榎田ユウリのレビュー一覧

  • 妖奇庵夜話 人魚を喰らう者

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    シリーズ三作目。今回は《人魚》の話。
    犯人の犯行に及んだ動機に、やるせない気持ちでいっぱいになる。
    巻末で明かされた洗足と青目の関係には驚愕した。

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    2021年09月22日
  • 妖奇庵夜話 空蝉の少年

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    シリーズ二作目。今回は《件》の話。
    マメが可愛い。そして、ある重要な人物に関わってくる。マメが事件の解決に一役買った、と言っても過言ではない。
    最後は不穏な空気が漂っている。これからますます青目の邪悪さが、エスカレートしていくのだろうなぁ。

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    2021年09月19日
  • 妖奇庵夜話 その探偵、人にあらず

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    「女同士の友情って、いいなーと思う反面、たまに怖くなるんですよね。」

    妖怪のDNAが発見されて以来、それを持つ者は『妖人』と呼ばれ、人間と区別されるようになった。
    そんな中、女子大生殺人事件が起こり、世間では《油取り》という妖人が犯人なのではないか、という憶測が飛び交う。
    本当に怖いのは妖人か、それとも人間か。
    ニ人の刑事と妖人である洗足伊織が、事件の解決に挑む、妖怪探偵小説。

    人間の心の闇が感じられる話だった。
    《座敷童》がかわいそう。

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    2021年09月16日
  • 宮廷神官物語 一(角川文庫版)

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    辛辣なことを言うと、よくあるパターンなので最後まで展開がわかります。
    驚きは特にないです。ただ水戸黄門的な楽しみ方です。
    黒幕も正体も着地点もわかってしまうけど、このパターン好きなんだよね、って感じです。
    個人的に、「麗人、やんちゃな少年(ひねくれた少年)、腕の立つ人」というセットで麗人に興味を持つことは少ないのですが、鶏冠はいい具合に情けないところもあって、このセットの中で珍しく一番興味を持ちました。
    次巻に期待です。

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    2021年09月14日
  • 宮廷神官物語 十一(角川文庫版)

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    ネタバレ

    鶏冠を巡る争い、ついに決着。
    真面目に王子をやっていたのに巻き込まれ苦難の旅までする羽目になった藍晶が一番不憫な気がする。
    苑遊の拗らせ方がすごかった。彼は風のように生きていってほしい。
    終章はそれから数年後。天青の学友たちのその後も気になるが、櫻嵐の子の父も気になる。
    もうちょっと余韻が欲しいけれど、元のビーンズ文庫版はここで終わったらしいので続編が出てくれてよかった。

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    2021年07月18日
  • 宮廷神官物語 十(角川文庫版)

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    ネタバレ

    藍晶王子が世継ぎに決まり、いよいよ大神官選定へ。
    そういやそのための慧眼児探しからこの物語は始まったんだったな。
    苑遊がますます化物じみてきた。
    死んだと思っていた鶏冠の弟である葉寧を取り込む。
    葉寧と天青も邂逅する。
    ずっと待っていた迎えが来なくて諦めるのはしんどいし歪んでしまうよね。
    そしてなんだかんだで今回も鶏冠は女装する。
    因みにハクの名前を天青がつけたとあったが、考えたのは鶏冠では? 天青が決めたから間違いではないのかもしれないが。

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    2021年07月18日
  • 宮廷神官物語 九(角川文庫版)

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    ネタバレ

    クライマックス直前の番外短編集。
    天青と学友たちのわちゃわちゃと、紀希や御膳女官の明民が主人公の話など。
    神官書生やんちゃ4人組の、それぞれのキャラが確立されたチームワークが微笑ましい。
    偵雀は将来有能な役人になるのではないだろうか。
    ただ、櫻嵐の母が最初の正妃や、 藍晶に対して妹姫という表記があったのが気になる。次の版では修正されているのかな。
    因みにケナリはレンギョウだそう。

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    2021年07月18日
  • 宮廷神官物語 八(角川文庫版)

