松岡圭祐のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
鳥にウィルスを拡散させるというテロが
なんとF1レーサーのチームにいるという
F1レーサーになってくれないかという無謀な願いにも岬美由紀は臆することなく。
その鳥というのが、渡り鳥で、
シンガポールから、日本へと渡る鳥を標的にしていることが分かるのだ。
富士スピードウェイ、日本GP決勝から始まるその戦い。
岬美由紀のいるところに、事件あり。
大雨の中で行なわれる、決勝。
アクセスも悪い会場には、大勢の観客。
岬美由紀が出場するとあって、その客は、ふだんより沸いている。
そして落雷。
レースを棄権してでも、人を助けようとするのが岬美由紀。
なんと大型バスを運転しだすのだ!
しかも、ほかのレーサーたちも、レースそっちのけで
美由紀にならって、観客たちを優先に助けようと、動き出す。
そして、舞台はいよいよシンガポールへ。
同じ日本のチームの専光寺。
思わず心を許しそうになってしまう、これまで出合ったことのない男性のタイプ。
心揺れる美由紀。
けれど、その実態は!!!
けど、これまでのストーリーとは、ちょっと違って、
スピードをゆるめた感もあった。
きっと、それは、岬美由紀が少女の頃に負った傷を正面から
受け止めてからの、その後のストーリーだから、
あえて、これまでとは、ちょっと違う美由紀になってるんだと思う。
ここに、「キネシクスアイ」に出てくる、【ノンクオリア】って組織。
なるほど、ここから既に、リンクされてるのか!と。
ほんとに深い、千里眼。
浅く読むのも、深く読むのも読者しだい。
いろんな楽しみ方ができる千里眼。
岬美由紀。
実物に会ってみたい・・・・・・ -
Posted by ブクログ
くぅうう!
やった!
きた〜!
「ブラッドタイプ」を読んだときに、すでに岬美由紀と、一ノ瀬恵里香は、
つながりがあって。
いったい、どこで繋がっていたの〜!!?と
知りたくてたまらなかったのだ。
恵里香は、両親を事故で亡くしているんだけど、
この事故に関わっていたのが、美由紀の両親。
そこが、詳しく、この2冊目には描かれているのだ。
1作目で、みごとにベンツを大破させてしまった恵里香は
それでもベンツにこだわり、
中古で入手。
ところが盗難されてしまって、
追いかけていくうちに、とんでもない事故に巻き込まれ
PTSDとともに、恵里香の精神状態は極限まで追い込まれ
助けたネコが喋るように見え始め、
これ、「ドリトル症候群」っていうらしいんだけど、かなり重症な状態らしい。
ってことは、ドリトル先生は、かなり精神的に病んでたのかな?と
余計なことも考えさせてくれたりして。
それでも臨床心理士だった恵里香は、なんとか自分の精神状態を把握し
コントロールし、
死を目の前にして、
がんばる。
なるほど、深田恭子を主演にしたミステリーを探していたときに
この物語がピンときたというホリプロの方。
まだ映画版は、見てないけど、フカキョンなら、この恵里香を
みごとに演じきるだろうな〜と
途中から、恵里香の声が、フカキョンの声で聞こえてくるような錯覚さえ
おきてきましたから。
で、この2作目では、まだ岬美由紀との対面は、果たされてないんだけど。
これはクラシックシリーズへいかないとダメかなぁ。
どこで繋がるんだ???? -
Posted by ブクログ
小学館版を読んだ時から約3.5年経っており、お話のディテールは忘れていたものの、おおまかなあらすじは記憶にあったので、意外性とかハラドキ感はなし。それでも引き込まれて読みたくなるのは、さすがの松岡エンターテインメント。
ただ今回は、小学館版との違いがほとんどなくて、唯一クラシックシリーズとしての整合性の面で細部のつじつまあわせやってるだけじゃん。。。といった印象もあって、読感としては、小学館版を読んだ時のそれをそのまま転載しておくこととします。
>松岡ワールド三大シリーズ主人公の揃い踏みエンターテインメント小説として、安心して楽しめるお話でした。また人間物語としては、藍河という嵌められた元刑事が新たな登場人物として光っていました。
ただ今回の悪役は、いまひとつ迫力が不足していて、もうひとつバックに、メフィストあたりを絡ませてくれていたら、もっとハラハラドキドキ物語にもなったんじゃないかと思います。
(2009/1/22)
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Posted by ブクログ
いきなりフランス軍機の機体の異常を見つけて
陸から車で誘導して、安全な場所まで誘導してしまうという
ちっかかりから、岬みゆきらしさ満載!
