さんは、突然の留学宣言にたまげつつも、家庭教師を探し、息子の好物炭水化物ゴハンをドバーッと作り、本人の必死の努力を見守っている。そのドタバタの日々の合間にもれる思いが身につまされる。
「自分のこと、自分 -
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前作『生きる悪知恵』に続く、人には言いづらい悩み事相談シリーズ第二弾、今回のテーマは親子関係や夫婦関係など家族に関するもの。
モノノフのダンナに困ってるとか、ゲイのカミングアウトとか、なんとも濃厚な相談が多いのだが、西原氏自身も親の再婚や父親の自殺そして前夫のアル中など、いろんな経験をしているだけに質問への回答には妙な説得力がある。
一例をあげると、
「ダンナは川に流しましょう」
「いつも心に鬼平を」
「ヘアピンでふともも刺して正気に返れ」
「オバサン力を身につけろ」
「とりあえず2丁目に行け」、などなど…
巻末には漫画にもよく登場する、息子さんと娘さんとの対談が掲載されている。オープン -
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やっぱりサイバラは無敵だなあ。こんなにスッキリする人生相談も珍しいのでは。
家が厳しい状況なのに、ももクロにハマっている夫を改心させるには?という相談への回答は、「手は二本しかないので、子供の手を一本ずつ握って、ダンナは川に流してください」。四年前に夫を亡くして以来泣いてばかり、どうすれば気持ちを切り替えられるのか?という相談には、子供を亡くしたと思ってみろ「世の中にはそんな地獄を見ている人がどれだけいるか」「夫が死んだくらい屁でもない。甘えるな!以上!」。
家族が、特に夫婦が憎み合って一緒にいるほどの不幸はない、そういう「生活習慣」を自分の代で断とう。我慢しすぎず、あっちこっち気を回しす -
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そういえば、西原理恵子は、思いっきり「学校」が嫌いな作家でした。
子どもが小学校に入学ということで、多分、自分から、
「学校に行け!」
とは、いってないんだろうなぁと思います。
だから、ランドセルの話とかが、けっこう肯定的にかかれているのは、ビックリしました。
まあ、嫌いの「学校」は、中学校以上の学校なのかも。
でも、やっぱり、子どもが学校に行くようになると、自分の頃とは、見方がちがってくるところもあるのだと思います。
しかし、学校の教師から見たら、謎の一家なんだろうなぁ。
お母さんは、ときどき、海外の紛争地域とかに出かけていくし、離婚したはずの旦那とも仲良しだし……。
いや、こ -
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飄々として自由でザクッとした佐野さん。
どこまでもたくましくでも母性を感じる西原さん。
そして、率直でかっこいいリリーさん。
三者三様、みんな違うけれど、どこか近くて。
とても自然体で、芯がぶれずに自分の姿でシャラッと生きている人って見ていて気持ちがいい。自分が変われないことなんかもとっくに受け入れて、自分なりの生き方で長いようで短い時間を気負わずに生きる。
こんな大人の人達がいてくれると
なんだか勇気がでるなあとおもった。
リリーさんがお母さんを東京に呼んで一緒に住んでからの話はなんだかとっても幸福感に満ちていた。さらにすきになっちゃった、リリーさん。
そこまで生に執着しないと言い切 -
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西原、末井昭、山崎さんのギャンブルのお話。
白夜書房のパチンコ必勝ガイドが発売された
ときでないと、攻略法は使えないから発売となる
朝5時にコンビニに並んで買うお話なんかは
熱いものがあります。(現在では攻略法は
不可能とのこと)
常人ではできない体験を書かれている個所は、
やはり強烈に面白い。
末井昭さんの競馬日記。
200万近くを持って行って、1.5倍増えたらやめると
いう毎日。
しかも1レースから買う。
負けが込んできて、もうだめだろうと思ったら
大逆転して勝つ場面などは感動的。なにせ掛け金が
30万とかだから、穴に入れば配当も強烈にでかい。
3か月で、750万円近く勝ったとか・・・ -
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読書録「はじめてわかる国語」4
著者 清水義範
え 西原理恵子
出版 講談社
P18より引用
“あんなつまらない見学のことをどう書きゃいいのか、と思いな
がらも、型通りに、行った、見た、ためになった、という作文を
書いたものだ。”
目次から抜粋引用
“国語って正体不明の学科だった
悩ましきかな漢字
あの歌はこんな意味だった
挨拶は丁重に”
小説家・エッセイストと漫画家のコンビによる、学校で習った
国語の問題点について記したエッセイ集。
国語の試験についてから日本語本ブームについてまで、西原氏
のマンガを添えて書かれています。
上記の引用は、小学校での国語の勉強について