新津きよみのレビュー一覧

  • ダブル・イニシャル

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    ネタバレ

    【あらすじ】
    安藤亜衣里、木村京美、市川郁子。かつて米国で起きた「Wイニシャル殺人事件」の真似をするかのように、姓名のイニシャルが同じ女性が連続して殺害された。遺体には左半身に犯人による損傷が残される共通点があった。警視庁捜査一課の刑事・井垣俊は、彼女らが同じ結婚相談所に登録していた事実に辿り着く。婚活の果てに幸福を掴んだはずの女性を狙ったのは誰か。嫉妬にまみれた殺意の真相に迫る、サスペンス・ミステリー。

    【感想】

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    2017年08月14日
  • 父娘(おやこ)の絆~三世代警察医物語~

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    ネタバレ

    【あらすじ】
    東京の大学病院に勤めていた内科医の望月美並は、長野県大町市で祖父のあとを継いで警察嘱託医を務めることとなった。ある日、美並に警察から検死要請がくる。遺体は、北アルプスで滑落死したと思われる男性だった。検死が終わり、死体検案書を作成する段階になって、事態は一変、事件の可能性が出てきた。いったい死因は何か。著者渾身のシリーズ、待望の第二弾。

    【感想】

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    2017年08月05日
  • 夫以外

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    主人公が自分と同世代の主婦なので共感が持てた
    6話からなる短編集

    タイトルを見て、夫以外の男性と…のようなお話なのかと思いきや、結婚にまつわるいろいろな人間模様、夫婦の身近に感じとられるお話だったのでとても共感を持てたし面白かった

    第2弾、3弾と続いて欲しいです

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    2017年05月25日
  • フルコースな女たち

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    ネタバレ

    食前酒、前菜、スープ、メインディッシュ、お口直し、デザート、プチフール。フルコースになぞらえた、男と女の絶品短編集。どの作品も、それぞれの素材を活かした味付けがなされていて、フルコースで味わってこその満足度の高さ。美味しゅうございました。

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    2016年04月01日
  • 彼女の時効

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    "彼女" 久子さん、加奈子さん、政子さん、有紀さん、それぞれにとっての時効。法律的に区切られる時効と、遺族や関係者の気持ちの上での時効について色々考えました。ちょっぴりホラーでした。

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    2015年05月28日
  • 巻きぞえ

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    死体にまつわる短編集。巻末の創作ノートまで面白く読み終わった。作者によると 小説は1人で書くものだけど 色んな人に助けられて書き上げられる。またそれは読まれて完成となる。面白かった‼と言われたら有頂天になって力尽きるまで書き上げようと思うらしい。私は読者として面白かった小説を人に勧めるなどして またその余波を広げて行きたいと思う。この本に関しては最後の解剖実習が一番面白かった。

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    2012年10月11日
  • 氷の靴を履く女

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    この小説家の作品には抵抗があったが、この小説はとても面白かった。血なまぐさいのは少し苦手だが、これはそういう場面が多くなくて読みやすかった。

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    2011年04月28日
  • 彼女の命日

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    初めて読んだ作家さんです。実はサイコホラーの名手だそうな。知らないで読んでしまいました。ホラーは苦手なんですよ。幸いこの作品はホラーではありませんでしたが、ちょっとぞくっとするようなところがありました。死んだ人が生きている人に憑依するという設定はよくあると思うけど、死んだ本人、その家族、憑依された人、それぞれの人生を巧みに描いていて、ひきこまれました。自分が主人公になった気持ちで、後半はかなり怖かった!

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    2011年05月15日
  • 招待客

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    招待していない人が来たら怖いですね〜。しかもそれがコンビニ強盗犯だなんて・・・。この小説は大きく2部で分かれていて、ぐっと引き込まれて読むことができました。最後はちょっと切なかったなぁ。母親の愛に恵まれなかった人は、何らかの形でゆがむんですね。

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    2009年10月07日
  • 見つめないで

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    二部構成の長編の作品です。

    第一部「わたしを見つめて」
    夫は、目を合わせて話をしない、息子はすぐに自分の部屋に行ってしまい家での会話がほとんどない、そんな家で日々を暮らしてる喜美代。
    長野に嫁いでた昔からの親友秀子が東京にいる喜美代に会いに来た。
    彼女は、「本当の自分になるの」突然言い出し、家族を捨てて夢だったダンサーになると言う。喜美代は、秀子に恐怖を覚える。
    その後、家でテレビを見てると、秀子が何者かに殺されたと言うニュースが・・・。
    別れ際に渡された手鏡は、普通の鏡と違い写真のように映し出す鏡だった。(反対に映る)
    ひょっとしてこの鏡が秀子の運命を変えたのか・・・?

