榎田ユウリのレビュー一覧

  • 武士とジェントルマン

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    多様な違いがあり、受け止め方も多様である。

    現代に武士が生きているファンタジー設定かと思いきや、異なるものと出会ったときの周囲の同様や受け止め方、偏見などリアルと同じ物を感じた。

    入口は入りやすいが、読み終わったあと考えさせられる作品。

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    2024年07月06日
  • 猫とメガネ2 ボーイミーツガールがややこしい

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    ポーカーフェースの幾ツ谷さんの
    内面の葛藤がおもしろい

    今回も、シェアハウス蔦屋敷でのドタバタである

    国宝級に可愛い猫のむぎちゃや、オカメインコのぽっぽちゃん、そこへ近年よく耳にするスタートアップや、ジェンダー問題や、毒親問題などが絡まったカオスである

    手軽に読めて楽しめるところがいいね

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    2024年07月02日
  • ここで死神から残念なお知らせです。(新潮文庫nex)

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    すごく読みやすい文章で、あっという間に読み終えてしまいました。

    どストレートな正論を話す死神と、言い訳ばかりの いわゆる引きこもりニートの梶真琴。
    この2人ともキャラクターとして魅力的だと感じました。
    そして、死神の言葉には、自分自身も反省させられました…

    終わり方からして1巻完結なのかと思ったら、続編もあるみたい。ここからどう続いていくのか気になります!

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    2024年06月06日
  • この春、とうに死んでるあなたを探して

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    話が流れてくるまでの前置きが長かったー。流れ始めたらすんなり読めた。
    あまり本読まない人でもサラッと読めそう。キャラもしっかりしてたし楽しく読めた。

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    2024年06月03日
  • ここで死神から残念なお知らせです。(新潮文庫nex)

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    死 ― 誰にでも訪れるが、誰もがその訪れを自覚して迎えるとは限らない。そして自分が死んだことに気づかないでいる者は、肉体が崩れ去るまでルーティンどおりの行動をとるという。
     そんな「生ける屍」状態の者を放置しておくと日常社会に支障を来たしてしまう。そこで登場するのが死神だ。

     死んだことを説明して納得させ、死を受け入れる契約書にサインさせる。そんな奇妙な営業活動を明るくこなす死神を描くオカルトファンタジー。
              ◇
     うたた寝から目覚めた俺はノロノロと起き上がった。そのまま洗面所に行き顔を洗う。今朝はなぜか水の冷たさをさほど感じない。まだ2月とは言え、どうやら今日は

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    2024年05月18日
  • 武士とジェントルマン

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    現代の東京にて 若き武士×英国ジェントルマン
    榎田さん、デビュー20周年記念作品
    単行本の装画は、萩尾望都さん
    文庫本の装画は、丹地陽子さん
    どちらも素敵
    萩尾さんが平成ぽくって、丹地さんが令和っぽいかも
    現代の武士と言っても、地域社会への貢献といった高度ボランティア活動的納得の設定
    ただし、主人公の武士くんは生粋の武士気質
    そこへ英国から金髪碧眼美貌のジェントルマンがやてきて同居生活が始まる
    設定に捻りがあるけれど、ストーリーは現在の社会問題を柔らかく描いています
    時折、武士語と英語を掛け合わせたようなハイソなギャグがひかります
    二人の優しさが溢れてます
    ラストはユウリさんらしく、ほんのりブ

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    2024年05月07日
  • 猫とメガネ2 ボーイミーツガールがややこしい

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    再読2回目。
    いや、楽しい。内容は楽しいだけじゃないのに、けっこう闇を抱えてたりするのに、読後感が良いのよ。

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    2024年08月19日
  • 妖奇庵夜話 千の波 万の波

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    ネタバレ

    【収録作品】千波万波一/濤声/千波万波二/河童/閑話種々 初回特典ペーパー掲載コミック集

    ファンサービスの巻。
    青目と伊織が二人で過ごした日々をそれぞれの視点で語ったもの、その日々を含めたコミック、そしてアルコール依存症の「河童」の妖人をめぐる話。

    脇坂くんが後輩を指導する立場になっていて、ワーカホリック気味なのはしんどくて、伊織に心配されるのももっとも。妖琦庵の時の流れが愛おしく感じられる。

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    2024年03月26日
  • 猫とメガネ 蔦屋敷の不可解な遺言

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    ネタバレ

    40歳。公認会計士。理性的。高圧的。
    全然良いところがない、はずなのにどうしてか嫌いになれない。たぶん、杏樹のことを一途にただ好きだったのが感じられたからだと思う。子供のまま大人になった不器用な人間。可哀想な人。
    最後に杏樹と対面するシーンが苦しくて仕方なかった。
    「好きという気持ちが曇ってしまった」というやるせなさに胸が痛くて、涙が止まらなかった。

    全体を通じてりっちゃんがようやく大人になろうとしていく姿が見られたけれど、遺言や貸金庫、神鳴の日記のあたりのストーリーもちゃんと面白くて好きだった。

    信じられないほど読みやすくするする入ってくる文章に驚き。

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    2024年01月30日
  • 猫とメガネ 蔦屋敷の不可解な遺言

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    離婚を突きつけられた公認会計士のメタルメガネの幾ツ谷と弁の立つ黒眼鏡の准教授神鳴,二人の丁々発止の言葉の掛け合いが面白い.

