松岡圭祐のレビュー一覧

  • ミッキーマウスの憂鬱

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    ディズニーキャストへの憧れが叶った後藤、
    フレッシュさと、と行動力に圧倒された。

    キャストと言え、世間では「フリーター」という点で、社員の会話に首を突っ込んでいく姿は、
    痛々しくも幼気で羨ましくも感じた。

    私も初めてのアルバイトでは後藤と同じように、たかがアルバイトなのに頑張りすぎだと言われる側だったので少し恥ずかしい。

    でも、20歳前後の漠然とした万能感で働けていた恵まれた人間関係や環境に、今となれば申し訳なさというより感謝の気持ちでいっぱいだなぁと、メラメラしていた後藤のおかげで振り返ることができた。

    本社やパークをRPGのように突き進んでいき、知られざるディズニーランドの裏の姿をどんどん見せられていく感覚が刺激的でした。


    【本音】
    後藤、痛い。
    登場人物のキザなセリフ、苦手。

    社会人になり、売り上げばかり気にしてしまうようになるとディズニーの幻想的な部分よりも現実的な本社の冷たい人間の方に興味があった。

    ディズニーの世界観を大切にしている準社員VS上層部に媚びて出世だけを大切にしている社員(一部)の構図、好きだった。

    ただ、ミッキーマウスに扮する専務中村さん、、あの地位が一番怖い。決定権があるってすごい、、
    誰よりも現実的であるにも関わらず、準社員に共感するフリができるっていうのが、もうミッキーマウスなんだよな。

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    2026年02月16日
  • 特等添乗員αの難事件III

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    那沖のDNA鑑定が否定で出たり、母:真尋が沈黙を守っている所などから最後の結末がどうなるのか興味深かった。
    真尋が沈黙を守っていた理由や一人の政治家の子供の出生に関してあれほどスキャンダルになるのかは現実的に疑問であった。
    ストーリー上、仕方ないのだがちょっと背景の設定は甘かったように思う

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    2026年02月15日
  • 万能鑑定士Qの推理劇 III

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    最初から主催者:周正夫や代理人:史部は胡散臭さ満載で参加者の中に黒幕がいることは容易に予想ができる。最後の謎解きまでこのツアーの目的や黒幕の正体は最後までわからないようになっており、贋作者:錦織が巻き込まれた謎のツアーの展開と莉子&恵玲梨が彼の足取りを追う展開が上手くマッチしていた。
    頭に血が上ると暴言を吐く、恵玲梨のキャラクター設定は中々良かったと思う。錦織と合わせてどこかで再登場してもらいたい

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    2026年02月15日
  • 高校事変

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    令和中野学校に優利結依が出てくるから、高校事変も一冊読んでおこうと思って読んだ。一冊読んだだけだとまだ何も分からないなって感じ。時事ネタを織り交ぜつつ戦闘ものを書く松岡圭祐の真骨頂。故にマンネリな気もしてしまう。ただ、読めば面白い。

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    2026年02月15日
  • ミッキーマウスの憂鬱ふたたび(新潮文庫)

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    間違いなく引き込まれる面白さとか前作読者へのファンサ嬉しいとかちゃんとあるけど魔法の箒とコスチュームを取り上げられてから最後までずっと悲しかった…やっぱりこれはお仕事小説なんだよなぁ…地に足つけてさ…地道にやってく良さをみせるよな…やっぱり家族には動画じゃなくちゃんとパフォーマンスを観て欲しかったよ…そうでなくてもスピーチして欲しかった…

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    2026年02月14日
  • 令和中野学校

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    最近の松岡さんのシリーズは孤独なヒロインが多い気がするけど、珍しく「仲間」で戦うシリーズだった。
    このタイミングでこの種類のシリーズが出てくるということは高校事変にもリンクするのかな。

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    2026年02月12日
  • ミッキーマウスの憂鬱

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    ミッキーマウスと表題に入れて、東京ディズニーランドを舞台とした小説って書いていいんだ、というのが第1の感想。あくまでフィクションということでね。
    松岡圭祐氏の本は子供の頃から千里眼シリーズを読んでいたけど、大人になってからは久しぶりだった。仕事バキバキできる猫っぽい美人じゃない人が主人公なだけで珍しいなと思う。
    ストーリーはわかりやすい勧善懲悪系、会社の上層部は腐っているというよくあるパターン。短いし、現実ディズニーの番外編だと思うとさっくり読めていいと思う。

