松岡圭祐のレビュー一覧
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感想
もう高校3年になり、田代ファミリーも潰したが、勇次が残る。勇次との戦いが続くのか。いつまで制服なのか。
あらすじ
優莉結衣は高校3年になり、泉ヶ丘高校に復帰していた。組織が弱体化した田代ファミリーは結衣に懸賞金をかけて、命を狙ってくる。
起源の0時以降に結衣を殺したものに12億円払われるという。結衣は痕跡から教師の伊賀原が核爆弾を作ったと察知して、結衣の命を狙うものを利用して爆弾を探す。
工業高校の地下にあったのは核爆弾だった。直前で起爆装置を結衣は停止する。田代親子は、金主から狙われると、勇次のファンミーティングのフェリーで国外逃亡を企てる。結衣はファンミーティングに乗り込み、 -
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いや高校事変シリーズイチ面白くない巻だった!特に大きな出来事も起きなくて主人公たちがダラダラ移動するだけで何もワクワクしない。そんで過去キャラとか他作品からの組織とか出てきて今更この世界観に他作品の要素持ち出されてもな… ってなるし、悪役の優莉匡太もなんかただの性欲オヤジになってて影が薄いし、そしたらわけわからんネキとかを突然仄めかし出すわ… って、大阪で独自通貨が発行されてるってこの世界では何年経ってんの?まだ結衣がハタチくらいだろ?ちょっと適当すぎるよなあ。そんでラストはそれかよ!お前ただJKの世界と繋げたかっただけか!と興醒めしてしまったー。まあ次も読むけどさ。
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感想
軍事兵器とハイジャックを書いてみたいからできたような作品に見える。
あらすじ
優莉結衣は沖縄に修学旅行に来ていた。そこで地元のヤクザの貧困ビジネスを実施しているところを目の当たりにして、そのヤクザを潰す決意をする。
結衣は権晟会の幹部がいるところに乗り込み、壊滅させる。権晟会のチンピラだった庄市と事務所に向かい、米軍基地の兵器格納庫に向かうに便乗して米軍基地内に乗り込む。権晟会は米国基地にいる民間軍事会社から武器の横流しを受けていたのだった。
海軍のクレアは民間軍事会社の不正を調べにきていたが、基地内で女子高生の死体を目の当たりにして、殺されそうになったところを結衣に救われる。基 -
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ユニークな本
小説作法うんぬんよりも、つねひごろ妄想して小説力を上げようといふ珍しい本。
意外に感心した。
書いて消すをくり返すとたいへんだけど、脳内で書いて消すのは一瞬でできるとあって、なるほどなとおもったのだ。
後半はもっぱら儲かったらどうなるかとか。版権や映画化、メディアミックス、編集者、印税。に焦点が当ってるので、儲かってないひとの役には立たない。
松岡圭祐の本は2冊読んだことがあり、万能鑑定士Qなどはおもしろかった。このひとはデビュー作から100万部達成してしまって、たいへんだったんだな。と言葉のはしばしから伝はってくる。
でも、ふつうの作家は100万部達成できないの -
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感想
これまでに出てきたキャラも加わってのゲリラ戦。結衣の周りは治安悪すぎだろ。
今回は結衣のランボーじゃなくて、仲間を教育して戦わせるスタイル。結衣の妹にも期待したが、そこまで期待した程でもなかった。
あらすじ
優莉結衣は、暴力シーンをビデオに撮られたことで葛飾東高校から、問題児が集まる塚越学園に移る方向で話が進められる。
塚越学園は、精神科医の角間と国が共同で作った学校だった。結衣は塚越学園に見学に行く途中で武装勢力に襲われて拉致される。
結衣が連れてこられたのは、東南アジアにあるある島だった。校長のヒソがミャンマーの残党兵を束ねる。結衣は学園の内情をそれとなく探っていく。
そ -
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感想
ランボー再び。今回はメインの主犯よりも何故か枝葉の暴力団とのバトルがメインだったような。。。
あらすじ
武蔵小杉事変の後、優莉結衣は葛飾の施設にいた。ある日、同じ施設にいたナナミが行方不明になる。彼女は、施設に妹の理恵といるために売春をしてお金を施設に入れていた。
JKビジネスに無理矢理行かされたところでタカダと名乗る男に連れ去られる。結衣は、手がかりを追い、JKビジネスの元締めからタカダこと、辻館の情報に辿り着く。彼はこれまで女子高生を呼び出し、31人もを殺害していた。
結衣は辻舘の父親からJKビジネスの元締め、それに繋がる暴力団事務所に乗り込み、壊滅させる。最後は、辻舘を殺し -
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ネタバレ探偵のノウハウが披露されるが、少々怖かった。監視対象になったら、こんな風にすべて暴かれていくのだと思うと。
ここで描かれているのは、推理小説の華々しい名探偵像ではなかった。鋼の意志を持った女によるハードボイルド小説だった。
ストーカー殺人の被害者となってしまった妹の痛ましい事件を読み進めるうちに、穏当な人生を捨てて探偵社へやってきた玲奈の気持ちがわかるような気がした。事件の描写が現実的なため、本当に心を痛めてしまう。これからの人生全てを妹に捧げる覚悟だったのだろうと思うと、言葉も出てこない。
探偵たちの中にも正義と悪が混在していて、だからこそ人を見て信頼するというのはあるのかなと思った。須磨社