松岡圭祐のレビュー一覧

  • 高一事変 II

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    ネタバレ

    これまでのシリーズとは、物語の展開の仕方が少し違っているのが新鮮だった。圧倒的な戦闘能力を持ち、どんな状況でも敵をねじ伏せる結衣の活躍は本作でも健在。しかし今回は、そんな「最強の存在」としての結衣だけではなく、普通の高校生活や周囲の人々との関わりの中で戸惑ったり、これまでとは違う反応を見せたりする姿が印象に残った。

    常識から少し外れた環境で生きてきた彼女だからこそ、「普通」の中に置かれたときに見えてくるものがある。無敵のヒロインとしての格好良さだけでなく、一人の高校生としての結衣の新たな一面を感じられたのが、本作の大きな魅力だった。

    一方で、穏やかに見える町の奥に潜む闇を少しずつ暴いていく展開も面白い。いつもの痛快なアクションとはひと味違い、何が起きているのかを探りながら読み進める楽しさがあり、シリーズに新しい風を吹き込んだ一冊だった。

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    2026年09月06日
  • 黄砂の籠城(上) 改訂完全版

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    松岡圭祐『黄砂の籠城 上 改訂完全版』角川文庫。

    2017年刊行の文庫を加筆修正。

    日清戦争後の北京を舞台にした史実に基づいた歴史小説である。評判の高い割には、今ひとつ状況が上手く把握出来ず、頭の中で消化出来なかった。

    1900年の春、日清戦争後、中国語を始めとする外国語が堪能な24歳の櫻井隆一は、職業軍人の道を歩み始め、北京に派遣される。北京の新任駐在武官は、痩身で物腰が柔らかく軍人には見えない柴五郎という男だった。

    外国人を排除せよという『扶清滅洋』のスローガンを掲げ、勢力を増してきた義和団が列強11ヵ国の外国公使館区域を包囲する。それに対抗するために柴は、各国の軍人と義勇兵を動員し、外国公使館区域に籠城を決意する。

    本体価格980円
    ★★★★

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    2026年09月04日
  • 高校事変 13

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    2023年。杠葉瑠那は誰だ?衝撃の新章
    凛香が主人公なのかな?って不安だったが大丈夫。六女のルナちゃん、驚き。結衣ちゃんがすっかり落ち着いてしまった。もう犯罪に手は染めないと総理と約束したし。女子高生失踪事件が思わぬ展開へ。驚愕ばかりだった。

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    2026年09月12日
  • 高校事変 13

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    平成最大のテロ事件を起こした死刑囚の子供たちが主人公のダークヒロインシリーズ第13弾。

    前作までの主人公・結衣に代わり、高校入学を控えた妹の凛香と、同じ父親の血を引く杠葉瑠那が主人公となります。瑠那は病弱で余命わずかともいわれる複雑な背景を持っている中、女子高生の誘拐殺人事件が発生する、というお話。

    新章突入となりましたが『高校事変』ユニバース感は健在で、これまでの登場人物と新キャラが上手く融合し、新たな展開を迎えます。
    新キャラ・瑠那のお披露目回という側面もありましたが、「えっ、あいつが!?」という今後に向けた不穏な匂わせも多々あり、今後も楽しみです!

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    2026年09月03日
  • 高校事変 X

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    2021年。
    慧修学院高校の高3たちが国際交流のためホンジュラスへ。
    慧修学院高校=セレブ偏差値高い学校。ホンジュラス=?位置も知らなかった('_')
    いくらセレブでも高校生まとめてそこへ行くか?そこでテロに巻き込まれる。カイト登場。要求は2千億って想像つかないんだけど。結衣ちゃん、ひゅんとホンジュラスに飛んじゃう。初めて戦争体験。
    一方、市村凛は国内の半グレ集めて大はしゃぎ。凛香や篤志とも接触。結衣ちゃん以外の優莉兄弟は凛姉さんと呼ぶ。
    それにしても親に恵まれない人々ばかり。

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    2026年09月05日
  • 高校事変 VII

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    2020年。シリーズ7弾。5月発売みたい。コロナを題材にするのは早かったんだね。
    一年前在籍してた泉が丘高校が甲子園に出場したから応援に行かされた。何か不穏な動き?ニセ警官? 結衣ちゃん思い出す。
    一年後はコロナ禍で高校野球は中止。その時のお話。今更だがタイムリーな時事を物語に入れてる。
    結衣ちゃん、芳窪高校にいられなくなり京都の監視所へ。そして甲子園(すごいはしょった)
    甲子園がダーク。選手以外にクリーンイメージないけれど。
    市村凛の教えを思い出して敵を打破していく。匡太と凛のハイブリットなわけだね。そして、凛香がアオハルしたように結衣ちゃんもアオハル。アオハルの中身違うけれど。結衣ちゃん高3になった。進路どうする?
    そして宿敵と最終決戦を暗示させ終了するのであった。

