松岡圭祐のレビュー一覧

  • シャーロック・ホームズ対伊藤博文 改訂完全版

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    推理物と歴史物が好きな私からしたら、タイトルだけで大好物な本。
    最初は「ホームズ、いくらなんでも偏屈すぎないか?」「ホームズ、いくらなんでも推理力凄すぎないか?」と違和感を感じつつ読み進めたものの、途中から歴史の波にぐいぐい引き込まれていく。最後にどんでん返しさせつつ実際の歴史と整合を取るところ、著者の高い能力を感じた。

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    2024年12月08日
  • 万能鑑定士Qの事件簿 I

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    ネタバレ

    題名とシリーズがたくさん出ていて読みたくなった本。

    思わせぶりな未来描写で、次巻も読まないとなぁ、、、

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    2024年12月07日
  • シャーロック・ホームズ対伊藤博文 改訂完全版

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    実在の事件と登場人物と、シャーロックホームズを年代で合わせるとこの時代なのかー、と面白かった
    シャーロックホームズのシリーズを読んだことがあればまた、面白さも変わるかなと思う
    それぞれが個性的で、伊藤博文が思いのほか身軽に一緒に捜査していくので、楽しく面白い

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    2024年12月01日
  • ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論 VII レッド・ヘリング

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    今回はなんか李奈の急成長ぶり?に度肝を抜かれて・・・
    なんかあんまりミステリーらしいミステリー楽しめなかった感じ
    まぁ、ネタ自体がちょっと今更そこまだ追いかけますか?
    ってな人たちに巻き込まれ事故の李奈さんだったのでなおさらです
    それにしても、どうしちゃったよ、前回のおかんとの和解といい
    急成長甚だしくて、ちょっとドジっ子でも頑張るのを応援したい読者としては
    なんかちょっと遠い存在になってしまった感じで・・・寂しい
    どこか隙を見せてほしいところではあるが、意外と隙がどんどん埋まってしまって
    隙らしい隙がもう見当たらなくなってしまった・・・
    はぁ〜、なんかちょっと落胆の回でございました
    話自体は

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    2024年12月01日
  • 高校事変 20

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    ネタバレ

    「とんでもなく優秀な総理大臣」矢幡は国家と結衣を天秤にかけ、結衣の手を振り払った。
    まぁ、閣僚からもアメリカからもやいやい言われたら弱いよね…というのはあるけど。もう限界だったのか。66だもんね…モデルの総理もまだいらした年齢とはいえ(てか今は80過ぎもいる政界、若かったんだなぁ……)。
    「たとえ殺した相手がテロリストばかりだったとしても、私刑など許されないのが法治国家」というのはその通りなんだけれど、ここで完全に袂を分かつのかしら……そうです、20巻も進んでようやく優莉家は口にできたけれど、武蔵小杉高校に矢幡さんがきたところから間違いでした。
    大戦末期ばりの戦術を繰り出す日本政府、今度は言っ

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    2024年11月30日
  • 高校事変 IX

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    ここまでの話を締めくくる巻だけど、子供のわがままのような展開が続き、雑魚ばかりで少し物足りないところがありました。この後はどうなるのかな。

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    2024年11月29日
  • タイガー田中

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    ネタバレ

    タイガー田中って誰?調べたら「007は二度死ぬ」に登場する日本人との事。映画版のWikiで調べたため本作にどう繋がるかがイマイチ分からず、中盤までは結構ストレスでした。巻末に追記として著者の考証の結果が記載されていてイアン・フレミングの原作が基準だったんだと気がつく。松岡先生は何人いるの?ってくらいの情報量。という事で007シリーズのパスティーシュでした。著者得意の実際の事件・事故も絡めた迫真に迫った物語で、やっぱり最後は大満足でした。途中諦めようかと思ったけど、著者を信じてよかった

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    2024年11月28日
  • ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論 VI 見立て殺人は芥川

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    今回の話は李奈の成長の物語でしたね。
    作家としても、人間としても。


    随分久しぶりに読みましたエクリチュールシリーズ。
    このシリーズ気がついたら新刊が沢山出てるんですよね、この前までこの巻が最後だと思っていたらもうだいぶ新刊が出てるみたいで驚き。
    出てくる出版社だったりが本物だったり印税の話がやたらとリアルだったりするのもこの話の特徴ですよね、本当に李奈が同じ世界に住んでいるような感覚になって。
    そう考えるとこれのひとつ前の話はかなり冒険したストーリーだったなぁと思いますね……。


    今回は親子の話がテーマだったのもあり友人の活躍が少なかったのがちょっと残念。
    あの3人がめちゃくちゃにマニア

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    2024年11月27日
  • 高校事変 20

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    結衣、凛香、瑠那、伊桜里が無人島に隔離され授業を受けるように言われる。
    いかにも怪しい始まり方だが、さらに驚きの共闘者が。

    今まで味方だと思っていた人が敵になるかと思いきや敵だと思っていた人と味方になって戦うなど、どんどん変わっていく。

    ここからどうなるんだろう?

