あらすじ
次々と脳裏に蘇る抑圧された記憶の断片。高校時代の初恋から防衛大学の首席卒業まで、岬美由紀が大切にしてきた思い出は、すべて偽りだというのか。どうやら、過去がフラッシュバックしたようだな……。そう言って現れた、あの男が告げた衝撃の真実とは?! あの日、本当は何が起こったのか。千里眼シリーズのメインキャラクターが一堂に会して美由紀の消された記憶の真相に迫り、その正体を解き明かす究極の問題作!
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Posted by ブクログ
美由紀と藍を助けに向かった伊吹と外務省の成瀬。常識やぶりな方法で瀕死の美由紀わ助け出す。そこで明らかになる美由紀の過去と記憶の改竄。なんと友里の手術により、最も辛い過去の記憶を消されていたことを知る。自暴自棄になった美由紀を励ましたのは、なんと、あのダビデ。美由紀はみずからの未来のために、自分の過去と向き合う決心をする・・・
ダビデも嵯峨も成瀬まで出てきて、大満足!救出の場面は笑えた。
Posted by ブクログ
謎がとけ美由紀の正体が分かると
今までの、良い子だけど、ちょっと鼻持ちならない
そんなイメージが払拭された。
ギューと抱きしめてあげたい。
って、それだけで終わると、この★の数にならないんだけど
裁判長の判決で、シリーズ初の「涙ポロリ」だったので。
で、このシリーズ全体通して思うのは
スピード感があるってこと。
1章1章に全力投球の文章ってこと。
情報量が半端ないってこと。
物語だけではなく、知識の蓄積にもなる。
すごいよ。
( ・_ゝ・)<壮絶な過去が明かされた!涙の結末!
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相模原団地へとやってきた、みゆき。
一緒に待ち合わせをしていた、藍。
しかし、みゆきと落ち合えない、そして、そこには変わり果てたみゆきの姿が。
事件の真相をたどっていくうち
みゆきが4歳の頃の記憶へとたどり着き、
そのキオクから辿って、核となっていた「榛名」へ。
みゆきの元カレ、伊吹と一緒に起こす、射撃乱射劇場は、読んでて、アタマの中で、しっかり映像化。
ものすごい迫力・・。
すべての事件が、みごとに繋がっていて、
さすが千里眼。
今までで、最短で読めたかもしれない。
Posted by ブクログ
今になって知らされる岬さんの過去。
大人しすぎる新シリーズ。
今回はテコ入れとばかりに、岬さんと関わりのある男性が登場。
伊吹さんや嵯峨さんの他にも、懐かしのメンバーが。
それにしても伊吹さんの格好良さが際立ってます!
藍ちゃんも頑張りました。
Posted by ブクログ
表紙を開いてタイトルを見ていったときに「結婚式」の文字を見て、もしや・・・と思ったらまさか本当にそうなってしまうなんて!
みんなからもちろん愛されている美由紀だけども、彼女自身にとっての幸せは来るのかしら。
最後に、成瀬さんぐっじょぶ!
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彼女が特に強く反応するのは幼女虐待。
そこには美由紀の失われた過去が大きく関わっていた。
臨床心理士でありながら一挙に暴れてさまざまな事件を解決していく美由紀は法によって裁かれる。最後は裁判官の粋な計らいで終わる。
このところファンタジーを読み続けてきたので、展開にもう一つとけ込めなかった。
作成日時 2007年11月03日 12:52
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タイトル中「正体」の意味が下巻になって、ようやくわかりました。封印された記憶のようなものがあったという事でした。新シリーズになって、そこかしこに伏線のようなシーンはあったんですけどね。本書でようやく一件落着ということのようです。
物語りも終盤になって、忘れかけていたメフィストコンサルティングの登場もあって、新シリーズの次回作がどんな趣向でくるのか期待大ですが、その前にクラシックシリーズが何冊か刊行される模様。それらも一応、チェックしておかねばならんようです。
(2007/11/1)
Posted by ブクログ
<内容>
赤い積み木、相模原団地、そして「私は、処女じゃないわ」という呟き――。「堕天使のメモリー」で暴かれた美由紀の過去に関する謎の真相が、ついに白日のもとに晒される!
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次々と脳裏に蘇る抑圧された記憶の断片。高校時代の初恋から防衛大学の首席卒業まで、岬美由紀が大切にしてきた思い出は、すべて偽りだというのか。どうやら、過去がフラッシュバックしたようだな…。そう言って現れた、あの男が告げた衝撃の真実とは?!あの日、本当は何が起こったのか。
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美由紀さんがなぜここまで勇気あふれ正義感だけでどこまでも着き進めるのか理由がやっとはっきりした下巻。途中反吐が出る描写があり、読んでる側でも身の毛のよだつ思いで、実際こういう子供たちがどこかで助けを求めているのかもと考えるだけで苦しくなります。でもこれがあって今の美由紀さんがあり、今までたくさんの人が助けられそしてこれからも助けられる人もまたたくさん現れる。ダビデの通りいなくてもなんてもう今更戻れない現状で少しずつ進んでほしいと背中を押して応援したくなりました。続きも楽しみです。内心もっとダビデお父さん(?)が出てきてほしいとか思ってるのですが。
Posted by ブクログ
美由紀は何故突如暴走するのか。
本人も知らない過去が今あかされる・・・
千里眼男性陣オールスターとも言える魅惑のフルメンバー集結(笑)
トップスピードでつっぱしるような文章で
あっという間に上下読めます
でもねぇ
突っ込みどころも相変わらず満載!
「ナイナイ」の連発ですw
どちらかというと『書き飛ばした』ような印象かな・・・
Posted by ブクログ
今まで消極的な面の方が多かった藍が活躍したり、伊吹達が戻ってきたりと、読んでいて思わずにやけてしまいました。特に伊吹と美由紀の絡みは、−−−−少しじれったく思いながら、見守る心境です。