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    2026年09月02日
  • 高校事変 X

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    ネタバレ

    平成最大のテロ事件を起こした死刑囚の娘・優莉結衣が主人公のダークヒロインシリーズの第10弾。

    お金持ち学校の慧修学院高校三年の生徒たちが、国際文化交流のためホンジュラスを訪問。その最中、メキシコの武装勢力ゼッディウムに襲撃される。背後には、優莉架祷斗――父・匡太の後継たる最強最悪の優莉家・長男の姿が!兄の暴走を止めるべく結衣がホンジュラスに向かう!というお話。

    これまでは基本的に日本が舞台で、いわゆる「半グレ」の抗争が主軸でしたが、今作は本物の戦争を描いており、一気にスケールが大きくなりました。これまで完全無敵だと思っていた結衣も本物の戦争の中で敗北を味わうのですが、だからこそ結衣の主人公としての魅力がより引き立つ一冊でした。
    クライマックス、というより、伏線まみれで今後さらに話が展開していく&結衣の勝ち目が見えない状態で終わるので、今までと違う意味で続きが読みたくなりました!

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    2026年08月30日
  • 令和中野学校

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    また、新しいヒロインを読んでますが、JK、高校事変に絡んでくる松岡ワールドだからね。
    続編では、さらに踏み込んでかぁ。
    表に出ない組織は、VITANTで推して知るべしな。
    現代の情勢、政府機関通の作家作品は、面白く読めますね。
    ウクライナ関連本も、積読でまた。

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    2026年08月29日
  • 万能鑑定士Qの事件簿 X

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    同シリーズの主人公、凜田莉子がなぜ「万能鑑定士」と呼ばれるに至ったのか、そのエピソードを描いた本作。意味でシリーズを読んできた人にとっては、懐かさしさと納得感を持って楽しめるような作品。私は、チープグッズの店長の独白が挟まれているのが、未来を知っているだけに興味深かった。
    また、文量もそれほど多くないので、誰でも手を伸ばしやすいのも良かった。他の本に疲れたときに手を出しやすいも思った。
    ただ、他の事件ほど、事件の解決の部分があっさりしているので、爽快感は強くないのが呆気なさを感じてしまった。

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    2026年08月26日
  • ミッキーマウスの憂鬱

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    あまりディズニーランドに行ったことはないけれど、この本を読んで行きたくなった。
    最近のキャストは質が悪い。なんてよく聞くけれど、中にはこの小説のキャストのように夢を与えるために働き続けてくれている人がいるんだと思うと本当にあそこは手作りの夢の国なんだと思わされた。 今度行くときはキャラクターやアトラクションだけでなく、キャストさんにも注目して遊びに行きたい

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    2026年08月24日
  • 高校事変 V

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    2020年。一日で読んでしまった('_')
    あいかわらずの疾風怒濤。
    子供時代がどんどん明らかになる。課題がうまくできなかったと折檻された妹の詠美が死んだこと。
    先読みする結衣ちゃん。事前に交番にかけこんだのはなんのためか、後で判明。
    公安が優莉の子たちを追い込んでいく。
    凛香ちゃん、失敗して大泣きするのであった。かわいい、と思ってしまった('_')
    そして田代勇次が結衣ちゃんの前に現れる。

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    2026年08月30日
  • 高校事変 IV

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    2019年。
    新潟でスキー場へ向かう中学生を載せたバスが転落事故。運転手と優莉建斗が猟銃で死んでいた。結衣ちゃんは幼い頃を思い出す。優しかった建斗。自作オカリナを結衣ちゃんにあげたが、結衣ちゃんたらたたき割ってしまった。遺品に真っ二つのオカリナがあり( ノД`)シクシク…
    オカリナ! ドナドナと同じくらい、きいただけで涙する。
    少しずつ結衣ちゃんが半グレたちと暮らしていた頃が明らかになる。すさまじい虐待だね。
    そしてまた田代勇次。「いい曲だね」
    次作読みたーい!という読者の願望をかなえてるかな、出版早いし。

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    2026年08月27日
  • 高校事変 IX

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    平成最大のテロ事件を起こした死刑囚の娘・優莉結衣が主人公のダークヒロインシリーズの第9弾。