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    2023年12月24日
  • 妖奇庵夜話 千の波 万の波

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    前作「ラストシーン」後の伊織と青目、2人だけの日々がそれぞれの視点で描かれる。

    青目のしたことは許せることではないが憎み切れない、伊織を手に入れたと思っていたが、想像していたものと違ったという思い、二人の思いが波となっていく。

    「河童」でも海岸に佇む伊織の姿が描かれている。波の彼方に青目を思っていたのだろうか。

    中村明日子さんの漫画が半分以上を占めているのは微妙。小説としての読後感に浸りたかった。

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    2023年11月10日
  • 妖奇庵夜話 千の波 万の波

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    ネタバレ

    前作が最終巻だと思っていたから、またこうしてシリーズを手に取る事が出来て嬉しい。

    胸に突き刺さるような切なさも、軽快で微笑ましい会話たちも、読んでいてやっぱり好きだなと感じる。

    何より、登場人物一人一人が愛おしい。
    目は見えずとも、変わらぬ伊織の静かで凛とした佇まいが好きだ。

    これで終わりなの寂しい。
    漫画もほのぼのとしてて良いけど、ちと配分が多かった。
    最後はやっぱり読み物として、もっと沢山読みたかったな。

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    2023年10月15日
  • 夏の塩 魚住くんシリーズI

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    脇役含め、キャラがみんなとても魅力的。
    それなりの描写は多少あるけど、さくさく読みやすいBLという感じ。BLだからといって構えず、いろんな人に読んでほしい。

    ただ、文章の視点がちょくちょく変わるのはいいとして、途中でごちゃまぜになるのはちょっと……。

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    2023年10月09日
  • 妖奇庵夜話 顔のない鵺

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    伊織に回りに巻き起こる不可思議な事件。
    裏で糸をつく鵺の存在。
    一気にストーリーが加速しだした。

    青目以上に不気味な鵺。
    なぜ伊織の母・タリは彼と結ばれたのか?
    青目の母とは?
    もしかしたら、他にも異母兄弟がいるのか?

    とりあえず次巻を読まなくては。

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    2023年10月02日
  • 妖奇庵夜話 千の波 万の波

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    目を失ったその後の洗足伊織。また見えない世界での日常が戻ってくるまでの様子が描かれ、ほっとしています。
    中村明日美子の漫画も嬉しい。

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    2023年10月01日
  • 妖奇庵夜話 誰が麒麟を鳴かせるか

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    ラストに出てきた「鵺」という存在。
    青目もまた愛されたと信じ、洗脳されていったのだろうか。

    くるみちゃんの凝り固まった心を開かせていく脇坂も良い。このまま二人がまとまるより、実は常盤とまとまって、脇坂が悔しがるって方が楽しそう(笑)

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    2023年09月26日
  • プラスチックとふたつのキス 魚住くんシリーズII

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    ネタバレ

    すぐさま2巻を読む。
    シフォンケーキの章がとても良い。
    自分の誕生日がはっきり分からないなんて悲しい部分もあるけれど、「みんなでシフォンケーキを食べるのがなんかいい」と思った魚住に嬉しくなった。

    久留米と魚住の距離感をもどかしく思うけれど、もっとモダモダしていてほしい…!とも思ったり。

    魚住はまだまだ暗い過去を抱えているんだろうな。この先どうなるんだろう。
    早く続きを読みたい。

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    2023年09月24日
  • 夏の塩 魚住くんシリーズI

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    ネタバレ

    Twitterでおすすめしていただいたシリーズ。
    ずっと読みたくて、でもなかなか本屋さんで見つからなくて、ようやく本棚にお迎えできた!すぐさま読み始める。

    淡々とした日常やキャラクター達のやり取りの中で突然、思わず絶句してしまうような爆弾が投下される。
    魚住くんがあまりにも不幸過ぎて哀しい。
    まだまだ不穏な予感が見え隠れしているし、この先の展開が気になって、すぐに残りの巻も一気に購入した。

    今のところマリちゃんがお気に入りのキャラクター。

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    2023年09月22日
  • 妖奇庵夜話 花闇の来訪者

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    今回は青目が絡んでいるだろう事件としては緩い。
    その理由もまた伊織に対する執着からなのだが。
    青目との絡みが続き、伊織も心が揺さぶられていく。
    なぜ青目がこうも伊織に執着するのか、ラストに綴られている10代の頃の青目に起こったことが絡んでくるのだろろうか。

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    2023年09月19日
  • 夏の塩 魚住くんシリーズI

    匿名

    購入済み

    不思議な人って魅力的に見える
    その人が好きになった相手が同性
    2人は人として惹かれあってしまったのかな?
    今後の関係が気になります。

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    2023年09月16日