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Posted by ブクログ
岬みゆき千里眼シリーズには、珍しい学園もの!
なので、とっても、楽しめた〜
いきなり始まる脳外科医師、五十嵐が爆弾をしかけたといい
岬みゆきが、交渉へと現れる。
しかし、逃げる五十嵐、追うみゆき。
この追いかけっこが、いつものごとく、ハンパないスケール^^;
けれど、時間はやってきてしまった。
しかけた場所は、五十嵐の息子の通う、工業高校だと分かるが
岬みゆきが向かったときに、爆発してしまう。
が、そのとき、教師たちは、何者かによって全員外に出されていて
校内に残っていたのは、学生だけ。
そして、何人かの学生たちが、高校を「国」として動かすことをはじめ
イジメを排除し、優秀な人材は、部署を与え、使えそうなアイディアを出せば
出世もできるという、すごい「氏神工業高校国」が出来上がってしまうのだ。
世間では、高校生たちの篭城が大きな話題となり
保護者たちは、学校の外の待機所でオロオロするばかり。
しだいに、その「国」に住むことに慣れてくる学生たちは、
自給自足をはじめ、ライフラインの確保のために、ある生徒がパソコンソフトを開発し
それを売り、食料や、公共料金なども自分たちの国で支払いが出来るようにまでなる。
誰もが、自分には、何が出来るのか、
どうしたら生きていけるのかを真剣に考えたりする生徒たち。
大学受験も、もちろんさせるために、独学で勉強を教える立場になる生徒、
教わる生徒と強力しあい、試験の裏技も伝授!
しかし、重傷者が出てしまったことで、日本との交友が必要となるのだ。
医療施設のない、その国では、病人とケガ人は対処できなかった。。
そこで、日本と交渉。
警察は、乗り込むことを考えたが、
臨床心理士の岬みゆきが、その国への外交官となることを提案。
みゆきは次第に、生徒たちと解けこんでいき・・・
爆発が起きた場所へと爆発物の残骸を探しに、協力する生徒数十名と行動する。
そして、五十嵐のしかけた爆発物とは・・・・
今の日本は、「平等、平等」となりすぎていて
妙な歪みが生じてきていることを、気がつきはじめることへのメッセージ。
社会的問題となった高校の履修問題や、イジメ問題。
いろんな事がテーマになってるこの小説。
なにより、自分は自分で未来を切り拓いていくことへの大切さを教えてくれる小説だった。
また別の「千里眼」を読めて、とても楽しかった!
Posted by ブクログ
主人公の岬美由紀があまり前に出ていない作品。
前半は岬のアクションが目立つが、
後半はほとんどが独立国家となった高校が舞台で、
主な視点や描写はその高校内の生徒になっている。
元自衛隊員の心理カウンセラーである岬が
自衛隊の所有物である戦闘機やらヘリやらを乗り回すのは
フィクション性が高いのだが、
物語のトリックが今回はそれを越えるくらい
あり得ないような気がした。
世界史Bの未履修問題や、自殺予告など
問題となっている時事的な情報は豊富に盛り込まれている。
トリックが現実的な可能性から逸脱してしまい過ぎている感は否めないが、
個人的に結構好きなタイプの話だったので満足。
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