    前作の最終決戦で果たせなかった宿敵が手負いの獣と化し、民家に潜伏しながら復讐の機会を虎視眈々と狙っていく、というお話。
    敵対する戦力としては過去の作品と比べてかなり劣るものの、とにかく力の使い方が悪質で、戦略も優れているため、かなり手強い相手となっています。
    大きな流れがひと段落し、次回からいよいよ新章開幕!と分かる内容なので、ここで一区切りする人がいてもいいかもしれません。
    なんてったってこの後まだ10以上の続編があるので、、、

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    2026年08月23日
  • ミッキーマウスの憂鬱

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    後藤の常識の無さ(ペーペーのくせにタメ口、世間知らず具合)に腹立ちながらもめちゃくちゃ面白いストーリーだった
    久川も門倉もかっこよかったな
    途中中弛みしたけど全体的にまぁまぁおもろかった
    いいな、ディズニー夢あるし行きたい

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    2026年08月22日
  • マジシャン 最終版

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    内容はしっかりした警察ミステリなのに、表紙だけみるとラノベちっくで、内容とアンバランスな感じがする。

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    2026年08月19日
  • 高校事変 III

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    2019年。
    今回の結衣ちゃん。9歳から英才教育。
    ミャンマー、ロヒンギャ虐殺と言われば思い出す。ミャンマーあたりの孤島で日本人ばかり700人集められた学校。しかもルールが厳格で意味不明。何が目的の学校なのか? 近くにアメリカン空母。学校側は味方だというが結衣ちゃんは見破っていた。
    監視された中で少しずつ同志を増やしていく。
    今までは結衣ちゃんひとりで皆殺ししていたが、今回はちょと違う、のを注目。そんなに簡単に銃を撃てるようになるのか謎なのだが、最終的には米軍の力をかりて大団円。
    サイコパスの定義はわかりやすい。平成最凶の死刑囚の娘である結衣ちゃんは、何回もその質問を受けているからすでに形骸化しているよう 見分け方のQAは進化しないとダメだね('_')
    武器が必要だ

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    2026年08月23日
  • 高校事変 II

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    2019年。
    今回は東京の東。いわゆる下町、葛飾東高校に通学中の結衣ちゃん。女子高生デリヘル、暴力団。空も飛べる。
    殺される敵役がホントヤな奴なので、すっとするんだよね。何百人殺してるんだ、って感じなんだが。

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    2026年08月23日
  • 高校事変

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    2019年。ほら読み始めちゃった('_')
    結衣ちゃんがダークヒロインなシリーズなのね。少しずつ事情が明らかになるのかな。結衣ちゃんカッコいいもんね、哀愁も漂ってるし。
    そして、さくさくと読み終わるね。
    高校に総理大臣が訪問視察、そしたら武装勢力が突入。結衣ちゃんの闘争本能が燃える。悪がわかりやすいので結衣ちゃんの行動がすかっとするのだ。
    令和のスケバン刑事?あー

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    2026年08月23日
  • 小説家になって億を稼ごう(新潮新書)

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    小説の書き方から始まり、小説家としての処世術が書かれている。編集者との関わり方、契約の際の注意点など、映像化に関しては経験者にしか語れないような詳細な内容がリアルで興味深かった。

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    2026年08月15日
  • 高一事変 II

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    高校事変の前日譚の第2弾。この巻はまあまあ面白かった。何しろ結衣が学校などで敵意をぶつけられないっていうのが主人公にとっても読者にとっても新鮮だったし、今回の展開は高校事変の王道的展開で、わかりやすいヴィランもすぐに出てくるし、後半にも強烈なキャラが現れたりと温故知新的な楽しさもあった。松岡センセイちょっとはわかってくれたかな。それと結衣のアクションが今回は結構痛快だった。

    このシリーズの結衣の仲間たちはぱっとしない感じの冴えないおっさんたちなんだけど、本編には出てこなかった連中なわけで、それも当然で、シリーズ後半に死んだりしないと本編との整合性が取れないから、そこも予測しちゃうと辛いよね。

    いつものトンデモ科学は今回も張り切ってて、電子レンジでEMPとか、車を止めるほどのトリモチ的なシーラントとか、覚醒剤の依存が始まる前に解毒する仕組みなんかはそれが全部ドラッグストアで揃うとか全然ありえないんだけど、前回よりは楽しめたかな。あと謎のIT技術の解釈とか無限に突っ込める。

    途中で出てくる20歳前後の公安の男女って、これ令和中野学校の諜工員候補なんじゃないのか?って思ったけどあっさり死んでたな。軽くクロスオーバーさせたいんだろうなと思いつつ、これ前日譚なのに今日時点の生成AIとかのテクノロジーが出てきたりして時間軸めちゃくちゃだなあと思った。でもまあ最近の松岡作品の中では楽しめたほうだから良しとする。

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    2026年08月15日