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    2026年02月11日
  • 続タイガー田中

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    007パスティーシュ続編、松岡圭祐は同様の作品がいくつかあるがどれも傑作である(記憶・記録してみる)
    ①シャーロック・ホームズが伊藤博文と(裏明治史)
    ②アルセーヌ・ルパンが明智小五郎と(黄金仮面再解釈)
    ③ヒトラーの試写室(プロパガンダ映画・試写、別の素顔)
    ④黄砂の龍城(進撃)(義和団の乱を視点を変えて新解釈)
    ⑤八月十五日に吹く風(終戦の日、もしも・・・)
    ⑥ウクライナにいたら戦争が始まった(リアルすぎ)
    共通するのは実際の事件・出来事と虚構の物語ではあるがシャーロキアンの様にヲタク的に物語を読み込み両者を邂逅させてしまう小説家の遊びなんだよね
    本書はドクター・ノオと執筆中に作者急逝となった黄金銃を持つ男、を作中に放し飼いにして東京五輪と中国の核開発の背景にジェームズ・ボンドが仇敵と渡り合う

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    2026年02月10日
  • タイガー田中

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    007パスティにーシュもの、松岡圭祐は執筆の前提となる人間関係や事件の年代(と当時の世界で起きた事件・出来事)を種明かししてくれる、本書はレミング原作『007は二度死ぬ』のラストで①ボンドが火山の秘密基地でブロフェルドと対決して大怪我を負って記憶喪失になる②次の原作『黄金の銃を持つ男』では、突然ジャマイカに現れて記憶を取り戻しているが、その間の半年間が一切描かれていない(原作最大の矛盾点と松岡が考えた)この「空白の半年」を日本でボンドが失踪していた期間と設定、それからは細かな原作の小ネタ(オマージュ)が散りばめられているが、生憎の事に原作不案内で面白さが半減ですが、宿敵も「実は死んでいなかった」として共演をするし、タイガー田中(三船敏郎?)の娘を登場させて主役の人生を深掘りして見せることに成功、イアン・フレミングの未発表作品的な続編を産みだした

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    2026年02月10日
  • 高校事変 21

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    とうとう21まで来た。
    あと2巻でシリーズは終了する。
    相変わらず容赦なしに人の命が奪われるし、悪が蔓延るのは気分が悪い。
    その中で、迷いがなくなった瑠那の強さは少し気分が晴れた。
    結末が気になるし、読みやすいので23巻まで読むと思うが、ただの物語だと思っていなければ‥。
    感情移入するとしんどいなあ。

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    2026年02月06日
  • 万能鑑定士Qの短編集II

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    ネタバレ

    前回に引き続き5編からなる短編集
    それぞれテイストは異なるがストーリー自体はそれ程深くないため、気軽に読めそれぞれに良さが出ていた。
    展開は分かりやすかったが華蓮が久しぶりに登場する2話目は痛快であった。
    3話目はある男の行方不明事件と映画のエキストラがどのように交錯していくのか良かったし、4話目も最初の違和感をしっかり回収していた。

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    2026年02月01日
  • 万能鑑定士Qの短編集I

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    ネタバレ

    莉子が派遣先の質屋で起こるトラブルを解決しつつ信頼を得ていく。
    小笠原との間にライバル瑠美も登場するがこの短編集の中で終結してしまうので若干肩透かしをくらった感もある。
    各事件自体は相変わらず様々な知識を駆使してのもので感心させられる。気軽に読める短編集として良い出来である

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    2026年02月01日
  • 特等添乗員αの難事件 I

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    ずっと積んでいた一冊だったけれど、読み始めたらあっという間。テンポの良さは「万能鑑定士Q」と同じで、一日で読み切れる軽さがありがたい。

    ただ、主人公・浅倉絢奈の立ち位置は莉子とはまったく違う。ラテラル・シンキングという圧倒的な才能を持ちながら、そのせいで偏見を向けられる場面も多くて、読んでいてコレはキツイと感じる場面もありました。莉子が温かい環境で育ったのに対し、絢奈は真逆で、その対比がかなり効いている印象。

    とはいえ、直感で真相を切り開く爽快さはやっぱり気持ち良い。疲れている時に読むとスッと頭が軽くなるタイプのミステリ。

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    2026年01月26日
  • マジシャン 最終版

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    詐欺師の里親を持つ天才マジシャンの沙希。
    仕事に打ち込むあまり家族とすれ違いの生活環境になる刑事の舛城。
    この接点の無さそうな2人が、マジックを使った事件の操作で知り合い協力しながら解決していくお話!

    まず、普段テレビで見た事あるマジックのタネやトリックが解説されているが、余りにも単純だったり意外なトリック使われてて勉強になりました!
    そして、それらを使い詐欺を働く犯罪の内容にも驚きでした!

    この作品はマジシャンならではの視点と推理が面白く、驚きやなるほど!となる答えが好きになりました。
    また、謎解きだけでは無く、沙希が1人のプロマジシャンを目指し成長していく姿は応援したくなりました!
    個人的には、詐欺とマジックの掛け合わせは騙す為の技術が詰め込まれていて、地の文や台詞関係なくワクワクしながら物語を追ってました!

