松岡圭祐のレビュー一覧
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2025年。実は初めて読んだ作家さん。昔千里眼シリーズがおもしろい、ときいたが読んでない。でも毎年のこのミスに、隠し球投稿しているのは知ってる、だけだが。
中野学校は京極堂が戦争終わりまでいた組織。それの令和版のよう。
高校を卒業したくらいの年齢の男女が、超法規的対処の名のもとに日々訓練し、殺戮を繰り返すのだ。
そして台湾有事兆候。中国側の野望?を無事収めたのであった。
千葉ニュータウンってバブルはじけて開発途中だったのね。チバリーヒルズだけじゃなかったのね。
で、Z世代がこれからの日本を救うって物語なのかな?ティーン向けかもしれないが、ワタシも楽しい読書でした -
Posted by ブクログ
【天気よりも読みづらいヒトの心】
気象庁と民間気象予報会社の予報が食い違う。その予報を信じて登山した非行更生プロジェクトの中学生たちは集団遭難に巻き込まれてしまう。さらに瑞稀の上司は失踪し、保護者たちは損害賠償請求を起こすなど、事態は複雑さを増していく――。
民間気象予報会社の予報的中率の裏側に迫る今作。まぁ大前提の女子少年院の中学生たちに登山をさせて更生を促すという設定が引っ掛かりますw(ただ、そこが気になり始めると話が進まないので、ある程度割り切って読みましょう)
真相が徐々に明るみなっていくと同時に、出てくる詭弁。これがまた多いのなんの。プロジェクト推進側も、損害賠償を求める保護者も、民間気象予報会社も、それぞれがもっともらしい理屈を掲げながら自分たちの利益を1番に考えている。正直これは読んでいてページをめくる手が重くなるほどでした。
一方で、本作は親と子の関係にも焦点を当てている。特に瑞稀の父親の言葉は印象深く、娘を思う気持ちが真っ直ぐ伝わってきた。金銭目的で動く保護者たちとの対比も鮮やかで、本作の大きな見どころの一つだと思います。
ミステリーとして読むよりも、人が何を守ろうとするのかを描いた人間ドラマとして読む方が楽しめる作品だしょう。 -
Posted by ブクログ
なんだよ高一事変って。高校事変の続きを書いてください松岡先生。そりゃやっぱり結衣を主人公にしたいだろうし、ファンも喜ぶと思うけどさ。とはいえ安直過ぎないか?しかも事変イチ面白くなかった。
特に結衣の作る様々な手作り兵器の描写が、ギリギリできそうかな、のラインを大幅に超えていて荒唐無稽すぎて引いた。電子レンジは核融合炉と同じ原理ではないのは素人でもわかるし、プラズマビームが出せる波動砲なんか作れない。て言うかコンビニになぜアルミ粉が売ってるんだよ?画材コーナーとか無理がありすぎ。同様にアンモニアとヨウ素混ぜただけで三ヨウ化窒素はできないし、そんなに簡単に爆発しない。澱粉溶液は確かに非ニュートン液かもしれないが、それと打撃のダメージを減らす事は別だろ。キュウリのピクルスも電池程度ではそんなに光らない!アセトンと五硫化リンで悪臭、って、なんでそんなものがあるんだよ????毒の沼地のフルオロアンチモン酸でドラクエ1の竜王と同じ、って、そんな人間が溶けるような酸が産廃だけでできるわけねえだろ!!!!
しかも敵役がショボい。なぜだ?いつもの高校事変テイストなのになんでこんなに楽しめないんだ?飽きてきたのか?いや、やはりなんとなく作者のほんの少しの怠慢が原因な気がする。もう少し凝ってくれてれば…と最高に残念に思った。
いつものノリで楽しめない何かほんの少しのズレ、かけ違いがあったんじゃないかと思う。登場人物や展開などの構成要素は同じなのに、こんなに楽しめないのが不思議だった。やはり飽きたのか??星3… -
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ひさしぶりの『高校事変』。
少し開きすぎたような…
いよいよファイナルへ。
総理官邸が破壊され、カオスと化した日本。
優莉匡太は半グレ同盟を指揮し、やりたい放題。
凛香と瑠那は、関西万博跡地へ。そこにはカジノのための学校が…
一方、結衣は治安維持部隊にねらわれながらも…
セミファイナルだからなのか、優莉4姉妹と父・匡太との大がかりな衝突はなし…
なんとなく物足りなさを感じる。
他のシリーズの登場人物があらわれ、つながりがあるのかどうだか…
なんだかややこしい…
今までを考えるとそこまでつながりはないんだろうけど。
セミファイナル、という割には盛り上がりに欠けるような…
本当に『高校事変24』で完結するんだろか⁇
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Posted by ブクログ
【教科書は変わっても、ヒトの性は変わらない】
シリーズ第三弾。
栃木県北部の村で地震により巨大な「人面岩」が出現。さらに近隣地域では、地磁気逆転を示す鉱石が発見される。もし事実なら教科書の内容すら書き換えかねない大発見。瑞稀たちは、その真偽を解明するため調査に乗り出す――。
題材は非常に壮大で、地球の歴史そのものに関わる内容。しかし正直なところ、事の重大さは理解できるが自分事としては少し捉えにくかった。地磁気逆転が77万年前なのか75万年前なのかと言われてもね...サイエンスミステリーならではの特徴であり、人によって好みが分かれそうな作品だと感じた。
一方で、真実よりも組織防衛を優先しようとする官僚たちの姿は非常にリアルだった。責任逃れ、キャリアへの失点と懲罰人事。保身とそれぞれの思惑が絡み合うことで、本来追求されるべき真実が歪められていく様子は見応えがある。
人面岩や地磁気逆転よりも、個人的にはむしろこちらの方が印象に残った。組織の論理と真実の追求は、必ずしも一致しない。それが現実ということなんでしょうね。