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    2024年11月27日
  • 高校事変 21

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    もはや無法状態と化した日本。優莉匡太半グレ同盟対結衣と凛香が率いる武装半グレ集団。瑠那と伊桜里はどうなるのか?
    特に伊桜里が心配。

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    2024年11月25日
  • 高校事変

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    校舎が日本の縮図と化す、その通りだった。
    テロリストの娘だからと蔑まれてきたヒロインが、総理や同級生を助けるべく活躍していく姿がカッコ良すぎて...!あまりに強くて、読んでいて楽しい。

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    2024年11月24日
  • ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論

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    過去の文学作品についての言及が幾度となく出てくるので、文学作品についての知識がない人には向かなかいかな?と挫折しかけたが、やはり松岡圭祐、読みやすく面白かった。
    万能鑑定士Qシリーズをずっと読んでいたのでシリアスな展開は松岡圭祐の作品では初めて触れた。ストーリーの急展開が刺激な作品である。

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    2024年11月24日
  • 続シャーロック・ホームズ対伊藤博文

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    ネタバレ

    続編も面白かったです。
    探偵業を引退して田舎へ引っ込み養蜂業をしてたシャーロック・ホームズの元へ、思い出の極東の国から伊藤博文の訃報が届きます。
    今回は相棒のワトソン博士も一緒に日本へ。
    しかし2人に待ち受けていたのは驚愕の事実と、世界を巻き込む陰謀だった……というお話。
    前作はシャーロック・ホームズの世界でのifだったけど、今作は歴史上のif。

    前作からたぶん20年後くらいの日本で、同じく20歳年を取った登場人物たちが奔走するのはアツいです。
    ドイツの企みを阻止するために、ホームズ、ワトソン、そして伊藤博文・山縣有朋・桂太郎という年配者が大立ち回り。
    爆発炎上する靖国神社……

    バリツの誤

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    2024年11月23日
  • 高校事変 20

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    この物語の主人公は結衣だったか?それとも瑠那だったか?どちらも主人公なのかもしれないけど、結衣目線での話の進行が多くなったかな?それとも相手方が強くなって来たからなのか?

    物語はこのまま最終局面に繋がっていくのかな?
    この先どうなるかは楽しみ

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    2024年11月23日
  • 高校事変 22

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    ネタバレ

    亜樹凪が瑠那側に本当の意味で付くとは思いませんでした。そして、前回から伊桜里の匡太を父と呼ぶ事に危うさを感じていましたが、そっちへ行かずに反旗を翻したのはスカッとしました。

    八幡総理と結衣は高校事変からの絆がありましたが、今回はむごすぎました。そして、総理大臣としてトップに立ち、散った姿が切なかったです。

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    2024年11月22日
  • シャーロック・ホームズ対伊藤博文 改訂完全版

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    ネタバレ

    改訂前の本は既読なのでお話は再読ですが、それでも熱くなる作品でした。
    伊藤博文と井上馨が、ホームズに言われて聞き込みしに行くシーンにテンションが上ります。聞き込み相手を投げ飛ばす伊藤博文に、相手のもう1人の首元を仕込み杖から抜いた刀で狙う井上馨。春輔と聞多はやっぱり元長州藩士。
    轟沈する9隻の軍艦で混乱している海での戦闘もハラハラでした。長州と言えど瀬戸内側の人なら船への奇襲もお手の物かもしれん。

    齋藤一警部(だと思ってる)は今回もデキる警察で格好良かった。

    「法で罰せられなければ暗殺という短絡的思考では、幕末に逆戻りではないか」…日本は巻き戻ってるのか。明治に、幕末に。考えている。


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    2024年11月22日
  • 小説家になって億を稼ごう(新潮新書)

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    ネタバレ

    島崎和歌子さんが出てきませんでしたが、確定申告を税理士さんに任せられるくらいの収入の余裕が欲しいなと、バイト掛け持ちしてるから自分で確定申告しなきゃいけない現状の哀しみを実感しました。

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    2024年11月21日
  • 高校事変

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    高校事変シリーズの原点。同い年だった結衣に親近感が湧いて購入したあの日が懐かしい。現時点で22まで出版されている。この本を手に取った時、まさかここまで長編で壮絶な話になるとは思ってもなかった。時間があればまた1から読み直したい作品。

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    2024年11月21日
  • 高校事変 20

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    やっぱり結衣はかっこいい。
    四姉妹の絆が更に深まった。

    ついに自衛隊とやり合うのか。
    恩河日登美まだまだくたばらないね。

    今回も結衣の一言に一瞬力が抜けた。
    『推しのハグに免じなよ』

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    2024年11月19日
  • ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論 III クローズド・サークル

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    ネタバレ

    設定から、ミステリーを読んでいる感じがして面白く感じた。内容は二重構造になっているのだが、一つ一つの良い意味でのチープさが、行き当たりばったりの事件の様子を描出するようで面白かった。

    今回はミステリーに特化しているだけあって、ミステリーの素養がある人が読んだら、もっと楽しめたのだろうと思う。

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    2024年11月15日