榎田ユウリのレビュー一覧
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ネタバレ慧眼児の噂と共に出現する偽物。
審議の場を設けた場所に現れた、人の心を読む少年・羽汀。
宮中でどちらが本物か天青と競うことに。
くだらない力比べに引っ張り出されたら慧眼もそりゃ気を悪くするよね。
神聖な存在のはずなのに、その力を見ているはずなのに、どうにも扱いが軽いような気がする。
羽汀にも何やら見える力はあるが、慧眼児の特徴である第3の目はない。
しかし天青を保護する王子の敵対勢力により慧眼児とされ天青は追放に。
そして両親の死の真相を探ろうとした曹鉄が罠にはまる。
曹鉄は自分の過去をあの人には話していたよね。てことは黒幕は彼女なのかな。 -
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ネタバレ天青は書生たちにも溶け込んで学生を満喫。
というか周りが感化されて腕白小僧だらけになっている。
常に感情を表にださず神官らしい佇まいだった鶏冠も感化されて完全におかん。
そんな不自由のない暮らしに慣れた天青は、水不足の深刻さをわかっていなかった。
一番最下層の者たちが住む場所で見た現実。
天青の伸びやかな成長が可愛らしく、実は感情豊かで情が深い鶏冠と、頼り甲斐のある曹鉄とのやり取りも良い。
彼らを包囲するように悪意が忍び寄ってくるようで不穏。
ところで蝶衣麗人は第一側室らしい。
麗人のままなので妃の称号に身分はあっても位ではないのだな。 -
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ネタバレ天青学校に入るの巻。
しかし慧眼児である天青を恐れて遠巻きにしたりすり寄ってゴマをするならいざ知らず、いじめるというのはみんな度胸があるな。
その場にいなくとも大神官を選びなおすことになった経緯は貴族なら知っているだろうに。
慧眼児の力を使わなくとも天青が「神官に相応しくない」と言ってしまったら将来がなくなるとは思わないんだろうか。しかも王と王子の後押しがあるのに。
伝説の、と言われていた通り慧眼児が本当にいるとは信じていないので軽視しているらしいが。
学舎の師範でもある鶏冠は、親し気にすると特別扱いしていると思われるため殊更厳しく接する。でも心配性で口うるさい。鶏冠がおかんみたいになってきた -
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漫画家志望の引きこもりニート、梶は行きつけの喫茶店で老婦人と男との奇妙な会話を耳にする。保険の契約かと思ったそのやり取りは死んだ事に気づかない婦人とその立場を納得させる死神との会話だった。死神に気付かれ梶は半ば強引に死神、余見の納得業を手伝う羽目になる。美形で軽〜い余見だか発言や行動は死神視点で容赦ない。駄目人間な梶の振り回されっぷりがご愁傷様と上から目線で読んでいたけどお約束の展開に入ってからは何故か色々染みてきた。明日が来る事を当たり前だと胡座をかかずに日々より良く生きていこうと思った。ただラストがやや蛇足かなぁ。少し前で畳んだ方が好みかも。
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ネタバレ
聖なる白虎の伝説が残る麗虎国。
美貌の若き宮廷神官・鶏冠は、王命を受けて、次の大神官を決めるために必要な「慧眼児」を探して山奥の村を訪れた。
「慧眼(えげん)児」は、 人の心の善悪を見抜く力があるという。
ところが慧眼児と聞いていた天青は山猿のような野生児で。
真偽を疑いつつ、天青と、彼を守る屈強な青年・曹鉄と共に鶏冠は王都を目指すが、度々命を狙われることに。
無事に王都に戻れるのか?
天青は慧眼の力を宿しているのか?
苦労の末、神官となった鶏冠の過去
孤児、天青のルーツ
武官の父を持つ、曹鉄の秘密
まだまだ顔合わせな今回。
喜怒哀楽を隠す訓練を受けてる鶏冠が、いつの間にか心の動きがダ -
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ネタバレ猫背で覇気のない外見、子どもの頃には「死神」とあだ名されたこともある梶。
仕事もせず、ぼんやりと行きつけの喫茶店に出向くと、保険外交員風の男が老婦人に契約書のサインを求めている光景を目にする。
男は、死んだことに気づかぬ人間を説得する「死神」だという。
最期を迎えた人々を説得してあの世へ送る、対人スキルの低い梶は、強引に死神業の手伝いに駆り出され、自分の弱さと向き合うハメに。
元看護師で、自分の状況を冷静に判断しつつ、まだ逝けない老女。
交通事故にあって、あちこち不自由になっても明日の結婚式に出ようと奮闘する男性。
梶自身の家族関係、隣人の不穏な様子、じっとりと不幸な種があちこちにあって、グ -
ネタバレ 購入済み
クロの代わりに和尚吉三を演じた阿久津。外郎売対決も無事終わって、いよいよ本番。霧湖はじめ皆いい子たちばかりで、展開は予想できすぎるくらいだけど、その分逆に歌舞伎シーンをじっくり楽しめる。
生真面目な蛯原くんもそのうち仲間になるのかな?それとまだ決まってない阿久津の屋号、この辺で彼の秘密も分かりそう。んー気になる。全くどうでもいいけど、ごんぎつねを撃った赤鬼の魔法が解けた後が知りたい。 -
ネタバレ 購入済み
高校生が、というか素人が歌舞伎を一からやるなんて難しいわなぁと思ったら、キャラが皆ハイスペックだった(笑)でもそんなことは関係なくて、それぞれの特技を生かして自分たちの歌舞伎を作っていく、それを同世代の子たちに観てもらうなんて、考えただけでわくわくしてくる。
歌舞伎の何が面白いのっていうのは私もよく聞かれるけど、まさに「知らざぁ言って聞かせやしょう!」だ。理屈抜きにかっこいいんだ、これが。
まずは無事同好会設立で、迎えた初公演、三人吉三。意外と早く助っ人が登場して、前のめりになったとこで続きは次巻。