榎田ユウリのレビュー一覧
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自分は<件>だと名乗る占い師達。
彼らが果たして妖人なのか語りなのかを判別するため
妖琦庵の主と出かける事に。
大量に食べる女性は単なるきっかけの女性。
かと思ったら、わりと要所要所に。
占いですから、それに関係する人がいる、という事と
何者なのか、という事。
確かに、自分を知ると確実にすっきりする状態です。
自分は特別、と思う時期ではありますが
思い込みとはすばらしいものです。
むしろ相手が自分に合わせるのが当然、な姿が
ものすごく分かりやすくて良いです。
面白かったのは、初めてのお友達訪問。
保護者連、面白いまでに右往左往。
想像するだけでも楽しかったですw
しかしこれ…確かに自分が -
Posted by ブクログ
味覚など、普段生活していてもあまり意識しないだろう。当たり前にそこに存在しているものだからだ。では、味覚がなくなったら、どうだろう。何を食べても味がしない、食感が感じられる程度で、腐っていようが不味かろうが食べ続ける……。果たしてそれは、100%生きている状態と言えるのだろうか。
主人公の魚住真澄が味覚を失ったところから、物語ははじまる。彼の繊細で不安定な心は、この世界がもたらす強く、ときに不条理な刺激に耐えられない。鈍くあろう、鈍くあろうとするうち、心が半分死にかけ、味覚障害になってしまったのだ。
味覚を失うというのは、壮大な暗喩である。生と味覚は直結している。彼が味覚を回復するためには、生 -
Posted by ブクログ
シリーズ1、と表記してあるだけあって序章の話だなと思った。
これから久留米と魚住の関係がどうなるのか続きが気になる。
マリさんや響子さん、濱田さん等脇を固める登場人物たちがみんなすてきだったのが印象的。
恋に気付かない魚住と恋という自覚から逃げている久留米。こういうBL好きだな~!
そして、一般レーベルで完全なBLを出版しようと思った角川はすごいなと思いました。
帯にはBLって書いてあるけど…これ、BL苦手な人が読んだらどう思うかな。多少だけどR指定も入るし少し不安になった。
完結するころにはBLだとか気にならなくなるくらい素敵な作品に仕上がるんだろうなと思いながら続きを待機します。 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ外伝の短編集。って、雑誌で掲載順に読んでる人には違和感少ないのかもしれないが、文庫でいきなり読む人は「…えっこれ時系列どこ;?」って一瞬悩む;
桜嵐が泣くシーンが可愛かったけど、鶏冠の女装がパターン化してきたんで星3つ。いや個人的には曹鉄がどっちとくっつこうが構わなかったんだけど、よく考えたら曹鉄が王子でいる間は桜嵐とは異母兄妹なわけだから、くっつきようがないよね…そして鶏冠は神官だから恋愛禁止なわけで。曹鉄は将来どーなるんだ? 将来的に王子じゃないことがわかって、桜嵐とくっつけるのかな。でも今、王子様扱いされてるのに将来そうじゃなくなるのもなんだか気の毒だし、武官にするのも話がややこしくな