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    ネタバレ

    麗虎国の王位争いもついに決着!?
    なりふり構わなくなってきた賢母が、妄執に取りつかれた老害に見えてきてしまったのが残念。
    曹鉄が出てこなかったらどうしたんだろう。
    苑遊はさして大きな動機があるわけでもないんだろうか。サイコパス?
    全体的にBL風味が強くなってきたような…。
    何はともあれ曹鉄が戻ってきてくれてよかった。
    やはり仲間割れは読んでいてしんどい。
    天青とハクが癒し。
    あんなにハクが懐いているのに、たくさんの人たちに顕現している姿を見られているのに、女官たちには慧眼児だとバレていないのがすごい。

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    2021年06月30日
  • 宮廷神官物語 七(角川文庫版)

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    ネタバレ

    今までは一丸となって敵に立ち向かっていたのに、仲間割れをさせられどんどん罠に嵌っていくのが辛い。
    操られている様をみているのもしんどい。
    賢母、身分にこだわりがあるのなら、最初の正妃は認められたんだろうか。
    ましてやその子を王位につけようとするのは理屈はわかるが釈然としない。
    賢母も操られているというか、誘導されているんだろうな。

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    2021年06月26日
  • 宮廷神官物語 六(角川文庫版)

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    ネタバレ

    世継の証となる宝剣の代わりとなる徴を求めて、聖域の孤島を目指す藍晶王子一行。
    久々の冒険譚で楽しかったが、付きまとうのは激しい後継ぎ争いに伴う危険。
    この巻の前に7巻の裏表紙のあらすじを読んでしまい、ネタバレをくらってしまった。
    曹鉄と櫻嵐はお似合いだと思っていたんだがな。
    立場が変わり離れていくのは淋しい。
    果たしてこの後どうなるのか。

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    2021年06月19日
  • 宮廷神官物語 五(角川文庫版)

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    ネタバレ

    今までの表紙の人物はキャラクター紹介で絵入りになった。今回の表紙は櫻嵐だったのか。
    天青、故郷に戻り慧眼児の力を鍛える。
    しかし都では藍晶王子に側室毒殺疑惑がかけられ窮地に陥る。
    藍晶王子の母は正妃なのに存在感が薄い。
    側室を抑えられないようだし、後ろ盾を失ってしまったのか。
    敵方に捕らわれている偽の慧眼児である羽汀の見聞に天青は間に合うのか。
    それにしても天青本当にいい子だな。

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    2021年06月19日
  • 宮廷神官物語 四(角川文庫版)

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    ネタバレ

    慧眼児の噂と共に出現する偽物。
    審議の場を設けた場所に現れた、人の心を読む少年・羽汀。
    宮中でどちらが本物か天青と競うことに。
    くだらない力比べに引っ張り出されたら慧眼もそりゃ気を悪くするよね。
    神聖な存在のはずなのに、その力を見ているはずなのに、どうにも扱いが軽いような気がする。
    羽汀にも何やら見える力はあるが、慧眼児の特徴である第3の目はない。
    しかし天青を保護する王子の敵対勢力により慧眼児とされ天青は追放に。
    そして両親の死の真相を探ろうとした曹鉄が罠にはまる。
    曹鉄は自分の過去をあの人には話していたよね。てことは黒幕は彼女なのかな。

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    2021年06月19日
  • 宮廷神官物語 三(角川文庫版)

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    ネタバレ

    天青は書生たちにも溶け込んで学生を満喫。
    というか周りが感化されて腕白小僧だらけになっている。
    常に感情を表にださず神官らしい佇まいだった鶏冠も感化されて完全におかん。
    そんな不自由のない暮らしに慣れた天青は、水不足の深刻さをわかっていなかった。
    一番最下層の者たちが住む場所で見た現実。
    天青の伸びやかな成長が可愛らしく、実は感情豊かで情が深い鶏冠と、頼り甲斐のある曹鉄とのやり取りも良い。
    彼らを包囲するように悪意が忍び寄ってくるようで不穏。
    ところで蝶衣麗人は第一側室らしい。
    麗人のままなので妃の称号に身分はあっても位ではないのだな。

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    2021年06月19日
  • 宮廷神官物語 二(角川文庫版)

