松岡圭祐のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ディズニー映画を観ているようなサクセスストーリー。
ディズニーの裏側が妙にリアルだけど、フィクションらしい。
ディズニーリゾートの裏側で働くキャスト達のお仕事小説。
ディズニーランドで働くことに憧れていたバイト君の出勤初日からの3日間を描いています。
実際にディズニーランドに行ってる時に読み進めてました(笑)
より一層ディズニーランドが好きになったし、キャストさん達の苦労も想像してしまいました。
基本的にディズニーの裏側は秘密なので、ほぼフィクションだと思うけれど、読んでるうちに忘れてしまうぐらい描写がリアル!(想像の範囲内で)
どうやって取材されたのだろう…
続編も気になるところです。 -
Posted by ブクログ
松岡圭祐『八月十五日に吹く風 改訂完全版』角川文庫。
史実に基づく戦争小説。2017年に講談社から刊行された文庫を加筆修正した完全改訂版。
今年は太平洋戦争の終戦から80年にあたり、様々な戦争関連小説やノンフィクション作品が続々と刊行、復刊されている。本作も恐らくその1つなのだろう。戦争の記憶が失われていく今こそ多くの日本人がこの作品を読み、戦争の悲惨さ、戦争を巡る多くの矛盾、日本人としての矜持を知って欲しい。
さて本作であるが、戦後のアメリカによる日本の占領政策を大きく変える切っ掛けとなった日本の作戦が描かれる。アメリカは日本人を生命を軽視し、軍の命令により玉砕に向かう野蛮な人種と考え -
Posted by ブクログ
令和にもあるのか!
中野学校!
要は、スパイ養成機関やな。
ググると
陸軍中野学校とは、大日本帝国陸軍が秘密戦(諜報、防諜、宣伝など)の専門家を養成するために設立した軍学校です。
「性善説に則り、犯罪加害者に甘く更生を促す一方、犯罪被害者に対しては、寛容と忍従ばかりを求める。そんな日本の司法には本質的欠陥がある。法を遵守する者が、なぜ法を守らない者より、貶められ苦し
まねばならないのだろう」
何か、仕事人国家版って感じ。
東大の受験に失敗した華南に、犯罪者の手が…
でも、それはある組織が仕組んだもの。そう、スパイ組織である中野学校が!
しかし、めっちゃ人手不足やん!まぁ、このご時世に諜 -
Posted by ブクログ
ネタバレシリーズ第3巻の完全版、内容や登場人物には薄らと記憶がありましたが、細部は曖昧だったため、改めて新鮮な気持ちで楽しむことができました。ただ、今回の読書では少し疲れを感じたのも事実です。その理由を考えてみると、どうやら作中に登場する文科省のキャリア官僚たち、特に幹部クラスの人物たちの姿勢に強い違和感を覚えたことが影響していたようです。あまりに現実離れした自己中心的な言動に、どこを向いて仕事をしているのかと憤りすら感じました。最近、こうした理不尽な振る舞いに対して敏感になっている自分に気づかされます。それでも次巻への興味は尽きません。しばらくは、心にやさしい物語を挟みながら、再び本作の世界に戻る日