場面は、F1のレースにかわったりするのだけど
どうやら、ガヤルドって車を操りながら軍機を誘導してしまうほどの腕の岬みゆきなら
F1に出てしまっても違和感はないだろう。って?
なんと、レース会場からウィルスがばら撒かれるという情報が政府に入り
それを阻止するために、岬みゆきにF1に出場して犯人を見つけてほしいと頼むのだ。
鳥インフルエンザ、わたり鳥を利用してのウィルス散乱。
しかも、次の国はシンガポール、
そのわたり鳥の行き先は、【日本】
さあ!どうする!!
ってところで、上巻終了。
けど、ここまで読んでて、なんか、これまでの「岬みゆき」と違うことに気づく。
私がずっと読んで来たシリーズは「小学館」のほうで旧作シリーズなのだ。
角川文庫から2007年あたりから、ぞくぞく新シリーズとして出てる千里眼シリーズ。
これは、もしかして、まったく違うものなのかも・・・・!!!!!と、
慌てて、新シリーズを探しにいきました。
そっちを先に読んでから、シンガポールフライヤー下巻に
進みます -
Posted by ブクログ
えーと、「催眠」が、全然、わたしにはあわなかった松岡圭祐です。
次があわなかったら、バイバイしようと思って「千里眼」を読み出そうとしていたのですが、角川の方で、新シリーズがはじまったということで、最新作の方が面白いだろうということで*1、こっちを読み始めました。
で、感想ですが、これは面白かったです。
まあ、やっぱり、キャラクター的にしっくりはこないところもあるんですけどね。主人公が、女の子(?)だから採点が甘くなっているのかもしれませんが。
相手の思考を表情から読み取るというのは、「催眠」に比べれば確かにリアルになったのかもしれませんが、あり得ないままです。
だいたいにして、人に本当に「そんな感情があって」、「そんなことを考えている」というのは、実は本人以外にには知りようがない(というか、本人にすら知りようがない)。
その表情が、その感情を表しているとしたら、それは、「その表情」と「その感情」が、イコールで結ばれているわけではなくて、「その表情」をする感情を総称して「その感情」という名前で呼んでいるにしかすぎないのです。
えーと、あんまり上手に説明できないなぁ。
まぁ、ある程度は統計的には大雑把な感情はわかるかもしれないけれど、思考まで読み取ることは無理ということです。
にもかかわらず、コレが面白かったのは、「千里眼」と呼んじゃうことで、もうそういう理屈はすっとばして、「超能力」なんだということをわたしが理解したからだと思います。
そう、これは、筒井康隆の七瀬と同じような超能力者の物語なのです。
しかも、普通、そういう超能力は、人にはばれていけないのに、世間的に有名になってしまっている。思えば、けっこう悲惨な状況かも。
でも、それにもほとんどめげず(このあたりに、わたしの共感を阻むものがある気がする)、事件を解決していく。
頭脳派なだけではなくて、肉体派のヒロイン。
今、女・九十九乱蔵という言葉が、閃きました……。いや、乱蔵の方が、もっと深いんですけど。
ということで、小学館のシリーズではなく、この角川のシリーズに、しばらくの間つきあってみようと思います。