新津きよみのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
死んだ人が見えるとか写真に写るというような話は、夏になってくるとテレビを中心に増えてくる。怪談や超常現象というのは夏の風物詩のようなものだが、子どもの頃にはそれが怖くて怖くて、だったら見なければ良いのに好奇心で見てしまい、それが元で夜怖くて寝られないという訳の分からない状態に陥っていた。
今考えてみると、子どもだけに「死」というものを漠然と捉えていて、「死」イコール「怖いこと」だと考えていたからだろう。また、身内親戚を含めて人の死にそれほど遭遇しているわけでは無いので、 「死んだ人」イコール「怖い存在」だという気持ちを持って当然だろう。
それが年齢を重ねるに連れていろいろな「死」に出会わざ -
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Posted by ブクログ
人生の色々な「○活」の短編集
「どんでん返しミステリー」という触れ込みだけど、きれいに落ちてるのもあれば無理やりなものもあれば……
「親しき仲にも"悪意"あり」という見出しの方がしっくりくるかな
「就活」彼女の生きる道
「婚活」二年半待て
「恋活」兄がストーカーになるまで
「妊活」遠い心音
「保活」ダブルケア
「離活」糸を切る
「終活」お片づけ
主に女性視点での人生の岐路になっている
「就活」
娘の就職がなかなか決まらない母親視点
離婚の際に夫の方を選んだ娘。母親とは価値観が合わないという
母親は母親で自分が婚外子である事で就職に苦労した経験があって
出自のについての -
Posted by ブクログ
真っ白な特別装丁のものを購入。
これはもうタイトル買い。シンプルだけどインパクトがある装丁に惹かれて、初めて読んだ新津きよみさんの本。
どんでん返しあり、叙述トリックめいたものあり、ぞっとするものあり、心が温まるものありで、バラエティに富んだ短編集だった。
巧いなぁと思いながらするすると読み進んで、あっという間に読み終わった。
純粋さゆえに突っ走ってしまう感情であったり、優しさの下にある打算であったり、夫の元妻に対する嫉妬と優越感であったり…女の怖さが満載であるところはやはり、女性作家特有のもののように感じた。女のことをよく知る女だからこそ書けるこの感じ。
怖いけどこのタイプの小説、私はきっ -