    全体的には、やはり関わりや知識の少ない分野のお話なのでイメージ固めるのは難しく感じる所もありましたが、逆に知らないからこそ想像が膨らんで楽しめた部分もあり、誰でも楽しめそうな作風になっていたのが凄かったです!

    何より、騙し騙され、それでもこの人だけは!と信じたくなる登場人物達の心理は現実味が凄く、『だよね』と声出して共感しました(笑)
    面白かったのでマジック等好きな人は是非読んでみてください!

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    2026年01月25日
  • JK V

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    ネタバレ

    JK5というより優莉匡太 高校事変 劃篇 2。匡太の人を引き付ける能力と天真爛漫さで紗奈を篭絡していく感が否めない。自称公安の昌谷にしても鴻巣にしてもどこまでが本当の事で嘘なのかも解らないし、紗奈を自分のものにしたいがための匡太の自作自演と言う線も見え隠れする。中野学校も絡んできたのと日登美も登場(ただし小6)。小6って高校事変23巻の何年前の話、そして紗奈は23巻時点で何歳。それともう一つ、紗奈って巻が進むにつれ弱くなってるような、もっと不死身感と手刀で首を吹っ飛ばすサイボーグ感があったのだけれども。

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    2026年01月24日
  • 特等添乗員αの難事件 II

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    ネタバレ

    絢奈が強盗事件や姉:乃愛が巻き込まれた機長の急病事件、香港に逃亡した政治家の資金管理団体のスタッフの行方を追うなどのトラブルに巻き込まれる。
    全てにおいてラテラルシンキングで乗り越えるものの、ストーリー構成はやや浅い。その分、あまり深く考えすぎずに連続ドラマを観ているような感覚で絢奈の活躍を楽しむのが良いのだと思う。
    カジノチップの話や強盗団が逮捕される場面など随所で伏線が効いているのは読者として嬉しい限りである

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    2026年01月17日
  • 万能鑑定士Qの推理劇 II

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    ネタバレ

    オークションハウスを利用した詐欺事件の全貌はやや分かりにくい面もあったが、あまり深く考えずにポイントだけを押さえていけば腑に落ちてくる展開。
    最初は莉子の能力を見くびっていた杏樹や蒼依、隅山などが莉子の能力を認めていく行はいつもながら爽快であった。
    最後の漢那親子の結末はバッドエンドであったが、時にこういった世知辛い終わり方も小説の中であれば意外性があって良いと感じた。

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    2026年01月16日
  • ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論 IX 人の死なないミステリ

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    杉浦李奈の推論シリーズ第9弾です!

    今回は岩崎翔吾の件で因縁がある、鳳雛社の編集者から執筆依頼が来てというお話し。
    鳳雛社は文芸一筋の老舗で、作家憧れの出版社。

    今回はなんか全体的にドタバタしていて、それに振り回されてコメディみたいでした。

    人の死なないミステリってそういう事かって感心しました。

    私は個人的にお涙頂戴的なお話しは苦手です。
    なんで死んじゃうんだよって、こんなに頑張ったんだからハッピーエンドでいいじゃんって思っちゃうんですよね。

    苦手とか言いつつ読みますけどね。そんな話も。
    そしてミステリは殺人事件が起きる方が好きです。
    日常系ほっこりミステリも読みますけどね!

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    2026年01月09日
  • 高校事変 13

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    感想
    凛香が主役と思いきや、瑠那に座を奪われている!?

    そしてまさかの矢幡元総理が黒幕!?雲英も悪の予感。

    そして、異次元の少子化対策って、経済じゃないんだからw


    あらすじ
    凛香は日暮里高校に入学した。同学年には妹で余命いくバクもない瑠那がいた。彼女は神社で育てられ、身体も弱かった。

    一方で世の中では女子高生を狙った全裸殺人事件が多発していた。女子高生を誘拐して、子を産ませるマシーンに仕立て上げていたのは、恒星天球教の尊師だった奥田医師だった。彼は天才児を作り出すべく。少子化担当大臣と結託していたのだ。

    瑠那は実はこの天才ベビー計画で産み出されていた。中東で幼少期を過ごし、戦闘の才に秀でていた。凛香と協力して、奥田の計画を潰す。

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    2026年01月07日
  • ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論 VII レッド・ヘリング

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    杉浦李奈の推論シリーズ第7弾です!

    李奈の本の評判も順調で新居に引っ越しをした途端に、嫌がらせが始まり‥。

    古い聖書と国家的秘密まで絡んだ推理。

    嫌がらせが、理不尽すぎて悲しくなった。
    いつもの推理と違って李奈が蔑められているのか、嫌でした。

    せっかく小説家としてもうまく行きそうなのに。
    李奈は強くなってるけど。

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    2026年01月07日