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    2009年10月07日
  • 女友達

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    控えめで、垢抜けなくて、、恋愛なんか縁のなさそうな、、そんな女性が、不気味で執念深い、恐ろしいオンナへと変身していく様に、ぐいぐいと引き込まれていった。人間って(特に女は)、きっかけによっては、想像もつかないような変貌を遂げるものなんですね、、。

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    2009年10月07日
  • おひとりさま日和

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    どの話もしんみり終わらず、ちょっとほっこり終わる短編集。

    番犬サービスを受けてみたり
    お守りのペンダントをつけてみたり
    田舎で暮らしてみたり…

    それぞれがそれぞれの心地よさを感じていく
    「おひとり様」向け小説。

    一人暮らしが楽しみになりますよ!

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    2025年11月20日
  • 妻の罪状

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    全部の話の終わり方が「この後はどうなるんだろう」という気持ちが浮かぶ。
    身近に感じる奇妙な話で面白かった。

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    2025年11月19日
  • これが最後のおたよりです

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    アミの会によるアンソロジーを読むのは4冊目ですが、これもどれもじんわり涙するお話が多かったです。特に「猫への遺言」柴田よしき著が良かったです。定年退職した老夫婦の夫がコロナに感染し、急逝してしまう。
    その後、妻がみつけた3通の遺言書。妻への遺言書は、読まれるはずのないものだったのに急逝だったために読めてしまう。知らなかった夫の本心。最後に猫への遺言書で、また涙でした。
    自分と重ねて何とも言えない気持ちになりました。
    「青い封筒」松村比呂美著も良かったです。
    あんなお手紙もらってみたい。親子、夫婦もこんなふうに、積み重ねていくものだよなと思いました。

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    2025年11月17日
  • 夫以外

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    ラストがなんとなく予想できるものもあるけど、全て読みやすかった。「寿命」は思いつかなかったので最後まで誰?と考えながら楽しめた。

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    2025年11月08日
  • おひとりさま日和

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    ネタバレ

    『週末の夜に』

    「わたしはまだ映画に、ひとりでは行きたくないですよ~」

    聞き捨てならない言葉です。私もひとりで映画館に行くことが多いですが、ひとりで映画はそんなに淋しいものなのだろうかと思いました。

    しかしもう少し自分の気持ちに正直になってみると、独り行動するとき、淋しい気持ちが全くないとは言い切れないと思いました。

    「おひとりさま」は決して淋しくない、自分で選び取った道だと堂々と思えるようになりたいと思いました。

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    2025年11月06日
  • セカンドライフ

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    短編集。著者あとがきによると、何か一つ鍵となる言葉を決めて、そこから喚起されるイメージをもとに物語を紡ぎだしているのだという。
    とすれば、なんと豊かな事でしょう。
    誤算、セカンドライフなど、男性からすると、そうくるかという感じです。
    あきさせない短編集で実に良い。

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    2025年10月19日
  • おひとりさま日和

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    短編集だし、それぞれ作家さんが違うので、切り口も色々で、楽しくさらっと読めました。
    しかし、「おひとりさま」っていう単語は、女性にしか使われないのかしら?と、途中から、ムズムズ。女性作家を集めたから、なのかなぁ。

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    2025年10月05日
  • おいしい旅 しあわせ編

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    旅先で偶然出会った人と食べ物を通して、人生観が変わり、前向きになれる話を集めたアンソロジー。トラブルと偶然は旅につきもの。毎回すぐに「禍転じて~」になるとは限らないが、ターニングポイントとして意識されている。
    全7話の中で、私は「夢よりも甘く」が最も気に入った。育ててくれた亡き祖母の思い出話。少女はそれが作り話であると薄々気づくのだろうが、大人になっても大事に温め続けている様子(例えば身近な人に指摘されてムキになる場面)が胸に刺さる。現実を知ってしまい、旅行中はコレといった良い出来事もなく、疲れ果て打ちひしがれて、旅が終わりに近づく。このまま静かに物語が終わるのかと諦めかけたところで、帰国後に

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    2025年09月09日
  • おひとりさま日和 ささやかな転機

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    6人の作家が書いた話が1話ずつ入った6話の短編集。どの作品もよかったが、「アンジェがくれたもの」に涙、「セッション」は私もドラムに挑戦してみようかなと思った。

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    2025年09月07日