あらすじ
美由紀の「千里眼」まで読みとる機械。それは「キネシクス・アイ」と呼ばれるノン=クオリア最新の技術だった! ターゲットのどんな思考や感情も見逃さない“眼”が美由紀を追い詰めていく。能登半島の豪雨は手始めに過ぎなかった。最強の降雨弾の標的は首都・東京! 東京を海中に沈め、100万人以上の犠牲者を出す惨事の襲来。陰謀に気づいた美由紀は止めることが出来るのか! 過熱するノン=クオリアとの戦い。新シリーズ第10弾!!
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
久しぶりに千里眼シリーズ、当初のスピード感と岬美由紀の活躍、伏線とその回収を楽しみました
これぞ、千里眼シリーズの醍醐味!って感じです。
前作「優しい悪魔」が、過去の登場人物オールスターズ出演で決着をつけるためだけに書かれたという印象だったのですが、本作は全然違ってまた新たなストーリーになっていて安心しました。
一番最初の美由紀が小学生だった時の話からグググッとひきつけられ、航空機事故でショックを受け、気象予報士のゲリラ豪雨を100%予報的中させるってのに「なんで?」って思い、今住んでいる浜松でもゲリラ豪雨で臨床心理士たちが立ち往生していて「おおおっ! ようこそ浜松へ!」って思い…。
後半はもうダダダダーーーッとノンストップで読みました。
今回は航空自衛隊と仲良しでしたね。
なんだか今まで勝手に美由紀がひっかきまわしている感じだったので、良好な関係を築いている様子に一安心。
千里眼シリーズ、まだまだ続くのでしょうか?
それともここでひとまず終わりなんですか?
岬美由紀ファンとしては読み終わってしまった感が強くて切ないですが、最終巻にふさわしい盛り上がりだったと思いました。
Posted by ブクログ
下巻はクラシックシリーズの趣。荒唐無稽で派手なストーリ展開でしたが、いつも通り読み物として楽しみました。でも、やっぱり科学的な適当さには引っかかります。
Posted by ブクログ
新シリーズの最終巻。
相変わらずどたばたしつつ、意外な伏線もしっかり回収。
子供時代の話も面白かったです。
岬美由紀シリーズでは、いつでも岬さんは28歳。
でも過去の出来事は残っている。
不思議な世界観の物語です。
でも、そこがとても良かったです。
また会う岬さんも28歳なのでしょう。
Posted by ブクログ
上巻の、ほとんど自慢話としか思えなかった小学生時代の回顧話が、こういう形で結末につながってくるんだとは、まさに意表をついたストーリー展開。さすがの松岡エンターテインメントでした。
それにしても、382.463.45.7 のIPアドレス(P.87)ってのは、わかっててこういう表記したのか、どうなんでしょうねぇ。。。
(2009/12/11)
Posted by ブクログ
ゲリラ豪雨の陰謀と人工的千里眼?キネシクスアイを携えて岬美由紀に立ちはだかるノン=クオリア。が大雑把なあらすじ。
ホッジ予想、フィギア、北備風・・・と伏線と回収がいっぱい。残されたのは両親の死の真相。これは次作へ持ち越しか。
疑問点が3つ。
なんでわざわざ岬美由紀一行をアジトに呼んだのか?邪魔される前に片づけておきたかったしその自信があったからなのか?もう少しで最後のミッション発動だったのだから放っておけばよかったのでは?
キネシクスアイは演技は見抜けないのか?まったく無作為の思考や数字すら読み取ったのに。
学生服切裂魔について。制服買い占めるか盗んだ方が早くないか?
と無粋なことを書いたが、伏線回収と蘊蓄とアクションシーンはいつもどおり。安定して楽しめた。
Posted by ブクログ
美由紀の「千里眼」まで読みとる機械。それは「キネシクス・アイ」と呼ばれるノン=クオリア最新の技術だった!ターゲットのどんな思考や感情も見逃さない“眼”が美由紀を追い詰めていく。能登半島の豪雨は手始めに過ぎなかった。最強の降雨弾の標的は首都・東京!東京を海中に沈め、100万人以上の犠牲者を出す惨事を、陰謀に気づいた美由紀は止めることが出来るのか!過熱するノン=クオリアとの戦い。
Posted by ブクログ
美由紀が相変わらずのスーパーマン。
全ての作品に言えることだけど、正義を振りかざすわりに、車を盗んだり勝手に復帰と除隊を繰り返したりするのは納得いかん。
徹底的にスーパーマンにするんであれば、その辺ちゃんとして欲しい。
自己犠牲の精神も強すぎてさめた気分に。
でも、仏像ロボット相手の大立ち回りはスピード感があって良い。一見無意味に思える、小学生時代の天気図や二足歩行ロボットやホッジ予想がちゃんと組み込まれているあたりがさすが。
なるほど!という爽快感はあったかな。