あらすじ
技巧派で知られる著者がその才をいかんなく発揮した、トリッキーでミステリアスなオリジナル短編集。人生には始まりがあって終わりがある。そして「終わりがあるから始まる」ことがある。『絶縁』『永久に』『引き際』『余命』『陰のコレクター』『彼女のステージ』『死ぬまでにしてほしい五つのこと』の珠玉の7編。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
続きが気になり一気に読んだ。
思いがけない結末になった「陰のコレクター」
温かい気持ちになった「彼女のステージ」
が良かった。
読んでいてゾクっとするこの感じが新津きよみさんらしくて好き。
Posted by ブクログ
短編集7作品。物語の終わり方に主人公や登場人物の新たな人生の始まりを感じた。「彼女のステージ」「死ぬまでにしてほしい五つのこと」のジ・エンドが好き。
Posted by ブクログ
絶縁/永久に/引き際/余命/陰のコレクター/
彼女のステージ/死ぬまでにしてほしい五つのこと
きっぱりとした、手放さない、先を見据えた、先のない、
先の見えない、希望を持った、振り返る、
それぞれの終わり。そこから次が始まりいつか終わる、繋がっていく多くの果てしない世界。
Posted by ブクログ
「絶縁」「永久に」「引き際」「余命」「陰のコレクター」
「彼女のステージ」「死ぬまでにしてほしい五つのこと」
7話収録のオリジナル短編集。
タイトルのジ・エンドが示すように、人生における様々な終わりが題材となっている。
友人や婚家との絶縁、転職、結婚、死別など、どれも身近に感じる内容でリーダビリティが高く一気に読める。
印象に残ったのは『絶縁』
中学時代のイジメから30年以上経過しても接点のある二人は絶縁と言うより腐れ縁の様で皮肉な末路を感じた。
『陰のコレクター』
主人公の歪んだ行為の末、待っていた結末にゾクリとする。
Posted by ブクログ
「終わり」をテーマにした短編集7編。
死であったり、別れであったり「終わり」から新たな展開を描いた短編。
勝手に装丁とタイトルからミステリーかと思っていたけど、イヤミス系というか最後に毒が残る感じの話。