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Posted by ブクログ 2023年07月12日
この結末以外はありえない、というくらい最高の物語の仕舞いかた。
表題の「ラストシーン」といい、それまでの物語の繋がり方、全てが計算し尽くされているかのように、綺麗にピースにはまるさまには心が震えた。
とてつもなく、家族愛について考えさせられる物語だった。
血よりも固い絆、血による濃い想い。
私自身も...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年09月10日
シリーズ9作目。前作で脇坂さんと夷さんが負傷し、緊迫した状況のまま始まった今作。
2人とも命に別状はないものの、重苦しい雰囲気が漂うなか、鵺から伊織にある“ゲーム”が持ち掛けられる。
シリーズ開始から10年余りでついに完結。
兄伊織に執着する青目が、兄の気を引きたいがために事件を引き起こす、という...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年08月27日
終わってしまった!
なんて壮絶な物語だったのだろう。
読んでいて結構痛いし、グロい部分もあるんだけど伊織の柔らかいはんなりとした口調と、脇坂のキャラのおかけで、それを感じさせない。
登場人物がみな、それぞれ魅力を持っていて何度も読んでも飽きない。
あれだけ恐ろしい青目でさえ、鵺と比べると可愛く思える...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年10月05日
何人もの人を殺害してきた青目が何よりも欲していた人。
既巻に散りばめられていた幼い頃の思い出が集約され、全てが1つの流れとなっていく。
青目を切り捨てられない伊織、その伊織を守ろうとする人々。
青目の生い立ちに関しても、母の子供を守りたいという思いが強すぎたあまりなのかと、納得。
タイトルの「ラス...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年03月08日
ズルい。
本編ラスト作を読んで真っ先に思う。
何がって、青目が。
散々好き勝手やって、沢山の人を傷つけて、極悪そのものだったのに。
後半からは同情誘うような身の上話展開させられたらさ。
究極の駄々っ子ブラコンめ。
諸悪の根源は父親なんだが。
伊織の最後の選択はらしいなと。
亡くなった人を忘れな...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年03月06日
ラストシーンの意味。
ずっと青目と洗足の決着だと思っていた。何なら青目の死に際だと思って、そのつもりで読み進めていた。
けれど決着は決着でも、決着のさらに向こう側だった。
そういう意味か。
洗足が最後に見るもの。今生で、目に焼きつける最後のもの。そういう意味なのか。はぁ…エモい。
初回封入特典のリー...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年06月26日
鵺、青目どっちの死に方も納得。
青目は望む形での最期だったから幸せだったのでしょうか。
青目の死体が見つからなかったということは生きてるのかも、そのうちなにかヒントがくるかも、生きてるような気もするし…どうなんでしょうか。
青目に心を寄せる時がくるとは思いませんでした。
愛に飢えてた、兄が大好きだ...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年03月05日
雰囲気としては徹頭徹尾まるごとエピローグのような、推理小説の解答編だけを読んでいるような雰囲気だった。
そんななか、鵺への決定的な一撃を洗足に担わせず"警察官"脇坂の手によって決着をつけられたというのは、考えてもみれば平家物語に於ける源頼政による鵺退治に準えられているのだろうな、...続きを読む
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