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    ネタバレ

    天青学校に入るの巻。
    しかし慧眼児である天青を恐れて遠巻きにしたりすり寄ってゴマをするならいざ知らず、いじめるというのはみんな度胸があるな。
    その場にいなくとも大神官を選びなおすことになった経緯は貴族なら知っているだろうに。
    慧眼児の力を使わなくとも天青が「神官に相応しくない」と言ってしまったら将来がなくなるとは思わないんだろうか。しかも王と王子の後押しがあるのに。
    伝説の、と言われていた通り慧眼児が本当にいるとは信じていないので軽視しているらしいが。
    学舎の師範でもある鶏冠は、親し気にすると特別扱いしていると思われるため殊更厳しく接する。でも心配性で口うるさい。鶏冠がおかんみたいになってきた

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    2021年06月19日
  • 宮廷神官物語 六(角川文庫版)

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    ネタバレ

    ええええ…な展開。いやまぁあの剣が大事なアレなんだろうとは思ってたけど、切り札になるのかと思いきや切り札にされちゃうとは…。

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    2021年05月24日
  • 宮廷神官物語 十二(角川文庫版)

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    続編というか、ファンへのオマケ巻といった風合いの一編。
    悪役は悪役らしく愚かで狡猾、主人公たちは清廉で平等、というお約束な感じで読みやすい。
    実際、全てのヒトが平等であれ、というのは現代だからこその発想だと思うのだけれど、まあその時代に生きてないから真相はわからない。だけどこういう優しい物語も時にはよい。

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    2021年05月22日
  • ここで死神から残念なお知らせです。(新潮文庫nex)

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    漫画家志望の引きこもりニート、梶は行きつけの喫茶店で老婦人と男との奇妙な会話を耳にする。保険の契約かと思ったそのやり取りは死んだ事に気づかない婦人とその立場を納得させる死神との会話だった。死神に気付かれ梶は半ば強引に死神、余見の納得業を手伝う羽目になる。美形で軽〜い余見だか発言や行動は死神視点で容赦ない。駄目人間な梶の振り回されっぷりがご愁傷様と上から目線で読んでいたけどお約束の展開に入ってからは何故か色々染みてきた。明日が来る事を当たり前だと胡座をかかずに日々より良く生きていこうと思った。ただラストがやや蛇足かなぁ。少し前で畳んだ方が好みかも。

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    2021年05月02日
  • 宮廷神官物語 一(角川文庫版)

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    ネタバレ


    聖なる白虎の伝説が残る麗虎国。
    美貌の若き宮廷神官・鶏冠は、王命を受けて、次の大神官を決めるために必要な「慧眼児」を探して山奥の村を訪れた。
    「慧眼(えげん)児」は、 人の心の善悪を見抜く力があるという。
    ところが慧眼児と聞いていた天青は山猿のような野生児で。
    真偽を疑いつつ、天青と、彼を守る屈強な青年・曹鉄と共に鶏冠は王都を目指すが、度々命を狙われることに。
    無事に王都に戻れるのか?
    天青は慧眼の力を宿しているのか?

    苦労の末、神官となった鶏冠の過去
    孤児、天青のルーツ
    武官の父を持つ、曹鉄の秘密
    まだまだ顔合わせな今回。
    喜怒哀楽を隠す訓練を受けてる鶏冠が、いつの間にか心の動きがダ

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    2021年04月13日
  • 宮廷神官物語 十二(角川文庫版)

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    思い描いてたものと違ったけど、これはこれで楽しめた。
    でも、ここまでくると、ちょっと出来過ぎな感じもあるな…

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    2021年03月27日
  • ここで死神から残念なお知らせです。(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    猫背で覇気のない外見、子どもの頃には「死神」とあだ名されたこともある梶。
    仕事もせず、ぼんやりと行きつけの喫茶店に出向くと、保険外交員風の男が老婦人に契約書のサインを求めている光景を目にする。
    男は、死んだことに気づかぬ人間を説得する「死神」だという。
    最期を迎えた人々を説得してあの世へ送る、対人スキルの低い梶は、強引に死神業の手伝いに駆り出され、自分の弱さと向き合うハメに。

    元看護師で、自分の状況を冷静に判断しつつ、まだ逝けない老女。
    交通事故にあって、あちこち不自由になっても明日の結婚式に出ようと奮闘する男性。
    梶自身の家族関係、隣人の不穏な様子、じっとりと不幸な種があちこちにあって、グ

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    2021年03月21日